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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 福祉 2ページ目

ひきこもりを見守ってはいけない

私がかねてお話ししていることがショッキングと受け取られるのは、いくつか考え

られます。

思いつくまま述べてみましょう。




子どもを信じて見守りましょう」が確実に長期化を招く。

責任を回避する支援者側の無責任な対応。




「子どもを信じて」というのは、親にとっては殺し文句です。

子どもの教育は、とかく「待つ」ことが重要視されます。

逸る気持ちを抑え、じっくり待つことが子どもを育てるためには大切と言われています。

ですから、この言葉がでると、親の方も「そうだ。信じて待たなきゃ」と思うわけです。




ところが、これは体のいい現実逃避です。

単なる問題の見送り、先送りにしかなりません

見守りはは結局何もしないということです。

ですから、確実に長期化します。




時間が経てば、いつか気づいて、やる気も出てくるだろうというのが前提になっています。

しかし残念ながら、やる気曲線は、日ごとに右肩下がりで落ちていきます

人と関わらない期間が伸びれば伸びるほど、益々人前に自分をさらすことの抵抗が

強くっていくのはあたりまえのことです。




そもそも行動の選択肢を持ち合わせていないことで、ひきこもっているわけですから、

誰とも接触しない(他の価値観にふれない)状態で、新たな選択肢を得られるはずがない

のです。

積極的に選択肢の提供をしていかなければ、一生ひきこもらせることになります。







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「ひきこもり」をなおすということ

この現場日記もこれからは、日々の支援活動で感じたことをもっと頻繁につづって

いこうと思うに至りました。

それは、約20年間にわたって支援活動を続けてきた中で、この10年の状況を見て

も、長期化が進んて来ていることを強く実感するからです。




様々な形で、行政などの支援体制も用意されてきたにも関わらずです。

私はほぼ毎日、当事者の青年たちと会って、彼らの生の声を聴いています。

また、そのご家族の状況をうかがう機会を得られています。

その中で、感じたことを小さなことでもつづっていきたいと思います。

それが結果的には、当事者家庭の現状改善に役立てて頂けるような気がするのです。

それほどちょっとしたことに気づけていないがために、長期化が進んでしまっている

のを実感しているからです。




先日、毎月行われている「たらちね親の会」に初めて参加した方からこのような感想

が聞かれました。

「とてもショックでした。落ち込んでしまいました。でも、また来ました」と。

この方は、これまで他のひきもり親の会に継続して参加されていた方です。

さて、何がショッキングだったのかを次にお話ししましょう。







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無力の痛み

常に私が述べています不登校やひきこもりの問題が長期化する大きな要因
としての親の対応に関して述べてみましょう。




どうしたらいいですか?
この質問は相談者から最も自然に出てくるものではあります。
ただ、この質問の意味は、「解決するためにはどういう手だてを打っていけば
いいですか?」
といったものではないことが少なくないのです。




ではどういう意味でしょうか。
わが子のひきこもりがなかったことにならないでしょうかねぇ~
といった意味合いなのです。
つまり、自分たちの困りごとが一瞬にして 消えてなくならないだろうかという
期待です。
ありまえですが、そんなことはあるはずもありません。




こういった傾向の強い親御さんほど、「ひきこもりが終わる方法はどうすれば
いいんでしょうか?
」と再三尋ねられます。
それまでにも具体的な方法を度々(笑)アドバイスしているにも関わらずです。




どういうことかと言うと、事態の改善、解決のために、親御さんがどう動いて
いった方がいいか
をアドバイスしているのですが、親御さんの方は、子どもが
動き出すために子どもが何をしてゆけばいいのかといったことに関心があり、
自分たちが何かをしていかなければらないといった発想がないのです。
あくまでも子どもがどうするかです。




ですから、具体的に示した親御さんがなすべきことは実行できていません。
また、どう言ったら動き出すのか。
何をしたらひきこもりが治る(?)のか。
といったマニュアルを欲しがられます。




本人へのアプローチを促しても、「言っても聞きません」とすぐに止まります。
数年、長いケースは10年を超す間動かなかった(動かさなかった)子どもに対し
て、突然はたらきかけを始めたからといって、「はい、分かりました」となるはず
もありません。
あまり言うと喧嘩になるのがいやだし
波風立てず、穏便に済まないだろうか?
こういったことを言ってきたりすることもあります。
はっきり言って無理です。
あたりまえのことです。




そうやって、わが子との対峙から逃れようとしているからこそ、これまでも数年、
10年以上のわが子のひきこもりを作ってしまったのです。
親自身が、わが子に何をはたらきかけても思うようにならいことで傷つくことを
避けようとしています





親が傷つくことを恐れていて、どうやってこれから社会へ参加していくことでの
傷つきを恐れて勇気を出せない若者たちに促しをしていくつもりなのでしょうか?




10数年ぶりにはたらきかけを始めたことにわが子が反発し、「俺なりに考えて
いるからほっといてくれ!
」という言葉に、再びわが子のやる気へ依存してしまう
親御さんもいます。
今まで、本人なりに考えてきた結果が、この長きにわたった「ひきこもり」です
今更何を再び考えさせるのでしょうか?




私がかねてよりお伝えしている「ひきこもり」という現象、長期化が、親子の共同
作業
によるものという意味がお分かり頂けましたか?
ひきこもり当事者は、ひきこもっている当人だけではなくその両親もまた当事者
なのです。




だからこそ、だからこそです
親御さんがひきこもりにピリオドを打とうと決心して動きだせば、解決は可能なの
です。




この一月の間にも三人の青年たちが、長きにわたるひきこもりに区切りをつけ、
自分の足で出向いて参りました。
皆、親御さんの懸命なはたらきかけがあったからです。




一人の青年が私の問いかけにこう答えました。
(私)「部屋の中で何を考えていた?」
(青年)「何をどうしていいのか全く分からない状態でした
何も分からないでいる状態のわが子の何をこれ以上待ちますか?







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ひきこもり解決のためには?

今日の一日が、昨日と違うところは何があるでしょうか?
わが子が部屋にいる(登校していない)状況にどんな変化がありましたか?
何もなかったとしたら、なぜ変化が見られないのでしょう?

変化がないのに、なぜそのままにしているのでしょう?

何を前提にしてしまっていますか?
「やがて動き出すだろう」を前提にしていませんか?

どれだけ待ちましたか?
いつまで待ちますか?
動き出せることを期待できる根拠って何ですか?

これまでに失われたもの、これから先待ち構えているものが何かを想像できますか?

これらを自分に問うたことがありますか?
問わなかったとしたら、その責任を誰に求めますか?

なぜ他でもないその対処(過ごし方)をしてしまったのかを考えてみましょう。
いかなる目的で、それをしたのですか? また、しなかったのですか?

目的は、わが子のひきこもりの解決だったはずです。
目的は何のためだったのでしょう?
目的が別のものにすり替わってしまっていませんか?



ひきこもり現象は、「家族依存症」です。
「家族」という関係性だけにしがみつく生き方です。
それは親密さに裏打ちされたものではなく、「血を分けた」という事実としての
立場(権利と義務)だけによりすがったものだけに、変化を加えることを互いが
拒みます
変化を起こす勇気が出せないのです。



なぜなら、自らが人生の担い手であるという自覚がもてず、自らの判断、選択、
結果に対する責任
を認識できていないからです。
現状の改善のために変化を起こしていく不安感の方が、現状に対しての不満足感
より勝ってしまっているのです
勇気の反対は、臆病?
いえ、追従、依存です。




ここでひきこもりが解決していくためには何が必要かをお話ししましょう。
これは同時に、できなければ一生ひきこもらせてしまうということでもあります。



先ず、実は親子で全く同じ課題を抱えているといった自覚が必要なのです。
それは、改善を要する「問題」に対しての対処の仕方や傷つき体験後のストレス
反応が、自己破壊的になってしまっているということです。
同じということは、親がこの課題を乗り越えそれをわが子に示すことさえ出来れば、
ひきこもりは解決していきます



失敗しないことがエライわけでもなく、悩まないことが幸せなわけでもありません。
失敗や悩みからの苦悩、痛みにどう向きあい建設的に対処していくかです。
痛みを避けるのではなく、痛みからの影響をどう昇華(変容)させ、成長、発展に
活かしていくかが肝心です

痛みを避けようとすれば、失敗を避けるために挑戦を拒みます
何事にも取り組まなくなるのです。
これがひきこもり現象です。



そして、わが子に力が及ばない現実を思い知らされる痛みを怖れてやがてはたらき
かけをしなくなる
これが長期化の原因です。



如何ですか?
全く同じなのです。

このことに気がつけば、ひきこもりは解決できます。
 

 

 

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無力さを味わう

わが子が不登校になったり、ひきこもると、親御さんたちは嫌というほど自分たちの無力さを思い知らされます。
わが子が何を言っても聞く耳をもたず、場合によっては暴力などで反発を露わにすることもあります。
多くの親御さんが親として自信を失い、打ちひしがれます。



しかし実は、この無力を知るということが、目の前の問題を解決できるために必要なことでもあるのです。
なぜ無力さを味わうことが必 要なのかこれから述べてみましょう。



先ず、無力さを知るとどうなれるかを考えてみて下さい。
以下、「たらちね親の会https://www.interbrain.co.jp/tarachine/ で参加家族の皆さんから出された回答です。


自分の限界を知ることができる。
自分を省みることができる。
自分に向き合える。
コントロール幻想を手放すことができる。
無用なプライドを捨てることができる。
子どもの目線に降りることができる。
子どもの痛みに寄り添うことができる。
謙虚になれる。


如何ですか?
無力さを知ることで、これだけの得られるものがあるのです。
もちろん、自暴自棄になり、それこそウツになって自分が閉じこもってしまう場合もあります。
いわば、そこが解決か長期化かの分かれ目とも言えます。



青年たちは、発育成長の過程で、様々な自力での解決が困難な課題に遭遇します。
その度に、迷い、戸惑い、悩みます。
そういった際に、親が適切な関わりをもって指針を示せなかったケースで、後にひきこもり等につながっていることが多いのです



子どもが学校に行かなくなった。
部屋に閉じこもって出てこない。
わが子の行動が、思うに任せない状態になった時、上記の回答の様な状況になれなかった場合で事態がより悪化、長期化してしまっています。



青年たちの話の中で、自分が不登校をしたり、動けずに閉じこもってしまった時の両親の自分に向けられた態度のことがよく聞かれます
もちろん、その時の傷つき体験の話です。
それだけ彼らにとっては、そもそもの原因となった傷つきと同じくらいの痛みがあるのでしょう。



発達障害でも言われていることで、障害そのものよりも、障害に対しての無理解さからの叱責や、体罰といった不適切な対応による二次障害の影響(トラウマ)の方が大きいという問題があります。
それと似たような状況が、ひきこもりにもあるのです。



早期の解決に進むのか、長期化を招くのかが、無力さを味わうような場面での対処の違いひとつで変わってくることを心得て頂きたいのです
次回から、無力さを知ることで得られることが、どう解決につながるかを述べてまいりましょう。



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ひきこもり20年の当事者の生の声③

引き続き青年の手記をご紹介します。

 

長くひきこもっていると、いろんな所に支障が出て来ます。

健康と対人関係など自分の場合もおかしくなっていました。

まず対人関係、性格にもよるんでしょうけど、とにかく喋れない、もともと喋る方では無いの

で、人と喋らなくても何てことは無かったのですが、必要な時に声が出なくなります

家にいても親とも顔を合わさず話さない、話がある時でも会話は必要最小限だったので、

外で慣れない人と話す時は、緊張して相手の目を見れない・思った事が口に出て来ない・

大きな声が出せなくなって、挙動不審に見えたと思います。

情けない話ですが、年相応の知識・経験・常識も無く、一人では役所関係の手続き一つ出来

ません。

たまにテレビで、自宅で亡くなった親の遺体をそのまま放置して、逮捕された人が「如何した

らいいのか分からなかった」と供述したというニュースを見た時、「あー自分もこうなるな」と

思う事もありました。

(中 略)

次に今でも続いている癖というか病気というか、なかなか治らない事があります。

妄想癖潔癖症です。

まず、妄想癖、多分引きこもる前からやっていたと思います。

まあその頃は子供が自分の将来の夢を思い浮かべるような程度、引きこもってからは現実

逃避手段として、起きている間はずっと妄想をしていました

現実はダメ人間でも、妄想の中では超人ですよ(笑)。

筋トレの最中も、歯医者で歯を削っている最中も妄想妄想・・・・・。

そのうち妄想のし過ぎで、現実かどうか分からなくなる・妄想をコントロールできなくなるよう

になってしまいます。

(中 略)

引きこもっている間に、世の中ではいろんなことが起こっていました。

湾岸戦争が起きたり、阪神・淡路大震災が起きたり、二十一世紀になったりと、色々・・・。

自分は何も変わらず、ただ年を取っただけ、二十歳になり三十も超えても、何も変わらず

いました。

毎日毎日何の刺激も受けずにいると、無気力・無関心・無感動と何に対しても興味がなく

なって、如何でもよくなってきます

自分の誕生日すら、なんとも思わない・考えない、思考自体が停止してしまう状態でした。

動作も遅くなり時間だけがかかって、今まで出来ていた事も出来なくなって行きました。

よく引きこもると、そこで時間が止まってしまうと聞きますが、何も変わらないんじゃないん

です。

何もしないでいると、知力・体力とも退化する一方です

引きこもっていても、日頃から何かしている人と、何もしていない人では能力的にも、意識的

にも違ってくるのは当然だと思えます。

それは本人の性格か、周りの環境の問題かは分かりませんが、人間生きて行くには、何ら

かの刺激が必要みたいです。

死んでいるみたいに生き、寿命が終わるのをただ待っていた感じでした

 

 

では、解説しましょう。

私が現在関わっている青年の中にも、二年以上も声を発していない青年がいます。

声どころか、顔すら家族に見せていません。

私とはいつも筆談でカウンセリングをしています。

 

 

また、人から中傷されたことをきっかけに、自分から人を避け、会話をしなくなってひきこもり、数年

経って会話の要領を得なくなってしまった青年もいます。

この青年は、「挨拶をされてもどう答えていいのかすら分からなくなった」

「声をかけられただけで、緊張から嘔吐してしまうようなこともあった」と言っていました。

 

 

前回も妄想、思考停止についてはお話ししました。

この手記の青年も言っているように、妄想の中では超人にもなれます。

昼夜逆転でネット依存になっているようなひきこもりのケースでは、より現実と妄想の区別がつかず、

仮想の世界にいってしまっている危険な状態もあります。

 

 

妄想は、考えているというよりもイマジネーション想像の世界です。

ビジョンとして、そこに遊泳しています。

考える。思索するといったことは、ほとんどやらなくなってきます。

死んでいるみたいに生き、寿命が終わるのをただ待っていた感じでした。

この言葉は、ひきこもり状態の青年たちの心の中をよく言い表していると思います。

 

 

ひきこもりは、社会的には「死」を意味しています。

生きていることは、食事や睡眠をとっていれば自然と身体が生命を生かしてくれています。

自分でやっていることは、口に食物を放り込んでいることだけで、あとは全て身体が生命を維持して

くれています。

そういう意味では、生かされているんです。

私たちは大したことはやっていません。

 

 

しかし、生きていく。より良く生きていくためには、主体的な努力が必要です。

ひきこもる傾向にある若者たちは、変化への適応が困難な者が少なくありません。

ですから、変化を避けようとします。

また、新たなことへの挑戦は、失敗を伴いますので、失敗からの傷つきを過剰に避け、何もしない

という選択(それがひきこもり)を取ります。

結果、小さな失敗を避けたために、大きな失敗(ひきこもりによる代償)をしていることに気づけない

でいます

 

 

また、時の経過といった変化にもうとくなり、年齢に応じた覚悟、責任感がもてず、自分が置かれて

いる社会的立場の認識ができず、「ひきこもりは何か迷惑でもかけているでしょうか?」と臆面もなく

主張します。

40代で、年金生活者の両親に扶養されていてもです。

依存的にしか生きられなくなっているので、より良く生きていくための主体的努力ができず、まさに

死んだように生きるしかできなくなっているのです

 

 

食事と睡眠をとっていれば、生きながらえることはできます。

しかし、生命は生かされているものですから、それだけではそこに主体的な我がありません。

生かされている意味を自覚する。その意味を実現するためのはたらきをしていくことが生きていく

ということではないでしょうか。

 

 

人は様々な価値観をもって、意味を感じ取り、主体的な自由な選択ができる生き物です。

それが人としての尊厳性とも言えます。

その尊厳性を失いかねない、ひきこもるという生き方を見過ごしてはならないのです。

社会的な死の淵にある青年たちを再生(よみがえり)させていくことは、急務の課題です。 

 

 

 

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和水町中央公民館

 

 

 ひきこもり・不登校の相談解決
 NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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ひきこもり支援に思う

先日、特別支援教育の研修会に参加する機会がありました。

参加者は、学校教職員の方々で、研究発表、模擬授業などもあり、参考になりました。

 

 

ADHDアスペルガーなどの発達障害をもつ児童が増えてきているようです。

私共がかねて支援している不登校児童やひきこもりのご相談の中にも、発達障害であろう状態の

相談があります。

 

 

先生方も、一般の子ども達とあわせて教室内で指導するときに、様ざまなご苦労があるようです。

先生方は、もちろん発達障害の生徒を治すわけではありません。

できることできないことを見極めながら、能力のアンバランスをどう補っていくかを工夫しています

そして、できることを少しずつ増やしていく。

そのことで、子どもたちの心の中に自尊心を育てていく。

 

 

発達障害の子どもたちは、環境調整ということで、周囲に理解者を置いておかなければ、対人的

トラブルを多く招いてしまいがちで、二次障害的に心に深い傷を抱えてしまいます。

そういったことを防ぐためにも、学校生活の中でいかに周囲に適応させていくかの様ざまな工夫が

必要になってくるのです。

 

 

研修会に参加して強く感じたのは、ひきこもりの支援においてもこのような場が必要であるという事

です。

どういうことかと申しますと、ひきこもりは障害ではないにしても、現状できないことを多く抱えていま

す。

もちろん、障害ではないので、適切な訓練を施すことによって、本来もつ能力が回復されてきます

ですから、どのような訓練、支援が必要かを当事者家族に提供していかなければならないのに、

当事者家庭対象に行われている講演会や研修会などでは、講師として招かれている方の多くが、

医師や心理士、評論家(?)なのです。

 

 

先の特別支援教育の研修会の発表者は、全て現場の教師の方です。

治療者ではありません。

ですから、治療に対しての話や発達障害の説明は、あたりまえですが全くありませんでした。

ですが、とても役に立ちました。

 

 

医師や心理士などの話は、精神疾患、障害の説明ばかりで、ひきこもりの具体的な対応法は全くと

言っていいほど、出てきません。

せいぜい「時間をかけて見守りましょう」です。

これは対応法、解決策とは到底いえません。

当事者家族が求めているのは、解決のための手立てです。

ですから、ひとしきりの講演が終わった後の質疑応答で、

それで結局どうすればいいのですか?

といったような質問が出てしまうのです。

 

 

日々、子どもたちと現場で関わっている先生方が、互いに対応策を意見交換するからこそ、有益な

手立てが見えてくるのだと思います。

特に、治療を必要としない社会的ひきこもりに対して、医師らの病理の分析を聞かされても、当事者

家族は、落胆するのみだと思います。

 

 

障害は、治っていくものではありません。

ですから、障害をどう受け入れ、環境に適応していくかが、大切なところです

 

 

ひきこもりは、障害ではないのですから、回復していきます。

ですから、なおのこと、社会へ段階的にどう適応させていくかを周囲は考えていく必要があるのです。

当協会のひきこもり無償支援活動「たらちねサポート」では、福岡、熊本で毎月、解決のための

具体的な対応策を公表しています。

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詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

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ひきこもりの後遺症

「仕事に就けるためには、資格でもなければ」と、資格・技能の習得を促す傾向がありますが、注意

しておかなければならいことがあります。

 

 

ひとつは、「資格イコール仕事に就ける」ではないということ。

そして、もうひとつは、「資格イコール自信がもてる」ではないということです。

 

 

もちろん、『学校に通っておらず、働こうともせず、職業訓練も受けていない無業者』のニート

状態からは、一歩前進ではありますが、ここで申し上げることは、資格・技能がひきこもりから

脱する起爆剤には、必ずしもなるわけではないということです。

 

 

これまでも、自信がつけばという理由から、通信の大学を卒業した青年や、中には、国家資格を取得

した青年もいました。

しかし、「自信にはならなかった」という声も少なくないのです。

学歴に関して言えば、高学歴のひきこもり青年は普通にいます。

その青年たちは誰も、その学歴が「自信」の後ろ盾に成りえていません

 

 

彼らが、コンプレックスを感じ、怯えを抱いていることは、他のところにあるからです。

中には、難易度の高い資格の受験生でいることなどで、自分がひきこもりであることを否認しようと

している青年もいます

これは、親御さんも同じです。

「わが子は、ひきこもりなどではなく、受験生なんだ」と信じたいのです。

 

 

以前に、大学を卒業した後ある国家資格に挑戦し続け、30歳を過ぎ、自分が人と関われないことに

愕然とし、ひきこもりの相談会に参加し、その姿がテレビのニュースで放映され、それを偶然ご両親

が観て、親子三人で相談に来られた事例がありました。

親御さんも、テレビに映し出されたわが子の背中を観て、わが子がひきこもりであることを悟ったの

です。

親子で自覚、受容するのに、約10年を要したわけです

 

 

ひきこもる青年たちには、社会的な所属がありません。

立場をもたないということです。

学生でもない。社会人でもない。病人(療養者)でもない。

無業者であるだけでなく、無所属派という状態です。

 

 

人間には、所属欲求というものがあります。

何かに所属(参加)することで安心感を得ようとします。

ひきこもる青年たちは、家庭ですら、所属しているという感覚が希薄になってしまっています

「受け容れられていない」という思いが強いからです。

「戸籍から抜く」と言った父親や、また、親への反発心から自ら「戸籍を抜く」といった当事者もいます。

 

 

学籍を置くということは、その所属を得ることになります。

実質充分な修学がなされていなくても、立場を得られるのです。

その立場だけを得たくて、進学を希望する場合があるのです。

まさにモラトリアムです。

 

 

ひきこもる青年たちが抱えている怯えは、能力的なものよりも、もっと根源的なところから来ている

ものです。

存在の原初に関わるものです。

たとえ何かが出来る人間でも、結局は自分は誰からも認められない。

受け容れてもらえない人間

と信じ込んでいます。

 

 

それほどまでに自分を否定している青年が、履歴書に書ける程度の資格や免許を取ったからと

いって、それだけでは、社会へ入れる原動力にはなり得ないのです。

 

 

前回のこのブロクでも、震災の瓦礫に例えてお話しましたが、TVニュースでは、瓦礫の撤去に

100年はかかるだろうという報道もありました。

ひきこもりの期間が長ければ、長いほど、その後遺症とでもいうべき自己存在への不全感は、甚大

なものです。

家族にも数年間も顔を見せず、声も出さなかったことで、声を発することが怖ろしくてできないと

言った(筆談)青年もいます。

 

 

人が自尊心自己信頼感といったものを失うと、自分が何者かということも分からなくなり、急激

に失速していきます。

それは、わが子が閉じこもり、無言の反旗をひるがえされ、全く力の及ばぬ状態になってしまった

親御さんが、親としての自尊心をなし崩しにされ、動きが取れなくなってしまっている光景からも、

歴然としていることです。

長期化の要因にもなっています。

 

 

青年たちの目線に立った、家族や支援者が多くなってこなければ、長期化は止まらぬでしょう。

 

 

 

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詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

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ひきこもり支援の拡充

来月4月新年度から、これまでの活動をさらに拡充させていきます。

2年前から福岡熊本で行ってきたひきこもり無償支援活動「たらちねサポート」は、毎月の定例会

(福岡は第二日曜)の中で、参加家族同士の交流会だけではなく、ひきこもりに対しての理解を深め

るための学習会の時間を設けておりましたが、4月からさらに第三火曜日講習会を毎月開講し

ます。

 

 

「たらちねサポート」は、従来からよくある当事者家族会とは違い、単なる励ましあいの場ではありま

せん。

従来の一般的な家族会は、回を重ねるにしたがい、これといった対応策を聞けることもなく、数年や

中には、10年を越えて参加している他家族の存在を知って、解決への希望がもてず、会を離れる

ご家族も少なくないようです。無理も無い話です。

これは、グリーフ・ワーク(嘆きの仕事)を誤って認識している支援者(?)の指導によるものか、愚痴

のこぼしあいになっている傾向が多く見られます。

 

 

この「たらちねサポート」は、自助グループという形態を取り、本当の意味での「自助」、わが子の

ひきこもりを、自らの問題と受け止め、責任をもって自ら解決していけるようになるための姿勢や

知識を習得していきます

 

 

そのため、必ず定例会の中でも学習の時間を90分ほど設けています。

交流会では、他の家族の話の中から、自身の子どもへの働きかけのヒントを得ます。

性別や年齢が違っていても、必ず解決のために有益な話が聞けるものです。

 

 

私が、あらかたのご相談に対応できるのは、小学校低学年から、40代までの事例に関わり、また、

それぞれの幼年期からの成育環境、生い立ちを知りえる立場にあり、毎日複数の青少年たちと接し

(当協会ではほとんど本人が通って来られるようになっています)、本人からの生の声を聞いている

からです。

そしてもちろん私自身が、三人の子の親として、実子と二人の養女も育ててきた経験があるからです。

先月50歳を前に孫も出来ましたので、これからは祖父の立場(気持ち)も分かるでしょう(笑)。

 

 

30代のひきこもりでも、必ず学童期ぐらいに兆候が見られます。

ですから、不登校児童の話からも解決のための糸口になるものがあります。

また、ひきこもりが10年を越す場合も、あたりまえですが一日から始まっています。

ですから、ひきこもりが始まって間もない家庭は、長期の事例から、多くのものを学べますし、また、

その逆の場合も然りです。

 

 

 

4月から始める講習会では、私がこれまでブログやメルマガで語ってきました内容をさらに詳しく

事例を交えお話しし、具体的な解決策を提示します。

これら全てを無償で提供いたします。

 

 

長期化に伴う、年金所得家庭の増加、母子家庭の不登校など、経済的に民間の支援を受けられ

ない家庭もフォローすることが主たる目的ですが、専門家のいない相談窓口、誤った認識をもった

家族会、支援者などによって、長期化を招いてしまっている状況を鑑み、実施致します

 

 

9年前より行っている毎週月曜日ひきこもり無料相談窓口
https://www.interbrain.co.jp/counseling/

と合わせて、より多くの家庭が、長期化を食いとどめられたらとの思いで、スタッフ一同気持ちを新た

に取り組んでいきたいと思っています。

 

 

この活動は、春日市社会福祉協議会、大野城市社会福祉協議会協賛、春日市教育委員会、

大野城市教育委員会後援事業として、ご協力を頂いております。

誠にありがとうございます。

 

 

今年度最後の「たらちねサポート」は、今月13日(福岡)、27日(熊本)開催されます。

詳細はこちら

 

 

 

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詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 

3月22日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

3月21日 (要予約 0120-870-996)
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生まれてきた意味を奪ってしまっては・・・

2月1日発行のメルマガ「ひきこもりは動けないから解決できる!第50号」と合わせて読んで頂きたい

内容です。

 

 

「何のためにここまで育ててあげたと思うの!老後の世話をするのは当たり前でしょう!」

とばかりに、外へ出られないのであれば自分たち親の介護をさせればいいといった発想が、長期化、

高齢化したひきこもり家庭に出て来ている現実があります。

これは、「誰のお蔭で食っていけてると思うんだ!」と言い放つ父親と同じパターンです。

生んだ親が子どもを育てるのは当たり前で、恩をきせるのはおかしな話です。

 

 

 

昨今は、にわかに「ひきこもりは発達障害」という言説が目立ってきていますが、たとえ発達障害で

あれ、ひきこもる発達障害の子どもたちは、多くが高機能です。

つまり、知的障害を伴っていません。

その分見えにくかった(分かりにくかった)わけです。

ですから、二次障害として、幼年期のころに、その行動の不可解さから、親や周囲からの厳しい叱責

などでトラウマを抱えています

 

 

ましてや、社会的ひきこもりの場合、ほとんどが家族トラウマアタッチメント・トラウマ(絆の病)に

よるものです。

そういった青年たちが、親の老後を快く看るはずがありません。

下手をすれば、虐待に及びます。

 

 

親に対して「死ね」や「ぶっ殺すぞ」という言動が出ている青年たちもいますが、本気でそこまでの

気持ちは無いにしても、訴えたいものがあるんです。

でも、一線を越えないのは、そうしたら自分も生きていけないことを知っているからです。

親に不満がなくて一緒に暮らしているわけではありません

暴言も暴力も無ければ、親への不満はないと思うのは誤りです

 

 

わが家の中で常に子どもの笑顔が見たければ、親は努力しなければなりません。

何らの努力もないまま、仮に子どもが笑ってくれていたら、心の中で手を合わせ、「ありがとう」と感謝

すべきです

それほど子どもたちは、家庭の中で親以上に我慢していることがあるのですから

 

 

子どもたちは、分かってほしいんです。

理解してもらえなかった、受け止めてもらえなかった無念を訴えているんです。

私が、親御さんたちに伝えたいのは、死ぬまで面倒みることは償いにはならない。

それどころか、子どもがこの世に生まれてきた意味を奪うことになってしまうということです

 

 

子どもは親の介護をするために生まれてきたわけじゃありません

子どもに親の老後の心配をできるだけさせないようにしていくのが親の務めです。

もちろん、子どもが自活できるように育てる。

病気や障害があれば、生活が保てるように環境を作ってあげるのが務めです。

 

 

どの子達にも、この世に生を受けてきたということは、意味価値ある存在なんです。

親の心の慰めのために、わが子の生まれてきた意味を奪うことは許されないことです。

子どもの世話をしていくといった自己犠牲的なあがないは、気づかない間に子どもにさらなる罪悪感を

抱かせてしまいます

親は償いのつもりでも、それは自己満足自分の感情処理の手段になってしまっています。

 

 

青年たちは、

自分はここにいていい

自分の存在にも価値があるんだ

自分を待ってくれる人がいるんだ

ということを自覚したいんです。

 

 

これは、障害の有る無しに関係ありません。

人は生きがいをもって生きたいんです。

友人も恋人もなく、人を愛することもなく一生を終えて、子どもたちが「生まれてきてよかった」と思うで

しょうか?

介護をさせればいいという発想は、その気持ちを踏みにじる妄挙です。

 

 

私心なくわが子の行く末を思う本当の親であれば、過ちを潔く認める力をもち、血肉を分けて生んだ

わが子との本来の絆を結び直すことを決してあきらめないはずです

 

 

大和民族は元来失敗に寛容で、見直し聞き直しをしてやり直し、よみがえることを尊ぶ民族です。

神話の神さまたちも沢山失敗しています(笑)。

そして、改心して失敗を補って余りある功績を立てているんです。

私たち人間が、失敗しないはずがないでしょう。

反省してやり直せばいいんです。

そのことは、青年たちにも教えていかなければならないことなのです。

「ひきこもったっていいじゃないか。やり直せば」と。

自分たちが先ずやり直して、わが子にやり直すことの手本を見せてあげればいいんです。

 

 

 

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詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 

2月8日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

2月7日 (要予約 0120-870-996)
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