解決支援者の現場日記 : 旧ブログ

父の日のわが家

昨日は父の日でしたが、娘たちからの贈り物がありました。

昨年嫁いだ長女夫婦も一緒に食事の予定でしたが、あいにく娘に仕事が入り、娘婿が届けてくれ

ました。毎年、私が着る服にかまわないから服をプレゼントしてくれます。娘からもらった服で少し

おしゃれができます。

次女は、ビールとケーキ。家内と私がビールを喜ぶので、先月の母の日もビール。おかげで少々

飲みすぎのようです。私が子どもたち以上に甘いものが好きなのでケーキもつけてくれたのでしょう。

小6の末娘は、にっこり笑顔でごまかされました(笑)。

こんな娘たちとも、特に長女、次女とは、思春期のころにかなりぶつかりました。

どうやったら伝えられるか、どうやったら分かりあえるか。頭も心も悩ませたものです。

大きな声を出したこともあります。つかみあったこともあります。家内とも喧嘩になりかけながら娘

たちのことで話し合ったことも何度もあります。

私が心がけていたことは、「何のためか」という目的を伝えることです。また自分自身にも「何のため」

「何を」娘にしようとしているのかを確認するように努めました。

親も子も衝突するのは、あらかた手段に拘るからです。目的が明確になっていれば、手段は多様に

考えていけばいい。ひとつの手段に囚われてしまうから当初の目的を見失ってしまいます。

それから、私は決して娘たちに好かれよう、気に入られようと考えませんでした。嫌われようが、

「いつか分かる日が必ず来る。そのために今伝えるべきことは今伝える」という信念で向き合いまし

た。かっこ悪い姿も見せました。父親の威厳?そんなものは考えもしません。ありのままに感じた

ままを伝える。それだけでした。

長女の結婚式の日。私たち両親への手紙の中に、心に届いてくれたと実感できる言葉をもらい

ました。父親としてひとつの役目をはたせたと胸にこみあげるものもありました。

次女からは、数年前の誕生日に手紙をもらいました。ぶつかりあったころのことを振り返り、

「これからも叱ってほしい」と書いてありました。

娘たちからの手紙は、私の一番の宝物です。

支援活動の中で多くのご家族と出会い、その中で、本来の家族の絆を取り戻していったのは、

皆真正面から向き合い、本音でぶつかりあったご家族です。

たとえ、暴力や暴言があった子どもたちでも、両親が目をそらさず、しっかり現実を受け止めた

ご家族が深い絆を取り戻しました。

わが子が自分の人生を代償にしてまで、身を挺して両親に訴えようとしていることを、自身の問題

と受け止めきれず、最後まで背中を見せた親御さんもいました。

これまで出逢った青年たちから、気づかされ、教えられたことのお蔭で、娘たちの気持ちを少しでも

分かってあげられる姿勢が得られたと思って、感謝しています。

 

 

 

 

 

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