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解決支援者の現場日記 : 旧ブログでタグ「支援」が付けられているもの

ひきこもりを見守ってはいけない

私がかねてお話ししていることがショッキングと受け取られるのは、いくつか考え

られます。

思いつくまま述べてみましょう。




子どもを信じて見守りましょう」が確実に長期化を招く。

責任を回避する支援者側の無責任な対応。




「子どもを信じて」というのは、親にとっては殺し文句です。

子どもの教育は、とかく「待つ」ことが重要視されます。

逸る気持ちを抑え、じっくり待つことが子どもを育てるためには大切と言われています。

ですから、この言葉がでると、親の方も「そうだ。信じて待たなきゃ」と思うわけです。




ところが、これは体のいい現実逃避です。

単なる問題の見送り、先送りにしかなりません

見守りはは結局何もしないということです。

ですから、確実に長期化します。




時間が経てば、いつか気づいて、やる気も出てくるだろうというのが前提になっています。

しかし残念ながら、やる気曲線は、日ごとに右肩下がりで落ちていきます

人と関わらない期間が伸びれば伸びるほど、益々人前に自分をさらすことの抵抗が

強くっていくのはあたりまえのことです。




そもそも行動の選択肢を持ち合わせていないことで、ひきこもっているわけですから、

誰とも接触しない(他の価値観にふれない)状態で、新たな選択肢を得られるはずがない

のです。

積極的に選択肢の提供をしていかなければ、一生ひきこもらせることになります。







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「ひきこもり」をなおすということ

この現場日記もこれからは、日々の支援活動で感じたことをもっと頻繁につづって

いこうと思うに至りました。

それは、約20年間にわたって支援活動を続けてきた中で、この10年の状況を見て

も、長期化が進んて来ていることを強く実感するからです。




様々な形で、行政などの支援体制も用意されてきたにも関わらずです。

私はほぼ毎日、当事者の青年たちと会って、彼らの生の声を聴いています。

また、そのご家族の状況をうかがう機会を得られています。

その中で、感じたことを小さなことでもつづっていきたいと思います。

それが結果的には、当事者家庭の現状改善に役立てて頂けるような気がするのです。

それほどちょっとしたことに気づけていないがために、長期化が進んでしまっている

のを実感しているからです。




先日、毎月行われている「たらちね親の会」に初めて参加した方からこのような感想

が聞かれました。

「とてもショックでした。落ち込んでしまいました。でも、また来ました」と。

この方は、これまで他のひきもり親の会に継続して参加されていた方です。

さて、何がショッキングだったのかを次にお話ししましょう。







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ひきこもり解決のためには?

今日の一日が、昨日と違うところは何があるでしょうか?
わが子が部屋にいる(登校していない)状況にどんな変化がありましたか?
何もなかったとしたら、なぜ変化が見られないのでしょう?

変化がないのに、なぜそのままにしているのでしょう?

何を前提にしてしまっていますか?
「やがて動き出すだろう」を前提にしていませんか?

どれだけ待ちましたか?
いつまで待ちますか?
動き出せることを期待できる根拠って何ですか?

これまでに失われたもの、これから先待ち構えているものが何かを想像できますか?

これらを自分に問うたことがありますか?
問わなかったとしたら、その責任を誰に求めますか?

なぜ他でもないその対処(過ごし方)をしてしまったのかを考えてみましょう。
いかなる目的で、それをしたのですか? また、しなかったのですか?

目的は、わが子のひきこもりの解決だったはずです。
目的は何のためだったのでしょう?
目的が別のものにすり替わってしまっていませんか?



ひきこもり現象は、「家族依存症」です。
「家族」という関係性だけにしがみつく生き方です。
それは親密さに裏打ちされたものではなく、「血を分けた」という事実としての
立場(権利と義務)だけによりすがったものだけに、変化を加えることを互いが
拒みます
変化を起こす勇気が出せないのです。



なぜなら、自らが人生の担い手であるという自覚がもてず、自らの判断、選択、
結果に対する責任
を認識できていないからです。
現状の改善のために変化を起こしていく不安感の方が、現状に対しての不満足感
より勝ってしまっているのです
勇気の反対は、臆病?
いえ、追従、依存です。




ここでひきこもりが解決していくためには何が必要かをお話ししましょう。
これは同時に、できなければ一生ひきこもらせてしまうということでもあります。



先ず、実は親子で全く同じ課題を抱えているといった自覚が必要なのです。
それは、改善を要する「問題」に対しての対処の仕方や傷つき体験後のストレス
反応が、自己破壊的になってしまっているということです。
同じということは、親がこの課題を乗り越えそれをわが子に示すことさえ出来れば、
ひきこもりは解決していきます



失敗しないことがエライわけでもなく、悩まないことが幸せなわけでもありません。
失敗や悩みからの苦悩、痛みにどう向きあい建設的に対処していくかです。
痛みを避けるのではなく、痛みからの影響をどう昇華(変容)させ、成長、発展に
活かしていくかが肝心です

痛みを避けようとすれば、失敗を避けるために挑戦を拒みます
何事にも取り組まなくなるのです。
これがひきこもり現象です。



そして、わが子に力が及ばない現実を思い知らされる痛みを怖れてやがてはたらき
かけをしなくなる
これが長期化の原因です。



如何ですか?
全く同じなのです。

このことに気がつけば、ひきこもりは解決できます。
 

 

 

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ひきこもりで浮き彫りになること

不登校、ひきこもりなどの子どもの逸脱行動が生じると、浮き彫りになってくるものに、両親間の人間

関係と、問題解決能力があります。

 

 

わが家の有事であるわけですから、当然双方の協力体制が必要なのですが、全く反対の状態を示す

場合があります。

 

 

よくあるケースは、「子どものことは、母親が見るべきだろう」と、全く関与したがらない父親です。

せいぜい関わったとしても、「おまえが甘やかすからだ」と母親を非難し、「いい加減にしろっ!」と

子どもに説教するぐらいです。

 

 

これでは、状況は改善されるどころか、問題の焦点がそれ、と言うよりも、新たな火種を作ってしまい

かねません。

こういった背景には、親自身が、責任の所在が明らかになり、自身が傷つくのを避けたいという思い

もあります

何かが間違っていたということを突きつけられることが怖いのです。

 

 

人は、恐れていたことがまさに起こってしまうことも恐怖しますが、気づかぬところで問題が進行し、

これまでの生き方や価値観を覆されるであろう事件が起こってしまうと、無意識の内に目をそらしま

す。

それを見てしまうと、今までの自分を否定されてしまうように感じるからです。

 

 

そうしたことから、子どもを刺激することを一切避け、表面的に穏やかな状態を維持することにつとめ

ようとする傾向が多くあります。

ひきこもりを終わらせたいと思う反面、子どもを動かそうとして、反発されたり、抵抗されたりすること

は、避けたいのです。

自分が傷つきたくないからです。

 

 

これまでの事例でも、家の中での事であればなんとか動くと、祖父母の介護や親自身の病気の看病を

してもらい、気がついたらひきこもりが20年近くになっていたというケースがあります。

家業を好きなときだけ手伝わせ、必要なだけのバイト代を与えていた事例もあります。

 これらは、親と子互いが、最重要な問題を脇に置いてしまったがためです。

 

 

「考えないでいたら、いつか問題が無くなるような気がしていた」と言った青年もいます。

これは、問題を受容できない親も同じで、「いつか動き出すんではないかと淡い期待をしていた。まさか

こんなに長くなるなんて」といった言葉もしばしば聞かれました。

 

 

目先の安定を優先させ、時の経過による「ひきこもり」という問題の深刻化の予測が立てられていない

のです。

時の経過により、当事者のみならず両親の年齢も共に重ねられます。

定年を迎え、経済的にも、健康的にも、本人の生活を支えることがより困難となってきます。

本人も、何らの人的、時間的制約を受けない環境で何年も過ごしてしまうと、伸びきったゴムのように、

弾力を失い、わずかな負担にも耐えられなくなってしまいます。

 

 

花は落ち、枝は枯れても、土中の根が生きていれば、必ずまた花を咲かせます。

逆に根腐れしていれば、幹から倒れます。

土中の見えない部分(本質的な問題)を疎んじていると、大きな代償を払わなければならなくなります。

 

 

現状改善のために能動的な行動を促すと、いやがる。反発する。落ち込む。という理由で、何も刺激

しないままに、過ごしている場合が少なくありません。

中には、「相談に行ってみようと呼びかけたが、いい返事が返ってこなかったので様子を見ていました」

と、数年たってから、当協会に再び来られ、「なんとかならないでしょうか?」と訴えられることもありま

す。

いい返事が返ってこないことは当たり前のことで、無意味なことです。

あたかも、自分が動かないでいい口実を作ってもらっているようなものです。

 

 

その数年の間に、先ず親がやるべきことをやって、根っこ(問題の本質)をしっかり観て、自分が傷つく

ことを避けることなく(わが子のためですから)、創意工夫をしながら、たゆまず働きかけを続けていかな

ければなりません。

夫婦で責め合ったり、あなた任せにしている場合ではないのです。

わが子のひきこもりであぶり出された問題こそ、しっかり受け止め、見直し、改めていけば、必ず、

解決していきます。

  

 

 

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内閣府 若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)

今年2月に熊本市で、内閣府の「青少年育成のための地域連携推進事業」があり、「ひきこもりから

見る青少年問題」という演目で、私もお話させて頂きました。(講演録はこちらです)

7月には、内閣府より「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」が発表されて

います。

 

 

この中で、企画分析委員である吉川武彦教授のコメントがありますので、少しご紹介したいと思い

ます。吉川教授は、国立精神・神経医療センター精神保健研究所の名誉所長です。

 

 

冒頭で、

常にお断りしてきたことであるが、「ひきこもり」は精神医学概念ではないことである

「ひきこもり」状態をもって精神疾患が示す一症状ということはできないばかりか、「ひきこもり」を

精神疾患の診断名として用いることはできない

と述べておられます。

 

 

また、繰り返し『再度お断りするが「ひきこもり」は精神医学的診断に馴染むものではない』と断言

しておられます。

 

 

家族関係のもつれから「ひきこもり」状態になるものもあり、その一端を示せば家族からの強い

過干渉によって自己肯定感をもてないまま成長し、他者との関係構築が不得手となったものに

「自閉」という精神病理を見いだすことは無理があろう。さらにこのような人が自分を卑下し自己

の無能力感を抱き罪悪感をもつようになったからと言って「うつ病」と診断することは許されない

はずである』とも述べておられます。

 

 

この家族関係によるものに関しては、私が先の講演で詳述しております。

この吉川教授のコメントでも分かられるように、ひきこもりを即精神疾患や障害と見なすのは、

大変危険であります

 

 

しかし、一部の(とは言っても全国組織)親の会では、国の財政支援にしがみつけとばかりに、

ひきこもりを障害と見なしたいようです。

福岡にも傘下の組織があり、そこを訪れた方が私の所へも来られ、「いきなり病気と言われました」

と困惑しておりました。

 

 

会の代表は、「長期重篤なひきこもりは、生活機能障害となってしまう」と述べておられるが、

ひきこもりの長期化は、親子の二人三脚で行われるということを自覚しておられないようです。

生活機能障害なるものだけを問題視した発言であり、また重篤と、あたかも先に病理があるかの

ような表現で、背景としての家族(親)の関わりが全く話題にものぼりません。

 

 

例えば、わが子の体重が200キロにもなり、仕事が出来ず生活保護を申請したとして、それが

まかり通るでしょうか?

200キロにまで体重が増えるのには、それまでの期間があります。そこへ至らないまでに途中で

気づくべきでしょう。

 

 

とにかく、私が申し上げたいのは、長期化させないのはもちろん、動けないわが子に生きる希望を

与えられるのも親御さんであることです。

ひきこもりは、障害や病気の場合でない限り、親御さん次第でほとんど解決がつくのです。

  

 

 

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受容ができているか

わが子の不登校やひきこもりを前にして、戸惑うのは無理もありません。

何が起こったのかさえ分からないでいるからです。

 

 

しかし、ここでこのままを続ければ確実に長期化します。

また、何が起こったか、問題は何かを分からないままに策を講じてしまうと、かえって事態を混乱させ

ることになります

 

 

不登校の場合は、過度な登校の促しをしたり、学校側に働きかけてもらったり、ひきこもりの場合は、

部屋から引きずり出したり、働くことを強要したり。

また、いずれも、本人の様子を黙って見てしまうといった誤った対応をしてしまいがちです。

 

 

方法は、何が問題で、改善、解決しなければならないことが見えていてこそ選択できるものであって、

見えていない時点で、「どうしよう?」と考えても適切な選択はできません

 

 

先ず必要なことは、「受容」することです。

わが家に不登校、ひきこもりが起こっているという事実を受けいれることです。

 

 

ここで重要なことは、子どもに起こっている出来事というとらえ方ではなく、わが家、自分自身の問題

と捉えることです。

 

 

“問題”というのは、その時点で、ひとつの自身の限界を知らせてくれます。

ですから、それまでの自分を振り返り、とらえ直す機会を与えてくれます。

そのことは、新たな価値観を得る機会を得られるということでもあります。

 

 

何ができないでいるのか

何が分からないでいるのか

なぜ、できないでいるのか

何がそうさせているのか

何を考えずに過ごしてきたのか

などを気づかせてくれます。

 

 

わが子に起こった不登校、ひきこもりという問題に真摯に向き合い、自己の成長のための気づきを

得ていくんだという姿勢になれれば、受容することができます

そのためには、限界を認めきれる謙虚さが必要です。

 

 

新たな価値観を得ることで、行動を改善することができます。

行動改善、自己変革には、価値観の転換が必要です。

 

 

現状は、それまでの自身の価値観に基づいた行動の結果です。

現状の問題を解決していくためには、視点を変え(価値観の転換)、問題から実行すべき課題を読み

取っていき、現実に行っていくことしかありません。

 

 

現実をありのままに認めるということは、そのままにすることでは決してありません。

そのままにできないからこそ「問題」なのです。

変化を起こしていく。

 

 

「受容」できるために、問題を理解し、新たな価値観を得るためには、“学び”しかありません。

親御さんが先ず、労を惜しまず学んでいくことです。

分からないことがあれば、足を使って「聞く、尋ねる、調べる」が基本です。

 

 

わが子にも自身の問題を受容することを教えていかなければなりません。

そのためには、親が模範を示すことができなければ、子どもには伝わりません。

一番良くないのは、親ができもしないことを子どもにはさせようとすることです

子どもからは信頼を得られません。

信頼が得られなければ、子どもは親の促しに応じません。

 

 

 

 

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当事者に必要なことは?

今月5日付けの産経ニュースで、

ひきこもりの分析で対立 厚労省「精神障害」、内閣府「社会風潮」

という記事が掲載されていました。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101205/plc1012050908005-n1.htm

 

 

切り取った断面が違うだけであって、何も対立しているわけではないと思うのだが、こういった記事は、

表現が断片的ですので読み取り方がとても難しいと思います。

 

 

ある地区の精神保健福祉行政がとったひきこもりアンケートが私の手元にもありますが、内容はという

と、わざわざ取らなくても、実際に直接的に支援に携わっている者であれば、分かりきったことであり、

およそ想像のつく解答ばかりでした。

 

 

一番に疑問に思うことは、その分析(?)結果から、何をしようというのかということです。

 

 

例えば、この記事の中でも内閣府の調査では、、「職場問題」「病気」「就職活動失敗」が3大要因

だったということなのだが、「それで?」という感じです。

 

 

さぁ、どうしましょう?

 

 

「病気ではしょうがない」

「仕事に恵まれず気の毒でしたね」

ということですか?

 

 

データーを取るには、目的があると思います。

もちろん、そのことにおいての解決のためのはずです。

ところが、データーを取ることが目的となってしまい。

取って“完了”になっていることが多いようです。

 

 

解決のために必要な項目のデーターを取らなければならないのですが、それができていないようです。

 

 

産経ニュースの記事の中でも、石井氏が「適切な支援がなされていない証明だ」と述べているが、

こういった調査でも分かるように、データーが解決のために活かされていないから、無理も無いと思う。

 

 

当事者家族が必要なことは、一般解ではなく、特定解です

あくまでも、その家のその家族の問題をどう解決するのかです。

 

 

大学を卒業後、一度の就職試験の失敗で10年以上ひきこもっていたケースなどもあります。

さぁ、どうしましょう?

原因が「就活失敗型」だと分析しても解決の何の手立てにもなりません。

 

 

適切な支援とは何でしょう?

本人は最初は動けません。

であれば、相談者に対して「本人を連れて来てください」では、支援とはほど遠い(論外)ですし、

「話を聞いてあげるだけでも気持ちを軽くしてあげられる」と数年話を聞いてあげるだけでは、自然に

あきらめるのをただ待っているようなものです。

 

 

家族は、事態の解決のために何が必要かが分からないでいます。

なぜなら、起こっている事態の意味が分からないでいるからです。

起こっていないことと信じ込みたくて、目をそらしている家庭もあります。

やったほうがいいだろうことは分かっていながらも、実行できない家族もいます。

そして、中には、ひきこもってはいても困っていない家庭もあるのです。

正確に言うと、わが子のひきこもりの問題よりも、より優先させたいことをもつ家庭もある

のです。

そういった家庭は、まだ本気では困っていません。

 

 

本当に病気や障害であれば、速やかに治療ルートに乗せるべきですし、福祉で保護すべきでしょう。

しかし、そうでなければ、上記のような状態の家庭、家族に解決のために何が必要か、何から始める

べきかを適切に伝えられる支援が求められます。

 

 

考えあぐねている内に長期化し、当初無かった病理が発症してしまう場合もあります。

以前中学生の不登校から40歳までひきこもったという事例もありましたが、その方は、4年ほど前

から、強迫神経症が発症していました。かなり重篤な状態でした。

 

 

当協会が福岡、熊本で毎月開催しているひきこもり無償支援活動「たらちねサポート」は、まさに何が

必要かを理解して頂く場です。

誰でもが利用できるよう、会費制などもとらず無料にしています。
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詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 

12月21日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

12月22日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

  

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わが子への引け目

わが子の今の状況に、自分たちの関わり方が大きく影響を与えてしまったという自覚、反省心が強い

親御さんほど、現状改善のために必要なことでも、子どもに強く促せないことが多く有ります。

いわゆる引け目を感じているのです。

 

 

そもそも自分たちが適切な関わり、対応ができず、今の不安を与えてしまったのに、その不安に負け

ないよう、勇気を出して前へ進みなさいといったことを強く言えないのです。

罪責感といいましょうか。

心情的には分からなくもありません。

 

 

しかしです。

今、何をすべきか、より優先させるべきかを考えてみてください

目的は、現状の改善問題の解決です。

 

 

反省心が強い場合、あらかた後悔にいきついてしまいます。

多くが悔やんでしまっていますので、嘆き、煩悶しています。

これでは、当然わが子に毅然とした態度で向き合うことができません。

 

 

ですから、反省に留めておくということです。

「反省」は、「こうしたら、こうなった」という原因と結果の再検討ですから、意思のはたらきです。

しかし「後悔」は、ただの感情です。

 

 

感情の処理は、とかくその場しのぎの対処法を取りやすいものです。

後悔は罪悪感を招きやすく、贖うという発想に至ります。そうすると、罪滅ぼし的に、わが子の要求を

無条件に聞き入れる(自己犠牲)といった対応を取りがちです。

そのことがかえって、現状をいたずらに長期化させ、事態を深刻化させてしまいます。

 

 

そもそも、その場その場の自己の感情の処理を優先させてしまうような関わりを、これまでわが子に

対してしていなかったを振り返ってみてください。

自分が不安になるのがいやで、子どもが様ざまなことに挑戦させることを阻んだり、夫婦間のことで

のいらだちを子どもにぶつけたり、愚痴をこぼしたり、自分の思うように子どもが動かないことでの

もどかしさを感情的にぶつけたり、その都度、現状の改善よりも気分の慰めを優先させていなかった

でしょうか

 

 

「反省」は、過去から学び、気づきを深化(進化)させ、現状改善に大きく寄与します。

現状の改善、問題の解決のためには、主体的に責任を負っていくことを感情処理より優先させなけ

ればなりません

 

 

その際、「責任をもつ」というように考えてください。

後悔からの罪悪感を抱いてしまうと、「責任を取らされた(罰があたった)」と感じ気分がなえてしまい

ます。

自ら責任をもつというのは、そのことにおいて解決のための主導権を握るということです。

 

 

過去の罪の償い、ましてや贖いではなく、親としての責任をもって、わが子が抱えている問題の解決、

現状の改善に主体的に取り組まなければなりません。

 

 

ですが、「これまでを振り返ると、どうすることがいいのか自分の判断に自信をもてない」という言葉

が返ってくるようです。

子どもの不登校やひきこもりによって、自尊心をなし崩しにされた親御さんの偽りのない本音です。

だからこそ、後悔ではなく反省猛省が必要なのです。

 

 

適切な判断、意思決定、適確な対応ができるために、過去から学び、気づきを深めていくことが求め

られます

もちろん、自分だけの考えにならぬよう、理解を深めていくために他者からも学び、同じ轍を踏まない

ようにしていかなければなりません。

わが子の親としての大任からは、一生降りることはできないのですから。

 

 

 

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笑いのない家庭

私は、不登校問題に関わりだした当初、不登校児童専門家庭教師として、当事者家庭へ訪問してい

ました。

100%家庭へ出向いていたのです(家庭教師ですので)。

 

 

この体験が、後のひきこもり支援にも活きてきました。

当事者家庭に共通する特徴を知る環境にあったがために、昨今全国的に取り組まれようとしている

アウトリーチ(訪問支援)を逆に必要としない支援法を構築できたのです。

自宅へ出向き本人への直接的な働きかけをしなくても、ほとんどの当事者たちが、自分の意志で、

出向いてくることを可能にしたのです

 

 

未だ訪問支援の方法が構築されないまま、見切り発車的に進められているようですが、親子関係に

亀裂が生じる危険性をはらんでいますので、慎重に進めてほしいものです。

 

 

ある相談者から、精神科医に訪問を依頼したところ、ロープをもってこられ、怖くなったという経験を

伺ったこともあります。

 

 

では、私が当時から感じていた当事者家庭の共通の特徴のひとつをお話ししましょう。

それは、笑顔が少ない家庭ということです。

ユーモアが家族間のコミュニケーションの中にないのです。

 

 

これは、不登校やひきこもりが始まってからということでは、もちろんありません。

いざ、そういう状態になれば、家族から笑顔が消えるのは、無理も無いことです。

そうではなくて、それ以前からの家庭に笑顔が少ないのです。

 

 

ユーモアは、人間関係に温もりを与え、緊張を緩和させる潤滑油になります

ユーモアは、ゆとり思いやりから生まれます。

 

 

笑う門には福来たる」という言葉もありますが、わが子から笑顔が消えた背景を考えてみましょう。

ゆとり」をキーワードに振り返ってみるのです。

 

 

お子さんを妊娠した時、生活に「ゆとり」がありましたか?

経済的にももちろんそうですが、特に精神的に、わが子の誕生を待ちわびる「ゆとり」がありましたか?

誕生を迎え、子育てを楽しむ「ゆとり」がありましたか?

健康的にも「ゆとり」がありましたか?

学校に上がり、成績に一喜一憂せず、健やかな成長を見守る「ゆとり」がありましたか?

子どもの反抗期を包み込む「ゆとり」がありましたか?

子どもの個性を尊重できる「ゆとり」がありましたか?

子どもの悩みに、耳を傾ける「ゆとり」がありましたか?

夫婦が互いに敬い、労いあう「ゆとり」がありましたか?

 

 

「ゆとり」の数が少ないだけ、笑顔が少なかったはずです。

心に「ゆとり」を生むためには、豊かさを養うことです。

 

 

心が豊かであることは、様ざまなことを感じ取れるということです。

生活の中に面白み楽しみを見出してください。

関心をもって、好奇心をはたらかせて捉えてみれば、必ず感謝できるうれしさも得られます。

 

 

わが子の不登校やひきこもりからも、心の豊かさがあれば、「気づかせてくれてありがとう。気持ちが

分かってうれしい」という意識になれます

 

 

赤ん坊のころは、目の前に顔を近づけて、微笑みかけていたはずです。

赤ん坊は、両親や周囲の笑顔を見て安心します。

そして、微笑み返してくれます。

もう一度、そのころを思い出して、実践してみてください。

 

 

福は笑うから来るのです。

喜び事(福)があったから笑うのでは、ありません。

笑えない状態でも笑い飛ばして前へ進んでいくから、笑える状態になっていくんです

微笑みは、心の温熱療法なのです。

 

 

 

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9月15日 (要予約 0120-870-996)
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9月16日 (要予約 0120-870-996)
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絆のねじれ

不登校やひきこもりの過程で、親に対しての暴力や暴言があると、「親子の間で信頼関係が無くなっ

てしまっている」と、悲嘆される親御さんも少なくありません。

親子の絆が切れてしまったということでしょう。

 

 

しかし実際は、多くの事例で、切れてしまっていることはあまりありません。

ねじれているだけなのです。

 

 

もちろん、国会ではありませんが、ねじれたままにしておくことは、よくありませんので、積極的に

解していく必要はあります。

 

 

そもそも、どこからこの“ねじれ”が生じたかといいますと、主に親と子の立場の違いから生じたもの

です。

 

 

一例を上げますと、親からわが子へ愛情というボールを放ったとします。

親側からこのボールは、愛情としか見えていません。

しかし、受け取る側の子どもからすると、侵入であったり、強制であったり、支配コントロール

映っている場合があるのです。

 

 

こういった場合は、親が愛情をかければ、かけるほど、子どもは負担に感じます。

親が気がつかない間に、“ねじれ”が酷くなっていくのです。

 

 

養育する側(立場)の親と、養育される側の子どもでは、その立場の違いから、求めるもの、思惑が

それぞれ違ってきます

販売側と消費者側の思惑が違うようにです。

 

 

子どもたちが親に求めるものに承認欲求というものがあります。

承認というのは、「期待」と「信頼」です。

自分に期待して欲しいし、信頼されたいということです。

 

 

こう言いますと、「わが子ですから当たり前です。期待しています」と言葉が返ってきます。

しかし、ここでも“ねじれ”が生じる危うさがあるのです。

 

 

子どもたちが求めているのは、ありのままの自分に期待して欲しい、信頼して欲しいということです。

では、親御さんが言っている期待とは、どう違うのでしょうか?

 

 

ここで、「期待」というものには、二通りあることを述べてみます。

親でも計りがたい、わが子の可能性に対しての期待と、「こうなって欲しい」という親の自己都合に

基づいた期待です。

 

 

「わが子に期待するのは、当たり前じゃないですか!」

という場合、この自己都合に基づいた期待であることが少なくないのです。

であれば、子どもが望む「ありのままの自分に期待してほしい」というものとは、違ってきています。

条件づき(親の都合)ではなく、そのまま期待してほしいというのが子どもの願いです。

ここから、“ねじれ”が生じてしまうのです。

 

 

「あなたのためを思ってのことだよ」と、子どもに何かを促す時には、本当にわが子のためと思って

のことかを見直してみてください

わが子のためではなく、自分のためになってしまっている場合があります。

「この方が安心よ」と言いながら、自分が安心したいからというのが本音の場合があります。

 

 

私も学生のころから、父親が公務員だったこともあり、「公務員になりなさい」と幾度となく言われて

いました。

私は、自分には到底向いていないと思い、会社員生活を6年で辞め、こともあろうに自営業を始め

ました(笑)。

さぞかし、両親は心配で、不安でたまらなかったでしょう。

しかし、結果私は、苦労こそしてきましたが、生きがいをもってやってこれました。

両親の望み通り、公務員になっていたら、ストレスがたまって退職していたかもしれません。

 

 

子どもの個性にあった方向に、進ませてあげた方がその子にとって幸せなんです。

たとえ、親の方は少々心配するようなことででもです。

 

 

子どものありのまま、まるごとそのままを認め、可能性に期待しようではないですか。

自分の思うように動かそう、変えようとすれば、強制やコントロールしてしまうことになります。

このように、親の都合を優先させ、子どもを利用することを“関係の乱用”と言います。

これは、心理的虐待につながります。

 

 

 

そうでなくても、子どもは親の都合、思惑を顔色や言動から読み取り、健気にそれに答えようとします。

なぜなら、愛されたいからです。

自分を抑えこんだり、押し殺してでも、親が求めているものに答えてきた子たちが、倒れてしまうので

す。

 

 

以上のように、親と子では立場が違う分、互いの意志が正確に伝わらない場合があります。

ここから、絆のねじれ現象が起こるのです。

 

 

子どもたちが、たとえ拳を親に振り上げようとも、絆が切れてしまっているわけではなく、「気づいて

欲しい」という一心で、ねじれた絆を解したい一心で、やっていることです。

子どもたちは、ただただ安心していたいんです。

「ここにいていいんだ」と。

 

 

 

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詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

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9月1日 (要予約 0120-870-996)
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9月2日 (要予約 0120-870-996)
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わが子が教えてくれる生き辛さ

 8年ほど前から、地元の福祉センターで、不登校・ひきこもりの無料相談を行っています。
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予約制ですが、予約を入れても当日お越しにならない場合もあります。

電話でキャンセルの連絡も無いことも少なくありません。

 

 

また、ひきこもり無償支援活動「たらちねサポート」も同様に、参加予約が入ったにも関わらず、

連絡無しに不参加の場合もあります。

 

 

電話での問合せで、「ひきこもりの相談にのってもらえるんですか?もう長いんですが」

(当協会)「はい、親御さんさえ動かれたら、ほとんど解決できますよ」

(ご相談者)「検討してみます」

で終わられる方もおられます。

 

 

「??????」で、「いったい何を尋ねたかったんだろう?」と、不思議な思いです。

また、ご連絡頂いた時が、たまたま他の指導でお話をお伺いできず、後の時間を指定してかけ直して

もらうようお願いしたのですが、そのまま電話が入らないということもあります。

 

 

こういったところを見ますと、それだけぎりぎりの状態で、やっとの思いで電話をしてきているのだと

思います。

 

 

不登校、ひきこもりの解決の鍵を握るのは、一にも二にも親御さんです。

本人のやる気を待ったり、「本人の問題だから」と、わが子の現状改善のみを期待している場合は、

確実に長期化します。いや、しています


 

 

お子さんのありのままを認め、現状の受容を促しますと、激しく抵抗を示されることがあるのですが、

特に暴力を受けていたり、暴言を吐かれ、隷属されるような状況にある親御さんの場合は、多いです。
 

 

現実のありのままを認めるというのは、何も子どもの求めるままに応えるということではありません。

受容するということも、あけらめ、本人の好きにさせることではありません。

起こっていることそのままをしっかり見て、目をそらさないということです。

現状をどれだけ親御さんが受け入れられるかが、解決のための要となります

 

 

ともすると、親としての自尊心が崩れ、わが子へはたらきかけることに、全く自信を失くしてしまって

いる場合もあります。

また、何らかのはたらきかけを試みたものの、子どもが全く反応を示さなかったり、反対に激しく抵抗

を現した場合、自身の力の及ばないことに自信を失うこともしばしばです。
 

 

 

しかし、実は親御さんが、この無力を悟ることが重要なのです。

そのことが、これまでわが子を、無意識の内にコントロールしようとしていたこと、また、互いが理解

し合えるだけの充分なコミュニケーションがはかられていなかったことに気づかせてくれます。

 

 

ひきこもりの子どもたちの足踏みは、そのまま、上記に記したような親御さんたちの状況を反映して

います。

なぜ、子どもは動けないのか。

自身の心に尋ねてみて下さい。

 

 

自己信頼を得られず、あいまいな未来に挑戦出来ないその恐怖感は、わが子からの抵抗に、

親としての自信を失いかけている今だからこそ、理解できるはずです。

 

 

思うようにならない(生きられない)苦悶を子どもたちは、ひきこもるという行動で示してくれています。

その痛みを理解し、寄り添うことができた家庭が、絆を取り戻しているのです。

 

 

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親の承認の意味するもの

子どもたちが、親に対して求める最大のものは、「承認」だと思われます。

 

 

「承認」とは、期待信頼です。

親から期待されたい。信頼してほしい。ということです。

 

 

どの親御さんでも、「わが子に期待せず、信頼しないなどあるはずがありません」とおっしゃいますが、

実は、子どもが望んでいる期待と信頼は、どうやら親御さんが思っているものと少々違っているよう

なのです。

 

 

ここに、同じ承認でも、他人からの承認と親からの承認の意味合いの違いといったことが関わって

きます。

 

 

他人からの承認は、何らかの成果、結果つまりは実績に対してこそ得られるものです。

ですから、それを得るためには時間もかかりますし、実力が必要です。

 

 

では、親からの承認は何に対してなのでしょうか?

これが他人と同じように、何らかの実績、てがらに対してであれば、子どもたちはおり場を失くして

しまうでしょう。

 

 

先ほど申し上げた、子どもが望む期待と承認と親のそれとの違いは、子どもたちがありのまま、その

ままの自分に期待してほしい、信頼してほしいと思っているのに対して、親は、自分の期待通りになっ

てほしいし、そうでなければ信じません。となってしまっていることが多いのです

つまり、親の望み(エゴ)という条件つきで、認めますよ、愛しますよ。と、なってしまっています。

 

 

これでは、子どもたちが望む承認欲求は、満たされません。

親が承認してあげられるのは、存在そのものです。

「何をしたら」という条件つきではならんのです。

何をしようが、そこにいるそのままを認め、愛してあげるのです

そうでなければ、子どもたちは親の期待に応えなければ愛されない(価値のない存在)と解釈して

しまいます。

 

 

存在は、命そのものです。

そこに息をして、生存しています。

命(存在)を尊べば、子どもたちは、その命をどう活かすか、どうはたらかせるかを考えることができ

ます

 

 

人間は、生活していく生き物です。

「生活」とは、生命を活かしていくことです。

生命(存在)を活き活きさせることです。より価値あるものにしていくことです。

 

 

親からの存在の承認をもらえていない子どもたちは、生きていく根元が空洞化しています。

あたかも耐震構造が不十分なビルのようなもので、少しの揺れ(ストレス、アクシデント、トラブル)に

もろくも崩れ去ります。

脳や骨の空洞化が、どれだけ甚大な影響を身体に与えるかを想像してみられてください。

 

 

自分自身がここにいていい理由、いなければならない理由、必要とされている実感を得られなけれ

ば、社会の中で人と関わりあいながら生きていく意味を見い出し得ません。

 

 

いくら「学校に行きなさい」とか「仕事をしなさい」と言われても、存在そのものを肯定してもらえて

いない(愛されていない)と感じている子どもにとって、虚しさを感じるばかりでなく、その場からも必要

とされていないということを感じることに恐怖する状態にあっては、「それ以前の問題なんだっ!」と

叫びたい思いなのです。

 

 

「承認」というものは、“存在”と“はたらき”に対して与えられます。

はたらき(成果、実績)に対しては、主に他者がそれをなし、評価します。

親だからこそできることは、存在に対してです。

親が、この世にわが子の存在を在らしめた張本人だからです。

存在を在らしめた者から、存在を否定される矛盾のむごさを分かって下さい。

 

 

 

 

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7月23日 (要予約 0120-870-996)
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7月20日 (要予約 0120-870-996)
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敬いを失うと

愛の反対は、憎しみではなく無関心」というマザー・テレサの言葉があります。

無関心が意味するものは、「必要ではない」ということです。

 

 

子どもの成長、子どもの親への語りかけに充分な関心を親が示さないでいると、子どもは、自分が

親から愛されていない。大切にされていないと受け止めてしまいます

親からすら求められない自分は、価値のない存在だと解します。

 

 

しかし、愛も時にわが子の自由を奪います。

それは、「敬い」を忘れている時です。

 

 

相手の存在、立場を尊重し、敬意を表していれば、適切な愛を与えることができます

 

 

親が子どもに敬いの姿勢を見本として示していれば、子どもも他者に対して敬いの姿勢を保てる

ようになります。

 

 

父親が母親に対して、妻として、母親として、最低限の敬意をもって関わっているか。

家事をしてもらうお手伝いさんにしてしまっていないか。

 

 

母親が父親に対して、夫として、子どもたちの父親として敬意をもって関わっているか。

あてにもならず、頼りにもなならない、不甲斐ない人として子どもの前で扱っていないか。

 

 

わが子を一つのの人格をもった、意志のある人間として接しているか

 

 

社会生活の中においては、、互いが様ざまな立場役割をもって関わりあっています。

ですから、人格がどうこうの前に、相手の立場に対しての最低限の敬意を表し、接していく姿勢は、

決して忘れてはなりません

 

 

最近は、友達親子とか、教師と生徒との関係も、友達みたいな先生になりたいといった風潮も見ら

れますが、親は親であって、教師は教師です。

親、教師の立場と友人の立場は違います。

その立場、存在に相応しい態度、敬意がもてない大人に育ってしまいます

 

 

敬うという行為は、尊重し、大切にするということです。

人に対してだけではありません。

道具(物)や、功績、伝統などにも敬意を表すことはできます。

 

 

子どもたちは、自分の関心に関心をもってもらいたいものです

わが子に対しての敬いの姿勢があれば、存在をしっかり確認し、声を聞く態度が常にもてるはずで

す。

 

 

敬いと愛の中で育てられた子どもは、健全な自己愛に基づく自尊心自己信頼感が育ち、自他を

大切にでき、様ざまなストレスに対しての柔軟な適応力も養われていきます。

 

 

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7月6日 (要予約 0120-870-996)
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問題に対処できない

生活の場面で起こる様ざまな問題は、起こってくれなければそれにこしたことはないと思いますが、

自身の思考や行動の誤りに気がつけない分、必ず何かは起こってしまいます。

 

 

健康のことを考えてみれば分かり易いと思いますが、日々の食生活や生活習慣の偏り、運動量など

によって、何らかの体調不良が起こります。

健康増進のための知識をもって、また定期健診などでまめに体調管理をしていれば、早めの予防

ができると思いますが、なかなかそこまでやれている人は少ないと思います。

 

 

こういうように、予防として、先ず問題は起こらないようしていく努力と、もう一つには、起こった時の

対処の仕方が大事になってきます。

 

 

不登校、ひきこももりの長期化という面で、特に対処の仕方が問題となりますが、問題というものは、

認知されてこそ浮かび上がってきます

これは、認知されなければ問題は発生しないということでは決してありません。

問題は発生していても、解決の対象として捉えられないということです。

 

 

よく、困った事態が起こっても、それを改善すべき問題と認識できていないことがあるということを

前回のブログでもお話ししました。

 

 

また、「どうしていいのか分からなかったら、そのままになった」という声もよく聞かれます。

「どうしていいのか分からない」といった場合、分かる人に尋ねる

分かるための情報を得られる場所に行くことが、先決です。

 

 

しかし、その人や場所さえ分からないという方もおられるようです。

今は、何らかの情報を調べるということに関しては、インターネットを中心に色々な手段があります。

最低限、そういった活用できる知識は必要です。

今知らなければ、覚えていくぐらいの努力は心がけてもらいたいものです。

わが家の一大事を解決するためなのですから。

 

 

子供たちは、自分が不登校やひきこもりになった時に、それに対しての両親の対処の仕方に不満を

持ってしまっていることが、少なくありません

 

 

なぜ動いてくれなかった」と、数年経過し訴えます。

その時に親から出てくるのが、「どうしていいのか分からなかった」です。

 

 

体調不良に際して、病院へ速やかにいけない場合の理由としてあるのは、重い病気であることを

知らされたくないという不安感があります。

子どもの不登校やひきこもりを前にしても、先のような対応が取れないというのは、ひとつには、

自分の家庭が、他からの支援を受けなければならない状態にあるということを認め難いというのが

あります。

 

 

それから、わが子を問題視されたくない。また、自身の子育てを否定されたくないといった理由があり

ます。

 

 

そういった気持ちが無意識に(?)にあれば、動かないことを選択します。

問題に対して、認識しなければ、放っておけば消えて無くなるのではといった幻想を抱いています

 

 

しかし、現実は、問題をさらに深刻化させ、ひきこもりを長期化させます

 

 

これまでにも実際の事例としてこういうケースがありました。

5年ほど前に一度こちらへ相談に来られたにも関わらず、その後具体的な動きをされず、結局子

どもから「なぜ動かないんだ」と激怒され、「解決してくれる所を探せーっ!」と連日のように責め

立てられる状態になってしまっていました。

暴力行為もあり、再度来られたというしだいです。

 

 

5年の間に親は完全に子に隷属され、本人は、母親の口を通してでないと、第三者に意思表示が

できない状態でした。

親を手足として使い、自分の言葉も母親の口で語らせるのです。

 

 

このように、いざ問題が生じた時、親が手足を動かす具体的な行動を起こさなければ、子どもたちは、

落胆し、やがて絶望から怒りに変わります。

 

 

暴力にたいしても、じっと打たれ耐え忍ぶといった対応をしている場合がありますが、これはあまり

感心出来ません。

 

 

子どもたちの暴力行為は、ほとんどが何らかの訴えです。

言葉という手段をうまく利用できない子が、暴力という手段を選びます

つまり、目的は親に苦痛を与えることではなく、訴えに気づいてほしいのです。

 

 

それなのに、ただじっとしていられたら、火に油をそそぐようなものです。

訴えを読み取ることが必要です

ただ、もとより言葉でうまく自己表現ができない子ですので、親から尋ねても答えてくれないことも、

決して少なくありません。

 

 

そのことが動けない(かない?)理由(口実)になっている場合がありますが、話してくれなければ推察

していけばいいのです。

仮説を立て検証していくのです。

 

 

理解を深めていき「こうではなかろうか?」という仮説のもとにアプローチをかけていきます。

それに対しての子どもの反応から、真偽を確認していくのです。

 

 

叩けよ、さらば開かれん!求めよ、さらば与えられん!」です。

問題に対しての対処の仕方が子どもから試されているのですから。

 

 

失敗しない親が信頼されるのではなく、失敗に適切に対処できる親が信頼されるのです

 

 

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無償の支援活動から見えてくるもの

昨年度より、福岡、北九州、熊本の3エリアで、「たらちねサポート」というひきこもりの無償支援活動

を行っています。https://www.interbrain.co.jp/topics/2010/06/post-2.php

 

 

民間レベルの支援ノウハウを無償で提供するだけあって、企画段階で関係者数名から、「画期的な

取組みだが、無償であれば依頼が殺到し、対応が困難では?」という心配の声もありました。

 

 

確かにそういう懸念を抱かれるのは一般的にもっともだと思われるでしょうが、私は全くそんな心配は

しておりませんでした。

と言いますのも、これまでの支援経験から、お金がかかれば何もしない。無償なら動くといった、

経済的な条件が実行、不実行の要件ではないことを認識していたからです。

 

 

目の前の問題解決に対して動かない家庭は、たとえ無償でも動きません

もちろん、黙って見ている間に、第三者がわが子の不登校、ひきこもりを無償で解決してくれるのなら

依頼があるでしょう。

自分は動かなくていいわけですから。

 

 

しかし、当協会の支援法のように、ご家族にも一緒に動いて頂く方法の場合は、自分たちが動かな

ければならないとなると、少々違ってまいります。

 

 

では、何が実行、不実行を分ける要件なのかということですが、それは、困っているか、いないか

です。

 

 

「えっ?、わが子がひきこもっていて、困っていない親なんているのか?」と思われたと思いますが、

困っていない家庭もあります。

厳密に申しますと、「困ったもんだ」とは思っていますが、「わが家にはそのままにはできない改善、

解決を要する問題が起こっており、何らかの対策を講じる必要がある。そのために、自分が動き、

手立てを探し出すことを始めなければならない」というところまで意識していない家庭が、少なからず

あるということです。

 

 

つまり、感情的不全感にとどまり、問題意識にまで至っていないのです。

この状態では、本気で困っているとは言い難いのです。

 

 

また、困った問題はそのことだけではなく、他にもあり、優先順位としてわが子の不登校、ひきこもり

よりもそちらが優先されてしまっています

 

 

子どもが困ってしまっていることを最優先に考えられるようになった家庭では、確実に子どもに変化

が現れます。

 

 

保健室登校では意味がない。行くんだったら教室。それが出来ないから行かない」とか、

自分のやりたい仕事でないと続かないから、やりたいものが見つかるまで働かない

バイトじゃダメだから、正職が決まるまで何もしない

 

 

など、all or nothingの考え(二分法思考)しかできない青年たちが多いですが、その家族(親)もまた、

やるんだったら完全解決。改善ぐらいだったらしても一緒

と、自身の手間を必要とする(あたりまえですが)のならば、無償支援でも「nothing!」としてしまう

ケースも多いものなのです。

 

 

でも、何も始めなければ、当然事態は深刻化していくだけです。

何もせず長期化させてしまい、最大の困った事態にしてしまう前に改善を積み重ね、解決へ導いて

いけばいいのです。

経過を飛ばし、結果だけを急ぐ傾向がよく見られます。

 

 

「たらちねサポート」では、学習会交流会という自助グループの形態を取っています。

月に一度の会ですが、学びを重ねるごとに、子どものことがより理解できるようになり、事態を受容

でき、そのことが家族側のメンタルヘルスにもつながり、解決のためのモチベーションの維持に役立

のです。

この形態を取ることで、自然に手間を惜しまない親御さんたちが残っていきます

 

 

ですから、対応できないほど詰め掛ける心配はないのです。

 

 

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責任をもてない父親

どうして、こっちが歩み寄らなければならないんだっ!

と、ひきこもるわが子との距離を縮められない父親はとても多いものです。

特に暴力行為がある場合は、「理解しろっと言われても・・・」と納得しかねるといった表情をあらわに

されます。無理もないことでしょう。

 

 

しかし、不登校でもひきこもりでも、早期の解決をしていくためには、親の方が理解していくしかあり

ません。

 

 

それと、「理解する」ということを「本人の要求を何でも聞き入れる」といったような意味合いに捉えて

いる場合も多いようです。

「そうではない」と何度言っても、自分の方から歩み寄ることへの納得し難さが先に立つのか、なか

なかその意味合い自体を理解しようとしません。

 

 

困ったもんだ、なんとかしてくれ」と不満をもらしますが、一番困っているのは本人自身なんです。

その困っていること(中身)を理解して頂きたいのですが、「どう分かれと言うんだ」という感じです(笑)

 

 

理解し難いのは、本人の視点に立てていないからです。

親の立ち位置、視点でしか見ていなければ、到底分かるはずもありません。

わが子の視点に降りるんです。

これが出来ないでいる。

 

 

支援者の立ち位置で、こうした父親を見ていると「まだ自分の困っていることしか頭にない」と感じて

しまいます。

また、思うようにならないわが子に対して「困ったやつだ」と不満をもらしながら、自身が解決のため

の障害になってしまっているケースも少なくありません

 

 

父親からの本人へのアプローチを促すと、「おまえに子育ては任せていたんだから、おまえが何と

かしろっ!」と母親に丸投げしてしまう父親です。

本人(特に男子)が父親との関わり(和解など)を希望しているにも関わらず、それを拒否するのです。

 

 

わが子にどう向き合えばいいのかが分からず、向き合う勇気が出せないのです。

それだけ、これまでがわが子とのコミュニケーション、情緒的交流が充分でなかったわけです。

それ自体が、ひきこもりを招いたひとつの要因でもあります。

 

 

母親だけをカウンセリングに通わせ、自分は一度も顔を出さないケースも決して少なくありません。

母親が、わが子の視点に降り、理解し、信頼関係を取り戻そうとはたらきかけている横で、子どもを

なじる父親もいます。

支援者の視点で見れば、「本当に解決したいと思っているんだろうか?」と考えてしまいます。

 

 

理解が深まれば、日々のわが子の様子に対しての受け止め方が変わってきます

腹立たしさだけだったものが、かわいそうに思え、申し訳なさまで感じてきます。

怒りは心身を腐敗させ、あらゆるものを歪めますので、怒りが軽減されていくことは、自分にとっての

メンタルヘルスにもなるのですから。

 

 

わが子の視点に降り、理解することへのためらいは、「責任をもつ」ことへの抵抗です。

自分自身の問題だと認識できることでこそ、わが子への寄り添いが出来てきます

 

 

母親に対して「おまえに任せていたんだから」とか、

子ども自身がしっかりすればいいだけのこと

と、言っている内は、どこにも自分が責任をもつという姿勢がありません。

 

 

自ら責任をもち主体的に動いていくということが無ければ、しっかり自分の人生から責任を取らされ

ます

つけが回ってきます。

わが子が成長し自立した姿を見られていたであろう年齢に、「誰に食わせてもらっていると思って

いるんだ」と愚痴が出てしまう状態は、まさに責任を取らされている状態ではないですか?

 

 

父親を求めるがあまり、嘆きを訴える青年たちの声を聞いている同じ父親の立場をもつ私からの

お父さま方へのエールでした。

子ども達は、父親を待っています!

 

 

 

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未来を拓く?

先日相談者から、あるひきこもり家族会の代表者の講演録を見せて頂く機会がありました。

 

 

演題は『未来を拓くひきこもり支援

会の名称自体に障害名を入れている団体だけに、当初からその活動を危惧していましたが、その後

の展開を時おり傍観しておりました。

 

 

『未来を拓く・・・・・』というテーマでしたので、多少の改善(笑)がなされたかな?と期待して読み進め

てみましたが、その内容は、危機感を覚えるほどのものでした。

 

 

全体を通して感じられるのは、「親」は毒であり、「人」は薬と表現しておられるのですが、ご自身

(この代表の方も当事者)も含めて、親の関わりによるひきこもりの実態には、一切触れておられない

のです。

 

 

ひきこもりは、ほとんどが病理的(精神疾患や障害)なものであり、無病理性は2~3割で、その

タイプのひきこもりは、会に入ってもらいたくない

その理由は、反社会的な立場になるからだと述べておられます。

 

 

その上、3年がターニングポイントで、それを過ぎると、ほとんど神経症になり、最後は放置

するともう良くなることは無く、人によっては重篤になり精神障害に移行することがまれでは

ない。とまで述べておられます。

 

 

また、ひきこもりが続けば、家族機能不全、親子共依存になる。と繰り返されておられるのです

が、これは完全に見誤っておられます。

 

 

そもそもが、家族機能不全、親子共依存だからこそ、ひきこもりという現象(病理ではなく)が起こって

いるのです

 

 

私がいつも提言しておりますように、ひきこもりというのは、親子の共同作業です。

当事者の子どもだけでひきこもるという行動は取れません。

ひきこもることができる環境、継続させる条件を与えてしまっているのは、親自身です

 

 

この代表の論理は、「ひきこもり」という病、障害は、家族単位でどうなるものでもない。国が支援

すべき。社会全体が救済すべきだというものです。

 

 

当協会が携わってきた、それこそ3年以上、中には10年を越す、20年という事例もありましたが、

そのほとんどが無病理であり、社会参加が実現できています

 

 

もちろん、数年を経過したために、ひきこもりの途中(原因ではない)で、神経症や対人恐怖が発症

しているケースはあります。

それでも、訓練(治療ではなく)でそれらの症状は緩和され、接客業や営業職にさえ就いています。

 

 

これらの実績からも、代表の意図するものには、戦慄さえ覚えます。

この代表が啓蒙(洗脳)している団体は、規模を拡大していると聞きます。

代表は、はばからずこうも述べておられます。

私は厚生労働省や内閣府に百万単位の精神障害者を生み出していると。人が怖い人は

ホームレスにもなれない、こんな酷い状況にしてしまってどうするのだ!と言ったのです

と。

 

 

自身がその酷い状況を作ってしまっていることに早く気づいてほしいものです。

 

 

現実直視を恐れず、責任転嫁をやめ、本来の親子の絆の回復(結び直し)に取り組める真の

たらちねの親御さんたちと共に、大きなうねりを起こしていきたいと決意を新に出来た思いです。

未来を閉ざすひきこもり支援』の演題が相応しい内容でした。

 

 

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愛知県豊川市一家殺傷事件に思う

長男、ネット通販・借金200万円超 愛知・一家殺傷事件は、ひきこもり当事者家庭には、特に衝撃
を与えたようです。
http://www.asahi.com/national/update/0418/NGY201004170042.html

以降の相談業務の中で、この事件に相談者が触れることが少なくありませんでした。

 

 

インターネットの解約が凶行の直前の引き金とあって、

本人の意志に反することは避けた方がいいであろう。

そもそもインターネットは良くないのでは。

お金の与え方など、事件の全貌がまだ明らかにされていないこともあり、色々な憶測から不安感

だけがつのってしまっているようです。

 

 

結果としての惨劇は、いかなる理由であれ赦されるものではありませんので、改めて議論すること

でもありません。

考えてみるべきところは、なぜネット通販で200万円以上の借金をすることが可能であったか

父親の給料を長男が管理することが許されてしまったのか

十数年もの間、ひきこもることが容認されてしまったのか

といったところではないでしょうか。

 

 

自由を許されていた状態で、いきなり自由の制約を受ければ、反発が生まれるのは自然なことです。

だからといって、解約をしたのがまずかったといった考えは、あまりにも短絡的です。

 

 

例えば、200キロにも至らんような体重で、日常生活がままならなくなっている状態の子に

「けしから!」とばかりに、突然ダイエットを強行させてみたところで、「はい、分かりました」とは

ならないでしょう。

 

 

体重は突然増えるわけではありません。そこに至るまでに何年も経過しています。

その間、親は何をしていたのかということです。

じわじわと太ってしまうことを容認し続けていたわけですから、太ってしまった後にとがめられても

素直に聞けるものではありません。

 

 

そこまでなると到底ダイエットのみでは追いつかず、脂肪の切除(これがネットの解約)といった

荒治療が必要になります。

しかし、それまでのカロリー摂取(本人の意識)が改善されなければ、ほどなく元に戻るでしょう。

 

 

あるメディアでは、「家族のSOS届かず」と記述されていましたが、青年たちのひきこもりは、それ

自体が子どもからの親へのSOSです

子どものSOSに気づけずにいて、私たちはわが子に苦しめられてきましたというのも如何なもの

でしょうか?

ネットを止めさせる前にひきこもりに終止符を打たせるべきだったでしょう

行動にいきなり制約を加えるのではなく、長男の意識への何らかのはたらきかけがなされていた

ら防げていたことではなかろうかと感じます。

 

 

決して長男がとった行動は、赦されるものではもちろんありません。

しかし、加害者の異常さだけがクローズアップされ、一方的に糾弾される報道の視点は、事実の

伝達という点で、正確さを欠いたものであり、そのことで謝った認識が広がり、ますますひきこもり

問題の長期化、深刻化を招き、次の新たな事故を誘引してしまいかねない気がしてなりません。

 

 

 

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熊本市中央公民館 

 

4月13日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

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癒し系

不登校でも、ひきこもりでも、当事者の青少年たちは、心の傷トラウマを抱え、苦悩しています。

何ものかに怯え、身動きが取れなくなってしまっています。

ストレスに対しての抵抗力もなく、ちょっとしたアクシデントにも背中を向けてしまいます。

そんな様子を見ていれば、心の傷を癒してあげたいと思うのは無理も無いことです。

 

 

日本は、毎年3万人以上の方たちが自殺をしています。

子どもへの虐待も4万人以上です。

ストレス社会を超え、トラウマ社会の様相を呈しています。

それを反映してか、癒しグッズやリラクゼーションサロンなどもよく目にします。

 

 

不登校、ひきこもり支援のあり方を見ていても、ほとんどといっていいほど、癒してあげることを

第一義に考えられているようです。

自由にできる空間を提供し、無理をさせず、「安心してひきこもれる環境をあたえましょう」と言って

いる方もおられるぐらいです。

メディアで報じられる映像もまた、大抵ゲームをしたり、芸術的な創作活動をしている風景です。

 

 

もちろん、安らげる環境を与え、休ませることも必要な時期があります。

しかし、痛みが和らいだら立てるかといったら、そうではありません。

立てる(自立)ためには、癒しとは別なものが必要です

そういう意味で、ゆっくり休ませる休養の時期に目処をつけ、修養のステップに切り替えていくことが

必要になってきます。

 

 

青少年たちが帰っていく場所は、自身が傷を受けた社会です。

保育室のような環境で、全ての負荷から遠ざけた時間を過ごさせるばかりでは、社会へ巣立って

いった時に再び、傷を受けてしまいかねません。

しかも、以前よりさらなる痛手をです。

 

 

とはいっても、〇〇ヨットスクールや、〇〇メンタルスクールのような監禁、死亡に至るようなスパ

ルタ系支援は論外です。

とかく人間は、どちらかに偏りがちです。

だからこそ中庸が尊ばれます。

 

 

「傷ついているから癒してあげよう」では、癒すことが目的となってしまいます。

目的は、あくまでも自分の足で立っていく、生きていくということです。

 

 

青少年たちは、傷つき元気を失くしているのです。

生きていくための根源の気を失っているのです。

 

 

元気を取り戻すためには、活かしてあげることです。

活き活きと自分の生命、個性、役割、を活かしていくことです。

個性や役割は独自なものです。

だからこそ価値があるのです。

 

 

自身の価値を認識できて、自分の存在を社会の中で活かしていく術を身につけさせることができれ

ば、傷の痛みは和らいでいきます

傷を受けていたことすら忘れることもできます。

活かされてこそ癒される」のです。

 

 

とかく支援活動している側にも、過去に傷を受けた経験がある方たちが多いものです。

そのせいもあるのでしょうが、慈悲深き観音系の支援法が目立ちます。

しかし、不登校やひきこもりの青少年たちは、様ざまなトラウマ(魔障)に怯え、立ちすくんでいます。

その魔障に対して、忿怒(ふんぬ)の形相で共に立ち向かってあげ、ひっぱりあげてあげる明王系

の支援も必要であることを心得てほしいものです。

 

 

 

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【熊本出張相談会】

 3月21日22日 (要予約 0120-870-996)
熊本市五福公民館 

 

3月23日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

3月11日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

【北九州出張相談会】

4月3日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

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ニート・ひきこもりエンパワー教室

トップページでもお知らせしておりますが、いよいよ『ニート・ひきこもりエンパワー教室』を開講します。

この教室は、国や地方行政が取り組んでいるニート対策、また、民間NPO団体などが取り組んで

いるものと大きく違う点があります。もちろん同様のものであればわざわざ開講する意味がありま

せん。

何が違うのか? それは、徹頭徹尾ニート・ひきこもり当事者の目線、状況に合わせたカリ

キュラということです。

先ず、「教室に通うどころじゃない。外出さえ出来ません」という状態からの支援体制があります。

これまで、合宿生活をしながら社会参加への準備をしていく各種施設への参加を希望しながら、

当事者がそこまでの状態にないご家庭は、結局は「いつかその日が来たら・・・」と口惜しい気持

ちであてのないその日を待っておられたことと思います。

この教室では、そういった状態にあるご家庭のフォローアップから行います。10数年の支援実績

から当協会の最も得意とするところです

次に、産業カウンセラーによるキャリアコンサルティングですが、学歴や就労経験のある者を対

象にした一般のキャリアコンサルティングではなく、ニート・ひきこもりの青年たちの支援実績から

のまさに彼らに必要なノウハウを提供するコンサルティングです。上級家族援護士として当協会

で長期ひきこもりの青年を社会参加させてきた実績のある講師が指導していきます。

そして、教室参加者は全て、これまで長い長いトンネルを抜けてきて、これから社会に向けて大き

く飛び立とうとしている仲間たちです。今やインターネット、ブログなどパソコンの利用は様ざまな

分野で行われております。事務系の職種のみならず、パソコン操作の習得は必須の課題となっ

ています。ここでは、プロの検定講師により資格取得までを指導していきます。

これまでは、会員家庭のみに提供していた支援メソッドを一般の青少年へも公開し、より多くの

当事者青年たちへの後押しができればとスタッフ一同はりきっています。

お申し込みはいますぐこちら!
『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

 家庭教育無料講座 『不登校・ひきこもり全て答えます』
~当事者家族・支援者・関係者のために~
7月27日(日)13時30分~16時30分
大野城まどかぴあ 会議室3
https://www.interbrain.co.jp/lecture/

  

ひと育て家庭ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/course/cat66/

 

家族援護士養成講座
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/

 

【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  7月31日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp

 

 


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