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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい

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アダルトチルドレン~12ステップ【神との正対】④


「自分に対して」というのは、自身の内なる良知」に対してという姿勢を勧めています。

「良知」とは、16世紀明の時代の「陽明学」の中で示されたものです。
 
「陽明学」は、行動の哲学と称され「知行合一」という言葉の方が聞き及びかも知れません。



 
「良知」とは、人の心に先天的に備わる真実の本性、物事の是非・善悪・真偽を鋭く見分ける

ことのできる本能的な力〉
です。
 
王陽明は、「満街(街中)の人みな聖人」と言ったように、誰でもに「良知」があると示しています。
 
「そんな真偽を見破る力なんか自分にはない」と思うでしょうが、それは煩悩で曇っているからです。
 
煩悩が強化されるのは、不安恐れからです。



 
私はこの「良知」をと捉えています。タマシイ(ヒ)は、「賜りし霊(ひ)」という意味です。

大自然から与えられた生命の大元とでも申せましょうか。

心の内の是にして善なる天理の働きが「良知」です。



 
太陽(天)からの徳を目に見える恵みとして与えてくれる大地のように、「良知」に基づく生き方

(天理の働きの実践体現)が望まれます。
 
つまりこの第5ステップは、自身の胸に手をあてて、心のさらに奥にある魂(良知)に、自分の過ち

を素直に認めること。
 
「良知に恥じない生き方」自分と争わない、天と自分を味方につける生き方を実践してみましょう。





 

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アダルトチルドレン~「親ガチャ」に学ぶ②


自分の意思に関係なく、不可抗力的に降りかかることに対して、どう対処できるかが自己の真価が

問われるところです。

とかく、それが苦悩を伴う状況なほど、被害者意識をもちやすくなるものです。




レジリアンシーという概念があります。

「心の弾力性」のことです。

レジリアンシーが高い人ほど、ストレス耐性が強く、逆境にあっても自身を支えられます。

そういった人たちの特徴にあげられているのが、「自らの運命に積極的で、強引にでもその意味を

見出し、打開に向けて取り組む」
つまり、運命を享受できるというものなのです。

現状をあるがままに受け入れ、ありのままに自己を開示、対峙し、事態に適切に対処していくことに

努めて下さい。

現状に対して常に、「今ある環境・条件は、成長のための課題を最も実感できる最適な環境・条件

である」
と認識すれば、その状況(境位)を超えることができます。

自分にとって最適な親が、「ガチャッ」と出てきたのです。


参考図書/『子ども虐待という第四の発達障害』杉山登志郎著(学研)








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アダルトチルドレン~「親ガチャ」に学ぶ①


「親ガチャ」という言葉が最近ネット上にもよく見られます。

親は選べないということですね。

親に限らず、自分で選択できないことは沢山あります。

人種も容姿も資質も。

これらは「宿命」と言われるものです。




あなたは、「運命」「人生」というものをじっくり考えたことがあるでしょうか?

「運命」というのは、「命」を運ぶと書きますので、ある程度自分の意志で創りあげていけます。

ある程度と言うのは、運命を「さだめ」と読むように、予め定まった領域があるということです。

「なぜ、私が?」と思ったことが、これまであったと思います。

特に、好まざることが自分の身に起これば、「どうして、よりによって自分なんだ?」と。

これを偶然で済ませていましたか?

ものごとを偶然で済ませるのは、思考停止状態です。

偶然で事を片づければ、世の中何だって起こってしまいます。

「必然」として捉えれば、その原因を考える習慣が備わります。

同じ失敗を繰り返すのは、失敗した原因を振り返るといった反省をしないからです。

原因を精査もしなければ、繰り返すのは当然です。




「なぜ、私が?」という疑問、嘆きが生じた時には、「他でもない自分の人生に起こったことは、

何か意味がある」
と受け止めてください。

実存心理学では、『人間は、人生からの問いに正しい答えを与える責任がある。ある人生の状況の

真の意味を見出だすことの責任がある』


と示しています。

これはとても有意義な思考法です。




自己の人生を常に意識していますか?

人生は自身で描いて創造していけるものです。

ですから、自分の人生に責任をもつことが大切です。

設計図、ライフプランは出来ていますか?

行き当たりばったりの人生では、運命に翻弄されるのは当たり前です。

生きていく目的・意義を熟考してみましょう。

人は、自分の考える意味にそった行動しかしません。

「人生に意味なんか無い」と考えれば、その通りに無意味な人生となるでしょう。

無駄な時を過ごし、ただ老いていくだけです。

こう捉えてみてください。

「他でもないその痛みが意味するものは、自身が最も気づき学ばなければならない成長・進化の

ための必須課題
である」
と。

(続く)







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アダルトチルドレン~有意義な人生を生きる


どうしたら毎日を機嫌よく過ごせるかを考えてみましょう。

とは言え、快楽ばかりを求めないように注意しましょう。

「楽」ばかり与えていると、人間腐ります(笑)。




幸福感で機嫌がよい方がいいですよね。

そのためには、日々自分の状態をより良くしていくことです。

幸福感は上向きの時に味わえます。

ですから、向上心をもって自分を成長させていけば良いのです。




全てにおいてより良く成っていくためには、人生の目的を自覚し、充実・充足させていくことです。

人生の目的は、自身の存在の根拠になります。

私として生きていく理由です。

自覚できていますか?




短所も弱点もコンプレックスもすべて丸ごと、ありのままに自分を受け入れる自己受容が大切です。

日々、充実した時間を過ごし成長させていけば、短所はひとつの持ち味ともなり、かえって人間味となります。

もっと心を自由にしていきましょう。

心が不自由だから、すぐに行き詰まり不機嫌になるのです。

上機嫌になれば、笑顔になれます。

笑顔は、周囲を明るく温かくしていきます。

当然、ポジティブな人間関係(つながり)がつくられていきます。

有意義な人生を創っていきましょう。








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アダルトチルドレン~今に生きる


物事がうまく進まない人の特徴は、自分や相手の「過去の言葉や行動」にこだわることです。

「あーしてれば」「こーしてれば」

「あーだったら」「こーだったら」

「あー言われた」「こーされた」

今さらどうにも出来ないことを悔やみ続けたり、嘆いたり、怒ったりと。




過去に執着すると、明るく輝かしい未来を創る力が湧きません。

消せない過去を消すような不可能なことをしようとするからです。

無茶というものです。

理屈に合わないことをすれば、当然エネルギーの浪費で、肝心なところへ向けるエネルギーが

無くなってしまいます。

過去を肯定することで、前向きになり、明るい未来を創っていくことができます。

過去の出来事自体は、変えようもありません。

ですが、その出来事が自分にとって意味するものは、いかようにでも変えられます。

そもそも、過去の出来事に嘆いているのは、何があったかではなく、その出来事に自分が与えた意味と、

そこからの影響ネガティブなものになっているからです。

意味づけを変えていけばいいんです。




自分が目指したい未来が具体的に定まってくれば、自ずと過去の出来事が、その実現にとって意味あるもの

だったということに気づけます。

つまり、過去を嘆いてばかりいるとしたら、それは未来への目標をもっていないからです。

失敗や挫折も、そこから教訓を得られれば、肯定できます。




人は過去に生きるわけでも、まだ来ぬ未来に生きているわけでもありません。

未来へ向かっている今に生きているんです。

未来を開く原因を〈今〉つくるということが重要なことなのです。

これからが、より良くなっていけば、過去なんてどうでもいいですよね。

そのためには、(ちょっと古いですが)「今、でしょう!」

嘆きや怒りで今を過ごせば、ろくな未来は訪れませんよ。

とっとと、明るい未来の種まきを始めましょう!










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アダルトチルドレン~信義を重んぜよ


生き辛さといったとき、多くは人間関係におけるものではないでしょうか。

昨今では、コミュケ力という言葉なども聞きますね。

人間関係をより円滑にしていけるために最も大切なことは、「信義を重んじる」ということでしょう。

約束を守る。虚妄を語らず。

あたりまえのことですね。

饒舌に喋れたとしても、信義を軽んじる態度では、人から疎んじられます。




そして、人も自分も欺かない、裏切らない。

何かをごまかそうとしてしまえば、歪みが生じます。

ごまかさないということのひとつは、現実を直視することです。

現実逃避こそ、生き辛さを招く大きな要因です。

現実、事実を否認すれば、正直さ素直さを失います。

そうなれば、当然人間関係も損なうでしょう。




関係性の改善は、「敬意」が最も重要です。

人はもとより、モノでも事象に対しても、敬意をもって相対する。

人間関係は、まさに間合いです。

「間」の取り方に細心の注意が必要です。

近すぎても、遠すぎてもうまくいきません。

ACは、親から侵入、干渉されたり、逆に充分に関心を払われなかったことからの影響が大です

ので、この「敬意」というものに不慣れであり、その分感覚的に身についていないことが多いようです。

人間関係において生き辛さを感じてしまうのは、むべなるかなです。









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