HOME > 協会について > ごあいさつ

協会について

ごあいさつ

NPO法人地球家族エコロジー協会のホームページを訪ねてくださってありがとうございます。私たち地球家族エコロジー協会[英名:Earth-family ecol. association]は、アディクション[嗜癖:しへき]と呼ばれる行動の問題を主たる対象としてさまざまな支援活動を行っているNPOです。

嗜癖(アディクション)を当協会では、"生き方の病"と捉えています。生き方とは習慣の総和であり、病理的な習慣こそが嗜癖だからです。執着を意味するアディクトとは、こだわり、囚われであり、仏教的な表現を取ればまさに煩悩とも言えるでしょう。煩悩の元は渇愛(タンハー)と説かれています。嗜癖問題は、愛着欲求の欠乏からの渇望であり、代替行為によるすり替えの神経症的行動です。私たちは、これを「ぬくもりを乞う」"乞い煩い"と表現しています。魂(存在)の渇きと言ってもよいでしょう。

囚われという字は、ワクの中に人が居ることを示し、まさに固着した価値観に基づいた枠内思考しか出来ない状態、ひきこもりそのものをよく表しています。思い込み、決め込みの悪癖が、過度な落ち込み、憂うつを招きます。「習慣」の大切さは昔から様々な形で論ぜられてきました。福沢諭吉翁は、『一家は習慣の学校なり、父母は習慣の教師なり』と言い、ジェームズ・アレンは、『人々は、自分の思考を隠し通せるものだと思い込んでいる。しかし、それはまず、習慣として速やかに具現化し、続いて環境として具現化する』と述べています。

QOL(Quality of life 生命の質)の向上の根幹となるものは、大いなる自然の生命(いのち)によって生かされていることへの感謝、目覚め(=エコロジー)であり、心身医学の分野では、癌の自然退縮の原因として、このエコロジーと、家族からの愛情、ライフ・ワークへの献身などの心理的な因子の関与が70%以上に見られるとも言われています。アメリカでは、良い生活習慣のことをArt of living(生き方の技術)というそうです。

QOLの向上のためには、「技術」のみならず、智恵につながる「知識」そして、「態度」が求められます。当協会では、今これからをより良く生きていくための「知識」「技術」「態度」を習得していく種々の情報、環境、機会の提供を行います。このサイトに訪問して頂いたあなたとの出会いの縁(えにし)を宝として、当協会は発展し続けます。


おわりに、生き方の態度選択として、次の二つの言葉を贈ります。

  • 『好ましい環境と好ましからざる環境が、そこに住む個人の成長に貢献する。人は、自分が育んだ環境という果実の収穫人として、苦悩と喜びの双方から学ぶことができる。』
    (ジェームズ・アレン)
  • 『病は薬で治すものではなく、病が私たちのあり方、生き方を治す薬なのだ』
    (アーノルド・ミンデル)

プロフィール

理事長  中光 雅紀
【写真】理事長近影

【所属学会】
日本人生哲学感情心理学会
日本心身医学協会
日本嗜癖行動学会
日本トランスパーソナル学会
日本家族カウンセリング協会

中学生当時、人間探求に興味をもち、一冊の書に出会う。袁了凡『陰隲録』。その書から「立命の学」を学び、後に易経、論語などにより、より良い生き方の開拓が始まる。大学四年間は合気道を修練。開祖植芝盛平翁の誕生が11月16日(旧暦)と自分の誕生日と同じであることに奇縁を感じ、勉学もそこそこにバイトと修練に明け暮れる。開祖の「真の武は戈(ほこ)を止ましむる愛善の道」「天地の心を以って我が心とし、万有愛護の大精神を以って自己の使命を完遂することこそ武の道であらねばならぬ」という調和の理念に傾倒する。

経済学部を卒業後、会計事務所に勤務。税務監査業務の傍ら、人材研修のコーチを務め、天職と思い28歳で研修会社を設立するも、3年で倒産の危機に。再起をはかり学習教材販売を手がける。その後大手教育教材会社2社と契約。プレイング・マネージャーとして、営業指導、幼児教室を運営。教材販売先で不登校児童との出会いをきっかけに、1995年<ふぉーらむ北辰>を開設。『活かされてこそ癒される』を理念とした独自の人材開発法で、青少年たちの自己実現をサポートする。
2005年6月これまでの活動を踏まえ、NPO法人地球家族エコロジー協会を設立。不登校・ひきこもりにとどまらず、人材育成の原点である家庭問題に取り組むべく、新たなスタートをきる。「難有り、有り難し」「徳は弧ならず、必ず隣あり」が座右の銘。

副理事長  中光 香織

小学校校務員

理事  許田 重治

元中学校教諭

理事  松田 哲也

【略歴】
◆1984~1997年 碓井会計事務所勤務 医業経営コンサルタント取得
◆1998年 松田社会保険労務士事務所開設 年金コンサルタント取得
◆2003年 (有)ライフプランニング設立
◆2005年 退職金問題研究会プロジェクト発足

松田社会保険労務士事務所
(有)ライフプランニング
熊本県八代市港町17番地

理事(事務局長兼任)  高澤 信也

民間企業でフィールドサービス、オーストラリア遊学を挟んで米国公務で安全衛生業務等の経験を経て現在に至ります。一見何の悩みも無くのほほんと生きているように見られがちだったのですが、その内面は、幼い頃より常に「生き辛さ」と「自分への違和感」との格闘の日々でした。

心理学を学んできたある日、自分の生き辛さを紐解くヒントに出会いました。それがここで述べているアディクションという概念です。そこで私が取り組んだことは、自分の内面の再構築。あたかも、既に組み上がっているプラモデルを、わざわざ分解して組みかえるような作業です。その途中途中では、嘆き、怒り、絶望などに襲われました。決して楽な作業ではなかったのですが、乗り越えた先に待っていたものは、「囚われ」という名の怪物からの解放でした。

カウンセラーとして6年目を迎えた私の一番の師は、他ならぬ相談者です。理論や知識だけではわからない多くのことを、彼らが「生き様」を通じて教えてくれます。その力を借りて、今カウンセラーとして生かされています。誰もがありのままの自分を認め、笑顔で元気に生き抜く。そんな支援をミッションに掲げています。

監事  松山 優喜

税理士


このページのトップへ