解決支援者の現場日記 : 旧ブログ

お父さん、お母さん「元気ですかー!」

毎日のカウンセリングの場で、不登校やひきこもりの青年たちは色々な話を聞かせてくれます。

私もかねては父親業をやっておりますので、わが子から聞かされている気持ちになり、時々涙が

出そうになったりもします。もちろん絶対に泣きはしませんが(笑)。

家で暴言をはいたり、物を壊したり、中には暴力が出ている場合もありますが、意外に本音では、

自分をたしなめてほしいと思っていたりするものです。

ある青年が言いました。「お父さんから怒られるのを待っている自分がいます」と。

この青年も時おり壁に穴をあけたりしている青年です。

四苦八苦の一つに「求不得苦(ぐふとっく)」というものがあります。これは「求めて得られざる苦悩

です。私たちの行動は、全て何かの欲求につき動かされたものです。そしてその欲求が満たされな

かった時に嘆きや怒りなどの感情が起こります。

ですから、子どもたちが怒りの情動をあらわした時には、何を求め得られなかったのかを考えてみて

ください。

こういう事例も少なくありません。

社会の中で生きていくことに希望をもてずに、自暴自棄になり荒れているケースです。

こういった場合、昨今は決まって「格差社会」が原因といった論調が出てまいりますが、青年たちから

の声を聞いておりますと、そういったことではなくもっと身近な、肌で感じる間近なところに原因が隠れ

ているようなのです。

何かと申しますと、「お父さんの疲れた姿を見ていると希望が見えない」「お母さんのグチを聞いてると

何が幸せかって悩んでしまう」というものがけっこう聞かれるんです。

生きていることを楽しんでいない親の姿、無目的にしか見えないその生き方を見ていて、将来に希望

をもてなくなってしまっているのです

そう言われると「何を言ってるんだ、オマエたちのためにどれだけ頑張ってきたと思っているんだ」との

親御さんたちの声が聞こえそうです。母親のグチでよく聞かれるのが、「お母さんは子どものためだけ

に何でも我慢してきたのよ」というものです。しかし、この献身は実はわが子のためにはあまりならない

ようです。自己犠牲的な生きかたをする母親を子どもたちは望んではいません。自分を生きてほしい

んです。自分もそう生きたいから、見本を親に示してほしいんです。

子どもたちは、両親の笑顔を見たがっています。両親のイキイキした幸せそうな表情を期待していま

両親の笑顔から、元気と安心を得たいと望んでいます

残業や接待で疲れ果てている会社員の父親を見て育ち「会社員にだけはなりたくない」と言っていた

ニートの青年もいました。「趣味があるじゃなし、仕事に生きがいをもってるじゃなし。何が楽しくて親父

は生きているんだろう」と言ったひきこもりの青年がいました。

私たち親は、「真の豊かさとは何か?」ということを真剣に考え、子どもたちに伝えていかなければな

ないようです。私たちがイキイキと生きていれば、子どもたちに生命の尊さ、そしてその生命を自分

らしく活かしていくことを教えてあげられる気がします。

 

 

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