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解決支援者の現場日記 時事問題: 2020年9月

ひきこもり(不登校)~解決を妨げるのは社会?


あるネット新聞の記事の中のジャーナリストのI氏の論評から考えてみたいと思います。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/634296

I氏は、ひきこもりの取材を長年続けておられ、全国家族会にも参画しておられます。
 
私は解決実践家の立場で、「目の前の家族の早期解決のためには何が必要か」の視点から述べてみます。
 



「この国の『働かなければだめだ』という圧の強さが、当事者を追い詰めている」と指摘している点ですが、

「だめだ」という表現は別として、社会の中で働くことは必要なことではないのですか?

圧の強さと述べておられますが、働くことは、本人にとっても、望むべくものです。

それは、単に生活の糧を得るためという目的以外にも得られるものがあるからです。

I氏にお尋ねしたいですが、あなたはジャーナリストとして働くことが苦痛ですか?




仕事は、社会の中での役割を与えてくれます。求められる立場を与えてくれます。

存在の意義を与えてくれます。
 
追い詰められたのは、働くことの意味、意義、健全な仕事観をわが子に親が大人たちが示して

こなかったために、社会の中で責任を担っていくといった覚悟ができるほど成熟しきれていないからです。
 
「就労ありき」のひきこもり対策は間違いといった見直しから、最近の論調には

「働かない生き方も認めるべき」といった極端なものが、評論家やジャーナリストに見受けられます。
 



「ひきこもるのは本人の努力不足や甘え、親のしつけなどが原因で「当事者が克服すべき問題」

と捉えられてきたために、責められたように感じた家族は、ひきこもる子どもの存在を隠しがちになった」
 
これはそうではあるのですが、何もひきこもりに限ったことではありません。

「親の顔が見てみたい」という言い回しがありますね。

何か非常識な態度、行動などがあれば、親の育て方がきまって問題視されるものです。

「当事者が克服すべき問題」ではあるのです。

ただ、当事者だけで克服できる問題ではない

家族(特に親)こそが解決していける問題であることを示せなかった支援側の未熟さが、

あきらめを招いたのです。
 



それが、I氏が下記のように示している行政によるたらい回しにも表れています。

「国も社会問題として直視せず、法制度のはざまで行政による相談者のたらい回しも頻発した。

本人や家族だけでは解決困難な問題を放置した長年の結果が今、8050問題として表面化した。

社会構造のゆがみが生み出した問題。

本人より、まず家族が安心できるようサポートを維持していくことが大事だ」
 



ただ、ここにも少し注意が必要です。
 
社会問題社会構造のゆがみが生み出した問題としておられますが、問題が生じている現場は、

あくまでも家庭です。
 
行政が放置したというよりも、家庭の中で親が放置した結果が長期化です。

もとより行政が踏み込める範囲には限界があるのですから。幼児虐待でお分かりでしょう。

「家族が安心できるサポート」の具体的なものを明示して頂けたらと願います。
 
それが単なる「家族会」ではけっしてないことだけは先にお伝えしておきますが。
 



社会構造のゆがみが生み出している問題など、枚挙にいとまがありません。

いじめハラスメントコロナ感染者への差別等々。

惻隠(そくいん)という言葉をご存知でしょうか?
 
「他人の悲しさや苦しみをそのまま見るに忍びない心」です。

人が本来具えている心根です。

この惻隠の情が無い人を「人でなし」と言うのです。
 



社会の偏見、差別が無くなる前に、親の寿命が先に尽きてしまいます。

このブログを書いている最中にたった今、父親が突然亡くなったという知らせが、

支援を行っている家庭から入りました。

社会の構造改革よりも、親の意識変革です。

偏見世間体があろうが、何をより優先させるべきかを判断、実行できる、

より良く生きていける精神的支柱
を備えていくことが急務の課題です。
 
社会がどうこう言ってる内は、誰かがしてくれるのをじっと待つだけです。
 
自己のふるまい、人生にそれぞれが責任をもち、主体的に自ら先に動き出すことが重要なのです。
 
 
 
「変わるべきは、ひきこもる本人でなく、社会の価値観ではないか」

ジャーナリストの性か、最終的には「社会」へ結論をもっていかれるようですが、

その社会を作っているのは、「問われているのは私たち一人一人」とI氏自身述べておられるように、

私たち一人一人です。
 



自己責任という意味合いを、誰にも頼ってはならず自己解決しなければならない

と捉えているむきがありますが、そうではなく、自身の身に起こることで、その原因に

自分が一切関わっていないことなどあり得ません。
 
原因と結果の間に長いタイムラグがある場合、あたかも降りかかった火の粉の如く

自分は何も悪くない被害者だと思ってしまいがちですが、基本自己の人生に関してはすべて自己責任です。

他者の助力、協力をもらいながら自己解決していかなければなりません。
 



「一人一人の内面にある素晴らしいものを認め、寄り添い、生きる希望が感じられるような

メッセージを届ける人材を、地域でいかに育成していくかが支援のカギになる」


支援現場の課題として、生き方を認め、それを応援すること。本人が「こうしたい」と思う

ことを手伝うとしていますが、このような論調が最近はまま見受けられます。

これは、want(欲しい)need(必要)の区別ができておらず、本人たち(親も含め)の求め(欲しい)を

満たすことが解決につながると勘違いしています。

これまでの居場所家族会が失敗してきている原因のひとつがこれです。

必要なことが分かっておらず、何でも認めてあげたら意欲が出ると思っています。

人間は安きに流れるものです。

want(欲しい)を満たそうとすれば、(怠惰)につながります。

支援側が提供すべきものは、当事者たちが分からないでいる解決のために必要なものです。




ミュージシャンのGACKTの発言に興味深いものがありました。

コロナ禍の外出自粛の中で、
 
「人に逢うことや誰かと直接話すこと誰かと触れ合うことに億劫になったり、そんなイケてない感情を

持ってる自分に人間としての危機感を感じた」

 
人と触れ合わなくなった時点で人は人間じゃなくなる。人間とは人と人との間でコミュニティを形成し

互いの関係を保ち感情を相手に届けながら、時には苦しみ時にはもがき、どうすれば笑顔でやっていけるかを

見出し努力して生きていく。だから人間

 
「確かに今は色んな事情があるが、人の本質を忘れるような方向に自らを落とし込んじゃだめだ」
 



ひきこもり者たちは、「生きていていいんだ」という根拠を強く求める実存的空虚感にあえいでいます。

人であるのに、人に癒されなさを抱えているのです。
 
この本質的苦悩にも気づかず、「働かないという生き方も社会が寛容に認めるべきでは」

という安直な意見が最近見受けられますが、「生きていく意味への援助」を個々に対応していけてこそ、

早期解決が実現できるのです。





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