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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ ニート 15ページ目

あらたな啓発法?

今日は、11日にひかえた事例劇公演のリハーサルを行いました。

演者は、全て一般の主婦の方です。

一組は、親子での共演です。

20代の青年と母親が、親子役で演じてくれます。

 

 

テーマは、『ひきこもりを招く家族トラウマ』という重いものですが、笑いあり、涙ありの痛くて、

ためになる演劇です。

 

 

演劇に携わっている方々では、全くありませんが、見事な演技を披露してくださいます。

脚本は、すべて実話に基づいた内容ですが、演者の方々も実際の子育ての苦労を経験してきた

お母さん方ですので、迫真の演技となっています。

今回は、かねて私共で行っているカウンセリングの風景も盛り込んでいます。

 

 

リハーサルの模様を見ておりまして、このような形で、子育てを今やっている親御さん方に、是非

観てもらいたいと改めて感じました。

 

 

かねて医師や大学教授の講演を聴く機会、また、自分自身が講演を行う機会もあるのですが、

講演といったスタイルより、はるかに分かり易いのです。

これまで、ドラマや映画といった形態のものも観たことはあるのですが、どうしても“創られた”と

いった感がどうしてもありました。

リアリティに欠けるのです。

 

 

この事例劇では、私が支援活動で見てきた現場を再現しています。

また、演者の方が体験者ということもあってか、リハーサル中にも感極まるといったことがあります。

先生と呼ばれるような方たちの話よりも、説得力があるのです。

私自身が、演じられている光景を観て、改めて学ばされています。

 

 

是非、多くの方たちに観てもらいたいと思います。

芝居見物のような気軽な気持ちで、当事者でなくても、親御さんたちが、いや、お子さんと一緒にで

も観てもらえる機会が増えていけばと願っています。

このブログをご覧になって、事例劇にご関心をもたれた方がおられましたら、是非ご一報頂けたら

と存じます。

 

 

◆◆◆“NPOの専門性を活かした青少年健全育成プロジェクト”◆◆◆
 

がんばれ!◆「ふくおかっ子応援団」フォーラム 開催!◆
  ~手をつなごう!青少年の健全育成サポーター~
 
【内容】
地域で活動する青少年の健全育成団体や
“青少年を見守る大人たち”すべての方を対象にした
フォーラムを2地域で開催します。
(おかげさまで北九州会場は大好評のもと終了しました)
 
「すべての青少年の明るい未来を願って~私たち大人ができること~」
をテーマにした基調講演。

◆青少年問題に直接現場で取組んでいる方
◆不登校や非行を体験した保護者の方
◆青少年自身の立場から
それぞれの話題を語り合うパネルディスカッション。

青少年の健全育成活動をするNPOが提供する
さまざまな体験型分科会などを行う予定です。
 
★筑紫会場★
○日時:2月11日(木・祝)10:00~15:00
○会場:クローバープラザ5F研修室(春日市原町3-1-7)
http://www.cloverplaza.or.jp/traffic/traffic.html ※交通アクセス
 
●基調講演:野口 義弘さん(少年警察補導員・福岡県保護観察所登録事業主)
●講演内容「信じつづければ子どもたちは応えてくれる」
非行経験のある子どもたちを積極的に雇用しているガソリンスタンドの経営者で、
彼らとの日々の関わりを通してお話しいただきます。

●パネルディスカッション「こどもたちとの関わり方」
・冨岡郁雄さん(日本ソーシャルコーチ協会)
・野口義弘さん(少年警察補導員・(有)野口石油代表)
・能登原裕子さん(非行と向き合う親たちの会ふくおか・ははこぐさの会)
・長野広樹さん(team.LIFE)
 
●4つの分科会に分かれて体験ワークショップ等
不登校・ひきこもりの解決支援(ひきこもり家族の事例劇&リコーダー演奏)
  (ひきこもりを体験した家族の再生への道をご覧ください)
②青少年とコミュニケーション(グループワーク こどもの夢応援ワークショップ) 
  (子どもたちの夢を応援するワークショップを地域でも開いてみませんか?) 
③健全育成活動実践(和太鼓・竹のスタードーム体験ワークショップ)
  (体験の少ない子どもたちに、大人から体験の大切さを伝えませんか?)
④青少年と大人の交流(トークセッション・大人VS少年のしゃべり場)
   (大人が考えているような姿が本当の姿じゃないよ!青少年と本音で語り合おう!)

○申込・問合せ先
ふくおかっ子応援団」実行委員会 担当:樺嶋
(事務局:NPO法人男女・子育て環境改善研究所内)
TEL&FAX/092-761-4346
E-mail:support@ysn-fukuoka.jp

 

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2009/06/post-2.php

 

 

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家族援護士養成講座
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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 2月24日 (要予約 0120-870-996)
熊本市五福公民館 

 

2月9日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

2月8日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

【北九州出張相談会】

2月27日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp 


元当事者が演じる事例劇公演

福岡県主催の行事が下記日程で開催されます。
 
私共も2月11日筑紫会場の方で参加させて頂いております。
 
私共は第①分科会で、『わが子が示してくれた家族再生の道』というテーマで、元当事者母親たちによる
 
事例劇を公演させて頂きます。
 
この劇は、どのような家庭から不登校・ひきこもりが起こってしまうのかを実例を基に構成した劇です。
 
演者は全て、わが子との問題に向き合い、克服し、固い家族の絆を取り戻した元当事者の母親の皆さん
 
です
 
笑いあり、涙ありの力作です。
 
今回は特に、私共がかねてどのような相談形態を取っているのかの一端もお見せします。
 
支援活動を行っている方々にも参考にして頂ける内容だと思います。





“NPOの専門性を活かした青少年健全育成プロジェクト”
 
がんばれ!
◆「ふくおかっ子応援団」フォーラム 開催!◆
~手をつなごう!青少年の健全育成サポーター~
 
地域で活動する青少年の健全育成団体や
“青少年を見守る大人たち”すべての方を対象にした フォーラムを2地域で開催します。
 
「すべての青少年の明るい未来を願って~私たち大人ができること~」
をテーマにした基調講演。
 
青少年問題に直接現場で取組んでいる方、
不登校や非行を体験した方や保護者の方、
青少年自身の立場からの話題を語り合うパネルディスカッション。
 
青少年の健全育成活動をするNPOが提供する
さまざまな体験型分科会などを行う予定です。
 

 

 

 

 

★北九州会場★
○日時:1月31日(日)13:00~17:30
○会場:福岡看護専門学校水巻校 4階講堂・教室
(遠賀郡水巻町立屋敷1-14-51)JR水巻駅北口より徒歩10分

○基調講演:初鹿野 聡氏(NPO法人ハートム 理事長)
○内容:・講演「犯罪や非行の起こらないまちづくり」
      ・パネルディスカッション「こどもたちとの関わり方」
     ・4つの分科会に分かれて体験ワークショップ等
     ①不登校・ひきこもりの解決支援(参加型ワークショップ&リコーダー演奏)
     ②青少年とコミュニケーション(コーチング体験)
     ③健全育成活動実践(和太鼓・竹のスタードーム体験ワークショップ)
     ④青少年と大人の交流(トークセッション・大人VS少年のしゃべり場)
 
★筑紫会場★
○日時:2月11日(木・祝)10:00~15:00
○会場:クローバープラザ5F研修室
(春日市原町3-1-7)

○基調講演:野口 義弘氏(少年警察補導員・福岡県保護観察所登録事業主)
○内容:・講演「信じつづければ子どもたちは応えてくれる」
      ・パネルディスカッション「こどもたちとの関わり方」
     ・4つの分科会に分かれて体験ワークショップ等
     ①不登校・ひきこもりの解決支援(ひきこもり家族の事例劇&リコーダー演奏)
     ②青少年とコミュニケーション(グループワーク こどもの夢応援ワークショップ)
     ③健全育成活動実践(和太鼓・竹のスタードーム体験ワークショップ)
     ④青少年と大人の交流(トークセッション・大人VS少年のしゃべり場)
 
 
○申込・問合せ先:「ふくおかっ子応援団」実行委員会
            (NPO法人男女・子育て環境改善研究所内)
            TEL&FAX/092-761-4346
              E-mail:support@ysn-fukuoka.jp
 
 
 
 
 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 1月27日 (要予約 0120-870-996)
熊本市五福公民館 

 

1月26日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

1月28日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

【北九州出張相談会】

1月30日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp


ある講演から

先日、福岡県のある地域の高等学校10数校の養護教諭、保健主事の方の研修会にお招きを受け

お話しして参りました。

 

 

今回の講演では、立場上かねてより不登校ぎみの生徒や、なんらかの体調不良を訴えてくる生徒

の心理的な面にふれる機会の多い先生方を対象にしていましたので、不登校のきっかけになること

を耳にしたりすることは多いだろうことは想像しておりました。

 

 

その分、非常にデリケートなタイプで扱いにくいといったイメージや精神的に弱い、現実から逃げて

いる、暗い、コミュニケーション能力が低いなどの印象をもっておられたようです。

 

 

きっかけは、もちろんさまざまですが、いじめや学業の遅れ、学内での人間関係の問題などがよく

見受けられるものです。

ですが、ここで今回の講演でも先生方に考えて頂いたのは、なぜストレスに対してそれほど脆弱

なのかということです。

 

 

現実同じような状況に遭遇しながら、不登校になっていない生徒がいる中で、なぜその子は学校へ

行けなくなったのか。

中には「それぐらいのことで・・・」と、つい言ってしまうほどの出来事をきっかけにして、不登校が

始まる子がいます。

 

 

とかくきっかけになった出来事が原因にしたてられますが、学校に行かない理由学校に行けない

原因とを明確に分けて考えていくことを私は常々申し上げております。

 

 

学校に行かない理由は、まさにきっかけであり、原因ではないのです。

「行かない」というのは、そこに意志があります。自分が行かないと決断しているのです。

しかし、「行けない」という状態は、仮に行きたくても行くことが叶わない何ものかがあるのです。

本人自身それを自覚できていないことすら少なくありません。

 

 

200キロ近くの体重になって、仕事どころか自分で起き上がることすらままならないほどになって、

仕事をしないで生活が親がかりになってしまっている原因を肥満だからと言えるでしょうか?

肥満は理由にはなっていますが、原因は体重をそこまでにしてしまったそれまでの食習慣にありま

す。もっと言うと生き方にあります。そしてそれを見ていた家族にも問題があります。

 

 

ストレスに対しての脆弱性は、例えるならば、三百段の階段をダッシュさせられ、頂上で十段の

跳び箱を跳ばされるようなものです。

なんでもない通常の状態で十段の跳び箱を飛び越えるのを難なくできる人でも、さすがに階段を

ダッシュさせられてからでは、跳ぶことはできないでしょう。

つまり、頂上に用意されていた跳び箱がきっかけです。

 

 

ささいなきっかけを飛び越えられないのは、それ以前にくたびれ果てた状態があったからです。

それが行けない原因です。

 

 

この三百段の階段が何だったのかということが重要なのです。

それは、子どもたちの発達段階の過程で受けてきた精神的ダメージです。

親が知らず知らずの間に与えてしまった家族トラウマです。

 

 

2月11日に福岡県の行事で「ふくおかっ子応援団」フォーラムが開催されます。

不登校・ひきこもりの解決支援の分科会で、当協会が、元当事者家族による事例劇を公演致します。

詳細はhttp://www.pref.fukuoka.lg.jp/e05/fukuoka-ouendan.html

 

 

どういう家庭環境の中で、不登校、ひきこもりが起こるのかを劇でお見せします。

三百段の階段の意味を知りたい方は、是非ご参加ください。

 

 

 

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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 1月13日 (要予約 0120-870-996)
熊本市五福公民館 

 

1月12日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

1月14日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

【北九州出張相談会】

1月16日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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新年あけましておめでとうございます。

新たな年を迎え、今年も実家の熊本で家族とゆっくり過ごすことができました。

自宅へ帰宅し、社会へ巣立っていった青年たちからの年賀状を見るのが、毎年楽しみです。

今年は、写真入の結婚の報告と、彼女ができたことの報告が特に印象に残った年賀状でした。

 

 

精神分析のフロイトの言葉に、「健康な人間にできることは、愛することと働くこと」というものが

あります。

私が青年たちの支援活動を行っていて、彼らに一番望むものは、愛することができるようになって

ほしいということです。

 

 

何ものかを愛することは、すべての原動力となります。

青年たちは、愛されることに飢えています。

愛されることに渇望するあまり、愛することを忘れてしまっているかのようです。

 

 

働かざる者、食うべからず

食うために働く

 

 

確かにその側面はあります。

しかし、働くことは、誰かの手間を肩代わりすることであり、役にたつことです。

だとすれば、より愛することのできる人のためにこそ、労を惜しんで手助けしたい、役立ちたいと

思いませんか?

 

 

ですから、「働く」ということは、愛情の一表現であり、愛することと働くことは表裏一体なのです

「労働」を使役されることととらえれば、愛だのへったくれだなどと言ってられないでしょうが、

同じやるなら、愛することととらえてみてはどうでしょう。

 

 

そうなると、「食うために働く」のではなく、「働くために食う」ことになります。

働くことが主目的となるわけです。

 

 

人を愛せば、働きたくなります。

一生懸命働けば、今度は周囲から愛され、求められます。

そうしたら、もっともっと働きたくなります。

 

 

ここで言う愛するとは、「自分のものにしたい。独占したい」ということではありません。

全くその逆です。

“個”の存在とし認め、尊重し、敬うということです。

相手を“活かす”という愛情です。

 

 

自己都合に合わせようとするものではありません。

互いが相手を活かしあってこそ、依存しない自立した主体的な生き方ができます

 

 

自分を愛することも教えられなかった子どもたちが、自分を粗末にする生き方を選んでしまっている

ようです。

 

 

結婚や彼女ができたという報告に、心が温かくなったお正月でした。

今年もどんな青年たち、ご家族の成長が見られるのでしょうか。

楽しみです。

 

 

 

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両輪がそろわない

先日テレビを観ていると、「婚活」ならぬ「離活」といったものがあるそうです。

離婚のための活動のことです。

 

 

熟年離婚という言葉も一時流行りましたが、あまり流行ってほしくない言葉ですが、現実は身近でも

実際に聞かれます。

私自身ご相談者に「離婚されたらどうですか?」と口に出したことも実はございます。

ほとんどは母親に対してです。

 

 

相談の場に訪れるのは、ほとんどが母親です。

仕事があるなしではなく、日曜日でさえ父親が来られないことが大半です。

「ウチだけでしょうねぇ、主人が一緒に来てくれないのは・・・・」と嘆かれますが、「いえっ、ほとんど

です」とお答えしています。

講演や親の会でも父親の参加はめずらしく、父親へのグチで花が咲く(笑)場合もあります。

 

 

何がそうさせているのでしょうか。

よく聞かれるのが、「子育てはオマエ(母親)に任せていたんだから、オマエの責任だ」という言葉

です。

 

 

わが子を育てていくことを母親のみに任せるということはどういう意味なのでしょう。

その子の親として、その父親は何を親の役目と心得ておられるのでしょうか。

もしかして、働いて生活の糧を得ていくことで、務めを果たしているとでも思っていらっしゃるので

しょうか。

 

 

そう言えば、「誰のお蔭で食っていけてると思うんだ」という言葉も時おり聞かれます。

まっ、最近は「あなたの稼ぎが少ないから苦労するんでしょう」と恐妻からバカにされ、ひそかに離活

始める夫も増えてきているともれ聞くに及んでいますが(笑)。

 

 

それはさておき、先のような発言を平気でする父親は、「人はパンのみにて生くるにあらず」という

ことをご存知ないのでしょう。

わが子は金魚とは違います。

鉢に餌を放り込むだけでは、健全に育たないのです。

 

 

犬だって躾が必要です。

まして最愛のわが子、かけがえのないわが子に食事を供しているだけで、親としての務めを果たせ

ていると勘違いしていては、離活の対象となってしまいかねません。

 

 

ある心理療法家が「躾は、人生の受難を減らす方法である」と述べています。

言い得て妙です。

 

 

親の責任として、養育はもとより教育が必要です。

ヒトは教育によって人間と成っていくのです。

 

 

わが子の不登校やひきこもりに向き合えないタイプの父親に多いのは、家族に対して支配的な父親

他者(家族も含む)に関心をもてない父親のようです。

 

 

支配的な父親は、家族をコントロールしたがります

コントロールすることで、安心を得ようとしています。

それだけ情緒的に安定できないものを抱えている場合があります。

 

 

例えば、父親自身が自分の父親から安心を与えてもらえていなかったようなことです。

他をコントロールすることでしか自分を立てていられないのです。

 

 

また、関心を他に向けられないタイプの父親は、わが子との距離感をもてないままになっています

わが子に対しての厳しさや優しさの感覚が分からないでいるのです。

わが子との距離が近づき過ぎると、厳しさが威圧的となり、優しさがおもねるようなものになります。

距離が離れすぎれば、当然関心がおよびません。

 

 

このタイプの父親は、自身の親との間に身体的、情緒的スキンシップ、交流があまりなされていない

ことが多いようです。

無関心(ネグレクト)は、虐待とも位置づけられているほどです。

 

 

支配されたり、関心をはらわれなかった子どもたちは、自尊心自己信頼感が育っておらず、数々

の人生の受難に遭遇しています。

 

 

適切な躾(人生の受難を減らす方法)を与えられなかった子どもたちは、大海も知らず、金魚鉢の

ような狭い世界でしか生きられなくなってしまいます

 

 

ひきこもりの多くが男性ですが、その青年たちからの話に父親のことが多いことを知ってもらいたい

ものです。

母親をなじる父親に対して、「なぜまだ分からないんだ。アンタ(父親)のせいで俺はこうなったんだ

と罵倒した青年もいました。

 

 

青年たちは父親も求めています。

いや、父親を求めています。

自身の非を潔く認めて、詫びることのできる父親

適切に認めて、肯定してくれる父親

家族の精神的支えという意味でのリーダーシップを取れる父親を待ち望んでいます。

 

 

世のお父さま方、是非気がついてあげてください。

お願いします。

 

 

 

 

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自然と共に生きる

昨夜は満月でした。

月に限らず、朝日や夕日を観ると何か落ち着きます。

 

 

しかし、同じ月でも所が変われば狼に変身します。

かのマイケル・ジャクソンもスリラーのPV映像の中で、狼に変身していました。

日本は、お団子を供え、手を合わせます。

他国の人から見たらどう感じられるのでしょうね。

 

 

大分前に読んだ藤原正彦氏の『国家の品格』という本の中で著者は、こういった日本人の特質を

論じています。

 

 

論理だけでは世界は破綻するといった自説の中で、論理の出発点を正しく選ぶために必要なものは、

日本人のもつ美しい「情緒」や伝統に由来する「形」であると述べています。 

その中でも、自然に対する繊細な感受性をあげ、取分け、虫の音を楽しむことは、欧米はもとより、

中国や韓国にもない習慣だということを紹介しています。 

 

 

以前角田忠信教授の『日本人の脳』で、日本人の脳は、情動の働きが左脳(言語脳)で扱われ、自然

界の音(虫の音、川のせせらぎ等)なども外国人と違い、左脳で処理することを読んだことがあります。

これによって、俳句や短歌などの文化も生まれたのでしょう。

 

 

四季のはっきりとした環境に暮らす日本人は、自然に対する畏怖心や跪く心をもち、自然と共生する

生き方を行ってきた民族です

 

 

近代は、生活そのものが欧米化し、このような日本人が誇るべきものが失われていっているようです。

当協会では、前回お話ししたように『生かされている命に支えられて生きている自覚(エコロジー)を

信条とし、それなしでは存在しえないものへの感謝を基とした生き方』を指導理念としています。

 

 

バックボーン(精神的支柱)という言葉がありますが、現代の家庭の中には、精神的大黒柱

失われているような気がしてなりません。

 

 

現在、来年1月、2月に実施される福岡県の事業~青少年の健全育成サポーターが手をつなぐ~

がんばれ!「ふくおかっ子応援団」フォーラムの準備を進めておりますが、福岡県の少年非行は

全国的にも高水準です。

子どもたちの心の荒廃は、家庭が源です。

 

 

フォーラムの分科会の中で、どういう家庭の状況から不登校やひきこもりが起こってしまうのかを

元当事者の親御さんたち自らが演じる事例劇https://www.interbrain.co.jp/lecture/を公演する

予定です。

 

 

今こそ、自然と共生してきた日本人本来の感性を呼び起こし、生命を中心においた心の教育が必要

な気がしてなりません。

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
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見えないものを観る眼を養うためには

わが子の痛みに寄り添えるためには、「見えないものを観る眼」が求められます。 

心は臓器ではありませんので、見えません。

生理学的に脳を解剖したからとて、子どもが感じている心の痛みをそこに発見することはできません。

だからこそ、見えるものだけしか認識しない態度では、痛みに共感できようはずがありません。 

 

 

観るであって見る でないのは、見るは感覚器官のが見ているだけで、意志がなければ見えてい

ません。

観るは、心ので観ているのです。

「見えないものを観る」というのは、背景から読み取っていく観察洞察していくということです。

 

 

観音さまがありますね。

観音というのは、観世音菩薩の略です。

世音(衆生の声)を観て(聴いて)救済する仏さまのことです。

大慈大悲の妙智力といって、慈悲(母心)の象徴です。

 

 

学校に行っていないことや働いていないことだけを見て

「いいかげんにしなさい!心配かけないで!」ではなく、わが子の声無き声を読み取っていくのです。

 

 

「見えないものを観る眼」を育てることができる魔法の言葉をお教えしましょう。

お蔭さまで、ありがとうございます」です。

 お蔭さまというのが、背景(に居る人たち、諸条件、環境)です。

 

 

私たちは、見えないところの多くのものから支えられ生きています。

それらのすべてに感謝し、決して一人では生きてはいけないことの自覚が大切です。

「お蔭さまで、ありがとうございます」とかねてから口に出す習慣をもっていますと、自然と見えない

背景にまで心を配る姿勢が身につきます。

 

 

私がこの言葉を提唱しているもう一つの理由は、ストレス学説を提唱したカナダのハンス・セリエ

博士が、ストレスに克つ方法として、「それは東洋の感謝の原理です」と述べたことに起因します。

日本流で言えば、これが“お蔭さま”の思想なのです。

 

 

生かされている生命に支えられて生きていることへの感謝(エコロジー)をベースに、あたりまえの

ことをも与えられた恵みと感謝できる心性、即ち人間だけが持ち得る“霊性”というまさに人間らしさを

発揮し得れば、ひきこもりのみならず、現代人の心の荒廃を食い止めることが出来ると確信します。

 

 

これまでの支援経験から言っても、「おかげさまです」と謙虚に感謝の気持ちをもてない。なんでも

あたりまえと思っている親御さんたちほど、子どもだけをどうにかしようとしたり、子どものゆったりと

した成長を待てず、子どもの声なき声を聞けず、「~してやったのに」という恩着せがましい愚痴が

多いようです

 

 

「愚痴」という言葉は、もともと「智に蒙昧で愚か」という意味ですが、まさに智恵が足りないから愚痴

が出るのです。

愚痴・責任転嫁・自己正当化」は、確実に状況を悪化させます。

 

 

子どもは植物のように、環境を整え、それぞれの個性を活かし育てていくものだと思います。

決して親の都合で子どもの個性を埋没させてはならんのです。

循環と調和が自律的に保たれた大自然に対する謙虚さを失った人類が、地球規模の環境破壊を

招いてしまいました。

大自然の恵みを受け生かされていることへの自覚と感謝がない親御さんほど、自然の子である

わが子を思うように支配、コントロールしようとしてしまうのです。

 

 

 

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苦悩を苦労に変える

当然のことですが、わが子が立ち止まってしまい自分の殻の中に閉じこもってしまうと、どの親御さん

も疲弊しているものです。

わが子でありながら思うにまかせないいら立ちと、先の見えぬ不安から、憔悴しきっています。

無理もないことではあるのですが、どうにか少しでも緩和させることはできないでしょうか。

 

 

私共は、親御さん方に勧めていることがあります。

日々の苦悩を苦労に変えていくということをです。

苦悩」は、思い煩い、悩むことです。

まさに「煩悩」です。

そこには痛みが伴います。

 

 

苦労」は、その後に何らかの達成がありますから、きつくても辛くないのです。

では、苦悩を苦労にするためには何が必要かと言いますと、「」です。

達成すべく「志(目標)」があれば、過程での難儀はあっても、辛くはありません。

思い煩うこともないのです。

前へ歩むことにおいて、迷いがないのです。

 

 

目の前のわが子の問題を苦悩ととらえれば、痛みを伴いますので、どうしても避けようとします。

受容ができず、長期化するのです。

 

 

苦労は避けてはいけません。

苦労(手間)は、かけないと何事も成就しません。

米という字は、八十八の手間がかかるという意味があるそうです。

苗を植えただけでは、豊かな実りは得られません。

害虫を除き、雑草を刈り取るなどの手間をかけなければなりません。

 

 

子育てはまさに手間をかけずして、何の実りがあるでしょうか。

北九州、福岡、熊本のエリアでの「無償支援活動たらちねサポート」を実施している中でも感じる

のが、この苦労(手間)をいとう親御さんが少なからずおられるということです。

 

 

わが子の状態を理解し、寄り添うために学びを深め、子どもに意識づけをしていく行動をまず親から

始めることを煩わしがるのです。

わが子の問題を片付けてくれる代行屋とこちらを思っておられるのか、無償の支援でも動かない親は

動かないようです。

だからこそ、長期化するのでしょうが。

 

 

古歌にこういうものがあります。

世の中に 迷いのあるこそ 宝なれ 迷いなければ さとることなし

わが子に笑顔が消えたときこそ、わが子が元気に笑ってくれる有りがたさに気づけます。

人生には捨てるものなしです。

親としての在り方に気づかなければならないことがあるからこそ、わが子が苦悩してくれているので

そのことに気づけたとき、わが家のひきこもりが解決していくのです。

 

 

 

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責任からの逃避

ある新聞に「引きこもる大人たち」という連載があっていました。

この中に40歳の男性の事例がありました。

 

 

高校卒後、28歳で国立大へ入学したものの退学。

夜間に編入するもそこでも退学。すでに30歳を過ぎていた。

これまでにもバイトや就職も経験してきたが長くは続かず、資格勉強も現在やっているそうだが。

 

 

社会や政治の批判を延々と繰り返してきた男性は、親にも怒りの矛先を向けてきたとのこと。

大学合格がどんなに大変だったか。どうして努力を認め、ほめてくれなかったか

ここまで追い込んだのは親だ

 

 

親はそんな息子に対して、

「でることはいろいろやったけど、息子はなかなか変わらない。自分たちが育てられたように育てて

きただけなのに・・・」

「働け」と何度も厳しくしかった父親は、「神様はこういう人間もつくるんだな」と最近漏らしたとのこと。

ひきこもり家庭によく見受けられる風景です。

 

 

ここで気がついていただきたいことは、

「息子はなかなか変わらない。自分たちが育てられたように育ててきただけなのに・・・」

この「自分たちが育てられたように育ててきただけ」 ここが問題なのです。

 

 

自分が育てられてきた親の子育てを無批判に継承することは、決してよい選択とは言えません

例えば、両親のどちらかが親と早くに生死別し、係わり合いが少なく育った場合、自分自身も

子どもとの係わり合いが極端に少ない場合がよく見受けられます。

これは、生死別でなくても、肉体的にも精神的にもふれあいが少なかった場合も同じです。

 

 

子どもは親の背中を見て育つ

子どもは自然に育つものだ

これは、親の傲慢さ以外の何ものでもありません。

 

 

「自分も親とそんなに会話をしていたわけではないけど、ひきこもりなどなかった」

こういった声も当事者の親御さんからよく聞かれます。

親との情緒的交流が少なかったことなどから、成人してからの人間関係に支障をきたすことが

少なくないのですが、もちろんみんながひきこもるわけではありません。

子育てにこそ大きく影響するのです

自身の親との関係からの影響が自覚できていないのです

 

 

 また「息子はなかなか変わらない」と言っています。

これも子どもを変えるのではなく、親自身が変わる必要があります

子どもが変わってくれないとしたら、親が少しも変わっていないからです。

 

 

親自身がなかなか自分たちの側にも責任があることを認めたがりません

責任を負うことに対して、あたかも非難されていると取ってしまうからです。

 

 

「親御さんにも責任があるのですよ」と言うと、「私たちが悪いと言うんですか?」

と憤慨なされる方も少なくありません。

責任を負うべきと言っているだけで、「悪い」なんて一言も言っていないのです。

 

 

大学合格がどんなに大変だったか。どうして努力を認め、ほめてくれなかったか

ここまで追い込んだのは親だ

というのは、おそらく本音でしょう。

 

 

わが子が抱えた傷を理解しようと取り組み、痛みに寄り添うことなしに、現状に対してだけ叱責

すれば、子どもはますます自分の世界へ閉じこもります

 

 

この父親は、「神様はこういう人間もつくるんだな」とつぶやいたそうですが、責任を押し付けられた

神様もお気の毒です。

 

 

人は、他人に責任をもっていけなくなると、運やツキのせいにします。

神様までもっていっては救いようがありません。

責任から逃避し続ければ、最後には自分の人生から責任を取らされることを肝に銘じるべきです

 

 

 

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日本理化学工業

先日たまたまテレビを観ていましたところ、すばらしい企業の紹介があっていました。

日本理化学工業株式会社というところです。

 

 

この会社は、「ダストレスチョーク」の国産化に初めて成功し、唯一の文科省あっせんチョークとして

指定されているそうです。

 

 

この会社の何に感動したかと言いますと、昭和35年より重度障がい者2名の雇用から始まり、

昭和50年、国の心身障害者多数雇用モデル工場1号を川崎に設置したのを機に「障がい者と

社会をジョイントする」経営方針を貫いていることです。

 

 

現会長の大山泰弘氏は、当時障害者の方の仕事に対するひたむきさの理由が分からないでいた

そうです。

ある時、お寺の導師の方にそれを相談したところ、「あたりまえではないですか」と言われ、びっくり

しその訳を問うたそうです。

 

 

その導師は、人がひたむきになれるのは、四つのことが満たされた時。

それは、

人に愛されること、人にほめられること、  

人の役にたつこと、 人から必要とされること、の4つです。

働くことによって愛以外の三つの幸せは得られるのです

と答えられたそうです。

 

 

それを聞いた大山氏は、それまでの工程に人を合わせていた非効率を悟り、人(それぞれの能力)に

工程を合わせていく方法に切り替え、性能の高い機械、治具の工夫、生産工程の細分化と単純化

などによって、品質・生産性・管理面で高い水準を維持できるようにしていったのです。

 

 

社会は人、会社は人、組織は人とよく言われますが、はたしてその「人」のそれぞれの持ち味

どれだけ尊重できているでしょうか。

 

 

理化学工業で働く障害者の方たちは、自分たちでも役にたつことができ、ほめられ、必要とされる

ことに生きがいを感じ、仕事へのひた向きさを発揮されたのです。

これは、誰にでも共通することです。

 

 

導師は「働くことによって愛以外の三つの幸せは得られる」と説いていますが、それに対して大山氏

は、「その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う」 と述べています。

私も全く同感です。

 

 

私はかねて、働くことは、「傍を楽にすること」と伝えています。

つまり、人に喜びを与えることです。

 

 

また、働きは役割を担うことですので、役に立つことで、自分の存在価値を高めることでもあります。

このことで自尊心が高められ、アイデンティティ(自分らしさ)が確立されるのです。

 

 

自分の個性が活かされると、人はイキイキできます。

心はウキウキうれしくなります。

そんな人間は、周囲の人から愛されます。

自分もまた人を愛することができます。

これからを憂えてばかりいて心を沈めている人間は、何の行動もとらず、ただただ心配あぐねて

います。

 

 

わが子をほめてきたでしょうか?

必要としてきたでしょうか?

かけがえのない存在であることを伝えてきましたか?

周囲の役に立てる人間であることを実感させてあげられるだけのことをしてきましたか?

 

 

人を愛することのできる子に育てていくことが、私たち親の務めではないでしょうか。

 

 

 

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