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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 2009年11月

見えないものを観る眼を養うためには

わが子の痛みに寄り添えるためには、「見えないものを観る眼」が求められます。 

心は臓器ではありませんので、見えません。

生理学的に脳を解剖したからとて、子どもが感じている心の痛みをそこに発見することはできません。

だからこそ、見えるものだけしか認識しない態度では、痛みに共感できようはずがありません。 

 

 

観るであって見る でないのは、見るは感覚器官のが見ているだけで、意志がなければ見えてい

ません。

観るは、心ので観ているのです。

「見えないものを観る」というのは、背景から読み取っていく観察洞察していくということです。

 

 

観音さまがありますね。

観音というのは、観世音菩薩の略です。

世音(衆生の声)を観て(聴いて)救済する仏さまのことです。

大慈大悲の妙智力といって、慈悲(母心)の象徴です。

 

 

学校に行っていないことや働いていないことだけを見て

「いいかげんにしなさい!心配かけないで!」ではなく、わが子の声無き声を読み取っていくのです。

 

 

「見えないものを観る眼」を育てることができる魔法の言葉をお教えしましょう。

お蔭さまで、ありがとうございます」です。

 お蔭さまというのが、背景(に居る人たち、諸条件、環境)です。

 

 

私たちは、見えないところの多くのものから支えられ生きています。

それらのすべてに感謝し、決して一人では生きてはいけないことの自覚が大切です。

「お蔭さまで、ありがとうございます」とかねてから口に出す習慣をもっていますと、自然と見えない

背景にまで心を配る姿勢が身につきます。

 

 

私がこの言葉を提唱しているもう一つの理由は、ストレス学説を提唱したカナダのハンス・セリエ

博士が、ストレスに克つ方法として、「それは東洋の感謝の原理です」と述べたことに起因します。

日本流で言えば、これが“お蔭さま”の思想なのです。

 

 

生かされている生命に支えられて生きていることへの感謝(エコロジー)をベースに、あたりまえの

ことをも与えられた恵みと感謝できる心性、即ち人間だけが持ち得る“霊性”というまさに人間らしさを

発揮し得れば、ひきこもりのみならず、現代人の心の荒廃を食い止めることが出来ると確信します。

 

 

これまでの支援経験から言っても、「おかげさまです」と謙虚に感謝の気持ちをもてない。なんでも

あたりまえと思っている親御さんたちほど、子どもだけをどうにかしようとしたり、子どものゆったりと

した成長を待てず、子どもの声なき声を聞けず、「~してやったのに」という恩着せがましい愚痴が

多いようです

 

 

「愚痴」という言葉は、もともと「智に蒙昧で愚か」という意味ですが、まさに智恵が足りないから愚痴

が出るのです。

愚痴・責任転嫁・自己正当化」は、確実に状況を悪化させます。

 

 

子どもは植物のように、環境を整え、それぞれの個性を活かし育てていくものだと思います。

決して親の都合で子どもの個性を埋没させてはならんのです。

循環と調和が自律的に保たれた大自然に対する謙虚さを失った人類が、地球規模の環境破壊を

招いてしまいました。

大自然の恵みを受け生かされていることへの自覚と感謝がない親御さんほど、自然の子である

わが子を思うように支配、コントロールしようとしてしまうのです。

 

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2009/06/post-2.php

 

 

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大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

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 11月25日 (要予約 0120-870-996)
熊本市五福公民館 

 

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八代市厚生会館  

 

11月25日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

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12月5日 (要予約 0120-870-996)
北九州市立生涯学習総合センター(北九州市小倉北区大門1-6-43)

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp


苦悩を苦労に変える

当然のことですが、わが子が立ち止まってしまい自分の殻の中に閉じこもってしまうと、どの親御さん

も疲弊しているものです。

わが子でありながら思うにまかせないいら立ちと、先の見えぬ不安から、憔悴しきっています。

無理もないことではあるのですが、どうにか少しでも緩和させることはできないでしょうか。

 

 

私共は、親御さん方に勧めていることがあります。

日々の苦悩を苦労に変えていくということをです。

苦悩」は、思い煩い、悩むことです。

まさに「煩悩」です。

そこには痛みが伴います。

 

 

苦労」は、その後に何らかの達成がありますから、きつくても辛くないのです。

では、苦悩を苦労にするためには何が必要かと言いますと、「」です。

達成すべく「志(目標)」があれば、過程での難儀はあっても、辛くはありません。

思い煩うこともないのです。

前へ歩むことにおいて、迷いがないのです。

 

 

目の前のわが子の問題を苦悩ととらえれば、痛みを伴いますので、どうしても避けようとします。

受容ができず、長期化するのです。

 

 

苦労は避けてはいけません。

苦労(手間)は、かけないと何事も成就しません。

米という字は、八十八の手間がかかるという意味があるそうです。

苗を植えただけでは、豊かな実りは得られません。

害虫を除き、雑草を刈り取るなどの手間をかけなければなりません。

 

 

子育てはまさに手間をかけずして、何の実りがあるでしょうか。

北九州、福岡、熊本のエリアでの「無償支援活動たらちねサポート」を実施している中でも感じる

のが、この苦労(手間)をいとう親御さんが少なからずおられるということです。

 

 

わが子の状態を理解し、寄り添うために学びを深め、子どもに意識づけをしていく行動をまず親から

始めることを煩わしがるのです。

わが子の問題を片付けてくれる代行屋とこちらを思っておられるのか、無償の支援でも動かない親は

動かないようです。

だからこそ、長期化するのでしょうが。

 

 

古歌にこういうものがあります。

世の中に 迷いのあるこそ 宝なれ 迷いなければ さとることなし

わが子に笑顔が消えたときこそ、わが子が元気に笑ってくれる有りがたさに気づけます。

人生には捨てるものなしです。

親としての在り方に気づかなければならないことがあるからこそ、わが子が苦悩してくれているので

そのことに気づけたとき、わが家のひきこもりが解決していくのです。

 

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
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