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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ トラウマ: 2011年6月

ひきこもりを招かない子育て法

何事も起こってからでは、生じてからでは、その改善のために大変なエネルギーを要します。

ひきこもりも不登校も、必ず予兆があります。

ですから、予防が充分可能なのです。

 

 

ハインリッヒの法則』 というものがあります。

これ は、1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在する

いうものですが、ひきこもりに至る前にも、微かな兆しがあり、その背景には多くの異常があります。

背景にある多くの異常とは、主に家庭内の機能不全です。

 

 

では、実際に予防していくためにどういう関わりが必要か述べてみましょう。

ここでは、ひとつひとつの方法というよりも、どういう姿勢が大切かを述べます。

 

 

一言で言うと、独りよがりの愛情で育てないということです。

「愛情こそ必要だろう」と誰もが思われることだと思います。

「独りよがりの」というところを注意して頂きたいのです。

 

 

危ういのが、「」の部分なのです。

お分かりのように、「」が入ると、誰しも目が曇るのです。

すると、情に溺れて冷静に適切な関わりが出来ません。

 情深くして情に迷わず」の姿勢が大切です。

 

 

そのためには、「」で育てましょう。

愛で育てるというのは、大切に大事に育てるということです。

 

 

猫かわいがり」と言う言葉もありますが、ただただ愛しいということで、そのことがわが子のために

ならないのにも気がつかず、買い与えたり、食べさせたり、世話をやいたりと。

これは、大切にしていると言えません。

 

 

また、自分の都合、思惑だけで、子どもの声も聞き入れず、コントロールしようとすることも大事に

していると言えませんね。

 

 

愛で育てるというのは、口で言うほど易しくはありません。

ひとつのコツをご紹介しましょう。

敬愛」を心がけるのです。

」は、慎み、尊重するということです。

 

 

子育てにおいては、先ず親の姿勢で最も大切なことは、慎みです。

なぜなら、親の立場を利用して、いらぬことをしてしまいがちだからです(笑)。

慎みの姿勢が足りませんと、驕り、慢心を生じ、わが子をいいように扱います。

 

 

年端のいかぬ子どもであっても、一個の人格を備えた尊い存在です。

敬意をもって接する必要があります。

存在、立場を尊重し、心から信頼することです

そうすれば、子どもの中に自尊心、自己信頼感が育ちます。

 

 

そのうえで、自助力を養っていきます。

自助力とは、「自主」 「自守」 「自律」です。

自主」は、主体的な生き方。

自己判断、自己決定、自己責任ができるように。

自守」は、自分で自分を守れるように。

過度に失敗や危険を避けさせて育てると、自分を守る術を身につけられません。

自律」は、セルフコントロールです。

朝起きなどの習慣管理、健康管理、ストレスケアなどの感情管理など。

特に怒りや衝動のコントロールは大切です。

自律ができなければ、自立はありえません。

 

 

人のサポートを上手に受けることができるのも自助力です。

周囲からの好意的な手助けまで、振り払ってしまうのがひきこもりです。

予防のための子育て法から、育て直しのヒントをつかんでください。

 

 

 

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不登校を家族の絆で乗り越える②

前回ご紹介したメルマガ購読者の方からのコメントに関し、引き続きお話ししましょう。

このお母さまが取り組まれた中で、大切な3つのポイントがあります。

 

 

行動し続ける

これは、当たり前と言えば当たり前のことなのですが、意外に出来ていないことが多いようです。

見守る」ということをやっていませんでしたか?

いつも申し上げているように、「子どもを信じて待つ」というやり方は、一番の手抜きです。

子どもの“やる気”に依存した対応です。

子ども次第、あなたまかせになってしまっています。

行動は、手足を動かすことです。

自分は何もせずに、ただひたすらわが子が動いてくれるのを待つのでは、行動していることには

なりません。

 

 

だからといって、闇雲に動いても結果は出ません。

すべきでない事を効率よくやることほど無駄なことはありません。

例えば、不登校のわが子を学校に連れていくために、手際よく、見事なまでの連携で、父親が車で

校門まで連れて行き、校門で待機していた二人の教師が、力ずくで教室まで引っ張っていった事例

がありました。

この子は、ほどなくひきこもりました。

あたりまえの話です。

 

 

何が問題で、どのような状況にしていくことが最優先で求められるのかを明確にしていくことが

先決なのです。

そして、結果が出るまで(解決するまで)、あきらめず手を打ち続けることです。

 

 

笑顔とユーモアを欠かさない

笑う門には福来る

笑える状況になってから、笑うのではなく、笑える状況になるために、強引に笑顔をつくるのです。

ユーモアをまじえるゆとりをもってください。

ゆとりをもてば、寛容さも養われます。

そのためには、視点を多様にもち、大局観でものごとを捉えることです。

 

 

学校に戻ることより大切なことはないのか。

バイトを始めれば問題解決か。

そもそも、わが子だけの問題なのか。

本当に心配しなければならないこと、改善しなければならないことは何か。 

 

 

等を考えてみることで、余裕が生まれてきます。

意気消沈していては、何事も前へ進みません。

そもそも、わが子がひきこもる前に、家庭の中に怒号や罵声がありませんでしたか?

笑い声で、家の中の沈んだ空気を吹き飛ばしてください。 

 

 

肝心要は、姿勢・態度

事態の解決のための方法論にこだわるのではなく、重要なことは、事態に向き合う、姿勢態度

です。

 

 

学校に戻すためにどうするかや、働かせるためにどうするかではなく、わが子の痛みに寄り添い、

理解する姿勢がありますか?

子どもが安心して、何事かに挑戦できるための支えができていますか?

目の前の事態を受け容れられていますか?

現実から目をそむけていませんか?

夫婦で、解決のための協力が出来ていますか?

わが子だけを問題視していませんか?

 

 

メルマガにご投稿くださったお母さまからのメッセージには、これらの3つのポイントが語られてい

ます。

そして、最後まで希望を捨てないことで結ばれています。

希望は、これからを照らす光です。

即席の解決マニュアルを望むのではなく、労を惜しまず、わが子からのメッセージを読み取って

いきましょう。

  

 

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不登校を家族の絆で乗り越える

メルマガ『ひきこもりは動けないから解決できる!』の購読者の方から、ご自身の体験を是非

お伝えしてほしいと投稿がありましたので、このブログでご紹介したいと思います。

 

 

この方は、一年ほど前に最初のご投稿がありました。

中学生のお子さんの不登校に悩まれ、現実を受け入れられず、眠れない日々も続いたようです。

子どもや自分自身の自尊心を取り戻すことに重きを置き、笑顔をキーワードに「家族の絆」を深めて

いったことで、お子さんに変化が現れたようです。

今お子さんは、海外の高校に留学し、小学校の時の元気な楽しいお子さんに戻られたそうです。

ご家族が一丸となって手にした、絆の温もりを是非、下記のお手紙から味わってみてください。

 

 

ここまで来るためにたくさんの苦しみがありました。
ただ、もう家族しか本人を癒すことはできないんだと思い、日々根気強くがんばりました。

本人が、学校ではだめでも、家族はそうは思っていない、自分は学校に行ってないけれど、家族に
愛される価値ある人間なんだ
、そう思えるまでに、ほぼ2年の月日がかかりました。

不登校は日本独特の症状だと言われています。
海外のお友だちにはなかなか理解してもらえず、説明が大変でした。

社会のせいだけではありません。
けれども、やはり、受験を含む日本固有の社会的な雰囲気、独特な学校の雰囲気が、14万人にも
なる不登校を生んでいると言えると思います。

全国対応の不登校専門のカウンセラーにかかったときには、我が家がいる県からの相談が多い、
ということも言われました。
地域的にも、その県の教育委員会の方針や、風土がありその影響もあると感じました。
息子が行けなくなる直接的な原因は中学1年生のときの担任の先生でした。

いずれにせよ、不登校になるとひきこもりにつながりやすくなるため社会に貢献する人を育てること
ができません

本人の心を動かすことが大変難しかったです。
コントロールしようと思っては絶対にいけないですし登校させたいと思ってもいけない・・・
でも結果的に動きました。
そして、いつのまにか、ずいぶん成長した姿の息子に感動しました。

家族の絆は強いです。
こちらが本気で本人を愛していることを意識し、方法さえ誤らなければ、きっといつかは伝わり、元気
を取り戻していきます

家族のつながりは、笑顔です。
そして、笑いです。お母さんの失敗、それを自ら語る、そして笑いです。
明るい笑顔のあるところには、明るい未来が来ます

息子が不登校になるまでは、我が家も仲良し家族で明るい家庭でした。
でも何も知らなかった私は遅刻気味になっていた息子をなんとか不登校にさせまい、と必死に登校
させようとしていました。
毎朝のバトルに疲れ果て、結局、本人は行けなくなりもちろん、主人もそれを受け止めるのに時間が
かかりましたし家族がぎくしゃくしました。

普通に学校に行って元気でいてほしい、これはどんな親でもある普通の願いだと思います。
仕方がなかったと今は思っています。

どうか、他のお母様がたにもお伝えください。
望みを捨てないで、きっと何かが起きる、そのために、今できることを「行動する」ことだ、と。

その行動とは、なんでもない、でも一番大切な「家庭生活」。。。
手間暇かけた、ちょっとしたおやつや、おむすび。
お弁当、お掃除・・・

明るい言葉かけ、メッセージ、大きな声で名前を呼び挨拶すること、嫌がらなければスキン
シップ、家族揃っての食事、望みを捨てないこと、わが子はこんなすごいところがあるといつ
も思うこと、(近い人が感じている感情は、伝播しますから。)
小さいときや生まれたときのかわいかったエピソード、よいところを見つけ、さりげなくほめる
こと、手伝いを頼み、心からお礼を言うこと・・・・・
週末には家族で外食したり温泉に行ったり、遠出の旅行をしたり、いろんな景色や人々を見、
外を歩くチャンスを与えられるようにすること、

このような、なんでもない家族生活が、不登校になった本人にとっては普通よりも何倍も必要だと感じ
ました。

愛されていることの確認、そして家族への所属の欲求が満たされるまで・・・
日々、根気よく続けること・・・
いろいろとあると思います。

一筋縄ではいきません。
試行錯誤で、様々なことを試し続けてください
そして、本人が何かしてみよう、という気持ちになったときのために様々な進路を用意しておいてみて
ください。

家族を信頼して、相談してきたとき・・・・
最初の一歩が始まります・・・・

応援しています!

先が見えず、苦しんでいるみなさんに伝えたいです!
何かがきっと変わります!!

どうか希望を捨てないでいてください!

 

 

いかがでしたか?

家族再生の物語ですね。

家族には蘇生力があります。

このお母さんの素晴らしいところは、

行動し続けたということ。

笑顔とユーモアを欠かさないようにしたこと。

そして、直接的な方法論よりも事態を受け容れる姿勢・態度を重要視したことです。

これらのことについては、次のブログで詳しくお話ししたいと思います。

是非、皆さまも、このお母さまの声をご自身の家庭に活かされてください。

 

 

 

 

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6月15日 (要予約 0120-870-996)
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