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HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ > アーカイブ > カウンセリング > 5ページ目

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
カウンセリング 5ページ目

トラウマとコンプレックス

成人してからの生き辛さに影響を与えるものが、過去のトラウマであることはよく

論じられるところですが、もちろん生き辛さを招くものはそれだけではありません。




その他にコンプレックスシャドーの影響といったものもあります。




コンプレックスについて最初にお話ししましょう。

コンプレックスとは、一般的に使われる場合「劣等感」という意味合いで使用され

ますが、ユング心理学でいうところのコンプレックスは、無意識の中の過度なこだ

わり思い込み誤った信念といったものを指すものです。




誰しも大なり小なり自分独自のこだわりをもっているかと思います。

ともすると、そのこだわりが自分らしさと勘違いしてしまっている向きもありますが、

生き辛さを招くような自分らしさであれば、とっとと捨てましょう。




こだわりの多くは、人生早期に家庭内(親から)で刷り込まれたものが少なくあり

ません

ある判断をする時に、どうしても決まってそうしてしまう事があるのです。




「おまえは3日と続かないなぁ」など言葉で刷り込まれたものもあれば、父親に

何でも判断を仰がなければならないし、口答えするものではないと状況から刷り

込まれた場合もあります。

親の期待に充分に応えられなかった場合の親の落胆ぶりが顕著ですと、ありの

ままでは愛してもらえない存在なんだと、自分の価値をおとしめてしまうことも

あります。




こういったことがあると、自分をどうしても肯定的に受け止められない、自虐的、

自滅的なこだわり、コンプレックスを抱えてしまいます

コンプレックスは、意識下から常に当人に影響を及ぼし、理性での制御もきかなく

なるのです




このコンプレックスを外していくためには、その出処を探り、誤りであったことを自覚

し、新たな自己像を構築していくことが必要です。




次回は、コンプレックスとも深く関連するシャドーについて述べてみましょう。




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痛みの処理

様ざまな体験を通して、人は感じながら生きています。

目にし、耳にしたことから、感動したり、笑ったり、悲しんだり、時には傷つけられる

こともあります。

感覚器官を備えている以上、それは自然なことです。



問題は、感じたものをどう処理していくかで、それが場合によっては、深い傷となり

ます。

さらには、傷の痛みにどう向き合うかによって、その後の生き方に大きく影響して

きます。



これまで(過去)の処理の仕方で、これから(将来)の可能性が変わるということ

です。ですから、この処理の仕方の工夫が必要です。



投資や経費は、収益という見返りがあるから了解できます。

挫折や喪失、疎外体験などの傷つきは、見識が深まり、人間的な幅が広がり、

度量が大きくなれば、大きな財産となります。

ですから、そうできるような工夫をしていくのです。



とかく、痛みは不快なものですから、感じること自体を抑えようとしてしまいがち

です。

また、怒りや恨みの感情は、道徳観といったことから自身の中で否定してしま

いがちです。



そういった感情の抑圧が意識下に沈殿し、衝動行為強迫行為につながります。

繰り返されるしくじりや、特定の対象(場面、行動など)への不安感、恐怖感が、

これらの感情の抑圧から起こります



感情を抑圧するのではなく、その感情をどう処理していくか。

感情は、欲求とリンクしています。



何に対して、なぜその感情が怒ったのか。

どのような欲求が刺激されたから起こったのか。

それらを読み取り、適正な対応をとっていく。



ある人物との間に怒りの感情が起こった時、その相手だからこそなのか、他の

人物でも同じなのか。

その相手から何を壊されたのか、奪われたのか。

自分が失いたくなかった、守ろうとしていたものは何だったのか。

こちらの意思を相手に伝える適正な手立ては。



これらを振り返り、さらにはなぜ自分に起こったのか。その意味を考えてみてくだ

さい。




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命とはたらき、宿命と運命

 アダルトチルドレンを考える時、親、そしてその家(系)との関わり合いが、避け

られぬ問題です。



生命は、空間に生ずるのではなく、ある家に生まれ落ちます。



人種や性別、裕福な家庭なのか貧乏な家庭なのか、何番目として生まれたのか、

どういう土地、生活環境なのか。



これらは、動かせない条件です。

これが宿命と言われるものです。

まさにそこ(〇〇家)へ宿る。



ここを嘆いても仕方のないことです。

ただし、お金持ちの家に生まれることはできなかったにしても、お金持ちになって

いくことは可能です。

これが運命です。

命を運んでいく。



アダルトチルドレンは、親から与えられた悪影響により、生き辛さを感じながら

生きています。

そのことにより、親への怒りをコントロールできずに、もがいているACの方も多い

でしょう。



こう考えてみては如何でしょうか?

親から与えられたものとして、生命があります。

この生命をどう運ぶか、働かせるかは、自分次第です。



「思うように働かせることも親の影響でできなくなっている」と返ってきそうですが、

そうでしょうか?

人生の初発の条件設定を解除し、訂正すればいいんです。



人生の初発の条件設定とは?

あなたは期待に応えられなかった子どもだから、愛されず、誰からも必要とされ

ない人間です

という前提です。



罪悪感や恥辱感を抱きながら、自分を否定して生きていくように条件づけられて

います

そして誤ったアイデンティティ(存在の意味)を信じ込まされています。

そのアイデンティティの根拠を手放せずにいます。



「失敗ばかりで、結果を出せなかった」

「期待を裏切ってばかりだった」

「心配や迷惑のかけ通しだった」

「困らせ、恥をかかせてばかり」

等など。



そもそもの条件設定、前提が誤っているばかりに、偽りのアイデンティティを信じ

込み、その根拠をかき集めていたのです。



条件設定を訂正しましょう。

私は、他でもない私ならではの価値を有している、ありのままを許された、

かけがえのない必要とされる存在だ



この前提に立って、真のアイデンティティ(存在意義)を構築していくための、命の

はたらかせ方を工夫していくことで、立命していきましょう。

生命はエネルギーです。

エネルギーをどう活かすかは、主体者である自分です。




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自分が自分の創造主

自分を考える」の記事に投稿してくださった“いちゃもん”さんの言葉に

自分も自分の創造主」とありました。

まさにその通りだと思います。



私の好きな釈尊の言葉に下記のようなものがあります。

おのれこそ おのれのよるべ おのれを措きて 誰によるべぞ

よくととのえし おのれにこそ まことえがたき よるべをぞ獲ん

(友松圓諦訳)



自分を措いて誰が自分の救い手となることができるか。自分こそ自分の救い手

である。といった意味です。

釈尊は、死にゆく間際、嘆き悲しみ慟哭する弟子に、「自分自身に燈火を抱いて

自分の足元を、自分のゆく手を照らし、輝かせなさい」という意味でこのメッセー

ジを残されたそうです。



よく整えられた自己こそが、自分のよるべ(救い手)となるのですから、自分を

見失わないことが大切です。



よく青年たちから「人からどう思われているか、いやがられていないか心配です」

と聞かされます。

その時私が彼らに尋ねることは、「どう思われたいの?」です。

その問いかけにほとんど具体的なことは返ってきません。

せいぜい「普通に思われたい」です。



どういう人だと思われたいのかが、自分の中でまとめられていないのです。

これが自分を見失っている状態です。



自分が誕生した家、家族、両親を自分という生命を活かすための必要条件

考えてみましょう。



自分の健全な成長をにとって障害となる環境であっても、そこでの痛みを知る、

体験することが、自分の存在価値を高める。自身の役割を活かすために必要な

ことなんだと。



失うものがあってこそ、得られるものがあります。

得られないものがあってこそ、その価値に気づくことができます。



人格形成はすべて親によってなされるものではありません。

環境や体験、親以外の他者との関わりなどによっても、大きな影響を受けます。

両親との間で満たされなかったものがあればこそ、外の世界にあるものに気づけ

ます。



親の世界観やわが家の常識は、とても狭いものです。

私たちは、どこかで親の言い分をそのまま信じてしまっているところがあります

何の疑いも挟まず、自分への否定観までをも信じてしまっていませんか?



よるべとできる自分を作るためには、自身の心に刻まれているものを観察する

自己の眼で、整理整頓する必要があります。

誤った自己像は葬り去り、本来の燈明をともしてください。





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トラウマのせいか、運命のせいか?

元型的心理学の創始者ジェイムズ・ヒルマンは、トラウマ理論を批判し、「私たちの

人生を支配しているのは、子ども時代に何があったかではなく、痛ましい体験に

より傷つけられた心によるものという観点から理解するようにしむけているトラウマ

理論それ自体である」と述べています(『生きがい発見の心理学』諸富祥彦著)。



ヒルマンは、代わりに、私たちを超えた「何か」が向こうからやってきて、私たちの

魂を掴み、そして否応なくある「道」へと誘っていく。というとらえ方を提示している

のですが、これは、運命論になってしまっています。



つまり、すでに「運命」というものが定められていて、個々の人生は、決められた

シナリオに基づいているものだから、トラウマによるものではなく、用意されてい

たことといったとらえ方です。



また、論理療法のアルバート・エリスは、幼児期体験や過去の条件づけは、自分

の心理的な混乱の根本的な原因ではない。非論理的な考えを自分が未だに信じ

ているから。と述べ、過去の経験によって、人格が変革できないくらい固定される

ことはない。としています。

あくまでも、現在の自分自身の人生観が、自分を混乱させているというのです。



いずれも、過去の今に与える影響をあまりにも軽んじているとしか言えません。



人生のとらえ方として、ヒルマンのように「運命」といったものがあると仮定する

ことは、偶然で起こることではないのだから、そこからそのことがもつ意味をくみ

取ろうとはします。

そのことで、過去に絶望することなく、未来を作っていける姿勢ができます。



また、エリスのように過去の経験がどうあれ、今の自分の意味づけによって、不安

を軽減していくことも確かにできます。



しかし、現在の認知の歪み誤った信念は、トラウマの結果であることは明白で

あり、それが行為の偏りを生み、偏りの固定化、持続化が自我の変容生き方

のゆがみを招いているのは事実のことです。

非論理的な考えを未だに信じていること自体が、まさにトラウマの影響なのです



現状の生き辛さがトラウマではなく、運命であるならば、その解消のためには、

運命の転換をはからなければならないし、過去のことを過去のものとして切り離

せるためには、強靭な意志力が必要とされます。



過去の痛みが現在の自分に与えている影響によって、翻弄されているアダルト・

チルドレンにそれを求められるのでしょうか?



現状の生き辛さを誘引したトラウマを知ることは、歪められた自己の根拠を知る

ことであり、誤った信念の修正を可能にすることなのです。




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親との対峙

両親との関わりの中で受けたダメージにより、生き辛さを感じているACの最大

の課題は、その親を許すことができるかということでしょう。



親との新たな関係を築き上げるためには、何を与えてもらえなかったのか

何をさせられたのかを振り返ることが必要です。

ただし、ここで誤ってしまいがちなことが、親への責任追及です。

ここでの目的は、断罪ではなく、あくまでも受けた影響を客観的に把握するという

ことです。



影響により、今の自分が何ができなくなってしまっているのか

何を恐れてしまうのか

何をしでかしてしまうのか

を自覚することです。



なぜなら、受けた影響を軽減していくことが目的だからです。

親の責任を追及したところで、影響が消えるわけではありません。

もちろん、親自身がその責任に対して、謝罪などの充分な償いを自ら行ってくれ

ればその意義はありますが、多くはそれを期待できません。



誰がそうした」となると、怒りや恨みの感情が自然わきおこります。

誰が」ではなく、「どういう背景(環境、条件)があって、そうなったか」と考えて

ください。



夫婦喧嘩の絶えない家庭だった。

母親を殴る父親のいる家庭だった。

何事にも干渉してくる母親のいる家庭だった。

意思表示をすることを許さない父親のいる家庭だった。

病弱な母親のいる家庭だった。

など、自分が育ってきた背景を見てみるのです。



そこから受けた影響で、過剰に安寧や周囲からの承認を求めようとするあまり、

自分を出さず、周囲におもねる生き方を選択してしまい、依存的になってしまった

など、今に与える強制力を確認するのです。

それにより、自身のとる行動の意味を知ることができ、修正、改善がはかられます



とは言っても、「それさえなければ・・・」と悔やみたくなるのが人情です。

と同時にやはり親に対しての怒りや恨みがわいてしまいがちです。



こう考えてみてください。

子ども産む喜びを得られるためには、女性として生まれる必要があります。

歌舞伎役者として幼いころから舞台をふむためには、歌舞伎役者の親をもたな

ければなりません。

親に早くに死に別れたことで、医者を志した人もいるでしょう。



自分の命の目的の中に、「何かを学ぶため」というものがあるとしたなら、

女性として生まれた。

歌舞伎役者の親をもった。

親が早くに亡くなった。

というものは、すべてそのための必要条件です。



であれば、親のありようを含めた、自身の生い立ちの背景が何を学ぶための

必要条件かと考えてみるのです

そこに必ず発見があります。

とことん考えてみてください。

そこに見いだされたものが、これからの自分の生き方に豊かさを与えてくれる

ヒントになり、新たな親との関係を構築することにもつながるのですから。




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問題の在りかは?

誰でも特に苦手としている場面があると思ます。

意見を求められたとき

人に誘われたとき

一対一になったとき

決断を迫られたとき

分からないことが出てきたとき

などなど

中には、決まってそういう場面で、パニックになってしまう人もいるかも知れません。



では、いかなる場面でもよりうまく対処していけるようになるためのポイントをお話し

してみましょう。



先ず、その状況での自分の置かれた立場で、どういった結果を出すべきかを考えて

みてください

 

 

立場というのは、例えば自分が入社したての社員であるとか、上司から仕事を

与えられた部下であるとか、お客からクレームを出された店員であるとか、人に用事

を頼む側など、その状況下でのいわば位置です。



その立場で、出さなければならない結果というのは、つまり求められている結果です。

着地点とも言えます。

この結果(着地点)が分かるためには自分のとる行動の目的がつかめていなければ

なりません。

何のために」それをやるのかということです。



例えば、人に用事を頼むとき、目的は自分がやってほしいことを滞りなくやってもらう

ことですから、正確に意図することを伝えなければなりません

その時に大切なことは、結果を出すために何が必要か、準備しておくべきことがない

かとうことです

着地点に対して発着地点と言えましょうか。



相手が、その用事を遂行できるだけの能力があるのか。

足りない部分があれば、補っておくことが必要です。

丁寧に教えてあげて、要求している結果を相手が認識できているかを確認しておく

ことも忘れないようにしておかなければなりません。



それらを怠っていれば、相手から満足な結果が返ってこないからといって、一方的に

相手ばかりを責めるわけにはいきません。

用事を頼む側の責任です。



場合によっては、能力がどうしても追いつかないと予想されれば、相手を変えること

も考えなければなりませんし、結果を出す期限も考慮して人選や依頼のタイミングをは

かっていくことも必要です。



問題は、こういったことを考える先から、

「相手は怒らないかなぁ」

「失敗しないかなぁ」

「断られないかなぁ」

「バカにされないかなぁ」

「いやがられないかなぁ」

などと、いらぬ心配が頭の中をかけめぐることです。

もしそうだとしたら、その心配が実現するであろう根拠にしていることを洗い出し、

それに対しての対策を打てばいいんです。

ほとんどが今考えてもどうにもならないことばかりのはずです。

目的と結果(着地点)が見えていさえすれば、心配にはおよびません。



 

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立場の理解

愚者の慈悲」という言葉があります。

これは、断るべき時に葛藤を避けようとして親切にふるまうことを言います。

 

 

意見の食い違いからの不快感を避けんがために、相手の意見に合わせてしまったり、自分

の意見をひかえてしまったりという過剰な対応をしてしまう傾向が見られることがあります。

これは、相手と違い意見を出すことで、相手からきらわれてしまうのではと心配し、表面だけ

相手に合わせておくのです。

 

 

この態度は、相手を気遣っているようですが、その実勝手な思い込みで、自分が単に傷つき

たくないためにとられている行動です。

これでは、相手にずるずると巻き込まれる結果となります。

 

 

そもそも他人と意見が違うのは当たり前のことであって、新たなものを創造したり、自分の置

かれている状況を客観視するためには、違う意見こそ必要なのです。

 

 

意見が違うのは、立場が違うからです。

立場が違えば、利害・損得、思惑が違います

ものごとを見る基準が違うのです。

 

 

相手から出された意見の真意を読み取るためには、相手の立場を理解する必要がありま

す。

どの立場から出された意見であり、その立場が目的としているものは、その立場にとって困る

ことは何かを見定めることで、自分の意見との相違の意味を理解することができます。

その上で、双方にとってのよりよい結果を導くための折り合いをつけていくのです。

 

 

立場を理解するためには、その立場に立つ。

その立場の身になって、実際の行動をとってみるのです。

その立場の目線に立ってみないと見えてきません。

 

 

親は子の立場に。

子は親の立場になって考えてみるのです。

 

 

折り合いをつけていく際には、譲れる部分譲れない部分を明確に区別していきます。

譲れない部分というものは、自分が自分でなくなってしまうといったぐらいのところに留めてお

くべきです。

これを譲ってしまったら、私が生きていく価値、意味が失われてしまうというぐらいのことです。

自己存在の根幹に関わる部分です。

それぐらいのところというのは、限られたことでそういくらもあるものではありません。

それ以外のところは、譲れる部分として、適度な幅で妥協し譲っていけばいいんです。

 

 

妥協という言葉には、マイナスのイメージがありますが、これは協調のための技術です。

どうでもいいことを頑なに譲らなければ、社会生活の中で常に衝突していなければなりませ

ん。

慎み謙虚さというものは人間関係において重要なスキルです。

とは言っても、譲れない部分を安易に譲っていれば、芯が無く、一貫性のない風見鶏のような

信頼置けぬ人物となってしまいます。

 

 

自己存在の根幹に関わるところを自覚するためにも、本来の自分と向き合うことが求められ

るのです。

 

 

 

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成長・上達を心がける

私たちが、自己信頼感自尊心を取り戻すためには、今の自分を変化させていく必要があり

ます。

今のままでは認めきれないのですから。

 

 

何らかのコンプレックスもあるでしょう。

ですから、昨日の自分よりも今日の自分が、今日の自分よりも明日の自分が、少しでも成長

するようにしていくことが求められます。

 

 

その中で、何か上達していけることに取り組んでいくことをお勧めします。

私は小学生のころから音楽が好きでギターを弾いていました。

楽器の練習というのは、やればやっただけ確実にうまくなっていきます。

その上達の実感は、さらなる練習の動機づけとなり、自信となってきます。

 

 

自分を成長させようとした時に起こりやすいことが、内部ブロックです。

前へ進もうとアクセルを踏んでも、同時にサイドブレーキを引いてしまっている状態です。

 

 

一番多いのが、失敗を恐れる心のブレーキです。

失敗することで、傷つくことを避けようとする。

自信を失いたくないからです。

失敗は活かせば進歩・成長につながります

 

 

その他にあげてみると、

周囲の評価が気になる心のブレーキ

自分をよく見せることに神経を使い過ぎます。

批判や恥は向上の糧と心得ましょう

 

 

プライドが強過ぎる心のブレーキ

自尊心と言うよりも、折れないための自我肥大状態です。

知ったかぶりや言い訳が多くなります。

 

 

難しいと感じる心のブレーキ

これは、客観的な事実よりも気分で難しいと感じていることが多いようです。

私たちの脳は、事実と仮想(イメージ)を区別することはできません。

感じただけでも行動は止まります。

困難なのか不可能なのかの事実を確認する姿勢を持ちましょう。

困難なものは、時間とエネルギーをかければ可能なことです。

 

 

意地をはり過ぎる心のブレーキ

自己防衛のため素直さ、謙虚さに欠け、自分の考えだけに囚われてしまいます。

これでは協力者をも遠ざけてしまいます。

 

 

成長・上達を心がけるためには、今の自分が周囲からどう思われているかに気を取られるの

ではなく、将来の自分が今よりどれだけ進歩するのかを重要視していく生きかたに変えていく

ことです。

常に将来への希望がもてるようになります。

 

 

 

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すべてのモトは自分の内側に

因縁」という言葉がありますね。

「因縁をつける」とか一般にはあまりいい使われ方がされていませんが、物事が生じる内部

外部要因ととらえたらいいかと思います。

 

 

「因」が自分の側、中にある原因にあたるもので、「縁」が外部の環境条件です。

自分の身の回りに起こる出来事を「すべて原因は自分の側にある」ととらえる思考法は、現

状改善にとって大変有効的です。

 

 

「そんなー、やりきれないよぉー」という声が聞こえてきそうですが、原因が自分の側にあれ

ば、変えることが可能だということでもあるのです。

他人を自分の都合で動かすことはできません。

ですから、原因が他人の側にあれば改善は望めません。

 

 

相手がこちらの依頼に十分に応えてくれない場合でも、相手を責めるのではなく、頼み方に

問題があったのではと考えるのです。

たとえ相手が不誠実な人であった場合でもです。

不誠実な人間であったことを見抜けなかったのは自分ですから。

 

 

内に因有れば、外にそれを助ける縁生ず」という言葉もあります。

つまり、関わりあう人も含めて自分の周囲の環境は、自分という原因を通してできた条件だと

いうことです。

 

 

こう考えれば、必ず反省する習慣がもてます。

責任転嫁がなくなります。

グチが少なくなります。

自分から動く習慣が身につきます。

相手をバカにしたり、恨むことがなくなります。

依存心が少なくなり、被害者意識に凝り固まることがなくなってきます。

 

 

現状は、今の状態、ひとつの条件にしか過ぎません。

あらゆる条件は、絶対的に有利、不利と固定したものではなく、活用しだいです。

どう有利に活用するかを考え、望む結果を出すために必要な条件を自らが率先してそろえて

いくことが主体性の発揮です。

主体的な生き方に関してはこちらも是非ご覧下さい。
http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2009/03/post-efe0.html

 

 

ACの究極の因縁論は、「自らが選んでこの両親の子として産まれてきた」という考え方で

す。

「そんなばかなぁ」ではなく、そういう前提に立ってちょっと考えてみるんです。

そこに何らかの必然性を介在させることで、新たな視点をもつことが出来ます。

偶然論は、突然意味無くわき起こったことですから、身の不運を嘆くしかありません。

必然論は、「他でもないなぜ私が?」という問いかけの答えも見いだせ、同時に自分(私)の

存在の意味、意義(必然性)を自覚することができるのです。

 

 

 

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