解決支援者の現場日記 : 旧ブログ

不登校、ひきこもり~明と暗

25歳の青年からのうれしい報告です。

来春定時制高校を卒業し、就職も内定をもらいました。

高校2年から不登校が始まりやがて退学、ここに至るまで幾多の試練を家族で乗り越えてきました。

昨晩、自宅へ訪問しました。

ご両親は、全てのガラスが割られた戸、幾つもの穴の開いたフスマや壁をあえてそのままに残しておら

れました。親子で自戒するためだそうです。

幾度と無く親子の衝突もありました。部屋へ閉じこもり会話もほとんどない時期もありました。

今回の訪問は実は初めての訪問でした。

定時制高校に入学する前からこの青年とは関わっています。当協会の支援法では、ほとんどのケース

で、自宅へ訪問しないで当事者たちが動き出します。それはご家族が動くからです。

青年たちの心の傷(家族トラウマ)、痛みへの共感、理解を徹底するからです。

不登校、ひきこもりを病気や障害としてしまう傾向がまだまだあります。

「子どもを信じて黙って見守る」「病気だから治療しかない」と考えるのは、一番楽な方法です。

楽をしますから、もちろん事態の改善ははかれず、より深刻化します。

現実から目をそらさず、真正面からわが子と向き合った親だからこそ、その苦悩の何倍もの喜びを得

られるのです。

この親子も本来の親子の絆を取り戻しました。

定時制高校に入学してからは、無遅刻、無欠席、生徒会活動と早朝からのアルバイトを両立させて

います。荒れていた時期からは想像もつかないような成長ぶりです。これが本来の彼の姿なので

しょう。

ある30代後半の青年のご家族からも、雇用先からの契約継続が確定したという連絡が入りました。

このまま正社員登用になってくれればと、ご家族と共に祈るところです。

この母親も、病気、障害として福祉の生活援助を期待するというあり方に納得できず、最後まであきら

めず、わが子と向き合った結果、互いの自立の喜びを味わうことができました。

人は社会的な生き物です。社会は共生共存共栄の世界です。互いが助け合い、支えあう世界

です。社会の中で他者と関わり合い、他者と違う独自性を自覚しながら、役に立っている、必要とされ

ているという実感を得、そして人を愛すことができてこそ生きていることに喜び、感謝を感じられるので

す。

本当の病気、障害(現実は非常にまれ)でない限り、適切な親御さんの関わり方があれば、ほとんどが

本来のその子の状態に回復します。決してあきらめないでください。

絆は気綱です。母体と胎児がへその緒でつながっているように、結んだ、つないだ気(心)の綱をほどか

ないでいてほしいのです。

 

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