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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ ニート: 2013年6月

自分を愛する


「子育て」を考える際、子どもの何を育てる(大切にする)のでしょうか?


ひきこもる若者たちに共通してあるのは、彼らは自分を愛していないということです。
「自分のことを好きですか?」と尋ねると、「嫌いです」と答えが返ってきます。


自分を愛するというのは、自分を大切にしているということです。
つまり「自愛」です。


似て非なるものが「自己愛」です。
若者たちに見られる「俺が俺が」「私が私が」という態度は、さも自分を肯定(好き)
できているように見えますが、それは自己嫌悪の裏返しです。


見返りを期待される条件つきの愛情で育てられた子どもたちは、ありのままの自分を
認められず、親の期待(理想)する「わが子像」に成ることに失敗し、そんな自分を
自身受け入れられなくなってしまったのです
ですから、そんな自分を見透かされないために「俺は違う、スゴイんだ。正しいんだ」
となってしまっています。
自分でもそう思い込みたいんです。


自愛」が育てば、他者に対しての「慈愛」が芽生えます。
自分が大切なように、「他者も自分を大切にしているはずだ」と思えるからです。
自分と同じように相手が大切にしているものを大切にしたいからです。


では、溺愛されたら自愛が育つかというと違います。
母親は溺愛されて育ってきたのに私を同じように愛してくれなかった」と言った女性
がいました。


この母親は一人っ子で両親から溺愛されてきたようですが、親の子に向けられる
愛情で注意しなければならないのは、それが愛情ではなく執着から来ているもので
あるという場合が少なくないのです。


執着である場合、わが子を自身の所有物としてあつかいます
ですから、期待と称して愛情をそそぐための条件を与えます
「いい子にしていれば」とか「勉強頑張ったら」とか「言うこときいていれば」とかです。
自身の望む部分だけに執着し、それ以外は受け入れません
子どもはまるごとは受け入れてもらえないのです。(これが「条件つきの愛情」です)


所有物ですから、ほしいものに執着し手放さない(自分の中に取り込む)のも、ほしく
ないからあっさり手放す(捨てる)のも、親の気持ちひとつです。
 子どもはたまったものではありません。


溺愛は、子どもが求めぬものまで先回りして与えます
つまり、あくまでも自分(親側)の求め(都合)で与えているのです。
ですから先の女性の母親は、自分の求めにあわない部分には愛情を示せなかった
のでしょう。
それは、子どもの主体性尊厳性を踏みにじる行為です。


執着にならず慈愛をそそげるために必要なことは、慎み敬いです。
一個の独自の人格をもった存在と認めれば、自身を慎み、自分の都合に合わせ
ようなどと考えません。


わが子の人格への敬いがあれば、適度な距離を保つことができ、密着(我がもの)
することも無くなります。
自分の人格を尊重されることで、子どもには自尊心自己信頼感が育まれるの
です。


自分が嫌いであれば、それをごまかすために慢心利己心が強められます。
それは人間関係に不調和が生じやすくなり、人生に破壊的な影響を与えることに
なりかねません。
自分を大切にできる。自分を好きになれるように育てていきましょう。



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