解決支援者の現場日記 : 旧ブログ

家庭に何を求めていたのだろう

わが子との関係を考える時有効な手立てとして、自分自身が「家庭」に何を求めていたのかを考えて

みることがあります。

私たちは、親、兄弟、家族との人間関係の中で満たされなかったものを、他の人間関係の中で満たそ

うとします親との関わりの中で得られなかったものを心の奥へしまい込んだまま、それに気づかず、

無意識のうちに他者との間柄でそれを埋め合わせようとします

親から十分に得られなかったものを配偶者から得ようとしてしまう妻(夫)や、自分の親との間で得られ

なかったものをわが子との関係で補おうとする親などです。

不登校やひきこもり、ニートといった状態のわが子の問題解決をはかる時、自分自身がどんな家庭

を築き上げようとしていたかを考えてみてください。知らず知らずの内に、自分が子どもだった時に

「家庭」に望み叶わなかったことを求め、理想としていたのではないでしょうか。

子どもができる前、夫婦二人の時は、それぞれ両親の人間関係を見て育ち、それざれの結婚観に

基づいて夫婦関係をもっていたと思います。

これらによって、家庭が営まれ、まさに今わが子が学校に行けず、ひきこもっています。

両親それぞれが、「家庭」に求めていたものを振り返り思い返すことで、わが子に与えてしまった

心の負担に気づくことができます。

子どもたちは、親の求め(期待)に敏感です。それは、生れ落ちたこの家庭で愛され生き残っていく

ために必要なことだからです。ですから必要以上にそれに応えようとします。しかしそのことは、

未成熟な子どもの心に大きな負荷を与え、深い傷痕を残し、無力化させます。

期待が大きければ大きいほど、期待に応えた時のみ賞賛を与える「条件つきの愛情」になって

しまい易く、そうなると子どもは、親の期待に応えられない自分を無価値な人間とみなしてしまい

ます。自分の存在が無価値なものとなることは、誰にとっても恐怖です。

妻としての価値、嫁としての価値、母親としての価値、父親(一家の主)としての価値などを揺るが

す出来事が大人である父親、母親にとっても恐怖なように、なおさら子どもにとっては自己存在の

消滅に匹敵するほどの戦慄を覚えることなのです。

「なぜ登校させようとしているのか?」「なぜ働かせようとしているのか?」を考える時、今わが家の

問題は何かを考えてみてください。

そもそも自分は両親とどういう親子関係であったのか」「どういう家庭を築きたかったのか

わが子に求めていたものは、わが子から得られるものであったのか」を。

 

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