解決支援者の現場日記
ひきこもり・不登校~苦悩の意味①
生きるうえでの痛みをトータルペイン(全人的苦痛)
と言った捉え方があり、
身体的・精神(心理)的・社会的・霊的な四つの苦痛を
あげています。
私がターミナルケア(終末期医療)に関心をもつように
なったのは、ひきこもり者たちから発せられた
次のような声がきっかけです。
「何の目標も見出せない」
「何のために生きているのか」
「生きる意味なんかない」
「俺の人生なんだったんだ」
「俺の人生かえせ!」
「自分なんか何の価値もない」
「何で私を生んだの」
彼らはひきこもりのままの状態にあれば、
いわば「社会的死」を意味しています。
ですから、ガンなどで死を前にした患者さんへの
終末期のケアと重なる部分があるのです。
実は、ひきこもり者たちが抱えている苦悩は、
村田久行教授のケア理論(村田理論)による
〈存在の痛み(Spiritual Pain)〉
「自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛」
そのものです。
存在の意味を見つけ出したいという渇望です。
生きる意味、自己存在の価値を見出せない状態に
あるのです。
つまり精神性の問題ではなく霊性の未発達の問題なのです。
選択できない(=変えられない)事象、
「なぜ自分に起こったのか?」
その謎を解く願望を霊的ニーズと言いますが、
「謎」を解くことができないという事実が、
「存在の痛み」の叫びの元であるわけです。
存在の痛みの構造は、
「将来の夢を失う苦しみ」
「関係の支えを失う苦しみ」
「自己決定できる自由を失う苦しみ」
の三つがあげられています。
青年たちは、将来の希望を失っていることで、
今に生きる無意味さを味わい、
他者との関係性を失い自己喪失の不安を抱え、
無力な自分に価値を見出せないでいるのです。
こういっ視点から、
私はターミナルケアとの共通点を見出し、
その有効性を確信したのです。
この「現場日記」では今、ポツポツとこれまでの支援の歴史を振り返っておりますので、
しばらく内容はそれぞれ次回へ続いてまいります。
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