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解決支援者の現場日記 : 旧ブログでタグ「親業」が付けられているもの

子育てにとっての父親とは?

家庭の中での「父親不在」と言われて久しいですが、相談業務、支援活動を行っている中での実情を

お話しましょう。

講座・講演会、相談窓口に尋ねてこられるのはほとんどが母親です。

極端な場合、最初の相談から、第三者介入を始め、問題解決に至るまで、一度も顔を出さないといっ

た父親もいます。

母親からの相談を受けていて、時折涙を流したり、解決行動が鈍かったりする場合、あらかた父親(夫)

の無理解、非協力が背景にあります。子育てにおいての孤立感を感じているのです。

「なぜ私だけが・・・」「この子はあなたの子でもあるのですよ」

子育ては母親の仕事でしょうか? 

子育てには養育教育があります。

父親たちの言動を聞いていますと、家族のために働いて生活の糧さえ与えていれば役割を果たして

いると思っていることが多いようです。

誰のお蔭で食っていけてると思っているんだっ!」という言葉にそれが端的に表れています。

しかし、『人はパンのみにて生くるにあらず

精神的な飢えを与えないことと、教育が必要なのです。

父親が担う教育とは何でしょう。

社会の中で活躍している立場としては、社会に適応できる人間になるための教育、社会へ踏み出す

勇気を与える教育、大人に成長できる教育などが、父親なればこそというものだと思われます。

社会の「厳しさ」を教えることは大切ですが、「厳しさ」はイコール苦悩ではありません。

苦労はあっても、それがそのまま苦痛や不快ではないんだということを教えなければなりません。

ですが、ただただ社会は辛くて苦しいと言わんばかりの表情を家庭で見せている父親がいるようです。

「厳しさ」の一つは、「人生ままならない。思う通りにいかないこともある」ということです。

耐えること、我慢することを教えていなければ、こらえ性のない子に育ってしまいます。求めるものを何

でも与え、好きなだけゲームもさせるといった関わり方では、思うに任せない時、常に不平不満を言

い、動かなくなります。

大人に成長するということは、好き嫌いで動くのではなく、必要性で動けるようになるということ

もあります。いやでも、必要とあらば動くことです。

思う通りにいかない時は、創意工夫です。「どうやったら、より成果をだせるか

そう考えれば、ゲーム感覚で取り組めます。

厳しくとも、思い煩うのではなく、その過程を楽しめます。心地よい疲れもあることを教えるべきです。

将来に向かって夢と希望を抱き、社会という荒波に挑戦していける姿勢を身につけさせることが大切

です。

社会への適応は、人とのおつきあいが中心になりますが、わが子とのおつきあいが十分にないようで

す。「わが子とのコミュニケーションの取り方が分からない」と言う父親も少なくありません。

中には「父親というものは、やたらしゃべらないものだ」と自己納得している場合もあります。

営業職や接客業をしている父親でも、仕事上のお客様へのおもてなしはできても、家族へのおもてな

しが出来ておらず、気づかないところでクレームがあがっています。

社会生活は「立場」と「立場」のおつきあいです。相手の立場への共感能力が求められます。

共感能力を育てられてこそ“おもてなし”ができるようになります。

そして、父親の役割として最も大切なことは、家族を安心させることです。

家庭の運営最高責任者として、舵取りを間違わないようにしていくことが担うべき最大の役務ではない

でしょうか。海図も羅針盤も船員を気遣う船長もいなければ、船員(家族)は皆途方に暮れます。

 

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