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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
ひきこもり: 2010年5月

住めば都

慣れというものは怖いものです。

それがどんなに不快であっても、一旦慣れてしまうと、そうでないほうが居心地が

悪くなる。

腰が落ち着かないと言うのでしょうか。



否定されて育ってくると、褒められたりしても、かえって違和感を感じてしまう。

不慣れなのです。

自分らしくないような気がして、避けてしまいます。



刷り込みは、育った環境と親からの繰り返された暗示によって、染み付いていま

す。

環境からの影響も大変大きなものです。

静かな環境で育った子、騒々しい環境で育った子では、自ずと気質が違います。

海辺で育った子、山に囲まれて育った子。それも違います。

たくさんの兄弟の中で育った子、一人っ子でも違います。

その環境は、自分にとって通常であり、あたりまえの世界です。

そこで生きていくことに慣れています。



でも、通常正常とは限りません。

逆に例外が異常とも限らないのです。



わが家の中のあたりまえは、正常とは限らず、時に誤った価値観をもたせてし

まいます

しかし、その誤りを正常と思い込むことで、生き辛さを感じてしまうのです。

また、わが家の中では異常なこととしてタブー視されていたことが、実は正常な

ことであったということも多いものです



刷り込まれたものは、意識下から、私たちの行動を左右します

何かを選び取る時、より好む、また、好まないにそれぞれ影響を与えています。



アルコール依存症やDVの父親をもつ娘が、結婚相手に同じような男性を嗅ぎ

わけ結婚するといったことは、よく聞かれることです。

もちろん、結婚する時には「父親のような男は絶対好きにならない」と誓ってい

るにもかかわらずです。



父親の臭い(体臭ではありません〈笑〉)に慣れているので、自然引かれてしまい、

母親の姿を見て育っているので、無意識に母親のふるまい、生き方をなぞって

しまっているのです。怖ろしきかなです。



異常が通常化されてしまうと、あたかもそれが正常とみなしてしまい、違和感無く

それを受け入れてしまいます。

生き辛さかどこから生じてしまっているのかが分からないでいるのは、あたりまえ

の中で刷り込まれたものによるものだからです



人は自己イメージ(認識)通りの種を蒔き、それを育てます。

ところが果実(結果)を収穫する時に「えっ、これメロンじゃないの?」と驚きます。

カボチャの種を蒔いているにもかかわらずです。



種苗の選別をもう一度見直してみてください





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ミュンヒハウゼン症候群

この病気をご存知だろうか?



病気を創作もしくは既に罹患している病気を殊更に重症であるように誇張し、病院

に通院・入院する。一つの病気の問題が解決、虚偽が見破られたり、小康状態に

陥ると更に新たな病気を作り出す。重篤な患者と見せかける為に自傷行為や検査

検体のすり替え、偽造工作と言ったものを繰り返し行うことがある。

ケガや病気という口実を利用して周囲の人間関係を操作することを目的にして

同情をかったり、懸命に病気と闘っている姿を誇示する。(ウィキペデイア)

傷害の対象が自分ではなく、わが子などの代理のものに向けられたものが代理

ミュンヒハウゼン症候群です。



人は、周囲から承認され、賞賛されることに渇望する生き物です。



病気や怪我をすると気弱になり、周囲の優しさが何ものにも変え難いほどの

甘美な心地よさを与えてくれます。

私も子どものころ病気をした時、母親の看病がうれしくて、いつまでも病気で

いたいと思ったりしたものです。



代理ミュンヒハウゼン症候群は、わが子の病気を懸命に看護し、周囲の人間

から献身的看護に対して賞賛される快感を手放せなくなるのです。

代理~の場合は、わが子を本当の病気にしてしまうことだってやってしまいます。

それほど、承認、賞賛は人を惑わせてしまう危険をはらんでいます。



自分を傷害の対象とするミュンヒハウゼン症候群に酷似しているのが、不登校、

ひきこもりです。

そしてその家庭で生じる親子間の「共依存」です。



子どもは、自主性を放棄し、親に身の回りの世話をやかせることで、愛されている

という実感を得ようとします

愛されることが、生きのびるために必要なのです。



また、親はわが子から頼られ、自分がいなければ生活すること自体ができない

ほどに自分を必要とされることで、自身の存在価値を確信したいのです。

まさに必要とされることを必要としているのです。



いずれも、世話をやかせる、世話をやくことでそれぞれをコントロールしようとしま

す。

周囲の人間関係を操作することを目的とする点で、ミュンヒハウゼン症候群と同じ

です。

承認の病と言えるでしょうか。

 

 

これらは全て、空虚感から生じる歪みです。

アイデンティティ(存在意義、価値)を保護する殻が破れ、中から自己が溢れ出し、

その隙間(空虚)を埋め合わせるために、執着依存が生じるのです。

人間のもろさかも知れません。




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