解決支援者の現場日記

ひきこもり・不登校~心のケアの危うさ


不登校でもひきこもりでも、まだまだ「個」の問題として捉えられている状況を感じます。

私は不登校児童の支援から始めましたが、どの子どもたちも、元気がないのにはちゃんと

理由がありました。

もちろん病気ではなくです。




その子の背景にある様々な対象との関係性の中で、悩みをかかえ落ち込んでいたわけです。

ですから、未だに個人の心にだけ焦点を当てていることに強い違和感を感じます。

そもそも「人間」は、他との間柄の中で生きているから「人間」なのです。

人柄や家柄とつきあっていかなければなりません。

当然、悩ましいことが色々とあります。

そういった“関係性”で問題を捉えていかなければ、

「その子の問題」としている内は、本質的な解決には至らないでしょう。




小沢牧子氏は、著書『「心の専門家」はいらない』の中で、

「「心の専門家」が「心」の領域に関心を限定して仕事をしようとすれば、その仕事は

当事者の現実からズレてしまうことは避けがたい。

もしも本人をとりまく関係の問題、状況の問題を視野に入れずに、悩みや苦しみを相手の心の問題

に閉じ込めるならば、それはことを歪曲する行為となるであろう」


と述べています。




また精神科医の斎藤学氏は、著書『家族依存症』の中で、

「学校制度を支える教師たちの中にも、学校に来ない子を見てあわてたり、障害児と決めつける人

がいて、そこに過剰な心理療法主義に冒されて、社会というものが見えなくなった精神科医や

治療者がそろうと
、現在の登校拒否問題の図式が一応できあがります」


と、同じように当事者個人の問題と捉えることに対して警鐘を鳴らしています。




不登校、ひきこもり現象の当事者は何も子どもたちだけではないのです。

家族(親、きょうだい)も当事者であるという自覚をもって対処していかなければならない問題なのです。









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