アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ

回復のために

何でもそうですが、そのことにおいて理解が足らなければ、能動的に関わり合うこ
 
とが、できないままになります。
 
ACからの回復をはかる際も、ACへの理解、もっと言うならば、人間理解をしてい
 
かなければなりません。
 
 
 
 
 
無知は、不安や恐怖を招きます。
 
仏教では、「無明」と言って、知に明らかでないから、執着を断てず、迷いを生ずる
 
と示しています。
 
 
 
 
 
人は様ざまなものに執着(アディクト)します。
 
その中でも感情想念に対しての囚われは、現実を見失わせ、迷いを深めます。
 
主観的な空想、幻想の中で、事実を歪め、誤った行動を誘引してしまうのです。
 
 
 
 
 
ですから、知によって理解すべきことの一つは、適切な現実認識のもとに、できる
 
ことと、できないことの明確な区別です。
 
 
 
 
 
ACの状態に対して特に感じるのは、コントロールできないものをコントロールしよう
 
として、無力感を感じ、その他のできることに対してまで、積極性を無くしてしまっ
 
ていることです。
 
 
 
 
 
他者の意志や感情を自分の期待するようにコントロールしようとはかります。
 
「私を受け入れなければならない」
 
「私を愛さなければならない」
 
「私を見捨ててはならない」
 
といった具合にです。
 
 
 
 
 
今日の天気をコントロールできないように、他者の心は、勝手にコントロールは
 
できません。
 
 
 
 
 
愛情も容易に相手への執着を招き、自他の自由を奪いかねません。
 
相手の成長を促してこその愛情ですが、とかく親は目がくらみ、わが子により
 
すがり拘束してしまいます。
 
これも無知(無明)からくるものです。
 
 
 
 
 
主観的な想念に囚われ易いのは、現実に対しての否認があるからです。
 
否認は正直さや素直さを欠き、他者からのアドバイスも聞きいれられず、ますます
 
迷いを深めます
 
 
 
 
 
無知(無明)というのは、道理に暗いということです。
 
原因、結果の法則』が物事の道理です。
 
事実としての原因がちゃんと有って、現実の結果が出ているわけですから、現実
 
を直視する。受容することで、不安や迷いを克服できるのです。

 
 
 
 
また、努力の空回りも、さらに無力感を増幅させます。
 
努力や頑張りは、やればいいというものでもありません。
 
頑張りは、頑固に我を張ることでもあります。
 
 
 
 
 
方向性の誤っていないことと、方法が誤っていないことが前提です
 
改善、回復、解決のために、方向性や方法が間違っていれば、結果は出ません。
 
闇雲(衝動的、強迫的)に行動するのではなく、常に目的をもって、「あるべき姿
 
ありたい姿」を明確に描き、誤りを確認しながら、適切な方法を実行していく。
 
 
 
 
 
方法は、技法です。
 
具体的な技法を習得せぬまま、ありたい姿を夢に描いているだけでは、回復は
 
望めないのです。
 


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