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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
2011年8月

アダルトチルドレンへの処方箋~創造価値

低すぎる自己認識、自己評価を招いている歪んだ世界観を修正、改善するために

有効な示唆を与えてくれる実存分析の「三つの価値の領域」を今回から説明して

参りましょう。

 

 

今回は、「創造価値」です。

これは、何かを行うことによって、つまり活動し創造することによって実現される

価値のことです。

自分独自の“はたらき”と考えたらよいでしょう。

 

 

私たちは、誰しもユニーク(独自)な存在です。

誰一人同じ人間はいません。

ですから、出来ること、役割が皆違うのです。

また、創りあげられるものも、皆違うのです。

 

 

でも、自分は自分ならではと言えるほどのことも出来ないし、ましてや何かを創る

ことなどできないと思っておられるかもしれませんね。

いえ、できるのです。

必ず。

 

 

なぜかと言うと、先ほど言ったように、皆最初から違う存在だからです。

感じるものが違います。

感じ取れるものが違うのです。

見えるもの、聞こえるものが違いますね。

自分が感じ取れたものにしたがって、考え、行動すれば、必ず独自のはたらきが

できるし、感じたものから創造力を発揮すれば、自分らしいものを創れます。

また、創造力とは言っても、全くゼロから何かを創りあげなきゃいけないわけでは

ありません。

 

 

創造力というのは、視点を創りだす力、新しい視点から解釈する力です。

既存のものを新たな視点から観察し、組み合わせ、創りあげていくことです

ですから、視点を変えれば色々な気づき、発見があります。

そもそもこの視点が皆違い、それぞれ独自なんです

だから、誰でも創造できるんです。

 

 

創造価値」を自覚できるためのポイントは、自分がいる環境与えられている条件

が何かを細かく見ていくということです。

 

 

先ず、自分の両親は、どういう親であるか。

周囲にどういう人たちが多かったか。

家族を含め、縁が深い、親密な関わりをもっている人たちは、どういう人たちか。

何を見聞きすることが多かったか。

何をする機会が多かったか。

健康か、不健康か。

恵まれることが多かったか、不足していることが多かったか。

 

 

これらのことから、なぜそういったことが“必要”だったかを考えてみるのです。

そう、人生から、これらのことが必要だったからこそ、与えられたという前提で、

考えてみてください

自分だからこそ創造できるものに、気づくために必要だったという風に解釈するの

です。

これは、使命感にもつながります。

自分にだけしか見えていないから、自分しか創れないし、自分にその使命がある

んです

 

 

例えば、両親からの言葉の暴力をあびて育ったとしたら。

有能なトラウマケアのカウンセラーの仕事ができる可能性が高いです。

痛みが分かるからです。

クライアントに共感できます。

もちろん、トラウマを克服する方法を学び、自分自身でためし、自分が先ず助から

なければなりません。

その過程で、自分のアイデアを創造し、それを人に役立てればいいんです。

自分が経験、体験したこと。

関心がわいたこと。

すべてあなたならではのものばかりです。

 

 

天は事実をもって示す」という言葉もありますが、私たちは、人生から問われて

います

自分ならではの創造性に気づかされるために、現状が事実としてあります

ですから、この現実の事実が、私たちに「何を気づけ」と言っているのかに、最大

の関心を向けてみてください。

そこに、創造価値があるのです。

 

 

 

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アダルトチルドレンへの処方箋~怯えの本源

挑戦することや変化することへの過度な怯えがないでしょうか?

こういった怯えは、その結果として自身が傷つくことへの怯えであることが多い

ようです。

 

 

どうして、ここまで過度に怯えてしまうのでしょうか。

怯えは、何ものかを危険と評価した時に感じます。

と言う事は、“危険”と判断する基準がすこぶる低いのでしょう。

 

 

2mぐらいの高さでも、高所恐怖症の人であれば、恐怖心を伴うかもしれません。

つまり、危険の度合いは人によってさまざまだということです。

 

 

では、その危険度の基準に影響するものは何でしょうか?

それは、自己認識自己評価です。

 

 

あなたの身長が2mで筋骨隆々で、武道の心得があれば、1m50ぐらいの相手

を前にした時、恐怖心が出るでしょうか?

これが逆の場合は、「喧嘩をしたら負けてしまう」と恐れをなしてしまうでしょう。

自分の方が、そのことにおいて相手より優れている場合は、緊張することもあり

ません。

ですが、相手の方がはるかに勝っていれば、その場から逃げ出したくなります。

 

 

このように、対象に対しての評価は、相対的だということです。

自己認識、自己評価が高ければ、自己を凌駕するほどの危険を感じなくてすむ

わけですから、怯えは出てきません。

であれば、傷つくことへの過度の怯えを無くそうと思えば、自己認識、自己評価を

高くしていけばいいわけです

 

 

低すぎる自己認識、自己評価は、歪んだ世界観からきていますので、その出所を

探っていき、修正、改善する必要があります。

その上で、新たな世界観からの適切な自己認識、自己評価をもつことが求めら

れるのです。

 

 

そのための分かりやすい指標を示してくれるものに、フランクルの実存分析

ある「三つの価値の領域」説があります。

創造価値

体験価値

態度価値

の三つです。

これは非常に有益な示唆を与えてくれます。

次回から、ひとつひとつ説明してまいりましょう。

 

 

 

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