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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
教育 5ページ目

主体的に生きる

自助というテーマhttp://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2009/02/post-e4b7.htmlでお話

しした時に、主体性にふれました。

 

 

小人閑居して不善をなす』(大学)という言葉もありますが、空虚さは依存を招き、主体性を

喪失します。

AC(アダルトチルドレン)の特徴のひとつが、この空虚さともいえるでしょう。

成育過程において、愛着欲求や、承認欲求が満たされず、その埋め合わせのために、人間

関係において自己制御がはたらかなくなります。

 

 

主体性とは何か。

ここでは、自己と自己以外との関係性という視点から、環境との対比で説明してみましょう。

 

 

主体性が発揮できている状態とは、

周囲・環境・条件に振り回されず、流されず、支配されない

周囲・環境・条件に対して常に働きかけ、創り変えていく

すべてを受け入れ味わう

という状態です。

  

  

別の側面から申しますと、自己判断・自己決定・自己責任ができている状態です。

自分自身の存在現実(選択、感情、行動、幸福)に責任をもって生きる。

主体性を発揮するということは、自分の人生や行動の原因をつくる責任が自分にあるという

ことを自覚するということです。

 

 

自己否定感が強い人間は、責任を負うことを極端に避けようとします。

失敗やそのことで周囲からはじかれてしまうことへの恐れからです。

責任転嫁は、他者への依存です

 

 

責任を負うと言うことは、自由がきかず、ストレスがかかるような気がしますが、実際は、その

ことにおいて、主導権を握れるということです。決定権があるということです。

 

 

自己責任の自覚は、思考停止を防ぎ、現実受容を促します。

受容に関しては、前回もお話ししました。

自分が責任を持とうが持つまいが、人生からは責任をいやがおうでも取らされるものです。

ツケがちゃんと回ってくるのです。

 

 

だったら、主体的に生きていくことで、よりよい人生を創造していった方がよいのではないでし

ょうか?

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/

 

 


まっすぐな自分

まっすぐな自分とは、“ありのままの自分”のことです。

「クセモノ」という言葉が時代劇に出てきますね。あれは“曲者”と書きます。まさに曲がってい

ますね。

 

 

真っぐな自分でいられるためには、素さと正さが必要です。

「ありのままの自分がちょっと素直さに欠けているのですが」という方もおられるでしょう。

そういう方はヘソ曲がりと言うのです(笑)。

 

 

どうして私たちは素直さ正直さが時に無くなるのでしょう。

それは、“否認”する我があるからです。

 

 

受け容れがたい現実

受け容れがたい自分自身

受け容れがたい苦悩

 

 

いずれも誰でもが体験していることです。

自分が認めていない恐れは、克服できない

感じていることを認めない苦痛は、癒すことができない

あると認めていない問題は、解決できない

自分が認めたがらない傾向は、変えることができない

“否認”は、あるがままを否定する自己を偽る行為であり、誠実さをも失います。

 

 

先ず自分自身を受け容れましょう。

とはいっても、すぐに自分を好きになることではありません。

恐らく、好きになれないでしょう。

欠点のある自分をそのまま受け容れるんです。

今が、その状態にあるだけです。これから先も変われないわけではありません。

 

 

いまそのままを受け容れ、自分の行動や選択の意味を知ることが大切です。

自己受容は、自分自身のために生きる、自分らしく、自分にふさわしく生きるために必要な

勇気です。

自分自身を共感をもって理解しましょう。

共感することは、味方にするということです。

 

 

否認するということは、認めない、敵にまわすということです。

受け容れられない自分がいたら、その受け容れられないでいる自分を受け容れてあげる

です。「いま私は、まだ受け容れられないでいる」と。

決して闘わないことです。

そうしたら、少しずつ受け容れられるようになってきます。

それが自分を育てていく、育自です。

 

 

素直さと正直さが無くなれば、学ぶ姿勢が育ちません。

学びが無ければ成長はありえません。

成長がなければ、いつまでも自己評価は高まりません。

自己評価が低いままでは、いつまでも自己受容ができないままです。

まっすぐな自分にはなれません。

 

 

自分の過ち、欠点を素直に認める勇気があれば、「禍転じて福となす」ことができるのです。

 

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
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ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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ある風景から

先日郵便局へ行った際の出来事です。

3、4才の女の子と若いお母さんが私の横に座っていました。女の子が局内の書棚から絵本

を持ってきました。

 

 

それは○○レンジャーとかのヒーローものの絵本でした。

それを見るなりそのお母さんは、「何でこんなものを持ってくるの!あなたは女の子でしょう

男の子が見るものよ。おかしいでしょう。別のを持ってきなさい!」と注意(?)していました。

 

 

このお母さんの言葉の中には「女の子らしく」というのが幾度か出ていました。

このお母さんは、何を育てたいと思っているのでしょう。

女の子は、「レンジャーが読みたいのに・・・」と残念そうな顔と、「何故?」というような顔をして

いました。無理もありません。

  

 

こういった風景はよくあることだと思います。

でもこの言動、親の価値観が子どもの個性を潰してしまうのです

 

 

「女の子らしさ」って何でしょう。

きっとこのお母さん自身、親からそう躾けられてきたのでしょう。

 

 

私が関わっている青年たちに「なぜ人の目が怖い?」と尋ねると、

僕のことを変だと思われるからです

なぜ変なの?

他の人と違うからです

というのが返ってきます。

 

 

でも、その根拠を尋ねても具体的なものがあるわけではありません。

きっと変なんだ」といったものです。

私が「では、どんな人になりたい?」と尋ねると、

普通になりたい」と答えます。

 

 

こういった答えが返ってくる原因にあるのが、誤った“らしさ”の強要です。

それは同時に個性の否定につながります。

 

 

青年たちが口にする“普通”というものは、非常に不鮮明であやふやなものです。

何を普通とするのかは、時代や地域や環境や人によって違います。

具体的に「こうなりたい!」というものが言えないことが、人の目に自分をさらすことができな

い本質的な原因なのです。

 

 

彼らは、世間や親、周囲の大人たちから、ぶなんな“らしさ”を押しつけられ、個性の自覚が

できなくなってしまっています

 

 

「どうして変なの?」という問いかけに、

ひきこもりだからです」と答える青年も少なくありません。

僕は何も経験してきていない。ひきこもりしかない。からっぽです

これは、ひきこもりを個性、自身のアイデンティティにしてしまっているケースです。

 

 

自分で言わないかぎり、誰も見た目でひきこもっていたことなど、分かりません。

しかし、自身がそれをアイデンティテイとしてしまった場合、語らずとも周囲の人間は気づいて

しまうと思い込んでしまうのです

 

 

人は違っていいんです。

違うからこそ、その人の存在意義があるんです。魅力があるんです。

違いの否定は差別意識にもつながります

子どもたちがネットの中で、匿名の顔を隠した誹謗中傷のいじめを行っているのは、個性を

否定した育て方をしたツケが回ってきているようにも思えます。

 

 

先の母親の声が、公共の場であまりにも大きいので、私はそっとその場を離れた次第です。

大人らしさがこの母親には必要だったようです。


子育てとインナーチャイルド

私が不登校やひきこもりの青年たちの支援活動をしているのには理由があります。

それは、学校に通えるようになってほしいとか、働けるようになってほしいということよりも、そ

の原因になったことを自分が家庭をもつまでに昇華しておいてほしいということです。

 

 

たとえ学校に戻る、働くということだけを実現できても、源泉にあるものを解決しないままだ

と、自分が家族をもった時、わが子を同じ状態にしてしまう可能性が高いのです。

 

 

次世代ACという概念がありますが、実は不登校、ひきこもりの青少年たちが次世代ACであ

ることが多いのです。つまり、その親たちがACであるということです。

 

 

夫婦は、互いが全く違う環境で生きてきて、縁があって夫婦になります。

価値観の違う男女が、それぞれの家庭で満たされなかったものを、無意識の内に互いに求

め合います

ここから、歪みが生じ、そのシワ寄せが子どもに向かってしまうのです。

 

 

子育てが始まると、その発達過程で、その時々の自身のインナーチャイルドが、顔をのぞか

せます。

例えば、5才の時の自分が満たされなかった欲求を、5才のわが子に当時の自分を重ね、そ

の欲求を充足させようとします。しかし、あくまでも目の前にいるのは、わが子であって自分で

はないのです。それに気づけず、無意識の内にわが子の心に侵入してしまうのです。

 

 

ですから、わが子にとっては、あらかた過剰なものとなってしまいやすく、その結果子どもは

窒息してしまい、自己像に歪みが生じてしまいその後の人生に暗い影を落とします。

 

 

しかし、このインナーチャイルドをはっきり自覚できていれば、子育ては自身にとってもより有

意義な機会と成りえます。

わが子の成長を支えながら、自身のインナーチャイルドも成長させていくのです。

 

 

インナーチャイルドと必ずペアにあるのがインナーペアレントです。

自身の心に居座る両親の残像です。

 

 

インナーチャイルドとの対話を通して、インナーペアレントと正面から向き合い、親になった現

在の自分が、両親との関係を読み解いていく。

そのことで、自身がACである理由が分かり、子育てをわが子と自分の成長の機会として楽し

め、わが子に健全な自己愛自尊感情を与えてあげることができ、わが子を次世代ACとし

てしまわなくてすむのです。

 

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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結果への恐れ

新たな事に取り組むことに対して、過度な怯えがあると、当然行動が不活発となります。

やる前から、「失敗しないだろうか」「うまくいかないといやだし」等の不安が先に立ち、結局は

止まってしまうということはよくあることです。

  

 

失敗をしない最善の方法は、何も取り組まないことです

失敗のしようがありません。もちろん、何の成果も得られないのもまた事実ですが。

 

 

多くの青年たちは、失敗という動かしがたい「結果」に怯えています。

「結果」に拘っていれば、取り越し苦労がある限り、積極性は発揮されません。

私たちが抱える苦悩は、イコール(=)結果ではありません。

苦悩は、「結果」から受ける「影響」の一形態です

要は、「結果」はどうあれ、「悪影響」さえ受けなければいいのです。

 

 

となれば、結果に過敏になる必要はありません。

どんなに損失があっても、大勢に影響がなければ、気に病む必要がないのです。

何事も結果を確定づけることは出来ません。

しかし、それから受ける悪影響は、より少なくすることは可能です。

風邪をひきやすかったら、体力をつければひきにくくなれます。ウィールスをこの世から失くす

ことは出来ませんが、運動すれば抵抗力がついてくるというわけです。

 

 

このことに気がつけば、「結果」を気にして決断が鈍ることはなくなります。

後は、「悪影響」を受けない自分を作ればいい。そのためには、“活かす”という発想が大切

です。「あらゆる状況・状態・条件も全て活用する」という姿勢です。

どういう前提に立つかで、人の姿勢・態度は決まってきます。

 

 

ひとつの前提として、「全ての事象には、意味(意義・価値)がある」としてみては如何でしょ

う。様々なものが見えてきます。

 

 

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「運」とトラウマ 第二回

今年最後の記事です。

運を開くキーワード「」をお話しします。

 

 

」には、慎むも入っています。自己を慎まなければ何をも敬えません。

敬うということは、相手を尊重するということです。

  

 

人間関係においては、互いの立場というものがあります。

特に社会生活の場においては、この立場の認識はとても大切なものです。

相手の存在そのもの、また立場に対して敬意を表すこと。

その基本が挨拶返事です。

 

 

挨拶はそこに相手が居ること(存在)の認証であり、人間関係の潤滑油です。

返事は「ハイ!」。これは「」の意です。相手を拝することです。

たとえ相手が、自分より年少者や後輩、また子どもであっても、一個の人格をもった人間で

す。相手の立場にたって、身になって、意見を尊重することは大切なことです。

意見を尊重するということは、何も言うがままに聞き入れるということではありません。

より理解することに努め、受け入れられない場合は、相手にも理解してもらえるよう説明し、

双方にとって、より良い結果となるアイデアを考えるのです。

  

  

時に人間関係においては、人格的になかなか敬えないという相手もあったりします。

その際も、立場に対しての敬意はやはり必要です。

きらいな上司だからと、互いの立場もわきまえない態度は、社会人としての見識に欠けます。

極端なケースで、犯罪者にも人権の尊重がありますよね。   

 

 

日本人はそういった意味では、物に対しても敬意をもっている民族でもあります。

針供養、人形供養、眼鏡供養なんていう慣習がありますね。先日新聞で、広告業界が広告供

養を行った記事も見ました。これらは、物に対する敬意からくるところのものですね。

物を敬い大事に扱えば、長く役に立ってくれます。

リサイクルも物に対しての敬意ですね。

 

 

「敬い」があれば、驕りや慢心は抑えられ、相手をコントロールしたり、相手の領域に過度に

入したりを防ぐことができます

何よりも、尊重されていやな気持ちになる人間はいませんので、人間関係は円滑になってい

きます。

「敬」は確実に運を開きます。

皆さまにとって、より良き新年を迎えられますことをお祈り申し上げます。

一年間ありがとうございました!

 

 

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