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HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ > アーカイブ > 教育 > 4ページ目

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
教育 4ページ目

回復のために

何でもそうですが、そのことにおいて理解が足らなければ、能動的に関わり合うこ
 
とが、できないままになります。
 
ACからの回復をはかる際も、ACへの理解、もっと言うならば、人間理解をしてい
 
かなければなりません。
 
 
 
 
 
無知は、不安や恐怖を招きます。
 
仏教では、「無明」と言って、知に明らかでないから、執着を断てず、迷いを生ずる
 
と示しています。
 
 
 
 
 
人は様ざまなものに執着(アディクト)します。
 
その中でも感情想念に対しての囚われは、現実を見失わせ、迷いを深めます。
 
主観的な空想、幻想の中で、事実を歪め、誤った行動を誘引してしまうのです。
 
 
 
 
 
ですから、知によって理解すべきことの一つは、適切な現実認識のもとに、できる
 
ことと、できないことの明確な区別です。
 
 
 
 
 
ACの状態に対して特に感じるのは、コントロールできないものをコントロールしよう
 
として、無力感を感じ、その他のできることに対してまで、積極性を無くしてしまっ
 
ていることです。
 
 
 
 
 
他者の意志や感情を自分の期待するようにコントロールしようとはかります。
 
「私を受け入れなければならない」
 
「私を愛さなければならない」
 
「私を見捨ててはならない」
 
といった具合にです。
 
 
 
 
 
今日の天気をコントロールできないように、他者の心は、勝手にコントロールは
 
できません。
 
 
 
 
 
愛情も容易に相手への執着を招き、自他の自由を奪いかねません。
 
相手の成長を促してこその愛情ですが、とかく親は目がくらみ、わが子により
 
すがり拘束してしまいます。
 
これも無知(無明)からくるものです。
 
 
 
 
 
主観的な想念に囚われ易いのは、現実に対しての否認があるからです。
 
否認は正直さや素直さを欠き、他者からのアドバイスも聞きいれられず、ますます
 
迷いを深めます
 
 
 
 
 
無知(無明)というのは、道理に暗いということです。
 
原因、結果の法則』が物事の道理です。
 
事実としての原因がちゃんと有って、現実の結果が出ているわけですから、現実
 
を直視する。受容することで、不安や迷いを克服できるのです。

 
 
 
 
また、努力の空回りも、さらに無力感を増幅させます。
 
努力や頑張りは、やればいいというものでもありません。
 
頑張りは、頑固に我を張ることでもあります。
 
 
 
 
 
方向性の誤っていないことと、方法が誤っていないことが前提です
 
改善、回復、解決のために、方向性や方法が間違っていれば、結果は出ません。
 
闇雲(衝動的、強迫的)に行動するのではなく、常に目的をもって、「あるべき姿
 
ありたい姿」を明確に描き、誤りを確認しながら、適切な方法を実行していく。
 
 
 
 
 
方法は、技法です。
 
具体的な技法を習得せぬまま、ありたい姿を夢に描いているだけでは、回復は
 
望めないのです。
 


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本来の自分でいられるための、もうひとつの道

世の中のものは、全て陰陽の二元論で成り立っています。

男と女、表と裏、天と地、右と左、生と死、意識と無意識などです。



生きていくことは、何かを選び取ります。

すると、選ばれないものが出てきます。

人のもつ価値観というものは、その人の中での優先順位の基準になります。

何ものかをより優先させ、それ以外を後回しにしていきます。



これらの判断、行為・行動によって、選択されたものに私たちはこだわってしまい

がちです



自身を審判し、罪悪感から「悪」と見なされたたものは、抑圧されシャドーとなり、

かくあるべき」「ねばならない」と見定められたものは、コンプレックスとなり、

認知に偏りを生じさせます。



偏りは、そのまま固定化するとやがて変容し、本来の命のはたらきが出来にくく

なっていきます

命のはたらきというのは、“個性”です。

生来の天分が活かされず、生き辛さを感じ、トラウマを招きやすくなります。



シャドーやコンプレックスが、新たなネガティブな思考・想念を生じさせ、感情や

行動のバランスが崩れ、トラウマを抱えるような不本意な出来事に遭遇してしま

うのです。

そして、これらのことが、再びシャドー、コンプレックス、トラウマを強め、負のサイ

クルを繰り返すのです。



偏りや歪みを生まないためには、どちらか一つといった二者択一思考ではなく、

両方を活かすwin-win(相互利益)、第3の道を模索していくことが大切です。




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トラウマとコンプレックス

成人してからの生き辛さに影響を与えるものが、過去のトラウマであることはよく

論じられるところですが、もちろん生き辛さを招くものはそれだけではありません。




その他にコンプレックスシャドーの影響といったものもあります。




コンプレックスについて最初にお話ししましょう。

コンプレックスとは、一般的に使われる場合「劣等感」という意味合いで使用され

ますが、ユング心理学でいうところのコンプレックスは、無意識の中の過度なこだ

わり思い込み誤った信念といったものを指すものです。




誰しも大なり小なり自分独自のこだわりをもっているかと思います。

ともすると、そのこだわりが自分らしさと勘違いしてしまっている向きもありますが、

生き辛さを招くような自分らしさであれば、とっとと捨てましょう。




こだわりの多くは、人生早期に家庭内(親から)で刷り込まれたものが少なくあり

ません

ある判断をする時に、どうしても決まってそうしてしまう事があるのです。




「おまえは3日と続かないなぁ」など言葉で刷り込まれたものもあれば、父親に

何でも判断を仰がなければならないし、口答えするものではないと状況から刷り

込まれた場合もあります。

親の期待に充分に応えられなかった場合の親の落胆ぶりが顕著ですと、ありの

ままでは愛してもらえない存在なんだと、自分の価値をおとしめてしまうことも

あります。




こういったことがあると、自分をどうしても肯定的に受け止められない、自虐的、

自滅的なこだわり、コンプレックスを抱えてしまいます

コンプレックスは、意識下から常に当人に影響を及ぼし、理性での制御もきかなく

なるのです




このコンプレックスを外していくためには、その出処を探り、誤りであったことを自覚

し、新たな自己像を構築していくことが必要です。




次回は、コンプレックスとも深く関連するシャドーについて述べてみましょう。




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思考のろ過

カウンセリングなどを周囲から勧められると、「無理してまで自分を作る意味は

ない。そのままの自然体でいいんだ」と言う方が、まま見受けられます。



また、「これまでは我慢が足りなかったから、もっと強くならなければ」と自分

にムチ打つ方もおられます。



これらは、いずれも自己変革自然体というものを捉え違いしています。



もちろん、変える必要のない自分であれば、無理して作る必要などありません。

そのままでいいでしょう。

ただし、そのそのままをそのままにできない、改善が必要であれば、カウンセリン

グに限らず、何らかの手段で自己変革を試みられた方がいいと思います。



もとより、何らの不都合も生じない自然体でいられれば、良いのですが、どこかで

自然体でいられていないから、何かと生きにくさを感じているのではないですか。



これまでの価値観や思考を変えていくには、当然無理(負荷)が必要です。

その負荷を自然体でいられない生きにくさと混同してしまっている傾向がありま

す。

つまり、同じ無理をさせていると。

しかし、自己変革のために自分に無理をさせることは、これまでの種々の習慣の

改善でもあるわけですから、避けられません



無理をさせることは何でも良くないことと、無理を避けがちな人は考えます。

しかし、筋力をつけるために、バーベルを上げるように、自分を変え、成長させて

いくためには、負荷(無理)を与えることは必要なことです。



自然体でいることは、一切の無理がない状態というイメージで語られますが、

そうではなく、自分に無理がなくても周囲に無理を与えていては、自分勝手でし

かありません。



特に人間関係においては、周囲への心遣いや配慮が必要です。

その際に、「我慢しなければ」ということがありますが、この辺りも注意が必要

です。

耐え忍ぶというやり方は、そればかりだといつか破綻します



精神的に弱いからダメなんだと捉えられがちですが、我慢できることがいいとは

限りません。



我慢するということは、言ってみれば水が流れず溜まってしまうようなものです。

溜まった水は濁りやがて腐敗し、異臭を漂わせます。



ストレスも同じです。

我慢すれば歪み、怒りとなり、さらには腐敗し恨みとなります。



水は、大地に浸み込めば、ろ過され真清水となります。

それと同じように、ストレスに対しては我慢し続けるという方法を取るのではなく、

思考を洗練(ろ過)していくのです。



例えば、人から非難されたとします。

侮辱されたと取れば腹も立ちます。

改善点を気づかせてくれたと取れば、逆に感謝します。



心(精神力)は、強弱で考えるのではなく、剛柔でとらえてみてください。

つまり、心が固ければ思考が硬くなり、融通が利かず結果もろくなります。

心が柔軟であれば、多様性があり、少々のことでは倒れなくなるのです。



厚い地層にあたるのが、霊性(Spirituality)です。

精神性(Mentality)とは性質の違うものです。



地層が薄い状態を霊性の未成熟状態と言います。

思考が柔軟性に欠け、意味づけが非常に貧困なのです。



マザー・テレサが私たち日本人に向けた有名な言葉があります。


豊かそうに見えるこの日本で、心の飢えはないでしょうか。

だれからも必要とされず、だれからも愛されていないという心の貧しさ

物質的な貧しさに比べ、心の貧しさは深刻です。

心の貧しさこそ、一切れのパンの飢えよりも、もっともっと貧しいことだと思います。

日本のみなさん、豊かさの中で貧しさを忘れないでください。



自殺者やうつ病の多い日本。

深くかみしめたい言葉です。



 

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自由に生きる

今の時代は、価値観が多様化し、様ざまな選択肢の中から自分により適したものを

 

選ぶことができるようになりました。

 

しかし、その一方で、「○○の自由」といった自由主義が、横行している

 

ようです。

 

 

 

 

私はかねがねこの「自由」という言葉の意味がはき違えて使用されているような気

 

がしてなりません。

 

 

 

 

「勝手気まま」「自分の勝手」という意味で使われているようですが、

 

本来「自由」は、自らに由る」つまり、自分自身に対する揺るぎない

 

信念を拠り所として、周囲からの様々な規範や束縛から解き放たれ、

 

とらわれることなく自律的に主体的に行動するところにこそ、存在する

 

のです。

 

「独りよがり」や「気まま」では決してありません。

 

 

 

 

自己の精神の主体的立場が確立でき得ていない者は、舵の無い船のように、さまよ

 

える難破船となるでしょう。

 

 

 

 

自己や自己の可能性に向き合える「環境」を自らに用意することが大切で

 

それぞれが自分の個性に気づき、また他の個性、違いを認め合う心の広さ持ち得

 

れば、子ども、大人それぞれの世界で「いじめ」もなくるはずです。

 

 

 

 

昨今は、「人権」「人権」と声高に叫ばれ、悪しき「平等主義」が横行しています

 

が、各個人間に見られる相違は、明らかに尊重されなければなりません。

 

 

 

 

人間の価値は、それぞれの人の適性にあり、その能力を見ることであるはずです。

 

公正でありながら平衡のとれたもの「公平」の概念こそが、個性を育む価値

 

なるのです

 

 

 

 

福沢翁は、「教育の力は唯人の天賦を発達せしむるのみ」として、教育とは、

 

そのものの適性の発見、そのものの自然の能力培養であることを述べ

 

ています。

 

 

 

陽明学者の安岡正篤先生は、天賦された素質能力を「天命」といい、

 

それを知るのが「知命

 

それを発揮し、自分を尽くすのが「立命

 

と述べておられます。

 

 

 

自分自身の天命を自覚し、志を立て、自身を信頼できてこそ、自らに

 

由る自分が構築できるのです。

 

そうなってこそ、全き自由人と呼べるのでしょう。

 

 

 


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立場の理解

愚者の慈悲」という言葉があります。

これは、断るべき時に葛藤を避けようとして親切にふるまうことを言います。

 

 

意見の食い違いからの不快感を避けんがために、相手の意見に合わせてしまったり、自分

の意見をひかえてしまったりという過剰な対応をしてしまう傾向が見られることがあります。

これは、相手と違い意見を出すことで、相手からきらわれてしまうのではと心配し、表面だけ

相手に合わせておくのです。

 

 

この態度は、相手を気遣っているようですが、その実勝手な思い込みで、自分が単に傷つき

たくないためにとられている行動です。

これでは、相手にずるずると巻き込まれる結果となります。

 

 

そもそも他人と意見が違うのは当たり前のことであって、新たなものを創造したり、自分の置

かれている状況を客観視するためには、違う意見こそ必要なのです。

 

 

意見が違うのは、立場が違うからです。

立場が違えば、利害・損得、思惑が違います

ものごとを見る基準が違うのです。

 

 

相手から出された意見の真意を読み取るためには、相手の立場を理解する必要がありま

す。

どの立場から出された意見であり、その立場が目的としているものは、その立場にとって困る

ことは何かを見定めることで、自分の意見との相違の意味を理解することができます。

その上で、双方にとってのよりよい結果を導くための折り合いをつけていくのです。

 

 

立場を理解するためには、その立場に立つ。

その立場の身になって、実際の行動をとってみるのです。

その立場の目線に立ってみないと見えてきません。

 

 

親は子の立場に。

子は親の立場になって考えてみるのです。

 

 

折り合いをつけていく際には、譲れる部分譲れない部分を明確に区別していきます。

譲れない部分というものは、自分が自分でなくなってしまうといったぐらいのところに留めてお

くべきです。

これを譲ってしまったら、私が生きていく価値、意味が失われてしまうというぐらいのことです。

自己存在の根幹に関わる部分です。

それぐらいのところというのは、限られたことでそういくらもあるものではありません。

それ以外のところは、譲れる部分として、適度な幅で妥協し譲っていけばいいんです。

 

 

妥協という言葉には、マイナスのイメージがありますが、これは協調のための技術です。

どうでもいいことを頑なに譲らなければ、社会生活の中で常に衝突していなければなりませ

ん。

慎み謙虚さというものは人間関係において重要なスキルです。

とは言っても、譲れない部分を安易に譲っていれば、芯が無く、一貫性のない風見鶏のような

信頼置けぬ人物となってしまいます。

 

 

自己存在の根幹に関わるところを自覚するためにも、本来の自分と向き合うことが求められ

るのです。

 

 

 

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性格だから変われない

自己否定の材料には、容姿や能力の他に、性格が多くあげられます。

もっと引っ込み思案でなければ・・・

人見知りしなければ・・・

物怖じしなければ・・・

等など

 

 

しかし、これらの劣等感をもっている青年たちは、性格うんぬんではなく、実はこういった性格

によって創られた自分の人生に不満を抱えているのです。

ですから、本当に希望しているのは、満足できる人生の方です。

 

 

「性格が人生を創る」と言いますが、本当にそれだけでしょうか?

つまり、性格だけが人生を創造するのでしょうか?

多くの青年たちが、性格が人生を創り、その性格は変えられないから、結局人生はもう変え

られないと思い込んでいることが少なくありません。

結論から申しますと、たとえ性格が大きく変わらないとしても、人生、生き方を変えることは、

可能なのです。

 

 

例えば、性格をパターン化して分別する血液型や星座占い、はたまた県民気質などで、「そう

そう、当たってるー」と騒いだりしていますが(笑)、似た性格パターンの人が皆、同じような人

生を歩んでいるでしょうか?

もちろん違います。

それぞれが固有の生き方をしています。

 

 

では、性格を変えられなくてもどうやって人生を変えていけはいいのでしょうか。

それは、道具技術システムを活用すればいいのです。

 

 

「仕事術」「整理術」といった「〇〇術」というものがありますが、これらはより効率的に物事を

進めていくための技術です。思考法などもそれに入ります。

思い悩んでいる時に、確認しておきたいことは、事実に基づいていることか、非合理的

理的ではないかということです。

 

 

周囲から変に思われている気がする」これは、事実ではなく、単なる憶測、思い込みで

す。

高校を中退した自分は人生の敗北者だ」これは、あきれるほど、非合理的であり、非論

理的です。

 

 

道具というのは、例えば思考法の道具にあるのは、言葉です。

私たちは何事かを考える時に必ず使用するものが、言葉、概念です。

言葉による定義づけにより、思考を整理、統合し、新たなアイデアを抽出することができま

 

 

システムというのは、仕組みです。

新たな習慣を身につけ、人生を創造するためには、意志力だけでは心もとないところがあり

ます。そこで必要になるのが仕組みです。

仕組みは、想定した結果を導くための流れです。

右へ左へ流れの方向を変えながらも、川下へ流れていく川のように、一旦システムに乗せれ

ば、必ず望む人生を創り出せるのです。

 

 

同じ思考法(術)、道具、システムを使えば、性格の違う別々の人間が、共通の所定の結果を

出せるのです。

このことが、性格が変わらなくても、人生を変える事が可能であることをありありと示してい

ます。

 

 

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命の意味

ドラマ「アイシテル」が昨日最終回でした。

ご覧になっていた方も多かったのではないでしょうか。

そして、加害者の少年、また、被害者の姉の心情に共感を得た方もおられたのではないでし

ょうか。

 

 

私がこのドラマを毎週観るようになった訳は、子どもたちの言葉が、かねて支援活動をしてい

る中で青少年たちから聞かされる声と同じものだったからです(犯罪とは関係ありません)。

 

 

最終回では、親元へ戻ってきた加害者の少年が、自分のために家族に取り返しのつかない

迷惑をかけたことを悔やみ、「生まれてこなければよかったんだ」という言葉に対して、母親

が「生まれてきてはいけない命なんてない!」と頬を叩くシーンがありました。

 

 

人間は、自分の存在そのものの意味を見失ったとき、絶望します。

行為・行動をたしなめられたり否定された時は、残念なことではありますが、やり直せばいい

だけのことで、しかし、ここに居る、ここに在ること自体を何者かに否定された場合、身の置き

所が無くなってしまいます。

 

 

家庭の中において、わが子の存在そのものを否定してしまう結果になる場面には、下記のよ

うなものがあります。

自分が何に興味をもっているのか、学校でどんなことがあっているのかに関心をもってもらえ

ない

女(男)の子で生まれてきたことを残念がられた

兄弟との比較で、優劣をつけられた

一緒に遊んだり、行動を共にすることをうとまれた

いつも親の都合を優先させられた

ほめてくれない

感謝されない

親に落ち度があっても謝ってもらえない

寄り添ってくれない(理解してくれない)

 

 

これらのことは、ドラマの中でも表現されていたようですが、どこの家庭でも起こり得ることば

かりです。

親は気がつかない間に、わが子の存在を否定してしまうのです。

 

 

加害者の少年は、新しく生まれた弟の小さな手で、自分の指を強く握られた時、自身が犯し

た過ちの大きさを感じ、被害者の子の名前を呼び「ごめんなさい」と涙していました。

 

 

この子の過ちは、行動です。

しかし、その行動は、他の存在、命を消滅させてしまうものでした。

それはやり直しがききません。

失われた命は、戻ってはきません。

だからこそ、それだけの大きな過ちを犯した自分に対して「生まれてこなければよかったん

だ」と否定せずにはいられなかったのでしょう。

 

 

そんなわが子に対して母親の「生まれてきてはいけない命なんてない!」という言葉は、精

一杯の言葉だったと思いますし、少年にとっては、ギリギリの所での生きていくためのいちる

の望みとなったことでしょう。

ドラマではありますが、この少年のこれからは大変な一生となるでしょう。

世間の目との戦いもありましょうが、それよりも、自分を否定しながら生きていく意味を見いだ

していく困難さ、苦悩ははかり知れないものと思います。

 

 

あなたがもし今、何らかの生き辛さを感じているとするならば、自分自身の存在の実感を揺

るがしてしまうような否定感がないかどうか振り返ってみてください。

あなたにとっての成育環境は安全でしたか?

信頼できるものでしたか?

あなたは受け入れられ、関心を寄せられましたか?

ありのままを愛してもらえましたか

 

 

 

  

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自己破壊からの離脱

かねて、ひきこもりを経験したAC(アダルトチルドレン)の青年たちと接していると、「普通にな

りたい」「普通になれればいい」といった声をよく聞きます。

 

 

この“普通”という表現がとても悲しく響きます。

普通でないというのは、小学校、中学校、高校、大学、社会人という道筋をあたりまえに通っ

てこなかったということです。

友だちがいて、彼女がいて、お酒を飲んで、カラオケ行ってと、誰もがそれこそ普通に経験し

てきたであろうことを自分が経験してきていないことを嘆きます。

 

 

確かに他者と、特に同世代と共有できるものが少ないという事実は、孤立感疎外感を感じ

るでしょう。

しかし、何が普通で、何があたりまえなのでしょうか。

 

 

私が話を聞いていていつも感じるのは、この青年たちは、彼らが思う“普通”“あたりま

”に、不登校やひきこもりになる前から、過度に自分をあてはめようとしていたのではない

かということです。

 

 

もちろん、先に述べたように、共有できなかったことから、それを強く求めるのであろうことは

分かります。

しかしそれでも、“普通”の求め方が違うのです。

 

 

中には、高校を中退し、通信制高校や定時制高校を卒業したことを強く否定的にとらえてい

る青年もいます。

自分が他より劣っている根拠にしているのです。

 

 

だいたいこういった場合、親がそのことを否定的にみてしまっていることが多いようです。

「大学ぐらい出ていなければ、ろくな大人になれない」と言われて育った青年が、大学を中退

し、その自分を徹底的に否定していたこともありました。

 

 

彼らはそれ以降、何に対しても挑戦することに怯えるようになってしまっています。

経験から学習したものが少ない理由からです。

過度な遅れ感から、心的負担が全て痛みに変わり、それはもう痛々しいかぎりです。

さながら、ワニに皮を剥がれた稲羽の白うさぎのようです。

騙されて海水で洗ったものですから、風が吹くだけでも激痛がはしります。

  

  

この状態から離脱するためには、視点の切り替えが必要です。

視点が変われば、新たな気づきを得られます。

視点の切り替えは、価値観の転換です。

 

 

何を“普通”“あたりまえ”とするのかも価値観によって変わってきます。

幸福感だって変わってきます。

最初に述べたような一般的な道筋を通ってこなかったら、不幸なのでしょうか?

人と違う人生では幸せになれないのでしょうか?

決してそんなことはありませんよね。

 

 

人もうらやむ贅沢な生活をしている人たちが、皆幸せでしょうか。

そうでない事例はいくらでもありますね。

それぞれの幸、不幸はそれぞれです。

 

 

人生万事塞翁が馬」ということわざもあります。

何が自分にとって幸運になるか分かりません。

要は、価値観に柔軟性をもって、多様な視点をもつということです。

 

 

挑戦することへの怯えは、自己破壊的な生き方を選択してしまいます。

皮を剥がされたまま、真っ赤な体で風をよけ続けるのではなく、傷を治すことの方が先決で

す。風をよけるためには、身を潜めなければなりません。

身を潜めているだけでは、時間の経過とともに大きな代償を払わなければならなくなります。

 

 

自分が辛いと今思っていることが、本当にただただ辛い不幸な出来事なのか。

目の前の痛みを遠ざけることが、本当に自分を大切にしていることで、痛みを何も感じなくて

すむ生き方になるのか。

そもそも“痛み”はこの世に必要ないものなのか。

 

 

リストカットなどの自傷行為は、何ものかを得るための手段として行われます。

生きている実感を得たくて、傷つける人もいます。

ここでは“痛み”が必要になっています。傷みが生きている感覚を呼び覚ましてくれるのです。

しかし、それは自己破壊的な手段です。

得たいものは誤り無くても、手段が誤ってしまっています。

 

 

自己破壊的な手段の選択から離脱するためには、“豊かさ”を求める価値観への転換が有

効です。

豊かさは、恵みからもたらされます。

ですから、自分が遭遇するあらゆる出来事を恵みととらえるのです。

恵みということは、何かを得ることができるはずです。

つまり、何かを学べるということです。積極的につかみ取るのです。

 

 

学ぶ姿勢は、謙虚さを養います。

謙虚になれば、自分が孤独ではないことに気がつけます

多くの支えがあることに気づけるのです。

自分を支えている存在がいてくれることに気がつけば、挑戦することへの勇気をもらうことが

できるのです。

勇気はサポーター(応援者)からもらえるのですから。

 

 

人生万事塞翁が馬」であらゆることを肯定すれば、すべてが味方につきます。

味方(サポーター)が増えれば増えるほど、勇気を増して挑戦を恐れなくなります。

 

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/


希望がもてない

将来に対して希望がもてないということをよく聞きます。

あなたはどうでしょう。

希望をもてない理由は、過去の実績や現在もちあわせている能力や才能を希望の根拠に置

こうとするからです。

 

 

このやり方では、実績も能力もない者の場合は、希望なんか持てるはずがありません。

ないないづくしで、出来ないことばかりに意識が向いていれば、自分が無力で小さく感じられ、

とうてい明るい未来は、想像できません。

 

 

そもそも「希望」というものは、何の保証もない不安な未来だからこそ、せめて「きっとより良

くなるはずだ」と自分を奮い立たせるための、人間だけがもつ生きていく智恵なのです。

 

 

よく「どうなるか分からない将来なんて希望がもてません」と言う人がいますが、希望の意味、

使い方を間違えています。

どうなるか分からないから希望をもつんです

 

 

そして、これまでの実績などを根拠にするのではなく、先ず今の自分でも出来ることを確認し

ます。

意外に出来ることといいうのは、けっこうあるものです。

出来ることが当たり前になっているので、逆に気づけないんです

 

 

例えば、身体に何らかの障害をもっておられる方は、健常者ができないことが出来たりしま

す。

私も子どものころ、両腕が不自由な女性の方が、足で字を書いたり、物をつかんだりしている

のを映画で観たことがあり、びっくりしたことがありました。

 

 

これは、大きなハンディを抱えておられるからこそ、出来ることを明確に認識しておられ、それ

を最大限に活用する術を知っておられるのでしょう。

私たちが固定観念で、出来ないと思い込んでいる限界をも超えた能力を発揮しておられる

のだと思います。

手元に必要な道具がなければ、周囲に在るものを活用しようとしますよね。それと同じです。

 

 

何でもあたりまえになっていると、ありがたみが分からず、うまく活用できないものです

 

 

希望をもつためには、将来のありたい姿を鮮明に描くことが大切です。

できるかどうかなど考えずに、純粋に自分が成りたい姿です。

これが自分らしい」という納得できる姿、状態を描くのです。

 

 

そして、今出来ること、今ある条件を活用して、このありたい姿に近づけていくのです。

未来の設計図、脚本を書いて、それを完成させるために必要なことをひとつずつ実行してい

けば、その行動が希望を確信に変えていきます

自分の将来を信じる根拠になるのです。

 

 

過去に出来なかったから、これからも出来ないという理屈は間違っています。

過去にうまくいっていたことが、これからもうまくいくという保証が無いことからも分かると思い

ます。

要は、過去の延長線上にものを考えるのではなく、「今、ここで、私が」何をしていくかです。

 

 

希望は私たちの行動の駆動力になります。

これまでにさしたる実績がなく、自信もなく行動力を失くしてしまっている人ほど、希望をもって

生きていくことが必要です。

 

 

所詮、何をするかは、頭と手足を動かすだけです。

頭で未来像を描き、足で駆け寄り、手でつかみ取ればいいんです。

 

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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