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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
カウンセリング 3ページ目

アダルトチルドレンへの処方箋~自身の欲求

前回のブログで、バウンダリー(境界線)に関してお話ししました。

自身の欲求と他者の欲求を勘違いしてしまいますと、虚無感から様々なアディク

ション(依存)を招いてしまいます。

今回は、自他の欲求の見極めの方法を簡単にお話ししてみましょう。

 

 

先ず、自分が欲しいものや、やりたいことを思い浮かべてください。

それに対して、「何のためにそれが欲しいのか」を問うていくのです。

つまり、それを得たい理由、目的です。

他でもない、そのもの、そのことを得なければならない理由、目的があるはずです。

それを自分に問いかけるのです。

 

 

例えば、車が欲しいとします。

「何のため?」の答えを考えてみてください。

「友達と遊びに行ける」だとしたら。

同じように「何のため?」と、友達と遊びたい理由を問うてみるのです。

「遠慮なく交流しあえる相手がほしい」だとしたら、はい、また同じように

「何のために?」

「何でも相談したい」

「何のため?」

「自分だけの考えでは不安だから」

はい、ここで見えてきたことは、「安心を得たい」ということですね。

いつでも、方針に迷ったりした時に、客観的な助言が欲しい。

そういった友がいてくれる。一人ではないという安心感を得たいということです。

「車」が欲しいといったところから、より本質的な自分の欲求が確認できましたね。

 

 

ですから、そういう友がいれば、車は無くてもいいということです

逆に、車を手にいれることができたとしても、そういう友が得られなければ、何か

満たされない思いが続きます。

友達に気に入られんがために、自分は欲しくも無い友達の望むゲームを買い続け

るようなものです。

 

 

また、ボランティアなどの奉仕活動をやりたいといった場合。

同じように、「何のため?」かを問うてみてください。

特に「自分を犠牲にしてでも」といった献身的な動機からの場合、よくよくその目的

を考えてみてください。

「喜んでもらいたい」

「感謝されたい」

「必要とされたい」

「求められたい」

「一人になりたくない」

根源的なところに、見捨てられ不安からくる孤独感があれば、手段を選ばず、

人から求められよう、気に入られようとしてしまいます

他者が喜んでくれているその行為自体を、自分も喜べるものでなければ、やがて

燃え尽き、倒れます。

充実感達成感を得られないからです。

 

 

このように、自身の欲求と思っていたことが、実際は他者の欲求を満足させること

になっていたということや、欲していたものは単なる手段に過ぎず、本質的な求め

は他にあったということは、よくあることです。

こういったすり替え充足手段の目的化が、延々と繰り返される満たされぬ欲求

への貪りの苦悩を招いてしまうのです。

 

 

 

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アダルトチルドレンへの処方箋~自他の区別

あなたは自分を生きていますか?

 

 

これは、あなた自身の欲求や感情を偽らず、自分を尽くして生きていますか?

という問いかけです。

 

 

もちろん、「はい、いつも自分の欲求だけで生きています」では、ただのジコチュウ

です(笑)。

そうではなくて、あなたが日ごろ求めていたり、正しいとか間違っていると思って

いることは、本当あなた自身からのものですか?

他人の欲求価値基準を自分のものと勘違いしていることはないですか?

 

 

バウンダリー(境界線)という概念があります。

自分と他者を区別するものです。

 

 

この境界線が不明瞭だと、他人の感情に大きく動かされたり、他人の内面に

軽はずみに侵入したりして、トラブルを招いてしまうことが多くなります

 

 

こういった傾向の背景には、自身の親との関わりあいがあります。

最も多いのが、わが子にかける期待感から、親がわが子を自身の延長とみなす

ケースです。

自分が果たせなかった夢をわが子に託したり、わが子を生きがいとしてしまう

ものです。

この場合、子どもは親の使命を負った子となります。

自分が実現させたいことではなく、親が実現させたいことに奔走することになり

ます。

自己判断自己決定ができなくなり、依存的な生き方が身についてしまいます。

また、親の価値観を押しつけられ、アイデンティティ(自分らしさ)を構築できず、

誰の前でも「自分」がありません

 

 

別なケースでは、親が適切な責任を負わず、

あなたのために我慢しているのよ

おまえのせいで

といった言動が多いと、子どもは自分自身の存在に対して、罪悪感や羞恥心を

感じて生きるようになります

 

 

親の期待に応えた時だけ愛情をそそがれた子どもは、愛されんがために常に

他者の欲求に反射的に応え、自己を出さないようになってしまいます

 

 

いかがですか?

あなたは上のような子どもになっていませんでしたか?

これらは、親がわが子との間の境界線を越え侵入してきたケースです。

 

 

境界は、互いの存在の独立性を保証するものです

境界を侵入され、自他の区別が曖昧になってしまうと、一個の人格をもった一人

の人間としての価値を認められず、自尊心自己信頼感が育ちません。

責任の所在も分からなくなり、負わないでいい責任を負おうとしたり、負わなけれ

ばならない責任を他者に転嫁しようとします

 

 

あなたがもし、他者の感情に過敏に反応してしまったり、自他の欲求の区別が

つきにくい。自分にどうしても自信をもてないようでしたら、上記のような親子関係

がなかったどうかを振り返ってみてください。

 

 

境界線は、自分を孤立化させるものでは決してありません。

混ぜ合わせるのではなく、互いを活かしあうためのものです。

孤立を恐れ、境界線を失くしてしまうと、支配された生き方を招いてしまいます。

 

 

 

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アダルトチルドレンの処方箋~自分が選んだ結果

今さら・・・」って感じたことがありますか?

この言葉の後には、「どうせ何をやったからといって、どうにもならない」という

ものが隠れていると思います。

どうですか?

 

 

こうなると、あたりまえですが、まずほとんど行動を起こしません。

ですから、「今さら」が口癖になってしまっている人は、行動を起こさない人

言えます。

頭と手足を動かさない人ほど、愚痴やぼやきが多く、口ばかりが動いています。

 

 

では、ここから行動を起こせるようになるためには、何が必要でしょうか。

一緒に考えてみましょう。

 

 

先ず、「どうせ」 

これは、決め込み思い込みですね。

行動を起こすはなから、もう結果を決めてしまっています

しかも、うまくいかない結果をです。

これでは、好んでダメな結果を望んでいるようなものです

結局、その結果を怖れて行動を起こしませんから、現状何も変わりません。

不満な状態が続くだけです。

 

 

それから、「何をやったからといって

これは、やるべきことが見えた上で言っているでしょうか?

何をやるかも分かっていない状態で、「何をやっても」と言っても、おかしな話です

これまでの自分が試してみた方法では、うまくいかなかったのでしょう。

ですから、全く違う方法を試みてみるべきです。

 

 

そのためには、自分の考えではなく、他者の考えに耳を傾ける姿勢(謙虚さ)が

必要です。

これまでの自己の判断の誤りを自覚する必要があります。

 

 

どういう基準根拠を基にどういう判断をし、いかなる行動を取り、どういう結果を

招いたか。

特に、自分の望まぬ結果を招いた時の、判断の中身を知る必要があります。

そして、それを繰り返さないことです。

 

 

判断の基準にしたものは、あなたの価値観に根ざしています。

ですから、新たな判断ができるためには、価値観の見直しが必要です。

 

 

そしてもう一つ、「どうにもならない

結果として、出てしまっている状況が、どうにもならないと思ってはいませんか?

その通りで、起こったことは、消せません。

しかし、そのことで受けた影響は、どうにもならなくはないのです

ましてや、「今さら」などありません。

今さら謝ってもらっても、もう遅い

なんて、親に言ったりしていませんか?

これは、すでにされたことを消せやしないという嘆きですね。

そうではなく、されたことで自分が何ができなくなってしまって、生き辛さを感じて

いるのか

それを明確に認識し、できるようになるための方法を「今さら」ではなく、「今から

実行していけばいいのです。

 

 

今まで、どういう判断をしてきて、どういう結果を招いてきたかをしっかりと振り

返ってみてください。

結局、その結果は、自分が選んだものです。

自分が選んだにもかかわらず、誰かの責任にしているから、どうにもならないの

です

以前と同じ誤った判断をしてしまわぬためには、見識の狭さを認め、価値観を

見直し、新たな視点が必要です。

 

 

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アダルトチルドレンの処方箋~生きるための中心軸

あなたが、何らかの生き辛さを感じているとしたら、一度原点に立ち帰ってみて

ください。

生きていく“前提”にです。

 

 

幸福になることを前提としていますか?

幸福である人生が、自分に最も相応しいと考えていますか?

この“前提”は、自己認識が土台となっています。

「自分に相応しい」、その「自分」をどう捉えているかです。

 

 

自己認識を考える時、自身の世界観を確認してみてください。

世界観」というものをあらたまって考えたことがありますか?

意識したことはなくても、誰でも独自の世界観をもっています。

信条と言ってもいいでしょう。

 

 

私たちは、何らかの価値基準をもって、ものごとを観察し、判断しています。

その判断に基づいて、自分の“前提”を決めています。

ですから、もし、その前提が、「自分は幸福にはなれない」なんて誤ったもので

あるならば、とっとと、改めましょう。

 

 

幸福感は、人生のベクトルが上向きの時に感じられるものです。

ですから、幸福感を感じていられるためには、常に向上心をもって、過去の自分

よりも、少しでも成長させていけばいいのです

向上心をわが師とする」です。

 

 

しかし、その向上心をそなえるためには、謙虚さ素直さが必要です。

慢心は、成長を阻みます

 

 

これまでに、現実を否認する習慣をもってしまっていませんか?

目の前の辛い事実から、目をそらしてしまう習慣があると、確実に謙虚さや素直

さが奪われています

傷つけられると感じ、自分を守ろうとするからです。

 

 

過度に傷つけられると感じないようにするためにも、向上心と合わせ、自分の中に

生きていくうえの軸をもちましょう。

バックボーン精神的支柱です。

自身の拠りどころとなる一貫した信念・信条です。

 

 

バックボーンをもてるためには、手本に出来る尊敬する誰かをもつとよいでしょう。

どうして、その人を尊敬できるのかで、自分の価値観を知ることもできます。

 

 

価値観が、世界観を形成します。

あなたが、知らず知らず形成してきた世界観は、あなたのバックグラウンド(生きて

きた背景)が大きく関係しています。

 

 

あなたの生きがいは何ですか?

生かされているって感じられますか?

 

 

過度な自己防衛は、危険の認識もあやふやにしてしまいます。

ぶれない軸をもって、適切に危険を見極め、挑戦への勇気を発動できるようにして

いきましょう。

 

 

 

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アダルトチルドレンの処方箋~自己処罰

親を許せない

自分を許せない

許せない!許せない!許せない!

 

 

私たちは、何ものかに怒り、憎み、恨むといったことがあります。

その情念は、あたかも心に刺さったトゲのようです。

このトゲを取り去るには、どうすればよいでしょうか。

 

 

親を許せないのは、愛してくれなかったからですか?

自分を許せないのは、親の期待に応えられなかったからですか?

少し考えてみましょう。

 

 

いとおしむ、愛でる気持ちは、何に向けられるのかは、かなり個人差があると

思います。

また、そのもの(対象)の価値を見い出しえなければ、そういった感情は抱かない

でしょう。

 

 

人は、等しくそれぞれに相応しい、独自の価値をもっています

この世に生を受け、ここに存在しているということが、その価値を証明しています。

 

 

しかし、「価値」は、それが分かるためには、そこから得られる悦びを体感したこ

とがなければなりません。

愛する悦び(価値)は、愛される悦びを体感(実体験)したことがあるからこそ、得ら

れるものです

自分を愛せなければ、自分が生み出したものをいとおしく感じることができません。

 

 

だから、あなたの価値を見い出せる人は、他に必ずいます

それが親でなければならない理由はないのです。

であれば、親の期待に応えられなかった自分を許せないですか?

応えなければならない責任があれば、罰を与えたいでしょう。

でも、あなたにはその責任はありません。

あなたは、愛されなかった理由が期待に応えきれなかった無価値な存在だからだ

と信じていますか?

そうではないことは、上に記したとおりです。

 

 

あなたは、自分を許さず、罰することでせめてもの償いとし、自責感を和らげたい

のですか?

自分の愚かさを許せないかも知れません。

でも、その償いとして、「自分は幸せになってはならない」と信じていたとしたら、

それこそ愚かなことです。

自分の価値を自ら貶め、「だからより良くなってはいけないのだ」と言い聞かせ

てしまっていませんか?

愚かさに気づけていれば、愚かではありません

 

 

許し」とは、何でしょう?

手綱を“ゆるめ”、“放す”ことではないでしょうか。

自分の心の中から、囚われを解き放つことではないでしょうか。

 

 

自分を許したければ、自分やり直しのチャンスを与えてあげればいいんです。

誤りや愚かさに気づけた時は、“知恵”を得ています。

その知恵を活かしてやり直してみましょう。

 

 

やり直すことが怖くて、挑戦することを避けるために自分を許さないでいるのでは

ないですか?

それは責任感の強さでも、厳しさでもありません。

自分を傷つけることは終わりにしましょう。

あなたは、そこに生きていることで価値を証明しています。

あとは、その価値を活かしていくことです。

 

 

火は火で消すことは出来ません。

全く性質の違う水でこそ消すことができます。

恨みの真反対の“感謝”で消すことができます。

何事かに感謝する習慣をもってみたらいかがでしょう。

何事も“恵み”だと思って、「ありがとう」「ありがとう」とつぶやいてみてください。

きっと、恨みが消える恵みがあります。

 

 

 

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アダルトチルドレンの処方箋~ありたい姿⑥

ひとつの生き方の理想となりえる自己実現者の特徴を人間主義心理学の

マズローからあげて参りましたが、今回まで紹介してみましょう。

 

 

マズローは、自己実現者は、豊かな社会感情をもつことをあげています。

彼らは、他人の喜びや悲しみへの共感ができ、他人との一体感が人一倍強い

のです。

 

 

ユング心理学では、人類共通の意識層として、集合的無意識という心の深層

領域を提唱していますが、自己実現者の社会的関心は、見知らぬ他人にまで

及び、まさに「人類の一員」という意識があるのです。

 

 

子どもたちへの道徳的教育の中で、「人さまにご迷惑をかけないように」という

言葉がよく聞かれます。

迷惑をかけないことは、もとよりですが、もう一歩進めて、「人さまのお役にたつ

ように」と伝えてもらいたいものです。

 

 

迷惑をかけないだと、「邪魔をしない」にとどまってしまいがちです。

役にたとうと思えば、「どう役にたとうか」ということで、他者の立場に立ち、何を

することで助かるか。

喜んでもらえるか。

と自ずと共感的な姿勢が身につきます。

 

 

人は、結局は自分のことで悩む」と言われます。

自分の周りに壁を作り、自分だけのことで悩んでいれば、自己の殻の中に閉じ

こもり、社会という視点をもてなくなるのです。

近江商人の「三方よし」に習い、自分、相手、社会に役立つための生き方

勧めていきたいものです。

 

 

次に、自己実現者は対人須関係の中で、自ら進んで他人に信頼をおき、相手が

こちらの信頼に応える態度を引き出そうとすることをあげています。

主体的な信頼こそが、相手の信頼を呼び起こすというわけです。

 

 

期待効果」という言葉がありますが、「こう思うから、そうなる」という事。

アダルトチルドレンの多くは、元々にせよ、対人関係での傷つきがあったからに

せよ、相手を疑ってかかる傾向が強いようです。

 

 

信用できないのでは」「裏切られるのでは」という観念が、先に立つようです。

ですから、往々にして実際にそうなることが多いのです。

相手への不信感や警戒心が、表情、姿勢、態度に表れるからです

 

 

類は友を呼ぶ」という格言もありますが、自己実現者が親交を深める相手は、

自ずと同じように自己実現している人が多いとマズローは、

述べています。

 

 

互いが自然と親近感をおぼえやすいということと、あえて自分が成長できるよう

そういう人物を選んでいるということです。

ですから、自己実現者は、決して広い親交があるわけではありません

 

 

春先に必ず流れてくる「一年生になったら、友達百人できるかな?」という歌を

諸悪の根元、対人恐怖を招く洗脳の歌と私はかねて言っております(笑)が、

「友達はたくさんいなければならぬ」なんて考えは、捨てた方が賢明です

前回述べましたように、自己実現者は、躊躇することなく孤高を保つことが

できます

 

 

人は、自身の人格の投影によって、類似性の高い相手を選択する可能性が高い

のです。

自分自身が、「自分は人から信頼されるにあたらない」「きらわれている

陰で笑われている存在だ」と否定していれば、その気持ちが他者に投影され、

相手からそう思われていると信じ込み、人を身近にすることはできません。

 

 

自己実現者が、主体的な信頼を相手に向けられるのは、高い自尊心自己

信頼感をそなえているからです。

その健全な自己愛は、人間愛のあらわれであり、人間尊重の精神が土台に

あります。

 

 

マズローは、自己実現者は、民主的な性格構造をもっているとして、その行動

特徴を「階級、教育、職業、政治的信条、民族、出身地、皮膚の色などによって

人を差別することがなく、誰とでも友好的になることができる」と述べています。

 

 

表面的な社会的評価を超えて、共通してある本質の人間性を問うのです。

行為、行動は、場合によっては非難されることはあっても、人格そのものは否定

されるべきものではないという立場に立っています。

 

 

また、「何か自分の知らないことを教えてくれ、自分のもたない技能をもつ人々に、

見せかけ無しに率直な尊敬と謙虚さを示すことができる」という特徴も述べていま

す。

 

 

地位や肩書きに関係なく、自分が成長できるために人から学ぶ謙虚さや素直さを

そなえているのです。

 

 

健全な自己愛、自己肯定感が育っていない場合、特有の傲慢さが見え、素直さ

や正直さを欠き、周囲の家族でも辟易することが少なくありません。

 

 

「鶏が先か、卵が先か」ではないですが、過去のトラウマがあったから、人を信頼

できないのか、そもそも人を信頼できないところがあったから、トラウマを抱える

ことになったのか。

その両方があろうかとは思います。

いずれであっても、主体的に他者を信頼できる生き方ができるようになっていき

ましょう。

 

 

 

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アダルトチルドレンの処方箋~ありたい姿③

今回は、自発性、主体性についてお話ししましょう。

私がアダルトチルドレンの方々と関わってきて、一番実感するのが、自発性

主体性が損なわれているということです。

自分自身の内面を表現することへのためらいや、怯えを一様に抱えています。

 

 

このことは、長きわたって感情や欲求を抑圧してきたことを示しています。

感情や欲求を表出することは、傷つくことであり、危険だと判断しているからです。

 

 

したがって、慢性的な不全感を抱え、ものごとの受け止め方や考え方に柔軟性

ありません。

そのことから怒りの感情が生じた時にも、健全な表明ができず、うっ積させ、破壊

衝動や暴力行為に及んだりします。

 

 

マズローは、自発性の高い人間は、『愛し愛される能力』に優れていると、特徴

をこう述べています。

 

 

自他を隔てる壁が比較的薄く、自己の感情はすぐ他人に浸透し、また

他人の感情は容易に感じ取ることができ、互いに共感をもつことができる。

つまり、他人と同一化し、共通の感情に生きることが可能なのである。

このような分け隔てのない人格特性は、周囲の人々にも温かい感情を感じ

させる」と。

 

 

愛し愛される能力』が充分でないと、人から遠ざかり、また、いじめなどの対象に

なってしまう場合もあります。

では、この自発性が発揮できないのがなぜかと言いますと、健全なアイデンティ

ティの未構築ということに関わってくるのです。

アイデンティティは、自己が自己であり得るということですから、他でもない自分

らしさの自覚です。

 

 

自他を区別できる自己の特性を認識できていれば、自ずと自然に沸き起こる感情

も表出できますし、意思表示や態度、行動で明確に自分を表現できます。

これが自発性です。

 

 

ここで、自発性に関連して、対人交渉の際に出てくる“譲れる”“譲れない”の

問題について論じてみましょう。

 

 

他者と協調性を保ちながら、自身の要求を実現させていくためには、相手と自分

との意見、希望の違いの間で、折り合いをつけていかなければなりません。

その時に、どこまで妥協し、譲るか、譲らないかが問題となります。

 

 

自発性の高い人間は、譲れない範囲は、自身の存在の根幹に関わるほどの大事

に限られ、非常に小さく、譲れる範囲をできるだけ大きくもち、「大事のために小事

を譲る」という姿勢ができています

 

 

大事に関しては、決して妥協することなく、社会環境の慣習的なものに対しても

挑戦する態度を示します。

自身の中に、アイデンティティを支える自己規範をもっているからです

周囲の評価に惑わされないのです。

 

 

一方、自発性が低い人間は、譲れないものまで意思表示を避け、結果譲ってしまう

といった状態を招いてしまいます。

 

 

周囲の評価に対して過敏であり「きらわれたくない」という理由で、安易に自分の

意志を押し留めます

もちろん、満足感は常に得られず、「させられた」という被害者意識が強まります。

これは、主体性の放棄という状態です。

 

 

それでは次に、主体性に関して述べてみましょう。

「主体的に生きよう。行動しよう」というような表現がされることがありますが、

“主体的に”というのは、具体的にどのような状態でしょうか。

 

 

主体性を考える時というのは、必ず自分以外の他との関わりあいの中でのことです

から、「他」というものを人を含めて「環境」と捉えてみると分かりやすくなりますの

で、環境との関係性から主体性を定義しますと、

 

 

1.環境に振り回されず、流されず、支配されないこと。

2.環境に対して常に働きかけ、創り変えていくこと。

と定義できます。

 

 

マズローは、自己実現しつつある人は、自律的で環境から独立していて、次のよう

な行動特徴をもたらすと述べています。

 

 

第一に、厳しい逆境や欲求不満に対しても、これに耐えることのできる能力

をもっている。

 

第二に、名声、名誉、権威、地位などといった社会的評価に依存しない。

 

第三に、建設的な社会批判の態度を持っている。環境に対して、主体的

創造されるべき対象と認識している。

 

 

いかがでしょうか。

皆さんも主体性を、かねてから発揮できておられるでしょうか?

 

 

先にも述べましたように、内的規範、指標をもてている場合は、社会的評価などの

外的評価に依存することはなくなります。

日本特有の「世間体」も外的評価です。

 

 

自発性や主体性に欠けた状態では、常に被害者意識に支配され、責任転嫁し、

周囲に依存的になるばかりではなく、非難や愚痴が多くなります

 

 

これらのことが、ストレス(逆境)に対しての脆弱性も招き、止まるという行動を選択

するのです。

目の前の問題を解決するための取り組みにも積極的になれず、不安や痛みからの

回避だけに終始してしまう反応的な生き方になってしまうのです。

 

 

 

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アダルトチルドレンの処方箋~ありたい姿②

健康で、自己実現をとげつつある個人は、自己や他人についても、また

あらゆる事態に対してもありのままに受け容れることができます

 

 

人のもつ短所や長所、さまざまな特性に対して、ごく自然にそのままを認め、

受け容れることができるのです。

 

 

アダルトチルドレンの青年たちで、自分自身を肯定的に受け容れられている人は

全くいません。

それどころか、自己否定の塊と化しています。

 

 

その背景には、自身の短所を過度に否定された体験があります。

誰しも、周囲から求められず、愛されないということは辛いことです。

ですから、周囲から必要とされるために短所を隠そうとし、仮面(ペルソナ)を

かぶります。

 

 

周囲の期待を読み取り、自分に対しての評価に過敏になります

期待に過剰に応えようとするために、自己を押し殺し、ありのままの自分を

見失ってしまうのです。

 

 

期待に過剰に応えるというのは、周囲が自分に対して「こうしてほしい」と、

思っていることに沿おうとするということです。

つまり、周囲の都合に合わせようとすることであり、自身の可能性に対して

寄せられる好意的な期待に対してのものではありません。

 

 

ですから、例えば親から「うるさいから黙っていてほしい」というメッセージ

(期待)を読み取ると、もの言わぬ子どもに育ちます。

こういう子は、傍目には、柔順な聞き分けのいい子に映るのです。

そして、この傾向は成人してからもなお続き、自己主張に対して消極的になります。

 

 

ここで、長所、短所ということを少し考えてみましょう。

そもそも、人のもつ独自性を長所、短所といった見方で受け止める、そこに

問題があるように思われます。

 

 

私たち誰もがもっているものは、“個性”です。

“個”としての性質、特質です。

他でもない、「自分」という存在を他者と区別できるそれぞれの独自性です。

自分ならではのものです。

自己存在の価値を示すものです。

 

 

長所、短所という見方は、個性がうまく、より良く活用された場合が長所と

映り、自他の成長、発展のために不適切に使用された場合が、短所と捉え

られてしまっているに過ぎません。

要は、使われ方の問題であって、個性そのものにいい、悪いはありません

 

 

長所はまだしも、短所と見てしまった個性の一部は、否定され、切り捨てら

れようとします。

そうなれば、自分でなくなってしまいます。

 

 

言ってみれば、長所、短所は、葉っぱの表と裏で、表(片面)だけの葉っぱが

存在しないように、裏(短所)を否認すれば、自分でいられなくなるのです。

 

 

例えば、臆病で心配性が短所の青年がいたとします。

こういった場合、大体何事にも慎重で、行動力に欠けます。

「臆病だなぁ、きみは」なんて周りから言われ、きっとコンプレックス(劣等感)

として抱えてしまっているでしょう。

この青年に「大胆になれ」なんて言っても、無理な話で、ひたすら臆病者の

自分を否定し、隠そうとするでしょう。

 

 

心配性であれば、それを活かし、危機管理の手法を身につければいいんです。

健康、経済、人脈などのそれぞれの分野の危機対策に心配性が威力を発揮

します。

 

 

私は、20代に会計事務所に勤務していましたが、企業の利益を考える際に、

売上を増加させるアイデアを思いつくタイプと、経費の削減、節税策に気が

まわるタイプとがあります。

どちらも、収益がアップすることに変わりは無く、いいも悪いもありません。

どちらの視点(ブレーン)も必要なのです。

要は、それぞれの特質、個性を活かせばいいんです。

活用”の世界です。

 

 

先の青年が、食習慣、定期健診、保険、蓄財の管理、弁護士や医師などの

専門家、プライベートの理解者、協力者などとの人脈作りなどをかねてから

行っていれば、危機管理のスペシャリストになれます(笑)。

心配性が短所と言えるでしょうか?

 

 

自身の短所と思われていた性質を、今一度見直してみては如何ですか?

活かし方の工夫です。

 

 

それから、うまく活用できない短所をゼロにする必要もないでしょう。

個性が活かされていけば、短所に見受けられる部分も、かえって人間味とし

て、その人の味わいになります

スキのない人間は、仕事は任せられても、飲みには誘われませんから(笑)。

 

 

自分をありのままに認められるためにも実践してみてください。

自分をありのままに受け容れられませんと、他者も同じようにありのままを

受け容れることができません。

健康で、自己実現をなしつつある人間は、健全な自己愛により、他者をも

信頼できるのです

 

 

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アダルトチルドレンの処方箋~変化への対応

諸行無常」という言葉がありますが、世の中はものは、常に移ろい変化している

ものです。

であるならば、その変化にどう対応、適応できるかが、生きやすさに関係します

 

 

アダルトチルドレンの問題のひとつは、過ぎ去った過去の痛みが現在に影響を与えた

ままということでしょうか。

つまり、自分の中では、時の経過(変化)が止まってしまい、今ここで起こっているかの

ような傷みを味わっているということです。

あたかも瞬間冷却によって、閉じ込められた生々しい痛みが、解凍されたかのように。

 

 

アダルトチルドレンの悲哀は、得られぬ親からの承認を過去に戻って得ようとしてしま

うことです

過去に戻るということは、時の経過という変化を認めないことでもあります。

 

 

変化を認めなければ、苦悩が固定化されます。

大切なことは、変化を自覚し、どう対処するかです。

 

 

「戻らなければ変われない」

「苦悩が消えない」

と思い込んでいませんか?

だから、戻れない現実に直面できなくなるのです。

 

 

時を戻さずとも(はなから戻りません)、親からの適切な承認を得られなかったことから

の、痛みを伴った影響を変えていけばいいのです。

 

 

影響を変えるためには、痛みを招いたそのことの意味合い、解釈を変えていきます

それには、価値観の転換が必要です。

つまり、自己変革が求められるのです。

親や状況の変化を期待するのではなく、自分を変化させていくのです。

 

 

価値観の転換は、重点の置き方を変えることです。

例えば、親を相手にせず社会を相手にしてみてください

 

 

親は、自分(わが子)の価値を適切に見分けられる、資質、力量があるわけではあり

ません

骨董品の価値が分からない人にとっては、歴史的、文化的価値があるものでもただの

ガラクタです。

 

 

人は、自分の個性を社会の中で、活かし、役立たせられることで喜びを得られます。

多くの人から求められ、愛されることで幸せを感じます。

また、人を愛し、その人のために、その人に喜んでもらいたいために頑張ります。

ですから、親に認めてほしくても、その期待に応えられるだけの見識眼がない親だと

見極めればいいんです。

親は決して、全知全能の神ではないのですから。

 

 

社会が承認してくれればいい。

そういう意味で社会に重点を置く

 

 

親から、満足できるほどの充分な愛情がなかったとしても、それもまた、自分が期待

している愛情の中身を見直してみることとあわせて、親自身の生い立ちの中に、人を

適切に愛せない背景があることを了解してあげましょう

全知全能の神でない以上、親もまたトラウマを抱えているのですから。

 

 

親の承認を必要としなくなった時、自分の人生を手元に取り戻すことが出来るのです。

 

 

 

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働くことのひとつの意味は

このブログを読んでおられる方の中には、既になんらかの仕事に就いている方、

まだ就労できるまでの状態にない方もおられるかと思います。

 

 

経済的自立を果たし、自分の人生を構築していくためには、仕事をもつ。働くという

ことが必要になってきますが、そもそも働くということの意義を考えてみたいと思い

ます。

 

 

人が生きにくさ、生き辛さを感じるのは、「自分がここにいていい、存在していいん

」という確信が得られていないときではないでしょうか。

存在への確信が得られる時というのは、周囲から求められ、必要とされているとき

です。

 

 

存在価値を周囲から見い出されたときに、安心感を得られます。

では、周囲から求められるためには何が必要でしょうか。

人に役立つことです。

役に立つ質が高く、量が多ければ、必ず人は必要としくれます。

 

 

はたらく」という言葉は、「傍(周囲)を楽にする」ことと言われます。

まさに、役に立つ、手助けすることですね。

 

 

仕事というものは、すでに役に立つ内容で構成されています。

ですから、いかなる職業でも、その職務を遂行することで、必ず誰かの役に立てます。

その職種が顧客とするところの相手の役に立てるのです。

 

 

また、仕事は同時に役割を自分に与えてくれます

顧客、利用者にとっては、その職種に従事している人間は、自分よりそのことに

おいて、専門、プロの人間として見ます。

 

 

例えば、会社の制服を着て立っていれば、お客は尋ねたいことがあれば、聞いて

きます。

今日入社したばかりの社員であってもです。

 

 

つまり、その会社の社員になった瞬間から、ひとつの立場、役割、権限を与えられる

のです

このことは、アイデンティティの構築ということに関連してきます。

 

 

私たちは、健全な自己のアイデンティティ(存在意義)を構築できているか否かが、

生きやすさに関係します

 

 

ですから、「自分とは何か?」「自分らしさとは何か?」を問い続けることが求められ

ます。

そこで、この仕事に就く(働く)ことが、まさに役に立つのです。

 

 

仕事上の役割こそ、存在意義、アイデンティティであり、立場は「らしさ」です

権限は、可能性を広げてくれます

自分の真のアイデンティティが分からない間でも、働くことで、すぐにひとつのアイデン

ティティを得られます。

 

 

先ほど述べたように、制服を着てお客の前に立った瞬間から、お客から求められる

立場を与えられます。

これは考えてみると、ありがたいことです。

 

 

また、どんな仕事、職種でも、様ざまな作業や機会を与えられます。

作業や機会を経験することで、自分の適性が見えてきます。

得意、不得意。好き嫌い。

自分がそれまで気づかなかったことまで、発見することだってあります。

むしろその方が多いでしょう。

これが、真のアイデンティティ(存在価値)の構築につながるのです。

 

 

よく、「自分の適性にあった、本当にやりたい仕事をしたい」という青年たちの声を

聞きますが、こういう青年ほどいつまでも仕事に就けません(就かない?)。

 

 

適性や本当にやりたいことは、様ざまな体験、経験の中から発見できるものなの

です。

ですから、若い内の職業選択は、アイデンティティの構築のためのフィールド・ワーク

として、何でもいいから取り組めばいいんです。

 

 

どんな職種でも、その現場で、経営者サイドの視点から、経営ノウハウを盗むつもり

で働けば、働くことが面白くなってきます。

働くことを通して、周囲から求められる人材(財)になれば、自分の存在価値に確信を

もて、生きがいのある生き方ができるようになっていくのです。

 

 

 

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