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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ ひきこもり 11ページ目

ひきこもり20年の当事者の生の声②

前回に引き続き青年の手記をご紹介しましょう。

 

テレビを見てゲームをして、CDを聴いたりラジオを聴いたりして時間を潰していくだけです。

ずーっとこんな生活で、一応は中学を卒業する形になっていますが、殆ど学校には行って

いません。他の人たちが高校に通っているのが、とても羨ましく思えました。

なんで俺、こんなんなったんやろう」と何回思ったかわかりません。

部屋にずっと引きこもっていると、一日が長く感じるようになります。何もせずにじっとして

いるのは、かなりのストレスになっていたと思います。

現実逃避するために妄想するようになり、大声を上げたり壁を殴ったり時には母親に危害

を加えたり(殆ど脅すような感じで)金を無心したりする様になりました。

家の中でも自由に歩き回れるわけではなく、親(特に父親)が外出するか寝室に入らないと、

自分の部屋から出る事も難しい状態でした。

今の自分には考えられませんが、風呂に入るのも歯を磨くことも一週間に一回、酷い時には

二週間に一回という時期もあり、風呂に入るのは外出する前と決まっていて、よくこんな生活

をしていたなと今は思います。

(中略)

ここから生活のリズムが崩れ、いつの間にか昼夜が逆転した生活を送るようになります。

夕方の五時か六時ぐらいに起きだし、テレビを見たりゲームをしたりして時間を潰し夜中には

ラジオを聞いていました。

外出するのも、ほとんど夜になり昼間に出るのは、天神や博多駅付近の店に行く時だけ

です。

また部屋にこもり始めた頃は、母親がつくった料理や、買ってきた弁当などを食べていまし

が、いつの頃からか食べなくなっていました

何もせず寝ているだけでも腹は減るので、この頃は二日に一回の割合で三・四時間程外出

し、食べ物などを買い溜めしていました。

夜、暗い道を歩くのは最初怖かったです。でも慣れてくると昼間外に出る方が、苦痛に感じる

ようになります。何故かと言うと、人の目が気になる様になっていたからです。

自意識過剰だとは思いますが、外に出ると人に見られているような気がして自分の事を

笑っているんじゃないかと思い込むようになっていました

人の笑い声を聞くのがとても不快に思え、自分には関係なくても笑い声が聞こえるたびに腹

が立って、笑の声の主を睨み付ける様になっていました

段々と人嫌いになり、一人でいるのが苦痛ではなくなっていました。夜は人も少ないし静か、

周りは暗いので人から見られる事も、自分の視界に人が入る事も少なくなるので、とても

快適に思えていました。そこらへんは、今でもあまり変わらないですね。

騒がしい場所も嫌いです。

で、一回りして帰ってきてから食事をしてトイレを済ませ、朝方シャワーを浴びて部屋に

こもる、ただ一日一日をやり過ごす、そんな生活をしていました。

 

 いかがでしょうか。

不登校やひきこもりの長期化していく過程が読み取れると思います。

 

 

その日その日を漫然と過ごすようになっていきます。

考えなくなってきます。いわゆる「思考停止」状態です。

考えると憂うつになるからです。

「この先どうなってしまうんだろう?」なんて考え出したら、恐怖で気が狂いそうになりますからね。

 

 

人は「考える葦」と譬えられます。

ですから、考えることは止めないようにしなければなりません。

思考停止は、直視恐怖から来る現実逃避です。

リアル(現実)を受容できないでいるわけです。

ですから、妄想(バーチャル)の世界へ遊ぶようになっていきます。

 

 

こういうことからも、「子どもを信じて待ちましょう」といった対応では、確実に長期化を招くのです

親御さんは同じく現実逃避ですし、アドバイスする側の支援者は、責任逃れです。

 

 

外部との接触が無くなってくると、周囲からの視線に対する怯えが強まってきます。

社会生活は、常に他者の目に自分がさらされています。

その目から遠ざかると、過敏になってしまいます。

他者から自分に向けられている目は、自分に対する評価を象徴していて、自己認識が投影され

ます

つまり、身、自分に対しての評価がすこぶる低い(ダメ人間、誰も必要としてくれない、笑い者)

ので、その気持ちが他者からも発せられている(投影)と感じてしまうのです

 

 

他者を睨んだり、親への暴力などは、自己防衛であったり、自己存在の確認のために虚勢を張る

のです。

 

 

人目を避けてしまうのは、今でもあまり変わらないと言っています。

20年経った今でもです。

「子どもを信じて待ちましょう」といったアドバイスが、どれだけ無益どころか、毒になることがこれで 

お分かりでしょう

 

 

現状の問題解決のための選択肢を持ち合わせておらず、判断、決定、実行力が思考停止で無く

なっている状態の子どものやる気を待っていても、それは親の子どものやる気への依存でしかあり

ません。

つまり、子どもまかせ、子ども頼り、子どもしだいです。

現実逃避に任せていたら、どうなるかは明らかでしょう。

 

 

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ひきこもり20年の当事者の生の声

今回から数回に分けてご紹介するのは、現在も未だ継続中のひきこもり青年本人の言葉です。

この青年は、現在35歳で中学1年からひきこもり始めました。

ある民間支援施設の勧めで、二年ほど前から親元を離れ一人暮らしをしていますが、強迫神経症

も患い、日常生活自体がかなり厳しい状態のようです。

事態の改善が見られないことに疑念や不安を抱き、ご両親が当協会にご相談にみえられたのです。

今回、ご両親の承諾を頂き、この団体の機関紙に掲載された青年の手記をご紹介します。

 

 

親元から離すことで自立心を期待することがまま聞かれますが、思うほど効果はありません。

精神的な依存を解消しないかぎり、ただ、ひきこもっている場所が自室から離れに移っただけと

いうぐらいの違いです

大学に行っているものとばかり思っていたのが、下宿にひきこもっていたというケースもよくあります。

 

 

それから、この青年の場合、かなり重篤な強迫神経症に罹患していますが、それに対しての対応が

ほどこされていないようでした。

ですから、当事者同士で一緒に行う行事には、参加ができていなかったようなのです。

 

 

この団体は、ひきこもり家族会から発展した支援団体で、具体的な支援法をもたないようです。

だからでしょうが、この青年のご両親の話によると、まだ一例も社会参加を実現できた実績が無いと

いうことでした(設立して10年以上経ちます)。

以前実際に、この団体へ相談に出向いた当事者本人が、一人の実績もないということで支援を断ら

れたと当協会へ来られたこともあり、その時には私も「そんなばかな」と思ったことでしたが。

その青年は、仕事に就きたくて支援を求めたのです。

 

 

では、当事者の青年たちにその団体が何をさせていたかというと、集わせていたわけです。

この手記の青年は、先の理由でこの集いの場には参加できていないのです。

このように、当事者同士の居場所を提供し、自由にさせるという場は、よく聞きます。

しかし、他者との接触をさせていけば徐々に慣れてきて、社会参加が可能となるという考えは幻想

であり、そのもくろみが果たせることはほぼありません

仮にバイトなどを始められるようになっても、長くは続きません。

 

 

彼らは、対人関係が不慣れでひきこもったわけでもありませんし、ひきこもっていて不慣れになった

から、人への関わりに臆病になったといわけではないのです。

ですから、慣れさせればいいというわけではありません。

もっと本質的な対人スキルが欠落しています

それは、適切な訓練をほどこし、身に備えさせてあげなければ、慣れながら身につくレベルのもの

ではないのです

 

 

このあたりのことは、家族会はもとより、家族会から発展した支援団体は認識が不十分なように

見受けられます。

単なる居場所(休憩所)を提供し、改善がないまま、いたずらに期間を延ばしてしまっている状況が

よく見られます

支援者として猛省すべきことです。

 

 

では、早速その手記の一部からご紹介しましょう。

たしか中学に入って夏休みまでにはひきこもり始めていたと思います。

今考えるとひきこもった原因は、中一ギャップと言われているものだったんじゃないかなと

思います。

今も昔も、急激な変化への適応や新しい人間関係を築く事が上手くはないです

中学生になって、別の小学校から来た人たちと一緒になる事や、部活等での先輩・後輩の

人間関係、勉強面での周りとの差で、井の中の蛙状態?だった事に気付かされた感じで

した。

特に余裕をこいていた訳ではないのですが、急に自分のことがちっぽけなものに感じてきた

だろうと思います。普通にやっていけば、周りついていけると思っていたか、特に何も考え

ずに中学生になってしまった感じでしょうか。

入学から暫くたつた日、学校を休んだあたりから一気に生活が崩れて行ったような気がしま

す。一日休むと周りから遅れはじめたり、部活の問題で学校に行き辛くなってしまいました。

今考えたら、大した事では無いように思えなくもないのですが、生きて来た十二年と数ヶ月

全てだった、当時の自分としては大問題。

そんなある日、親が無理やり自分を、学校に連れて行こうとしました。

多分必死に抵抗したと思います。学校で何を言われるか・聞かれるかとても怖かったです。

学校に連れて行かれる前に、泣きながら逃げ出し家の周りを逃げ回りました。

そのまま家出なんかは出来ませんでしたが、何時間か近くの神社に隠れて、気分が落ち着

いた頃に家に戻りました。

それから何日かたった日だと思いますが、親にしつこく問いただされた事があり(何を聞かれ

たかは思い出せませんでした)その事が、ショックだったように思います。

それから暫く部屋にひきこもるようになりました。

その頃、先生やクラスメイトが家に来るのが、本当に嫌で嫌で仕方がなかったです。

 

 

この青年は、この後転校をしましたが、数日登校しただけで、再び行けなくなり、ひきこもり生活に

入りました。

通っていた学校に問題があったわけではないということです

 

 

いかがですか?

この青年は、原因を中一ギャップと書いていますが、それだけで20年ひきこもると思いますか?

そもそも中一ギャップに適応できない問題を抱えていたのです。

それが何か?

精神的な脆弱性がどこから来ているのか、抑え切れない衝動性がどこから来ているのかこそが

重要なことなのです。

この本質的な問題が解消されないままなので、今もなおひきこもりから脱することができていない

のです。

 

次回も引き続き、手記をご紹介しながら考察していきたいと思います。

 

 

 

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ひきこもりの子をもつ親という病③

今回まで、長期化を招いている原因にもなっている「ひきこもりの子をもつ親という病」について、述べ

てみましょう。

 

 

支援のご依頼を受けてから、まず最初に行っていくことは、コミュニケーションの回復です。

社会的ひきこもりの状態に関しての定義に「ご家族以外との親密な対人関係がない状態が

6ヵ月以上続いている状態であること」とありますが、他人どころか、ほとんど親子間でも充分な

コミュニケーション(親密な関係)が取れていません。

数年も話をしていないケースはざらですし、十年以上姿も見ていないといったケースだってあります。

 

 

コミュニケーションの回復のために、様々な方法を指導しますが、それを実行に移すまでに、時間が

かかったり、また、実行したものの、「どうでしたか?」というこちらからの確認に対して、「何も変わり

ません」「内の子は、ダメですね」なんてことを、あっさりと言われます。

 

 

解決のプロにかかれば、一瞬の如く、数年もひきこもっていたわが子が、いきなり社会参加すると

でも思っておられるのか、解決を先急ぐ傾向が顕著です。

同時に、辛抱が足りない。

 

 

「なんと声をかけていいのかが、分からない」というのが多いのですが、声自体をかけられないという

ことも少なくありません。

コミュニケーションが途絶えてしまっている原因は、本人が促しに対しても動こうとしなかったり、家族

からの呼びかけにもだんだんと答えなくなり、次第に親御さんの方も返事がないので声をかけなく

なってしまったことです。

 

 

なぜ、親の言うことを聞かないと思いますか?

親を信頼していないということと、子どもは、親の言うことよりもしていることを真似るということです

いがみあっている父子が、母親の目から見ていると、そっくりということがよくあります。

「あんな親父みたいなヤツにはならない!」と毒突いてる息子が、「最近とみに父親に似てきた」と

母親が感じている話を私は支援の場でよく聞かされます(笑)。

似たもの同士。

どうやら、子どもというのは、残念ながら親の悪い所を真似てしまいがちのようです。

 

 

自分が信頼していない相手から何かを促された時、あなたはその通りにしますか?

しませんね。

ですから、こちらの言い分を聞き入れてもらうためには、信頼の回復が先ず必要なのです。

信頼関係を修復していくためには、コミュニケーションが欠かせません。

信頼を築き上げていくことは、大変な作業です。

時間もエネルギーもかかる。

土を耕し、種を植え、育てていくという発想がもてないようです。

即席の解決法を求めてこられる親御さんも少なくありません。

無償支援でも、こと自分たちが動かなければならない解決法だと分かると、その後姿を見せない

親御さんもおられるのも残念ですが現実です。

 

 

信頼を回復するためには、痛みへの寄り添い(共感)です。

共感できるためには、理解しかありません。

理解も頭で理屈が分かっても、腹に落とせなければ、行動に移せません。

肝に銘ずる」「腑に落ちる」と言いますね。

腹くくりが大切だということです。

合点がいくまで、とことん理解していくのです。

 

 

そのためには、わが子の立場になって、考えてみましょう。

子どもの目線になれば、良かれと思ってやったこと、当たり前だと思ってやっていたことなどが、

逆にダメージを与えてしまっていたことに気づけます

理解が深まれば、子どもの今に対してのいらだちも少なくなります。

理由、わけが分かるからです。

ですから、理解することは、親御さん自身のメンタルヘルスにも有効なのです。

 

 

腹くくりが出来るためには、「失うものなど何も無し」という精神です。

何か守るものがあると、踏み込めません。

親の面子や沽券に関わると思えば、それを守ることを優先させてしまいます。

結果、行動を起こせず、子どもから「腹に据えかねる」と、逆襲にあうのです。

 

 

 

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ひきこもりの子をもつ親という病②

前回に引き続き、「ひきこもりの子をもつ親という病」について述べてみましょう。

 

 

この病の特徴のひとつは、ひきこもっているわが子の変化は強く求めるのですが、自分自身を変化

させていくということの意識がとても希薄です

 

 

例えば、解決のための手立て、課題を提供しても、なかなか実行に移せなかったり、カウンセリング

に出向く回数が極端に少なかったり、生活習慣そのものを改善していく動きがあまり見られません。

また、口でわが子に何かを促しても、言いっぱなしになってしまっていて、言ったことに最後まで

責任をもつということが少ないようです。

 

 

「本人が嫌がることは言いたくないし」というのもよく聞かれます。

これは、嫌がる顔を見たくないという自己都合で、相手(わが子)主体になっていません

そもそも、ひきこもりから脱するためにわが子に提示していくことは、本人にとってはエネルギーの

かかる、場合によっては不安(怖い)なことなので、嫌な顔をするのは当たり前なんです。

「はーい、分かりました」とならなくて当然なんです。

 

 

わが子に変化を起こすためには、先ず親御さん自身が変化していくことが必要です。

山本五十六の言葉でしたか、

やって見せ、言って聞かせてさせてみて、褒めてやらねば人は動かじ

というのがあります。

やって見せ」が大切なんです。

 

 

それからジェームズ・アレンの言葉にも次のような言葉があります。

人間は、自分の置かれた状況をより良くしたいと望むが、自分自身をより良くしようとは

しない。そのため、かれらは、一生古い自分に束縛されたままである

 

 

わが子がひきこもっていることが通常になってしまうと、現状改善は望むものの、ある日突然何事も

無かったかのように、わが子が動き出すといった幻想を抱いているだけで、今日もまた、昨日と同じ

一日(ひきこもっていることを前提とした)を繰り返すといった生活、生き方になってしまっています。

 

 

同じジェームズ・アレンの言葉に

人々は、自分の思考を隠し通せるもだと思い込んでいる。しかし、それはまず、習慣として

速やかに具現化し、続いて環境として具現化する

というものがあります。

現状のわが子の在り様は、それまでの両親の価値観の総和によってもたらされたものです

価値観に基づいた考えが、口癖や習慣に現れ、自分の身の周りの環境ができあがります。

ですから、環境やわが子に変化を起こすためには、両親の価値観の大転換が必要なのです。

 

 

 

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ひきこもりの子をもつ親という病

「ひきこもり」という現象の中には、様々な問題が重層的にからみあっています。

ですから、改善、解決のための対策としても、ひとつ所への対策では、事態はなかなか進展しま

せん。

 

 

未だに多くが、ひきこもっている当事者本人の(だけの)問題にしてしまおうとしています

その典型が、精神疾患、障害原因論です。

「ひきこもりの多くは、統合失調症である」

「発達障害である」

「パーソナリティー障害である」

「社会不安障害だ」

「生活機能障害だ」

「??????????何これっ?」って、感じです。

そうだとしたら、解決するのでしょうか?

「障害だから治らないですね」で終わります。(そうドクターから言われて来所された方も少なく

ありません)

 

 

病気や障害であれば、病を治すしかありません。

病を治すには、病院です。

でも本人が「俺は病気じゃない!」と行きたがらなければ、そこで終わりです。

家族に暴力をふるったり、自傷行為などがあれば、措置入院などの強制入院という対処もあります

が、誰かが血でも流さないかぎり現実はできませんので、それを期待するのもおかしな話です。

 

 

ひきこもり現象は、病を抱えているのではなく、“問題”を抱えています

「病である」に拘るのであれば、それこそ親側に病があります。

何の病かと言うと、「ひきこもりの子をもつ親」という病です。

ひきこもるという行為をしているのは、子どもですが、ひきこもれる環境、状態をつくっているのは、

その親です

 

 

全体的にひきこもりの長期化を強く感じます。

なぜ長期化してしまうのかというと、「ひきこもりの子をもつ親」という病に感染しているからです。

この病の症状を何回かに分けてこのブログで述べてみようと思いますが、今回は、感染しているか

どうかの見分け方。

その一つの判定(診断?)基準を述べてみましょう。

と言っても、わが子がひきこもっていることで既に間違いなく感染はしているのですが。

 

 

こういう言葉が出れば(思いがあれば)、感染しています。

子ども自身がやる気を出していくしかないのだから、親が懸命になってもしょうがない。

言ってもきかないものを動かすことはできない。

本人がその気になるまで時期を待つしかない

 

 

どうですか?

あなたは、この言葉が出ていませんか?

もし出ていれば、この病を治していかないかぎり、確実に長期化してしまいます。

 

 

わが子なんですから、信じて待ってあげましょう

どれだけこの甘言に惑わされた親御さん方がいるでしょうか。

もしあなたが、この言葉を発した方の支援者であれば、即刻支援者をお辞めになって下さい。

あなたの支援は、「」になります。

 

 

「信じて待つ」ことは、何もしないことではありません。

秋の実りの収穫まで何もしないで待ちますか?

手間隙かけて、実りの“時期(タイミング)”を待つのです。

 

 

それと同じで、わが子の回復力を信じて待つためには、回復力(実りを得る力=解決力)を促進する

手間隙をかける必要があります。

信じている。信頼しているからこそ、手間隙かけることなどおっくうではないはずです

おっくうな気持ちがもしあれば、病がかなり進行しています。

 

 

 

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ひきこもりを受け容れきれるために②

前回のブログで、受容のための現実直視をお話ししました。

受容ができない状態は、現実の否認です。

 

 

否認は、事態を深刻化させることはもとよりですが、それだけに止まらず、様々な弊害を招きます。

ひとつは、正直さが欠けるということ。

これは、やれないことを認めないということです。

問題を前にして、自力だけでは解決がつかないにも関わらず、「できる」と言い張る。

 

 

二つに、素直さが欠けるということ。

これは、周囲から手助けがあっても、その手を振り払い、自分の殻に閉じこもります。

 

 

そして、誠実さが欠けるということ。

これは、自分自身にも嘘をつき欺くということ。

自分の問題なのに、自分で責任を取ろうとしないのです。

周囲の好意を裏切ります。

 

 

これらは全て、周囲からの援助をみすみす遠ざけてしまいますし、最たるものは、自身の成長を

阻んでしまうということです

成長がなければ、眼前の問題を解決することはできません。

 

 

「ひきこもり」の問題は、精神疾患だ、人格障害、発達障害だというような問題ではなく、現状認識、

現実検討能力、問題解決力の欠如の問題なのです。

 

 

 

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ひきこもりを受け容れきれるために

 何事も「問題」は受け容れきれてこそ、解決へのスタートラインに立つことができます。

 不登校やひきこもりが長期化していく背景には、ひとつにはこの「受容」が困難だからと言っていい

でしょう。

それだけに、受容ができれば、問題の半分は解決したようなものです。

 

 

わが子がひきこもりと思いたくなかった

考えずにいれば、いつのまにか解決するんじゃないかと思っていた

 

 

こういった声が、当事者やその親から多く聞かれます。

こう思っていれば、どこへも相談にもいかず、何の対策もうちませんので、確実に長期化していき

ます。

 

 

受容できるためには、現実直視ができなければなりません。

これが難しい。

目の前の問題が困難であればあるほど、目をそらしたくなります。

 

 

現実直視ができるようになるためには、「現実」をどう捉えるかが肝心です。

「現実」とは、現に事実としてあることです。

事実としてそこに起こっていることです。

自分自身の身の上に起こっていることです。

ある原因があって、結果として自身の人生に起こっていることです。

その原因には、自覚できている、できていないに関わらず、自身が深く関係しています

ですから、自分が責任をもって事にあたるということです。

自己責任です。

人ごとにしてしまわない。

 

 

そもそも「問題」というものは、それまでの自分の価値観や能力の限界を超えているからこそ、

問題化(困った事態)しています。

ですから、限界(さらなる成長のための気づき)を知る機会を与えられたようなものです。

歓迎すべきことなのです。

 

 

そう考えると、今ある環境(現状=現実の状態)は、常に自分にとって、気づきを得られる最適な

環境と言えないでしょうか。

最適」であっても、「快適」であるわけではありません。

かえって、自己改善のための“気づき”を得られる最適な状態は、苦しい状態の方が多いものです。

良薬は口に苦し」です。

 

 

そういう意味で、「現実」は、いいも悪いもありのままの自分、これまでしでかしたこと(笑)をはっきり

と示しています

事実は、何のごまかしもききません。

我が事として、引き受けるしかないのです。

 

 

 

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ひきこもりを招かない子育て法

何事も起こってからでは、生じてからでは、その改善のために大変なエネルギーを要します。

ひきこもりも不登校も、必ず予兆があります。

ですから、予防が充分可能なのです。

 

 

ハインリッヒの法則』 というものがあります。

これ は、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する

いうものですが、ひきこもりに至る前にも、微かな兆しがあり、その背景には多くの異常があります。

背景にある多くの異常とは、主に家庭内の機能不全です。

 

 

では、実際に予防していくためにどういう関わりが必要か述べてみましょう。

ここでは、ひとつひとつの方法というよりも、どういう姿勢が大切かを述べます。

 

 

一言で言うと、独りよがりの愛情で育てないということです。

「愛情こそ必要だろう」と誰もが思われることだと思います。

「独りよがりの」というところを注意して頂きたいのです。

 

 

危ういのが、「」の部分なのです。

お分かりのように、「」が入ると、誰しも目が曇るのです。

すると、情に溺れて冷静に適切な関わりが出来ません。

 情深くして情に迷わず」の姿勢が大切です。

 

 

そのためには、「」で育てましょう。

愛で育てるというのは、大切に大事に育てるということです。

 

 

猫かわいがり」と言う言葉もありますが、ただただ愛しいということで、そのことがわが子のために

ならないのにも気がつかず、買い与えたり、食べさせたり、世話をやいたりと。

これは、大切にしていると言えません。

 

 

また、自分の都合、思惑だけで、子どもの声も聞き入れず、コントロールしようとすることも大事に

していると言えませんね。

 

 

愛で育てるというのは、口で言うほど易しくはありません。

ひとつのコツをご紹介しましょう。

敬愛」を心がけるのです。

」は、慎み、尊重するということです。

 

 

子育てにおいては、先ず親の姿勢で最も大切なことは、慎みです。

なぜなら、親の立場を利用して、いらぬことをしてしまいがちだからです(笑)。

慎みの姿勢が足りませんと、驕り、慢心を生じ、わが子をいいように扱います。

 

 

年端のいかぬ子どもであっても、一個の人格を備えた尊い存在です。

敬意をもって接する必要があります。

存在、立場を尊重し、心から信頼することです

そうすれば、子どもの中に自尊心、自己信頼感が育ちます。

 

 

そのうえで、自助力を養っていきます。

自助力とは、「自主」 「自守」 「自律」です。

自主」は、主体的な生き方。

自己判断、自己決定、自己責任ができるように。

自守」は、自分で自分を守れるように。

過度に失敗や危険を避けさせて育てると、自分を守る術を身につけられません。

自律」は、セルフコントロールです。

朝起きなどの習慣管理、健康管理、ストレスケアなどの感情管理など。

特に怒りや衝動のコントロールは大切です。

自律ができなければ、自立はありえません。

 

 

人のサポートを上手に受けることができるのも自助力です。

周囲からの好意的な手助けまで、振り払ってしまうのがひきこもりです。

予防のための子育て法から、育て直しのヒントをつかんでください。

 

 

 

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不登校を家族の絆で乗り越える②

前回ご紹介したメルマガ購読者の方からのコメントに関し、引き続きお話ししましょう。

このお母さまが取り組まれた中で、大切な3つのポイントがあります。

 

 

行動し続ける

これは、当たり前と言えば当たり前のことなのですが、意外に出来ていないことが多いようです。

見守る」ということをやっていませんでしたか?

いつも申し上げているように、「子どもを信じて待つ」というやり方は、一番の手抜きです。

子どもの“やる気”に依存した対応です。

子ども次第、あなたまかせになってしまっています。

行動は、手足を動かすことです。

自分は何もせずに、ただひたすらわが子が動いてくれるのを待つのでは、行動していることには

なりません。

 

 

だからといって、闇雲に動いても結果は出ません。

すべきでない事を効率よくやることほど無駄なことはありません。

例えば、不登校のわが子を学校に連れていくために、手際よく、見事なまでの連携で、父親が車で

校門まで連れて行き、校門で待機していた二人の教師が、力ずくで教室まで引っ張っていった事例

がありました。

この子は、ほどなくひきこもりました。

あたりまえの話です。

 

 

何が問題で、どのような状況にしていくことが最優先で求められるのかを明確にしていくことが

先決なのです。

そして、結果が出るまで(解決するまで)、あきらめず手を打ち続けることです。

 

 

笑顔とユーモアを欠かさない

笑う門には福来る

笑える状況になってから、笑うのではなく、笑える状況になるために、強引に笑顔をつくるのです。

ユーモアをまじえるゆとりをもってください。

ゆとりをもてば、寛容さも養われます。

そのためには、視点を多様にもち、大局観でものごとを捉えることです。

 

 

学校に戻ることより大切なことはないのか。

バイトを始めれば問題解決か。

そもそも、わが子だけの問題なのか。

本当に心配しなければならないこと、改善しなければならないことは何か。 

 

 

等を考えてみることで、余裕が生まれてきます。

意気消沈していては、何事も前へ進みません。

そもそも、わが子がひきこもる前に、家庭の中に怒号や罵声がありませんでしたか?

笑い声で、家の中の沈んだ空気を吹き飛ばしてください。 

 

 

肝心要は、姿勢・態度

事態の解決のための方法論にこだわるのではなく、重要なことは、事態に向き合う、姿勢態度

です。

 

 

学校に戻すためにどうするかや、働かせるためにどうするかではなく、わが子の痛みに寄り添い、

理解する姿勢がありますか?

子どもが安心して、何事かに挑戦できるための支えができていますか?

目の前の事態を受け容れられていますか?

現実から目をそむけていませんか?

夫婦で、解決のための協力が出来ていますか?

わが子だけを問題視していませんか?

 

 

メルマガにご投稿くださったお母さまからのメッセージには、これらの3つのポイントが語られてい

ます。

そして、最後まで希望を捨てないことで結ばれています。

希望は、これからを照らす光です。

即席の解決マニュアルを望むのではなく、労を惜しまず、わが子からのメッセージを読み取って

いきましょう。

  

 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

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6月27日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

6月29日 (要予約 0120-870-996)
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不登校を家族の絆で乗り越える

メルマガ『ひきこもりは動けないから解決できる!』の購読者の方から、ご自身の体験を是非

お伝えしてほしいと投稿がありましたので、このブログでご紹介したいと思います。

 

 

この方は、一年ほど前に最初のご投稿がありました。

中学生のお子さんの不登校に悩まれ、現実を受け入れられず、眠れない日々も続いたようです。

子どもや自分自身の自尊心を取り戻すことに重きを置き、笑顔をキーワードに「家族の絆」を深めて

いったことで、お子さんに変化が現れたようです。

今お子さんは、海外の高校に留学し、小学校の時の元気な楽しいお子さんに戻られたそうです。

ご家族が一丸となって手にした、絆の温もりを是非、下記のお手紙から味わってみてください。

 

 

ここまで来るためにたくさんの苦しみがありました。
ただ、もう家族しか本人を癒すことはできないんだと思い、日々根気強くがんばりました。

本人が、学校ではだめでも、家族はそうは思っていない、自分は学校に行ってないけれど、家族に
愛される価値ある人間なんだ
、そう思えるまでに、ほぼ2年の月日がかかりました。

不登校は日本独特の症状だと言われています。
海外のお友だちにはなかなか理解してもらえず、説明が大変でした。

社会のせいだけではありません。
けれども、やはり、受験を含む日本固有の社会的な雰囲気、独特な学校の雰囲気が、14万人にも
なる不登校を生んでいると言えると思います。

全国対応の不登校専門のカウンセラーにかかったときには、我が家がいる県からの相談が多い、
ということも言われました。
地域的にも、その県の教育委員会の方針や、風土がありその影響もあると感じました。
息子が行けなくなる直接的な原因は中学1年生のときの担任の先生でした。

いずれにせよ、不登校になるとひきこもりにつながりやすくなるため社会に貢献する人を育てること
ができません

本人の心を動かすことが大変難しかったです。
コントロールしようと思っては絶対にいけないですし登校させたいと思ってもいけない・・・
でも結果的に動きました。
そして、いつのまにか、ずいぶん成長した姿の息子に感動しました。

家族の絆は強いです。
こちらが本気で本人を愛していることを意識し、方法さえ誤らなければ、きっといつかは伝わり、元気
を取り戻していきます

家族のつながりは、笑顔です。
そして、笑いです。お母さんの失敗、それを自ら語る、そして笑いです。
明るい笑顔のあるところには、明るい未来が来ます

息子が不登校になるまでは、我が家も仲良し家族で明るい家庭でした。
でも何も知らなかった私は遅刻気味になっていた息子をなんとか不登校にさせまい、と必死に登校
させようとしていました。
毎朝のバトルに疲れ果て、結局、本人は行けなくなりもちろん、主人もそれを受け止めるのに時間が
かかりましたし家族がぎくしゃくしました。

普通に学校に行って元気でいてほしい、これはどんな親でもある普通の願いだと思います。
仕方がなかったと今は思っています。

どうか、他のお母様がたにもお伝えください。
望みを捨てないで、きっと何かが起きる、そのために、今できることを「行動する」ことだ、と。

その行動とは、なんでもない、でも一番大切な「家庭生活」。。。
手間暇かけた、ちょっとしたおやつや、おむすび。
お弁当、お掃除・・・

明るい言葉かけ、メッセージ、大きな声で名前を呼び挨拶すること、嫌がらなければスキン
シップ、家族揃っての食事、望みを捨てないこと、わが子はこんなすごいところがあるといつ
も思うこと、(近い人が感じている感情は、伝播しますから。)
小さいときや生まれたときのかわいかったエピソード、よいところを見つけ、さりげなくほめる
こと、手伝いを頼み、心からお礼を言うこと・・・・・
週末には家族で外食したり温泉に行ったり、遠出の旅行をしたり、いろんな景色や人々を見、
外を歩くチャンスを与えられるようにすること、

このような、なんでもない家族生活が、不登校になった本人にとっては普通よりも何倍も必要だと感じ
ました。

愛されていることの確認、そして家族への所属の欲求が満たされるまで・・・
日々、根気よく続けること・・・
いろいろとあると思います。

一筋縄ではいきません。
試行錯誤で、様々なことを試し続けてください
そして、本人が何かしてみよう、という気持ちになったときのために様々な進路を用意しておいてみて
ください。

家族を信頼して、相談してきたとき・・・・
最初の一歩が始まります・・・・

応援しています!

先が見えず、苦しんでいるみなさんに伝えたいです!
何かがきっと変わります!!

どうか希望を捨てないでいてください!

 

 

いかがでしたか?

家族再生の物語ですね。

家族には蘇生力があります。

このお母さんの素晴らしいところは、

行動し続けたということ。

笑顔とユーモアを欠かさないようにしたこと。

そして、直接的な方法論よりも事態を受け容れる姿勢・態度を重要視したことです。

これらのことについては、次のブログで詳しくお話ししたいと思います。

是非、皆さまも、このお母さまの声をご自身の家庭に活かされてください。

 

 

 

 

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