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解決支援者の現場日記 トラウマ: 2022年1月

ひきこもり・不登校~環境因としての家庭②


安定していない家庭の場合、緊張が続きます。

具体的には、親の病気(特に精神疾患)や性格気質の問題で、感情の起伏が激しかったり、意思や

行動に一貫性が無かったり、ありたい自分と現実の自分に乖離がある「自己不一致」状態に親が

あると、不満感から抑うつや苛立ちがあり、そういった状況が子どもに情緒的混乱を与えます。




また、父親の転職が多かったり、最も影響が大きいのは、両親間の不仲であり、母親と祖母の

いわゆる嫁姑問題も子どもを落ち着かせません。

前回のブログで事例を紹介しましたね。




安全や安定を欠いた家庭では、子どもたちは常に不安や心配があり、安心することができないで

います。

わが子の揺りかごを揺らしていた手で、わが子の人生を揺るがしてしまうのです。

子どもの日常からの逸脱行動は、家族病理の症状でもあり、同時に子どもにとっては自己治療

試みでもあるのです。




「病は薬で治すものではなく、病が私たちのあり方、生き方を治す薬なのだ」
アーノルド・ミンデル(プロセス指向心理学創始者)








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ひきこもり・不登校~環境因としての家庭①


不登校、ひきこもり現象は、身体のホメオスタシス(恒常性維持機能)と同じで、家族バランスの

乱れを揺り戻そうとしている現象です。

家庭は、あたかもモビールのように、家族それぞれが無意識に安定をはかるために、バランスを

取ろうとしています。

そのバランスの崩れに一番敏感なのが、子どもたちなのです。




どういった環境から生じるのかを述べてみましょう。

安全安定安心を欠いた家庭環境です。

とは言え、特別な家庭ではないということに注視する必要があります。

日常性の中で、気づかない内につくられた状態です。




安全を欠くということは、危険ということですね。

どういった環境が危険か。

典型的なものは、虐待ですね。

これは明白であり説明はいらないでしょう。

これこそ特別な家庭の例ですので省きます。




例えば、親からの恫喝です。

躾などの場面で、激しく叱責され、手が出たり、物を投げられたりがあると、子どもは自分の身を

守ることに必死にならざるを得ません。

子どもにとっては、親の大きな声や金切声も怯えとなります。




気づかれにくいのは、親の態度の不公平さです。

きょうだいがいる場合、立場や資質の違いから明らかに対応が違うと、冷遇されている方に

とっては、わが家は危険地帯になります。

また、親の都合が常に最優先されてしまい、自分の意志はほとんど考慮されないのも公平とは

言い難いですね。

常に親の期待にかなった行動をしていなければ身を守れないわけですから、失敗を極端に避けよう

としたり、責任を回避するような行動を取るようになります。




以前双子の姉妹のひきこもり事例でこういうものがありました。

姉の方がひきこもっていたのですが、この姉妹は、二卵性で双子とはいっても顔が違いました。

姉の顔は母親、妹の方は父親似だったのです。

同居していた父方の祖母つまり姑と嫁(母親)の仲が悪く、祖母は、自分の息子と似ている妹の方

ばかりをかわいがりました。

母親は、長女を必死に守ろうとはしましたが、かえってそれが姑の機嫌を損ね、長女の立場を

悪くすることもあったようです。

父親はと言うと、この嫁姑の間に一切入ろうとせず、傍観していたそうです。

私が関わりだした時には、すでに祖母は他界されておられましたが、母親は「今でも襖がスッと

開いて、姑から名前を呼ばれる気がして怖くなることがあります」と言っておられました。




赤ん坊でさえ、ベビーベッドをのぞき込む親たちの表情や声、周囲の物音から、自分が育っていく

環境が安心できる安全な環境か否かを感じ取っている(基本的信頼感)と言われるくらいです。

この双子の長女は、

「自分は望まれて生まれてきていない。妹だけが生まれてくればよかったんだ」

「自分のせいで、お母さんもおばあちゃんからいじめられる」

と思い込んで生きてきたのです。

(続く)








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ひきこもり・不登校~人格形成の基盤作り②


前回、生き方の起点、前提ということを述べましたが、生きていく上で最も大切なことは、

〈人との架け橋〉をつくれる子に育てるということではないでしょうか。

不登校、ひきこもり者たちは、人から遠ざかる、身近にしない生き方をしています。

架け橋をつくれない状態です。

なぜか?




自尊心自己信頼感が健全に育っておらず、自己認識が極めて否定的だからです。

そのために、自己受容ができず、健全なアイデンティティ(自分らしさ)が構築できず、主体性

欠いた依存的な生き方になってしまっているのです。

あるがままを容認されず、愛着欲求の未充足の状態です。

これを私は“乞い煩い”と言っています。

温もりを乞うているのです。




親はわが子への愛おしさから、勝手な期待をかけていきます。

その期待に応えてくれている時は愛するのですが、そうでない時は愛さないといった

「条件つきの愛情」となってしまってることが少なくないのです。

「そんなことは決してない」と言いたいでしょうが、機嫌にそれが現れているものです。

無償の愛は難しいものです。




親子という間柄で気をつけなければならないことは、子どもとの関係性の乱用です。

乱用というのは、親の都合で子どもを動かすことです。

「あなたのためよ」と言いながら、どっこい自分のためだったりするわけです。

自分の意志を尊重されなければ、子どもは自尊心をはぎ取られ、自分を無価値な存在と認識します。

そうなれば、『生き辛さの正体②』で述べた「見知られ不安」「さとられ不安」といった不安感を

抱えます。

他者との関係が親密な関係になることに恐怖するのです。

親密さというのは、自分らしさをお互いが認めあえている状態のことです。

自分らしさが無価値であれば、当然人を遠ざけます。




“乞い煩い”の原因は、わが子を愛してこそいても、わが子への敬意が足りず、エゴでわが子を

吞み込んでしまった結果なのです。








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