アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ

セルフイメージの初発

トラウマは解消したいが、そのための改善行動ができないということをよく聞きます。

また、不安がったり、怒りを何かに向けることには一所懸命なのですが、その不安や怒りを

取り除くことには、不熱心な人たちを多くみます。

 

 

こういった場合、何が障害要因となってしまっているかを考察することが大切です。

改善のための行動を妨げている要因です。

 

 

一般的なのが、うまくいかない、失敗することへの恐怖心です。

そもそも「きっと、失敗してしまうだろう」と思うネガティブな思考が大きな障害要因となってい

ます。

 

 

このネガティブな思考はどこからきているかというと、それがセルフイメージです。

自分が自分をどう想っているか。

このセルフイメージが非常にネガティブなものになっています。

否定的なセルフイメージがあるために、「自分はどうせ失敗する」という思いが、行動を起こす

前から出てくるのです。

 

このセルフイメージがどのように形成されるかというと、その始まりは、乳幼児期です。

自分の存在が周囲(親)から、好意的に受け入れられている、愛されているという実感、身近

な人間は安心して信頼できる、周囲は安全な環境であるといった実感を得られていれば、健

全なセルフイメージが構築されていますが、そうした実感が得られていなかった場合、セルフ

イメージは歪んでしまいます。

 

 

このことが、土台、基礎となり、その人の一生に影響を陰から与えます

 

 

特に親から与えられる不適切なセルフイメージは、本人も気づけぬまま、人格形成に口をは

さみ続けます。

 

 

親がわが子をどうみるかは、親の資質、経験・体験からの価値観、つまり親自身の世界観

からでしかみることができません。それは親の器量でしかはかれないということです。

だからこそ、不適切、不適格なセルフイメージを与えられていることが少なくないのです。

 

 

しかし、そのことに気づけずに、また気づいても、そのセルフイメージを後生大事にしてしまっ

ています。

 

 

乳幼児期はまだ未成熟なために、親から与えられたセルフイメージに対して、無批判に無抵

抗に受け入れています。それは無理もないことです。

しかし、私たちはそれをどこかで見直すべきなのです

成熟した今の自分であれば、それに抵抗することも否定することもできるはずです。

自分自身の器量を拡大することで、健全なポジティブなセルフイメージを構築することがで

きます。

 

 

不安や恐怖から脱するためには、そのための行動を取らなければなりません。

苦悩の中に留まっているのは、セルフイメージに原因があることをお話ししました。

そして、この不安、恐怖そのものがセルフイメージから発せられているものなのです。

 

 

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AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/

 


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