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HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ > アーカイブ > トラウマ > 13ページ目

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
トラウマ 13ページ目

失敗者?

何かを行えば、失敗はつきものです。

その失敗を過度に恐れていては、何も行動を起こすことができなくなります。

 

 

失敗を恐れているのは、そのことで傷つくことを恐れているからです。

失敗は、ある行為、行動が、自分の望まぬ結果を出したということです。

ですから、改めるべき点は、その行為、行動です。

 

 

ところが、その行為、行動を起こした本体である自分自身を否定してしまうことが多いようで

す。

存在そのものの否定です。

私たちは失敗をしたというだけであって、「失敗者」ではないのです。

行動をやり直せばいいだけのことです。

 

 

過去にいくつかの認めがたい失敗もあるでしょう。

しかし、そのことで、自分の存在が生きていく価値を損なわれることはないのです。

 

 

以前、高校受験を失敗した青年が、父親から「おまえは人生の敗北者だ!」と言われ、その

ショックから字が読めなくなってしまったという事例がありました。

この父親にとって、このトップ高校に合格することは、家族にとっての至上命題となっている

大合格のためには絶対必要なことだったのです。

あるひとつの高校に通らなかっただけで、人生の敗北者というレッテルをわが子に与えてしま

ったわけです。

 

 

自分自身も子どものころ、親から不適切な表現で何かをたしなめられたことがないかを振り

返ってみてください。

「ダメなやつだなぁ」

「見てるとイライラする」

「目障りだ。どこかへ行ってしまえ!」

等など

行為の失敗を自己の否定と受け取ってしまえば、あらゆる失敗が傷つきとなってしまいます。

傷つくことを避ければ、留まることを選びます。

そうなれば、成長はなくなるでしょう。

 

  

私たちは、行動は誤ることがあります。しかし、存在を誤っている人間などいません

存在は生命(いのち)です。

その生命をどう働かせていくか。そこに自己の個性が現れます。

働かせ方を工夫しながら、やり直していくことが成長するということです。

否定されていい生命(存在)などどこにもないのです。

 

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp/hokushin/ 


性格だから変われない

自己否定の材料には、容姿や能力の他に、性格が多くあげられます。

もっと引っ込み思案でなければ・・・

人見知りしなければ・・・

物怖じしなければ・・・

等など

 

 

しかし、これらの劣等感をもっている青年たちは、性格うんぬんではなく、実はこういった性格

によって創られた自分の人生に不満を抱えているのです。

ですから、本当に希望しているのは、満足できる人生の方です。

 

 

「性格が人生を創る」と言いますが、本当にそれだけでしょうか?

つまり、性格だけが人生を創造するのでしょうか?

多くの青年たちが、性格が人生を創り、その性格は変えられないから、結局人生はもう変え

られないと思い込んでいることが少なくありません。

結論から申しますと、たとえ性格が大きく変わらないとしても、人生、生き方を変えることは、

可能なのです。

 

 

例えば、性格をパターン化して分別する血液型や星座占い、はたまた県民気質などで、「そう

そう、当たってるー」と騒いだりしていますが(笑)、似た性格パターンの人が皆、同じような人

生を歩んでいるでしょうか?

もちろん違います。

それぞれが固有の生き方をしています。

 

 

では、性格を変えられなくてもどうやって人生を変えていけはいいのでしょうか。

それは、道具技術システムを活用すればいいのです。

 

 

「仕事術」「整理術」といった「〇〇術」というものがありますが、これらはより効率的に物事を

進めていくための技術です。思考法などもそれに入ります。

思い悩んでいる時に、確認しておきたいことは、事実に基づいていることか、非合理的

理的ではないかということです。

 

 

周囲から変に思われている気がする」これは、事実ではなく、単なる憶測、思い込みで

す。

高校を中退した自分は人生の敗北者だ」これは、あきれるほど、非合理的であり、非論

理的です。

 

 

道具というのは、例えば思考法の道具にあるのは、言葉です。

私たちは何事かを考える時に必ず使用するものが、言葉、概念です。

言葉による定義づけにより、思考を整理、統合し、新たなアイデアを抽出することができま

 

 

システムというのは、仕組みです。

新たな習慣を身につけ、人生を創造するためには、意志力だけでは心もとないところがあり

ます。そこで必要になるのが仕組みです。

仕組みは、想定した結果を導くための流れです。

右へ左へ流れの方向を変えながらも、川下へ流れていく川のように、一旦システムに乗せれ

ば、必ず望む人生を創り出せるのです。

 

 

同じ思考法(術)、道具、システムを使えば、性格の違う別々の人間が、共通の所定の結果を

出せるのです。

このことが、性格が変わらなくても、人生を変える事が可能であることをありありと示してい

ます。

 

 

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からっぽの自分

ひきこもり、アダルトチルドレンに共通してあるのが、喪失体験です。

ある時期に経験していたはずであろうことを経験なきままに過ごしてきた。

与えられていたであろうものを与えられずにきた。

人として成長していく発達過程に応じた機会や環境が得られず、実年齢に伴った(相応しい)

精神的な成熟が成しえていないというものです。

 

 

その場において自身がどう振舞えるかには、セルフイメージ(自己像)が大きく関わってきま

す。

前回『魂の牢獄http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2009/07/post-8cf5.htmlで述べ

た密告者というのは、この自己像なのです。

つまり、たとえ社会参加していても、「私はひきこもりである」という自己像のままだと、それに

相応しい振る舞いをし続けるのです。

結果、周囲からは奇異な目で見られてしまいます。

振る舞いを決定するのは、セルフイメージなのです。

 

 

ひきこもりを取ったら、自分には何もない」と言った青年がいました。

自身の存在根拠をひきこもりに置いてしまっていたのです。

長きに渡るひきこもりによって、失われたものが大きかったからか、唯一の自分らしさをひき

こもりと誤認してしまっていたのです。

 

 

ひきこもるという自ら選択した治療法対処法は、何を得るためのものだったのだろうか?

危機からの回避という安全感、安心感であったであろうか?

であるならば、その代償はあまりにも大きすぎた。

ひきこもりを日一日と継続させていく間に、失われるものになぜ気がつかなかったのか。

当初の理由(痛み)も忘れてしまっていた青年もいました。

 

 

ひきこもりを継続させた理由に気づいた時、ありたい自分をイメージすることが出来るように

なります。

自己像(セルフイメージ)の転換がなければ、古い殻を脱ぎ去って、羽ばたく美しい蝶にはなれ

ません。

サナギは、静止しているようで、その内部はダイナミックな大変革を遂げているのです。

 

 

AC(アダルトチルドレン)は、親から与えられた誤った価値基準により、自己像が歪み、しか

し、その偽りの自分を何の疑いも無く、本当の自分だと信じ込んでしまっていたのです。

いずれも変化させる」という囚われへの処方箋を破棄してしまっていた結果です。

 

 

 

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魂の牢獄

かつて「自分は囚人です」と言った青年がいました。

この青年は10年以上にわたるひきこもりを経験した青年です。

囚われ」という字を見てみると、囲いの中に人が閉じ込められている様子を表しています。

そういった意味では、ひきこもりの状態を実はよく表しているのです。

 

 

ひきこもりは、外出するとかしないとかの問題ではなく、自身の見識や信念にのみ囚われ、周

りとの間に、周囲と自分を隔てる高くて厚い壁、塀を築いてしまい、その中に閉じこもってしま

っている状態です。

そこでは、自由気ままなようでいて、現実は決してそうではなく、むしろ過度な罪悪感恥辱

から、見えない鎖で拘束され、自由を奪われています。

 

 

先の青年も、自分が選択してきた生き方に罪悪感を感じ、罰を与えられた囚人と例えたので

した。

罪悪感や恥辱感が強まると、自分の中のもう一人の自分が、自分がひきこもりであったこと

を密告しようとします。

それが、さとられ恐怖見知られ恐怖です。

 

 

周囲に自分がひきこもっていたことが分かってしまうのではないか、自分に経験が少なく、で

きないことが多くあることを覚られてしまうのではないか、自分の心の奥を見透かされてしまう

のではないかと怯えるのです。

そしてその恐怖から逃れるために、ますます自分が創りだした牢獄の中に自分を閉じ込めよ

うとします。

 

 

そこから脱するためには、囚われ拘りを捨てることです。

それに必要なことは、気づきです。

aha experience(アハ体験)ならぬ、「あっ、そうかぁ!」という閃きです。

心の目が開かれ、新たな世界が開かれる体験です。

価値観が180度変わってしまうほどの霊的覚醒です。

霊的覚醒に関してはこちらhttps://www.interbrain.co.jp/spiritualcare/をどうぞ

 

 

閃きという字をよく見てください。

新たな門出に人が立っています。

 

 

 

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不安と恐怖を超えて

私たちの行動を妨げるものに、不安や恐怖といったものがあります。

これらの苦悩は、多くは痛みを伴います。

であるからこそ、その苦痛から逃れるために、私たちはあらゆる手段を使います。

 

 

現実逃避である「否認」が最も手短にとられる手段でしょう。

また、「怒り」というエネルギーに変えて、痛みを麻痺させることもします。

抑うつ的になり、あたかも仮死状態で死んだフリというのもあるでしょう。

 

 

いずれも、紛らわしであり、それで痛みが消えるわけではありません。

かえって、心の奥底に沈殿し、たまった水のように腐敗し、悪臭を放ってきます。

その悪臭は、歪んだ想念となり、心身を蝕みます。

 

 

ある時期(主に幼年期)、感情を表出することが自身に危険を及ぼす環境にあった場合、成人

してもなお、感情を押し込めることを身につけてしまっています。

涙を見せれば、「泣くなっ!

笑えば、「うるさい!

怒れば、「なんだその態度は!

というような環境の中にあっては、感情を不要なものとして切り捨ててしまうのです。

 

 

押し込められた感情のひび割れから、不安、恐怖が吹き出してきます。

不安、恐怖を緩和していくためには、その対象を知る(見る)必要があります。

その正体を暴くのです。

 

 

その対象は、自分にとって脅威と感じられるものであったのでしょう。

自分に対して絶大な威力をもって、自分の中の何ものかを奪い、破壊したのです。

この奪われ、破壊されたものが何かが重要になってきます

 

 

それををどうやったら守ることができるかを考えてみましょう。

未成熟な子ども時代には、守ることができなかったものでも、今のあなたであれば守る手立

てがきっとあるはずです。

過去に失ったものを再度手に入れる力も、今は持っているのですから。


命の意味

ドラマ「アイシテル」が昨日最終回でした。

ご覧になっていた方も多かったのではないでしょうか。

そして、加害者の少年、また、被害者の姉の心情に共感を得た方もおられたのではないでし

ょうか。

 

 

私がこのドラマを毎週観るようになった訳は、子どもたちの言葉が、かねて支援活動をしてい

る中で青少年たちから聞かされる声と同じものだったからです(犯罪とは関係ありません)。

 

 

最終回では、親元へ戻ってきた加害者の少年が、自分のために家族に取り返しのつかない

迷惑をかけたことを悔やみ、「生まれてこなければよかったんだ」という言葉に対して、母親

が「生まれてきてはいけない命なんてない!」と頬を叩くシーンがありました。

 

 

人間は、自分の存在そのものの意味を見失ったとき、絶望します。

行為・行動をたしなめられたり否定された時は、残念なことではありますが、やり直せばいい

だけのことで、しかし、ここに居る、ここに在ること自体を何者かに否定された場合、身の置き

所が無くなってしまいます。

 

 

家庭の中において、わが子の存在そのものを否定してしまう結果になる場面には、下記のよ

うなものがあります。

自分が何に興味をもっているのか、学校でどんなことがあっているのかに関心をもってもらえ

ない

女(男)の子で生まれてきたことを残念がられた

兄弟との比較で、優劣をつけられた

一緒に遊んだり、行動を共にすることをうとまれた

いつも親の都合を優先させられた

ほめてくれない

感謝されない

親に落ち度があっても謝ってもらえない

寄り添ってくれない(理解してくれない)

 

 

これらのことは、ドラマの中でも表現されていたようですが、どこの家庭でも起こり得ることば

かりです。

親は気がつかない間に、わが子の存在を否定してしまうのです。

 

 

加害者の少年は、新しく生まれた弟の小さな手で、自分の指を強く握られた時、自身が犯し

た過ちの大きさを感じ、被害者の子の名前を呼び「ごめんなさい」と涙していました。

 

 

この子の過ちは、行動です。

しかし、その行動は、他の存在、命を消滅させてしまうものでした。

それはやり直しがききません。

失われた命は、戻ってはきません。

だからこそ、それだけの大きな過ちを犯した自分に対して「生まれてこなければよかったん

だ」と否定せずにはいられなかったのでしょう。

 

 

そんなわが子に対して母親の「生まれてきてはいけない命なんてない!」という言葉は、精

一杯の言葉だったと思いますし、少年にとっては、ギリギリの所での生きていくためのいちる

の望みとなったことでしょう。

ドラマではありますが、この少年のこれからは大変な一生となるでしょう。

世間の目との戦いもありましょうが、それよりも、自分を否定しながら生きていく意味を見いだ

していく困難さ、苦悩ははかり知れないものと思います。

 

 

あなたがもし今、何らかの生き辛さを感じているとするならば、自分自身の存在の実感を揺

るがしてしまうような否定感がないかどうか振り返ってみてください。

あなたにとっての成育環境は安全でしたか?

信頼できるものでしたか?

あなたは受け入れられ、関心を寄せられましたか?

ありのままを愛してもらえましたか

 

 

 

  

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心田への種まき

自分なりに頑張ってみたけれども、やっぱりダメだった

どうせ自分にはできないことなんだ

失敗するに決まってる

 

 

挑戦を過度に恐れる青年たちからよく聞かれる言葉です。

私たちは、とかく目の前に現れた結果に対して、あたかもその結果だけが突然起こったという

ように感じているものです。

しかし、物事にはすべて原因があります。

蒔かぬ種は生えぬ」という言葉もありますが、まさに種(原因)を知らぬまに自分で蒔いてい

のです。

それに気づけないでいるのです。

 

 

結果だけを見れば、当然不条理を感じることでしょう。

求める結果が得られぬ場合、不満や嘆きを抱えますが、ここで振り返ってみてもらいたいの

は、求めただけで、望んだだけで、結果が得られるものと思い込んでいなかったかということ

です。

 

 

当然結果を得るためには、その種(原因)を植える必要があります。

望まぬ結果が出るのも種(原因)次第。

望む結果が得られぬのも種(原因)次第です。

いずれも自分が蒔いた種。

蒔く種の中身、また時には蒔くべき種を蒔かぬことによって自ずと結果が現れるのです。

 

 

種を植えてから実(成果)が成るまでには、当然時間の経過が必要です。

その期間は、自分では計れないことの方が多いものですが、結果を望むのと同じように、

「いついつまでに結果が出るべきだ」と期間まで自分の思惑通りに考えがちですが、もちろん

そうはいきません。

 

 

そうはいかなかったからといって、「やっぱり自分は何をやってもダメだ」と思い込んでしまう

のは、早計です。

人は、現在の自身の見識のレベル(ステージ)に応じた情報しか集めようとしません。

自己評価が低く、否定的なとらえ方があれば、自分のダメさを証明するためにあらゆるもの

を利用します

 

 

うまくいかなかったのは、自分がダメだからでもなく、偶然でもありません。うまくいかない種

(原因)を蒔いているからです。

 

 

その種の中でも、特に大事なものは、心の田に蒔いた種です。

心田に蒔かれた種の中身によって、外部への働きかけ(行為・行動)といった環境への種まき

の質が変わってきます

質というのは、望む結果が出るための適切さです。

 

 

ですから、結果がうまくいかない種を心田に植えてしまわないことです。

それはどういった種でしょうか?

ひとつには感情の鈍磨であり、切り捨てです。

痛みから回避する術を覚えてきたアダルトチルドレンは、感情や欲求を抑圧し、思考すること

も停止してきました

 

 

行動の適切さを判断する前に、心田に蒔かれた種の中身を確認しておかなければ、もしそれ

が、「何をしても今さらムダ」という信念であれば、何度繰り返しても望む成果は得られぬで

しょう。

 

 

 

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自己責任で生きる

過去の囚われから脱し、新たな生き方をスタートさせたいが、なかなか思うようにいかないと

いうことをよく聞きます。

これは、新たな価値観に基づいた考えや行動をとろうとしても、決まって否定的な感情がこみ

あげてくるからです。

 

 

自分の意見をはっきり主張したほうがいいと考え直しても、これまでの誤った信念によって、

「相手と違う意見になったらどうしよう。いやな思いをさせて嫌われるんじゃないだろうか」等と

いった感情が出てきて、結局これまで同様口ごもってしまうのです。

 

 

新たな信念にそった行動が取れるようになるためにも、先ず過去の痛みに向き合うことが必

要なのです。

結果としての現在の状態を招いた原因となる過去の痛みを知り、受けいれることで、前回も

述べたように傷を癒していくことができます。

 

 

過去の喪失体験を振り返ってみてください。

あなたは、何を奪われたのでしょうか。

何を壊されたのでしょうか。

何を脅かされたのでしょうか。

何を失ってしまったのでしょうか。

 

 

あなたにとってとても大切な何かを無くしてしまっているはずです。

そのことで今のあなたは、何かができなくなってしまっているのです。

原因を知ることで、これからの自己選択(判断・決定)に責任をもつことができます。

 

 

痛みを癒し、自分の人生に責任を取り戻すことができれば、これまでのような反応的な生き

方をしなくてもすむようになります。

他人の欲求に応えていくためだけの生き方から抜け出すことができるようになるのです。

 

 

 

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癒しは調和

人は過去の家族トラウマの傷により、痛みに対しての防衛法を身につけてしまっています。

それはほとんどが回避法であり、そのために現実直視を避け、新たな問題を生じさせる結

果となってしまいます。

 

 

その回避法とは、

見ていないふりをする

感じなくする

考えなくなる

といったものです。

 

 

目の前の悲痛な現実を幻と思い込み、感情を鈍磨させ、思考を止めてしまうのです。

そうすることで、いささかでも痛みから逃れることができるからです。

 

 

しかし、それでは自分をごまかしているにしか過ぎません。

その痛みは克服されたものではありませんので、同じような状況(トラウマ体験)に再び遭遇す

ると、同じ回避法を選択してしまいます。

それはごまかしの対策であるだけに、現状に適応できず、今の生き方を脅かす自己破壊的

な行動を選択します。 

 

痛みを克服するためには、傷を受け、その傷がうずいている事実をしっかり認識したうえ

で、癒すことを行っていかなければなりません。

 

 

防衛は、痛みに逆らおうとしてしまいます。

癒しは、快と不快を調和させていくことです。

 

 

筋力トレーニングを行う場合、適度な負荷(不快)を肉体に与えることで、その苦痛、疲労感は

やがて、筋力アップ、運動能力の向上といった快に変わります。

バーベルを降ろした時の脱力感といった快感もあります。

 

 

癒しとは、傷をかかえつつも、痛みに翻弄されないことです。

トラウマ体験に意味をもたせ、逆に成長の糧にしてしまうのです。

また、自己本来のごまかしのないありのままの状態が活かされていれば、痛みに意識がいか

ず(囚われず)、自ずと癒されていくのです。

 

 

 

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被害者意識と復讐心

私たちは、不可抗力的に外部から与えられた影響に対しては、とかく被害者意識をもちやす

いものです。

させられた

やられた

傷つけられた

などです。

 

 

その受けた被害、痛みが大きければ大きいほど、怒り、恨み、復讐心といったものが炎上

し、片時も忘れることができません。

つまり、常に囚われてしまっている状態です。

 

 

被害者であり、犠牲者の立場を自分から手放さない限り、怒りや恨みの過去の感情を繰り返

し、今に感じることとなります。

アダルトチルドレンの痛みは、過去の感情に今を支配されている痛みです。

許せる自分を作る、自分になるためには、「傷つけられた」を「傷ついた」に変えてみましょ

う。

傷つくことを選んだ自分がそれを自分に対して許したととらえてみましょう。

犠牲者、被害者という意識のままだと、責任の主体が加害者であり、解決においてもまた、主

体が加害者側となってしまい、謝罪、償いという結論を加害者に預けてしまうことになります。

すんなりと謝罪、償いがあれば別ですが、それが得られないからこそ、許せないのでしょう。

 

 

変えられないもの(他者)に執着していると、怒りや恨みはおさまりません。

変えられないことを受け入れ、主体を自分(変えられるもの)に引き戻すことです。

そして過去の痛みを過去のものとして、過去に押し戻すのです。

 

 

許しは、自分の中から、怒りや恨みといった感情を放すことです。

相手にその意志を伝えることは、必ずしも必要なことではありません。

相手に「許します。謝罪はけっこうです」なんて言えなくてもいいんです。

まず言えませんから。

 

 

相手に何かを働きかけるのではなく、自分の中からその相手を放り出すのです。

そのために、感情の整理をしてみましょう。

(相手ではなく)何にに向けられた怒りなのか、なぜ恨むのか。

傷つくことを自分はなぜ自分に許してしまったのか。

傷つくことを最後まで拒まなかったのはなぜか。

 

 

自分は、今ここにいて、過去からの影響を受けてしまっている。

この悪影響を今の自分が、これからの成長のエネルギーに転換するのです。

恨み続けることの自分に与える有効性を考えてみてください。

何が得られますか?

同時に、恨みによって失うものを考えてみましょう。

 

 

きっと、傷つくことを自分に許してしまったのは、何かを気づきたかった、気づかなければなら

なかったものがあったのかも知れません

もちろん、全くの抵抗力、免疫力の無い幼少期に受けた傷は、あなたがその責任を負う必要

はありません。

傷を受けた自分を否定することもありません。

それは自然なことだからです。

あなたが悪い子、無価値な子だから傷つけられたのではありません。

 

 

あなたを傷つけた相手は、あなたの価値に気づけなかった人間です。

自分が発した言葉や行為が、尊厳性をおとしめ、自由な感覚をふさぎ、自由な意思を縛り続

けることに気がつけなかった人間です。

 

 

あなたが寛容さをもって、その人間を心の中から放り出した時、許しが達成でき、自由な心を

取り戻せるでしょう。

それでこそ、犠牲者ではなく、人生においての主体者に成りうるのです。

 

 

 

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