解決支援者の現場日記

ひきこもり・不登校~ある研究者の報告に対して④


次に記されているのが「コントロール的態度」

子どもへの過剰な世話焼きです。

子どもから頼られているという安心感を得たいがために、親としての役割(世話焼き)にしがみつく

ことで、子どもを支配、コントロールする態度です。

これが、遠くから見守る。子どもの成長を時間的に追うことができるように変化していく。

と言うのです。




遠くからの見守りは、問題の見送り、先送りにしかなりません。

また、“遠くから”は、〈対岸の火事〉他人事とほぼ同義になってしまいかねません。

「子どもの成長を時間的に追う」においては、もうあきれ返るとしか言えません。

「時間的に追う」と述べていますが、時間の経過だけで、本人が心の成熟を果たしていくと考える

のは、肉体的な発達、成長と混同してしまっています。

引きこもりの最大のリスクは、人と関わらないということです。

人間が、違う価値観をもった他者と関わらない生き方をしてしまうと、自分を客観視することも

出来ず、自己の世界観に囚われたままの状態で、そこから一歩も抜け出せず、ましてや心の成長

などあり得ないのです。




家族会(自助グループ)に参加することで、これまで述べたような変化が起こり、有効であるとこの

研究者は論じておられますが、このような変化では解決どころか、長期化深刻化をより招いて

しまいます。

変化したということで家族会が有効と思われたのでしょうが、重要なのは、それらの変化が解決に

果たしてつながっているのかです。

現実、一般的な家族会参加者からの解決につながった話は、ほとんど聞かれません。

20年近くも親だけが通ってるというケースもあります。

なぜ、家族会参加家庭でも長期化が進行しているのかを研究者に説明してもらいたいものです。

(続く)








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