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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 教育: 2012年1月

ひきこもり親の会の重要性③

「たらちねサポート」で学んでいくことをお話ししましょう。

 

 

私が若い頃カウンセリングを学んだ時に、教わったことは、カウンセラーとしての知識技術態度

です。

「たらちねサポート」では、主に知識態度を共に学びあいます。

 

 

知識」は、ひきこもり、不登校という現象を理解するための知識です。

適切な態度で、ひきこもるわが子に接することができるようになるためにも、一にも二にも理解です。

現象の理解がなければ、わが子への寄り添いができません。

痛みへの共感ができません。

 

 

いつになったら、働くんだ!

いい加減にしろっ!

とっとと、出て行けっ!

といった言葉は、理解が足りないからこそのものです。

 

 

青年たちの共通した親への訴えは、「親の無理解への無念さ」です。

ただただ、「分かってくれない」という嘆きです。

 

 

青年たちは、不登校やひきこもりを始めたころの親の対応の話をよく聞かせてくれます。

どんな態度で親が自分に接したかをです。

それほど、この時の親の態度は、後々まで子どもたちの記憶に刻まれます。

あらかた不適切な態度になっています。

だからこそ、話に出てきますし、この態度から新たな傷(トラウマ)を抱えてしまっているのです。

 

 

何が不安なのかを確かめることもなく、強引に学校へ連れて行ったり、たまたま体調を崩した時に

「不登校なんかするからだ」と言ってしまったり。

いずれも、本人の不安や苦痛には関心も向けず、学校へ行けていないことを責めています

こういった態度では、子どもに罪悪感を抱かせるだけで、「悪い子」といったレッテルを貼っている

ようなものです。

痛みを伴う苦悩を親に理解してもらえない気持ちを想像してみてください。

想像を絶する苦悶です。

 

 

「たらちねサポート」では、毎月一回の定例会時に行われる学習会の中で、ひきこもり、不登校現象

の徹底した理解のための学習を行います。

部屋から動けない状態から、社会参加、回復まで直接かかわってきている支援者だからこそ、知りえ

ている実際知識をお話ししています。

実際知識というのは、最初から「病気ありき」といった診断(ラベリング)や病気の説明、抽象論、一般

論、具体性を欠いた精神論などではありません。

体験的な裏づけをもった、実際に役立つ活性化された知識のことです。

 

 

また、学習会とは別に、毎月第三火曜日に行われている講習会では、主に事態を「受容」できるため

の学びを行います。

解決のためのスタートラインは、「問題の受容」です

長期化の最大要因は、この受容ができていないことです。

「わが子が学校に行けていない」

「わが子がひきこもっている」

といった事実をいつまでも受け容れられていないことです。

 

 

目の前に起こっている現実をどう受け容れていけばよいのか、さらには、解決までの長い道のりを

くじけそうになる気持ちを立て直しながら、維持していけるための、問題に向き合う姿勢・態度を学ん

でいきます。

実は最も大事なことは、この姿勢・態度なのです。

その方法が功を奏するか否かを決定するのが、この「姿勢・態度」なのです

 

 

知識・技術・態度」の中のもうひとつの「技術」の学習は、「家族援護士講座」で習得できます。

詳細は下記をご参照ください。

 

 

 

まぐまぐメルマガはこちらです。
ひきこもりは動けないから解決できる!
http://archive.mag2.com/0000282169/index.html

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2012/01/post-2.php

 

当事者の青少年向けのブログはこちらです。
アダルトチルドレンからの回復http://forum-hokushin.weblogs.jp/

  

お申し込みはいますぐこちら!
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

   

ひと育て家庭ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/course/cat66/

 

家族援護士養成講座
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/

 

【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 

2月2日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

2月13日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

 

 ひきこもり・不登校の相談解決
 NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp 


ひきこもり親の会の重要性②

親の会の存在目的からお話ししまょう。

 

 

先ず何よりも、全体的に進んでいる長期化を食い止めることです。

長期化というのは、同時に高齢化を意味します。

もちろんその高齢化は、当事者の若者たちだけではなく、両親もです。

親亡き後の本人の生活維持の備えをどのようにはかっていくかが深刻な問題であり、内閣府も

ひきこもり支援者読本」の中で提案をまとめています。http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/hikikomori/handbook/ua_mkj_pdf.html

 

 

長期化することでのメリットは、もちろん何もありません。

それどころか、精神疾患などが発症してしまう恐れもあります。

ところが、困ってしまう事態(長期化)を招いてしまっているのが、当事者家族であることが、意外に

認識されていません

 

 

では、どう招いてしまっているのか。

現状の改善に対して、「本人が動かないから、どうしようもない」としてしまっていることです

「動かない」という不満だけで、「動かす」「仕向けていく」という発想がありません

そう言うと、「言っても聞かない」と親御さんからは返ってきます。

もちろん「動きなさい」と言って、「はい、動きます」とならないのは、当たり前です。

ひきこもりという現象の理解が必要になってくるのです。

 

 

「ひきこもり」という現象は、親子でセットなのです。

当事者”と言った場合、そこには親も入っているのです。

ですから、部屋にいるひきこもる者だけを問題視し、どうにかしようと働きかけても、根本的な解決

には至りません。

その部屋の家主(環境提供者)である親へのケアを忘れてはならないのです。

 

 

親御さんが罹っている病は、“ひきこもる子をもつ親”という病です。

幸いにも、親が罹っている病の方は、外への外出や人と会うことがまだ出来ます。

インフルエンザに罹っても、自分で病院へ行けますから治療ができますね。

それと同じで、“ひきこもる子をもつ親”の病は、解決できる場へ出向くことができます。

先ず、親御さんが、適切な専門家(医者ではありません)から、“ひきこもる子をもつ親”という病に

罹患していることを診断してもらって、さらには、その病の特徴、性質を説明してもらい、直していく

ことで、ひきこもるわが子が動けるようになっていきます

 

 

ですから、ひきこもりの解決のためには、当の本人がまだ動けない(外出できない)状態でも、何も

心配いらないのです。

アウトリーチ(訪問支援)や、事業仕分けではかなく消えた合宿型の「若者自立塾」の発想は、この

点の認識を全く欠いた発想と言わざるを得ません。

 

 

そういう意味でも、親の会という場に先ず足を運ぶことが解決への第一歩となります。

しかし、その場が、単なる慰めあい、グチのこぼしあいの場では解決へ至りません。

たらちねサポート」は、問題を自覚できる家族の集まりです。

言わば、“ひきこもる子をもつ親”の病を自覚できている親御さんの自助グループです。

自助ですから、自らが自らを助けられる学びができる場です。

天は、自ら助くる者を助く」という言葉もありますが、天とは、「道理」です。

つまり、自らの問題は、自らが主体的に責任をもって解決していくことが、ものの道理だということ

です。

道理にそって生きる者は、道理が守ってくれるのです。

次回、「たらちねサポート」では、どのような学びをしていくかをご紹介してみましょう。

 

 

 

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ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2011/12/post-2.php

 

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お申し込みはいますぐこちら!
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

   

ひと育て家庭ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/course/cat66/

 

家族援護士養成講座
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/

 

【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 

1月12日13日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

1月12日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

 

 ひきこもり・不登校の相談解決
 NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp 


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