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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 不登校: 2010年7月

親の承認の意味するもの

子どもたちが、親に対して求める最大のものは、「承認」だと思われます。

 

 

「承認」とは、期待信頼です。

親から期待されたい。信頼してほしい。ということです。

 

 

どの親御さんでも、「わが子に期待せず、信頼しないなどあるはずがありません」とおっしゃいますが、

実は、子どもが望んでいる期待と信頼は、どうやら親御さんが思っているものと少々違っているよう

なのです。

 

 

ここに、同じ承認でも、他人からの承認と親からの承認の意味合いの違いといったことが関わって

きます。

 

 

他人からの承認は、何らかの成果、結果つまりは実績に対してこそ得られるものです。

ですから、それを得るためには時間もかかりますし、実力が必要です。

 

 

では、親からの承認は何に対してなのでしょうか?

これが他人と同じように、何らかの実績、てがらに対してであれば、子どもたちはおり場を失くして

しまうでしょう。

 

 

先ほど申し上げた、子どもが望む期待と承認と親のそれとの違いは、子どもたちがありのまま、その

ままの自分に期待してほしい、信頼してほしいと思っているのに対して、親は、自分の期待通りになっ

てほしいし、そうでなければ信じません。となってしまっていることが多いのです

つまり、親の望み(エゴ)という条件つきで、認めますよ、愛しますよ。と、なってしまっています。

 

 

これでは、子どもたちが望む承認欲求は、満たされません。

親が承認してあげられるのは、存在そのものです。

「何をしたら」という条件つきではならんのです。

何をしようが、そこにいるそのままを認め、愛してあげるのです

そうでなければ、子どもたちは親の期待に応えなければ愛されない(価値のない存在)と解釈して

しまいます。

 

 

存在は、命そのものです。

そこに息をして、生存しています。

命(存在)を尊べば、子どもたちは、その命をどう活かすか、どうはたらかせるかを考えることができ

ます

 

 

人間は、生活していく生き物です。

「生活」とは、生命を活かしていくことです。

生命(存在)を活き活きさせることです。より価値あるものにしていくことです。

 

 

親からの存在の承認をもらえていない子どもたちは、生きていく根元が空洞化しています。

あたかも耐震構造が不十分なビルのようなもので、少しの揺れ(ストレス、アクシデント、トラブル)に

もろくも崩れ去ります。

脳や骨の空洞化が、どれだけ甚大な影響を身体に与えるかを想像してみられてください。

 

 

自分自身がここにいていい理由、いなければならない理由、必要とされている実感を得られなけれ

ば、社会の中で人と関わりあいながら生きていく意味を見い出し得ません。

 

 

いくら「学校に行きなさい」とか「仕事をしなさい」と言われても、存在そのものを肯定してもらえて

いない(愛されていない)と感じている子どもにとって、虚しさを感じるばかりでなく、その場からも必要

とされていないということを感じることに恐怖する状態にあっては、「それ以前の問題なんだっ!」と

叫びたい思いなのです。

 

 

「承認」というものは、“存在”と“はたらき”に対して与えられます。

はたらき(成果、実績)に対しては、主に他者がそれをなし、評価します。

親だからこそできることは、存在に対してです。

親が、この世にわが子の存在を在らしめた張本人だからです。

存在を在らしめた者から、存在を否定される矛盾のむごさを分かって下さい。

 

 

 

 

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敬いを失うと

愛の反対は、憎しみではなく無関心」というマザー・テレサの言葉があります。

無関心が意味するものは、「必要ではない」ということです。

 

 

子どもの成長、子どもの親への語りかけに充分な関心を親が示さないでいると、子どもは、自分が

親から愛されていない。大切にされていないと受け止めてしまいます

親からすら求められない自分は、価値のない存在だと解します。

 

 

しかし、愛も時にわが子の自由を奪います。

それは、「敬い」を忘れている時です。

 

 

相手の存在、立場を尊重し、敬意を表していれば、適切な愛を与えることができます

 

 

親が子どもに敬いの姿勢を見本として示していれば、子どもも他者に対して敬いの姿勢を保てる

ようになります。

 

 

父親が母親に対して、妻として、母親として、最低限の敬意をもって関わっているか。

家事をしてもらうお手伝いさんにしてしまっていないか。

 

 

母親が父親に対して、夫として、子どもたちの父親として敬意をもって関わっているか。

あてにもならず、頼りにもなならない、不甲斐ない人として子どもの前で扱っていないか。

 

 

わが子を一つのの人格をもった、意志のある人間として接しているか

 

 

社会生活の中においては、、互いが様ざまな立場役割をもって関わりあっています。

ですから、人格がどうこうの前に、相手の立場に対しての最低限の敬意を表し、接していく姿勢は、

決して忘れてはなりません

 

 

最近は、友達親子とか、教師と生徒との関係も、友達みたいな先生になりたいといった風潮も見ら

れますが、親は親であって、教師は教師です。

親、教師の立場と友人の立場は違います。

その立場、存在に相応しい態度、敬意がもてない大人に育ってしまいます

 

 

敬うという行為は、尊重し、大切にするということです。

人に対してだけではありません。

道具(物)や、功績、伝統などにも敬意を表すことはできます。

 

 

子どもたちは、自分の関心に関心をもってもらいたいものです

わが子に対しての敬いの姿勢があれば、存在をしっかり確認し、声を聞く態度が常にもてるはずで

す。

 

 

敬いと愛の中で育てられた子どもは、健全な自己愛に基づく自尊心自己信頼感が育ち、自他を

大切にでき、様ざまなストレスに対しての柔軟な適応力も養われていきます。

 

 

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