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HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ > アーカイブ > 不登校 > 13ページ目

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
不登校 13ページ目

恐ろしきかな自己認識

人間というものは本当に不可思議な生き物です。

釈迦の金言にこのようなものがあります。

 

 

ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で

話したり行ったりするならば、福楽はその人につき従う

 

   

私はこの「心によってつくり出される」ということを日々実感しています。

人は、自己概念自己イメージの通りにまさになっています。

自分自身が、「自分はこうあることが最も相応しい」と思っている通りの環境、状態になってい

るということです。

  

 

ひきこもりが長くなると、すっかり、「苦悩している自分が、最も自分らしい」「人や社会に怯え

ている自分が最も相応しい」と思い込んでしまっています。

だからこそ、見事にその通りに(期待通りに)なっています。

 

 

また、少しでもよい状態、状況になっていくと、「これは自分に相応しくない」とでも心の奥から

のささやきがあるのでしょうか、自ら元へ戻ってしまうことをやってしまいます。

 

 

このことは、当事者のみならず、その家族にも見受けられることなのです。わが子に変化が

起こり、状況の改善が見えてくると、前へ進むことを阻むことをやってしまうことがあります。

変化することへのためらいなのでしょう。不思議なものです。変化を願いながら、変化すること

への恐れがあるのです。

 

 

わが子がひきこもっていることが通常化(安定化)してしまうと、たとえ変化の先がより良い状

態であっても、安定を壊されることに対しての不安が起こるのです。

心配事がないと安心できない。なんとも「人間この不可解なりしもの」です

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/


心に栄養をあたえる

日々の生活の中で、「すばらしい」という言葉を発する機会が増えてくれば、とても豊かな時

間を過ごすことができます。

なぜなら「すばらしい」の表出は、気づき発見への感動の場であるからです。

 

 

また、人に素直に「ありがとう」と言える自分になっておきたいものです。

ありがとう」と言う機会を得るということは、人から何か手助けを受けた時です。

つまり支えてもらったことに感謝する場面で「ありがとう」は出てきます。

  

 

人から手助けを受けるといっても二通りの意味があります。

情けをかけられて「かわいそうに」という場合と、「あなたのために一肌脱がせて下さい」と協

力される場合です。

もちろん、後者の意味で「ありがとう」が言える自分でありたいと思います。

 

  

人から協力してもらえる自分になっておくためには、かねてから人から「ありがとう」と言われ

る自分にしておかなければなりません。となれば、当然自分を成長させることが出来ます。

人からの協力を得られる。人の役にたつことが出来る。成長出来る。一石数鳥です。

  

 

そしてもう一つ。相手の意思に関係なく、何らかの恩恵を受けたと感じた時、感謝の気持ちが

出てきます。パストラルケアのキッペス博士は「あたりまえのことも与えられた恵みと感謝

来る心性を霊性」と定義しています。

 

 

霊性は新たな発見への感動、そしてエゴを超えた謙虚さを司るものです。

先の「すばらしい」も「ありがとう」も相手の存在の絶対肯定の言葉でもあります。

いずれも「かけがえのない」という意味がそこに込められています。

だから、この言葉をかけられていやな気持ちになる人はいません。

  

 

あなたは、すばらしい!」「あなたに、ありがとう!」と言う機会を増やしていきましょう。

そして、他者へも自分へも、

ねぎらい、なぐさめ、認め、励まし、ほめる

ことが大切です。

 

 

心に栄養をあたえるために、

今日も一日よく頑張りました。ご苦労さまでした

失敗しても大丈夫。私は信じています

私にありがとう!」

よく克服しましたね。見事です。えらい!」

と自分にも言い聞かせてあげましょう。

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
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AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
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アダルトチルドレンの自覚

私の所には、不登校やひきこもり・ニート以外にも、一般の社会生活を送っている方からの相談

もあります。会社員、OL、主婦など。

これらの方たちは、自身が「AC(アダルトチルドレン)であったか」という自覚に至った人たちで

す。

 

 

アダルトチルドレン(AC)とは、斎藤学先生の著書(『アダルトチルドレンと家族』)の中で、

自らの生きにくさの理由を自分なりに理解しようと努める人がたどりつく、ひとつの自

」と説明されています。

これは、診断のための医学用語でもなければ、人を誹謗中傷するためのレッテルでもないと

そえられています。

 

 

私自身、ACとの出会いは概念からの出会いではなく、まさに当事者との出会いでした。しか

も、その当事者たちのほとんどが、自分がACであることの自覚にいたっていない人たちだっ

たのです。

 

 

関わってきたそれらの人たち全てに共通してある特徴を感じていました。

似ている」「おそろしく似ている

これが最初の感覚でした。

 

 

そこには決まって、それぞれの家族の存在があったのです。

それまでの親との関わりの中で、歪められた自己像をもっていました。

親からの置き土産によって、成人してもなお、痛みに支配される生き方を強いられていたの

です。

 

 

私は、親の状況から彼ら、彼女らの苦悩の訳が見えてきていました。

それを本人に自覚させることで、結果、家族トラウマからの回復がなったのです。

 

 

先の著書でACの概念を知り、これらの状態がまさにアダルトチルドレンであることの認識に

いたりました。

斎藤先生は、「人はこの自覚を用いて、より有効で自由な自己をつくり、その自己を保護

するのです」と述べられております。

これは、私にとってまさに実感でした。

 

 

私は以前のブログ http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2008/06/post-a460.html 

でも、ACであることの自覚は大きなメリットがあることを述べました。

不登校、ひきこもり・ニートはもとより、いじめ、非行、家庭内暴力、DV、幼児虐待など、すべ

てが、歪められた自己像からのものです。

 

 

今、何らかの生きにくさ、生き辛さを感じながら生活しているのならば、アダルトチルドレンと

いう自覚を得ることが、解放への第一歩であるでしょう。

それは真の自己への目覚めの一歩ともなるのです。

 

 

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自分であるための自信

前へ向かう意欲がでません

なぜだろう?

自分に自信がないからです

 

 

こういった言葉はこれまで何人から聞いたでしょうか。

自信は確かに、行動の起爆剤になります。

 

 

ではなぜ自信がもてないのか。

その理由のほとんどが、

身に備わっているものがない

持っているものがない

達成した成果がない

といったようなものです。

 

 

つまり、知識、才覚、実績などがなんにもない。

ナイナイづくしだから、見劣りして自信がもてない。

 

 

以前「信念とは?」 http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2008/06/post-1c61.html

と題して述べたこともありますが、

自信とは、これからの自分の可能性、成長を信じることです。

 

 

ですから、今ある知識、才覚、実績を基準に自信をもとうと思っても、もてるまでに時間がか

かります。

今すぐにでも自信をつけようと思ったら、先ず(目標)を明確にもつことです。

できればその志は、誰が聞いても「それは素晴らしい!」と思えるような内容がいいですね。

 

 

平和や豊かさ、環境改善など、個人的な満足ではなく、社会の満足に寄与できるような目標

がいいでしょう。

その方が、高い志をもっている自分というものを肯定できるようになります

志に自分を引っ張りあげてもらうんです。

もちろん、自分が興味のある、楽しめるもの。生きがいにできるようなものです。

世間の目を気にしたカッコつけの目標ではダメです。

さらに、その志に向かって、達成するために日々邁進していくのです。

 

 

そうすれば、そんな自分に自信をもつことができます。

なぜなら、将来大きく成長できる可能性があるからです。

これからの自分に自信をもつことができるようになります。

 

 

もちろん、そこまでの間、日々邁進していくというのは、小さなハードルの低い目標を数多く立

て、それを一つ一つクリアしていくことです。

それが確証のない未来を信じる根拠となり、信念にまで発展します。

 

 

過去の結果をどういう態度で受け止め、未来に向けてどういう姿勢で望むかに自己存

在の真価が問われます

これからの成長を基準にすることで、今すぐにでも自信をもつことが出来るのです。

 

 

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セルフイメージの初発

トラウマは解消したいが、そのための改善行動ができないということをよく聞きます。

また、不安がったり、怒りを何かに向けることには一所懸命なのですが、その不安や怒りを

取り除くことには、不熱心な人たちを多くみます。

 

 

こういった場合、何が障害要因となってしまっているかを考察することが大切です。

改善のための行動を妨げている要因です。

 

 

一般的なのが、うまくいかない、失敗することへの恐怖心です。

そもそも「きっと、失敗してしまうだろう」と思うネガティブな思考が大きな障害要因となってい

ます。

 

 

このネガティブな思考はどこからきているかというと、それがセルフイメージです。

自分が自分をどう想っているか。

このセルフイメージが非常にネガティブなものになっています。

否定的なセルフイメージがあるために、「自分はどうせ失敗する」という思いが、行動を起こす

前から出てくるのです。

 

このセルフイメージがどのように形成されるかというと、その始まりは、乳幼児期です。

自分の存在が周囲(親)から、好意的に受け入れられている、愛されているという実感、身近

な人間は安心して信頼できる、周囲は安全な環境であるといった実感を得られていれば、健

全なセルフイメージが構築されていますが、そうした実感が得られていなかった場合、セルフ

イメージは歪んでしまいます。

 

 

このことが、土台、基礎となり、その人の一生に影響を陰から与えます

 

 

特に親から与えられる不適切なセルフイメージは、本人も気づけぬまま、人格形成に口をは

さみ続けます。

 

 

親がわが子をどうみるかは、親の資質、経験・体験からの価値観、つまり親自身の世界観

からでしかみることができません。それは親の器量でしかはかれないということです。

だからこそ、不適切、不適格なセルフイメージを与えられていることが少なくないのです。

 

 

しかし、そのことに気づけずに、また気づいても、そのセルフイメージを後生大事にしてしまっ

ています。

 

 

乳幼児期はまだ未成熟なために、親から与えられたセルフイメージに対して、無批判に無抵

抗に受け入れています。それは無理もないことです。

しかし、私たちはそれをどこかで見直すべきなのです

成熟した今の自分であれば、それに抵抗することも否定することもできるはずです。

自分自身の器量を拡大することで、健全なポジティブなセルフイメージを構築することがで

きます。

 

 

不安や恐怖から脱するためには、そのための行動を取らなければなりません。

苦悩の中に留まっているのは、セルフイメージに原因があることをお話ししました。

そして、この不安、恐怖そのものがセルフイメージから発せられているものなのです。

 

 

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「運」とトラウマ 第二回

今年最後の記事です。

運を開くキーワード「」をお話しします。

 

 

」には、慎むも入っています。自己を慎まなければ何をも敬えません。

敬うということは、相手を尊重するということです。

  

 

人間関係においては、互いの立場というものがあります。

特に社会生活の場においては、この立場の認識はとても大切なものです。

相手の存在そのもの、また立場に対して敬意を表すこと。

その基本が挨拶返事です。

 

 

挨拶はそこに相手が居ること(存在)の認証であり、人間関係の潤滑油です。

返事は「ハイ!」。これは「」の意です。相手を拝することです。

たとえ相手が、自分より年少者や後輩、また子どもであっても、一個の人格をもった人間で

す。相手の立場にたって、身になって、意見を尊重することは大切なことです。

意見を尊重するということは、何も言うがままに聞き入れるということではありません。

より理解することに努め、受け入れられない場合は、相手にも理解してもらえるよう説明し、

双方にとって、より良い結果となるアイデアを考えるのです。

  

  

時に人間関係においては、人格的になかなか敬えないという相手もあったりします。

その際も、立場に対しての敬意はやはり必要です。

きらいな上司だからと、互いの立場もわきまえない態度は、社会人としての見識に欠けます。

極端なケースで、犯罪者にも人権の尊重がありますよね。   

 

 

日本人はそういった意味では、物に対しても敬意をもっている民族でもあります。

針供養、人形供養、眼鏡供養なんていう慣習がありますね。先日新聞で、広告業界が広告供

養を行った記事も見ました。これらは、物に対する敬意からくるところのものですね。

物を敬い大事に扱えば、長く役に立ってくれます。

リサイクルも物に対しての敬意ですね。

 

 

「敬い」があれば、驕りや慢心は抑えられ、相手をコントロールしたり、相手の領域に過度に

入したりを防ぐことができます

何よりも、尊重されていやな気持ちになる人間はいませんので、人間関係は円滑になってい

きます。

「敬」は確実に運を開きます。

皆さまにとって、より良き新年を迎えられますことをお祈り申し上げます。

一年間ありがとうございました!

 

 

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元気ですかー!!

「元気があれば何でも出来る」

これは国民的ヒーロー、アントニオ猪木さんの言葉ですが、まさにその通りですね。

何かを始めようとする時、先ず行うことが元気を養うことです。

暗い表情でいても何も成果は出せません。

望む結果を出すためには、元気を出すことからです。

では、その元気を出すためには。

 

心・気・体を整える

心から清気が出ている場合は、健康になりますが、邪気が出ている場合は、不健康になりま

す。何かを貪ったり、思い煩ったり、怒りや恨みといった思いを抱くと、邪気が心から発せら

れます。それは肉体に穴をあけるほどのものです。

何ものにも囚われず、創造的、発展的、調和的な気持ちを持ちましょう。

安定を得るための規律正しい生活を心がける

暴飲暴食、夜更かし、昼夜逆転など、当然元気をそぐものばかりです。

体内時計も狂い、自律神経もバランスを崩します。

生活にはメリハリが必要です。

リズミカルな緊張と弛緩があってこそ、気持ちの切り替え(セルフ・コントロール)もできるので

す。安定を欠けば、安心、元気は得られません。

悪習慣の排除

考えが変われば、行動が変わる

行動が変われば、習慣が変わる

習慣が変われば、人格が変わる

人格が変われば、人生が変わる

悪習慣ののめり込みアディクション(嗜癖)といいます。

各種依存症がアディクションです。

依存は喪失感からの執着、囚われです。

喪失は自己破壊を招き、自己存在の核(元気の基)を蝕みます。

気づきや反省、学び、行動の習慣を築き、自分を元気にできる楽しめるものを何かもちましょ

う。

 

 

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ありのままの自分

あなたは、ありのままの自分を認識できていますか?

生きていく中で、私たちは様ざまな役割を与えられます。職場で何らかの役職にあるかも知

れません。学生であれば委員や係といったもの。夫であり、妻であり、長男であったり。

それぞれの役割を全うしている内に本来の自分が見えなくなってしまいます。

「ありのままでいいんだよ」と言っても、戸惑う青年たちは少なくありません。

家庭の中でありのままを許されなかった子どもたちは、“自己”というものをほぼ見失っている

のです。いい子の役割を担わなければならなかった子がいます。家族の人間関係の調整役

を引き受けなければならなかった子がいます。自らが悪役となり、問題児にならなければなら

なかった子がいます。道化を演じ、笑いを作らなければならなかった子がいます。目立たぬよ

うオーラを消さなければならなかった子がいます。

誤った役割を演じることで、歪んだアイデンティティを身につけてしまいます。

不登校やひきこもりが長期化すると、それがアイデンティティになってしまっているケースがあ

ります。不登校やひきこもりが自分らしくなってしまうのです

ありのままの自分って何でしょう?

ありのままは“素”の自分です。素直な自分です。素直になれる自分です。

何ものからも自分を守る必要のない状態にある自分です

自分の中にあるもの、外にあっても自分にとって大切なものを壊され、奪われないために、私

たちは時に自分を偽ります。あるがままでいられなくなるのです。

あなたの存在を脅かす者はどこにもいません。その時あなたは何を想い、何をしますか?

そのままのあなたでいられる状態は、あなたが何をしている時でしょう。

何を見、何を聴き、何のために手足を動かすことで、満ち足りたものを感じ安らぐことができ

ますか?

他でもないあなたがあなたとして、他者とは違う独自性、あなたらしさを表現できている状態

にある時、それがありのままの自分です。

歪んだ自分らしさ(アイデンティティ)はあなたに安らぎを与えません。

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対人不安

裏切られた経験は、以降人を遠ざけるものです。

人を信じたい。人から信頼されたい。誰でもが思うことですが、人に傷つけられた経験のある

者は、そのことに臆病になります。

他者との信頼関係を構築していく際、前提として次のようなことを心に留め置いていた方がい

いと思います。

世の中には様ざま人がいる
裏切られ傷ついた経験があると、誰もが信じられないとなりがちですが、それは不当な過度の一般化です。一部のことを全体に広げ過ぎです。そういう人間もいますが、信頼のおけるすばらしい人間もいます。要は信頼できる人との関わりが多くなる自分を作るということです。そのためには、信頼される自分になることです。

人間は誤解する生き物です
人は、自分の見識でものを見ます。ですから、自身の利害、損得で物事を判断します。
そのため自分に都合のいいように受け取りがちになり、そこに誤解が生じる場合が少なくないということです。相手がこちらを誤解している場合もあれば、こちらが相手を誤解している場合もあります。ですから、誤解をできるだけ少なくするためには、相手の立場に立ち、その場の状況をよく観察し、相手の意図することをより正確に読み取る努力をすることです。
相手が誤解しているようであれば、誠心誠意、誤解を解く積極的な努力も必要です。

他者はこちらの期待通りに応答する義務はない
とかく人は、自分の期待通りに物事が進むことを期待します
しかし、「あなたを愛しているのだからあなたも私を愛しなさい」「私が楽しいのだからあなたも楽しみなさい」と要求できるでしょうか。
人の価値観は様ざまです。「私はあなたを信頼しているのだから、あなたも信頼すべきだ」というのは、押し付けになります。それに応える義務は誰にもありません。
せめて「信頼してほしい」という希望に押さえ、信頼されるよう努力していきましょう。

対人不安の多くは、「傷つけられないだろうか」「私を受け入れてくれるだろうか」といったもの

です。信じてもらいたければ、自分の方から積極的に人を信じるということはもとよりですが、

信頼される自分を作っていくことを忘れてはなりません。信頼される自分作りを怠って、人を

信じれば、騙される危険が多くなります。

信頼される自分作りは、同時に自己信頼感を高めることにもつながります。

最も大切なことは、自分が自分を信頼できるようになることです

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結果からの悪影響を受けない自分

勇気を妨げる失敗に対する恐れへの対応法は前に述べました。

それでもやはり失敗はしたくはないと思うのが人情です。

どんなに努力しても、望む結果が得られるという保証はもちろんありません。

それではどうするか?

いかなる結果でも、そこからの悪影響を受けなければ結局はいいのではないで

しょうか。

「結果に拘る」ということをよく聞きます。

しかしよく考えてみてください。私たちは結果に翻弄されているのではなく、影響

に翻弄されているのです。

結果は同じでも、そこから受ける影響は人様ざまです。

受験に落ちて嘆く者、平気な人。失恋して傷心する者、次の出会いをすぐに探す

人。何がこれらを分けるのでしょう。

結果は固定された事実でも、影響は変えられるのです

影響を変えるのが、心がまえ姿勢態度です。

常に自分を成長させ、上達させる心がまえをもって、自分の人生を大切にする

姿勢でのぞめば、いかなる結果からも悪影響を受けない自分を作ることができ

ます。

変えられるものを活かして、変えられないものから受ける影響を変えることこそ

が人生の妙味です

AA(アルコホリックス・アノニマス)の平安の祈りをご紹介します。

神さま私にお与えください
変えられないものを受け入れる落ち着きを
変えられるものを変える勇気を
そしてその二つを見分ける賢さを

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