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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 2011年9月

ひきこもり20年の当事者の生の声

今回から数回に分けてご紹介するのは、現在も未だ継続中のひきこもり青年本人の言葉です。

この青年は、現在35歳で中学1年からひきこもり始めました。

ある民間支援施設の勧めで、二年ほど前から親元を離れ一人暮らしをしていますが、強迫神経症

も患い、日常生活自体がかなり厳しい状態のようです。

事態の改善が見られないことに疑念や不安を抱き、ご両親が当協会にご相談にみえられたのです。

今回、ご両親の承諾を頂き、この団体の機関紙に掲載された青年の手記をご紹介します。

 

 

親元から離すことで自立心を期待することがまま聞かれますが、思うほど効果はありません。

精神的な依存を解消しないかぎり、ただ、ひきこもっている場所が自室から離れに移っただけと

いうぐらいの違いです

大学に行っているものとばかり思っていたのが、下宿にひきこもっていたというケースもよくあります。

 

 

それから、この青年の場合、かなり重篤な強迫神経症に罹患していますが、それに対しての対応が

ほどこされていないようでした。

ですから、当事者同士で一緒に行う行事には、参加ができていなかったようなのです。

 

 

この団体は、ひきこもり家族会から発展した支援団体で、具体的な支援法をもたないようです。

だからでしょうが、この青年のご両親の話によると、まだ一例も社会参加を実現できた実績が無いと

いうことでした(設立して10年以上経ちます)。

以前実際に、この団体へ相談に出向いた当事者本人が、一人の実績もないということで支援を断ら

れたと当協会へ来られたこともあり、その時には私も「そんなばかな」と思ったことでしたが。

その青年は、仕事に就きたくて支援を求めたのです。

 

 

では、当事者の青年たちにその団体が何をさせていたかというと、集わせていたわけです。

この手記の青年は、先の理由でこの集いの場には参加できていないのです。

このように、当事者同士の居場所を提供し、自由にさせるという場は、よく聞きます。

しかし、他者との接触をさせていけば徐々に慣れてきて、社会参加が可能となるという考えは幻想

であり、そのもくろみが果たせることはほぼありません

仮にバイトなどを始められるようになっても、長くは続きません。

 

 

彼らは、対人関係が不慣れでひきこもったわけでもありませんし、ひきこもっていて不慣れになった

から、人への関わりに臆病になったといわけではないのです。

ですから、慣れさせればいいというわけではありません。

もっと本質的な対人スキルが欠落しています

それは、適切な訓練をほどこし、身に備えさせてあげなければ、慣れながら身につくレベルのもの

ではないのです

 

 

このあたりのことは、家族会はもとより、家族会から発展した支援団体は認識が不十分なように

見受けられます。

単なる居場所(休憩所)を提供し、改善がないまま、いたずらに期間を延ばしてしまっている状況が

よく見られます

支援者として猛省すべきことです。

 

 

では、早速その手記の一部からご紹介しましょう。

たしか中学に入って夏休みまでにはひきこもり始めていたと思います。

今考えるとひきこもった原因は、中一ギャップと言われているものだったんじゃないかなと

思います。

今も昔も、急激な変化への適応や新しい人間関係を築く事が上手くはないです

中学生になって、別の小学校から来た人たちと一緒になる事や、部活等での先輩・後輩の

人間関係、勉強面での周りとの差で、井の中の蛙状態?だった事に気付かされた感じで

した。

特に余裕をこいていた訳ではないのですが、急に自分のことがちっぽけなものに感じてきた

だろうと思います。普通にやっていけば、周りついていけると思っていたか、特に何も考え

ずに中学生になってしまった感じでしょうか。

入学から暫くたつた日、学校を休んだあたりから一気に生活が崩れて行ったような気がしま

す。一日休むと周りから遅れはじめたり、部活の問題で学校に行き辛くなってしまいました。

今考えたら、大した事では無いように思えなくもないのですが、生きて来た十二年と数ヶ月

全てだった、当時の自分としては大問題。

そんなある日、親が無理やり自分を、学校に連れて行こうとしました。

多分必死に抵抗したと思います。学校で何を言われるか・聞かれるかとても怖かったです。

学校に連れて行かれる前に、泣きながら逃げ出し家の周りを逃げ回りました。

そのまま家出なんかは出来ませんでしたが、何時間か近くの神社に隠れて、気分が落ち着

いた頃に家に戻りました。

それから何日かたった日だと思いますが、親にしつこく問いただされた事があり(何を聞かれ

たかは思い出せませんでした)その事が、ショックだったように思います。

それから暫く部屋にひきこもるようになりました。

その頃、先生やクラスメイトが家に来るのが、本当に嫌で嫌で仕方がなかったです。

 

 

この青年は、この後転校をしましたが、数日登校しただけで、再び行けなくなり、ひきこもり生活に

入りました。

通っていた学校に問題があったわけではないということです

 

 

いかがですか?

この青年は、原因を中一ギャップと書いていますが、それだけで20年ひきこもると思いますか?

そもそも中一ギャップに適応できない問題を抱えていたのです。

それが何か?

精神的な脆弱性がどこから来ているのか、抑え切れない衝動性がどこから来ているのかこそが

重要なことなのです。

この本質的な問題が解消されないままなので、今もなおひきこもりから脱することができていない

のです。

 

次回も引き続き、手記をご紹介しながら考察していきたいと思います。

 

 

 

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ひきこもりの子をもつ親という病③

今回まで、長期化を招いている原因にもなっている「ひきこもりの子をもつ親という病」について、述べ

てみましょう。

 

 

支援のご依頼を受けてから、まず最初に行っていくことは、コミュニケーションの回復です。

社会的ひきこもりの状態に関しての定義に「ご家族以外との親密な対人関係がない状態が

6ヵ月以上続いている状態であること」とありますが、他人どころか、ほとんど親子間でも充分な

コミュニケーション(親密な関係)が取れていません。

数年も話をしていないケースはざらですし、十年以上姿も見ていないといったケースだってあります。

 

 

コミュニケーションの回復のために、様々な方法を指導しますが、それを実行に移すまでに、時間が

かかったり、また、実行したものの、「どうでしたか?」というこちらからの確認に対して、「何も変わり

ません」「内の子は、ダメですね」なんてことを、あっさりと言われます。

 

 

解決のプロにかかれば、一瞬の如く、数年もひきこもっていたわが子が、いきなり社会参加すると

でも思っておられるのか、解決を先急ぐ傾向が顕著です。

同時に、辛抱が足りない。

 

 

「なんと声をかけていいのかが、分からない」というのが多いのですが、声自体をかけられないという

ことも少なくありません。

コミュニケーションが途絶えてしまっている原因は、本人が促しに対しても動こうとしなかったり、家族

からの呼びかけにもだんだんと答えなくなり、次第に親御さんの方も返事がないので声をかけなく

なってしまったことです。

 

 

なぜ、親の言うことを聞かないと思いますか?

親を信頼していないということと、子どもは、親の言うことよりもしていることを真似るということです

いがみあっている父子が、母親の目から見ていると、そっくりということがよくあります。

「あんな親父みたいなヤツにはならない!」と毒突いてる息子が、「最近とみに父親に似てきた」と

母親が感じている話を私は支援の場でよく聞かされます(笑)。

似たもの同士。

どうやら、子どもというのは、残念ながら親の悪い所を真似てしまいがちのようです。

 

 

自分が信頼していない相手から何かを促された時、あなたはその通りにしますか?

しませんね。

ですから、こちらの言い分を聞き入れてもらうためには、信頼の回復が先ず必要なのです。

信頼関係を修復していくためには、コミュニケーションが欠かせません。

信頼を築き上げていくことは、大変な作業です。

時間もエネルギーもかかる。

土を耕し、種を植え、育てていくという発想がもてないようです。

即席の解決法を求めてこられる親御さんも少なくありません。

無償支援でも、こと自分たちが動かなければならない解決法だと分かると、その後姿を見せない

親御さんもおられるのも残念ですが現実です。

 

 

信頼を回復するためには、痛みへの寄り添い(共感)です。

共感できるためには、理解しかありません。

理解も頭で理屈が分かっても、腹に落とせなければ、行動に移せません。

肝に銘ずる」「腑に落ちる」と言いますね。

腹くくりが大切だということです。

合点がいくまで、とことん理解していくのです。

 

 

そのためには、わが子の立場になって、考えてみましょう。

子どもの目線になれば、良かれと思ってやったこと、当たり前だと思ってやっていたことなどが、

逆にダメージを与えてしまっていたことに気づけます

理解が深まれば、子どもの今に対してのいらだちも少なくなります。

理由、わけが分かるからです。

ですから、理解することは、親御さん自身のメンタルヘルスにも有効なのです。

 

 

腹くくりが出来るためには、「失うものなど何も無し」という精神です。

何か守るものがあると、踏み込めません。

親の面子や沽券に関わると思えば、それを守ることを優先させてしまいます。

結果、行動を起こせず、子どもから「腹に据えかねる」と、逆襲にあうのです。

 

 

 

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