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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 教育: 2008年8月

感謝と受容

いかなる問題も解決のスタートラインに立つために重要なことは「受容」です。

現実から目をそらさずに、現実からスタートするということです。

わが子が不登校になる。わが子がひきこもる。これらをありのままに見ることです。

「〇〇だから仕方がないんだ」と都合のいい理由づけをしたり、「親として失格だ」といった過度の

罪悪感で親自身がひきこもってしまうのではなく、起こっている問題をそのまま受け容れるのです。

しかし、この現実は苦痛を伴うだけに、なかなか受け容れられません。本人も同じことです。

否認」のもう一つの理由は、

それは、これまでが否認することが通常的にあったからと言えます。

不登校やひきこもりが生じてしまう機能不全家族では、感情や苦痛を否認することが家族間の

暗黙のルールとなってしまっています。

感じたことや思うことを自己主張することを許されずにきました。

ですから、目の前の現実を受容することには不慣れで、臆病になっています。

では、どうすれば少しでも受容できていけるでしょうか。

「我に艱難辛苦を与えたまえ!」までにはなれなくても、せめて「目の前の苦悩も与えられた恵み」

と受け止めてみることです。

恵みということは、その先に「豊かさ」が待っています。

その豊かさは、自己の成長であり、家族の絆の深まりです

であれば、感謝の気持ちが生まれるはずです。

感謝があれば、恵みとして何かを学べるはずです。学ぶためには、謙虚に現実からの問いかけに

答える姿勢が必要です

その姿勢が出来た時、受容も自ずと出来てきます。

不登校、ひきこもりとは言っても、わが子の命をとられたわけではありません。消息がつかめない

わけでもありません。無事であるわけです。

でもこの無事であることがあたりまえになっていて、わが子がここに居てくれることに感謝すること

を忘れていなかったでしょうか?

足るを知る者は富む」(老子経)

「あたりまえのことをも与えられた恵み」と感謝できる姿勢が傲慢さを抑え、謙虚さを養ってくれます。

おかげさまで、ありがとうございます

この言葉が「受容」の姿勢を作ってくれます。 

 

 

家庭教育講演会
『ひきこもりの終わらせ方』 8月23日(土) 熊本市
『脱ニート・ひきこもり』    8月24日(日) 春日市
https://www.interbrain.co.jp/lecture/

 

 お申し込みはいますぐこちら!
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ひと育て家庭ゼミナール
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家族援護士養成講座
https://www.interbrain.co.jp/course/category/family-aid/

 

【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

8月27日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  8月26日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp


不登校の増加に思う

8日の新聞に「不登校」の増加の記事が出ていました。小中学生が07年度は計12万9254人で、

2年連続で増加。特に中学生は過去最高を更新したようで34人に1人にあたり、どのクラスにも

1人はいるという状況のようです。

文科省は、06年10月にここ福岡県であった中2のいじめによる自殺が社会問題化したこともあり、

「嫌がるものを無理に行かせることはない」と考える保護者が増えたことなどが増加の理由とみて

いるそうです。

実際そうなのでしょうか?

私は、この2年が特別増えたわけではなく、それまでが体調不良が伴えば、不登校ではなく病欠

扱いにしたり、保健室登校を出席扱いとしたりなどの数字操作で強引に減らしていただけと思って

います。不登校が減る要因が見当たりませんので、減少するはずがありません。

スクールカウンセラーの配備や適応指導教室の設置が功を奏しているとの意見が多分出てくる

とは思いますが、実際には機能していないことが実状です。

相談を受けていて03年ぐらいから保護者の意識に変化が出てきだしたことは感じていました。

特に05年後半から何かが大きく変わった気がします。ですから、06年のいじめ自殺の影響とは

別の何かがあることを私は感じています。

この記事を書いている途中、たまたま見た統計資料で、20歳から29歳の自殺者数の推移で、

03年、05年と急に増えているというものがありました。統計局のものです。

これらも何か関係があるのでしょうか?

何がどう変わったかというのは、正直はっきりとしたものは言えません。

ただ、「様子を見ていればそのうち・・・」との楽観論から不登校が長期化し、「もうどうにもならない」

との悲観論からひきこもりが高齢化していっている気はします。

いずれも、保護者が動かなくなってきたと言えるでしょう。

いや、動けないのかも知れません。怖くて。何を恐れているのか。

うかつに刺激してしまうと、思い余って自殺されたり、家庭内暴力やわが子から殺されることをです。

青少年の傷害、殺人事件、特に親族殺人などの年間推移の統計資料を詳しく調べてみると何かが

推察されるかも知れません。

思春期の子どもへの関わり方に苦慮している親御さんたちの話はよく聞きます。また、支援活動の

中でも、「子どものいやがる事は厳しく言えない」とか「いやがる顔は見たくない」「きらわれたくない」

といった声もよくあります。

総じて考えると、対応が分からず事態を見送ってしまっているということなのでしょう。

しかし、であるならば対応策を知るための積極的な動きがあってもよさそうだがと思うのですが、この

動きが実は鈍くなってきているのです。学ばない親たちの増加。

ここには、親自身の生き方の問題が反映している気がしてなりません。

 

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コミュニケーション不全の根本にあるもの

ニートやひきこもりの青年たちが、「やりたいことが見つからない」「何の仕事をしていいのか分か

らない」といったことを口に出すことがよくあります。

こういったこれからの進路のことを思い煩っている場合に、家族もどう答えてあげたらいいのかを

迷ってしまっていることが多いようです。

やりたいことが分からないというのは、自分の欲求に気づいていないということですので、これま

で自分の欲求を抑えてきたか、経験の絶対数が少ないか、自分と向き合う機会が少なかったか、

欲求を正直に伝えられる友人や家族がいなかったというのが主な原因です。

これらの背景にあるのは、他者(主に親)の欲求を満たすことを優先させた。周囲の評価に過敏に

なり、自分の本音に問いかけることがあまりなかった。本音に不正直な分、他者の声にも耳を

傾けることを避けてきた(頑固、不誠実)。などです。

これらは実は、そのまま他者とのコミュニケーションを阻害する要因でもあるのです。

「やりたい仕事が見つからないからまだ働けない」という言い訳の場合、本音では、職場での人間

関係に不安をもっていたり、面接という場で、他人から評価されるといった場面を恐れているといっ

たケースが少なくありません。

自分が周囲から求められている、必要とされているといった確信がもてず、また周囲に対して懐疑

的で信頼できない状況にあるこれらの青年たちは、決して人を身近にすることはありません。

親密になることを避けるのです。なぜなら、からっぽの自分をさとられることに怯えているからです。

自分がここに在るという確信がもてない青年たちは、自己受容できず、他者やモノに依存、隷属する

生きかたをし、さらにそういった生きかたしかできない自分を否定することを繰り返します。

コミュニケーション力を回復するためには、真の自分と出会い、自己を再構築することが必要なの

です。




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親が変われば子は変わる?

 「先ず親が変わらなければ」という言葉は、よく聞かれますが、いささか言い古されたきらいがあり

ます。こういった言葉が出ていても、「変わろうとしているのだろうか?」と首をかしげたくなることは、

決して少なくありません。恐らく、「変わらなければ」とは言っても、何をどう変えればいいのかが、

全く分かっていないのだと思います。中には、色々な相談窓口へ行ったり、講演や研修を受けた

だけで、変わったような気になっている方も多いようです。耳学問が一種のトランキライザー(精神

安定剤)になっているケースです。

当事者家族の集まりなどで、一生懸命他者に「親が変わらなければ」と勧めている方を拝見したり

する場合がありますが、そういう人にかぎって、10年近くもわが子の問題解決は出来ていなかった

りがあります。

どう変わっていけばよいのかと言いますと、わが子へ気づきを与えられる変化が必要だということ

です。当人に気づきがなければ、親がどう変わろうと子は変わりません。

わが子に気づきを与えるためには、先ず「親自身の問題として受け止めてくれるようになった」と

感じてもらえることが必要です

「学校の責任」「先生が悪い」「親がダメだと思っている世間の偏見が悪い」「格差社会が悪い」など

と言っている内は、何も変わりません。

なぜ学校へ行かないのか、なぜ働かないのかとかいった理由が分かり難いだけに、とかく原因分析

をしてしまいがちですが、同時に「こうなってほしい」といった未来像へ向けた解決志向の視点が

大切です。そのために、どういう状況になったら解決したと見なされるのかを明確にする必要があり

ます。

単に学校に戻ったり、働き出したりが解決ではないことは、これまでにもお話しております。

不登校、ひきこもりが無くなったら全て問題はなくなるのかを考えてみられたらいいです。

解決志向は、今何が出来て、何が出来ないでいるのかを明瞭にしていきます

 できないでいることをできるようにしていくことを実行していかなければなりません。

また、うまくいかなかったやり方を何度も繰り返さないことです。意外にこれが多いものです。

状態の改善は望んでいても、そのために自身の方針を変えることには抵抗を感じるのです

それがたとえ誤っていも。

「生きかたの見直し」これが、「親が変われば子は変わる」の真意です。





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よりそい

先日のある相談者の話。

「親があれこれ心配して、色んな施設を本人に紹介してもなかなか自分から行こうとしない」

何度も何度もこういったことを繰り返し、疲弊しているご様子がよくうかがえました。

しかし、これは当たり前のことです。

「病院に行こう」「カウンセリングを受けてみない?」「合宿に参加してみない?」

なぜこれでは本人達が動かないと思いますか?

よりそいが全くないからです。

本人達の状況に対する理解がないからです。

親は、一応の促しをしたことで、親としてやることはやったという安心感を得ようとしてしまいがちです。

その結果がどうあれ、何もしていないわけではないのだと。あとは本人の意識だからと。

自分の状況が分からず、知らされた施設がどういう場所かも知らず、カウンセリングなど受けた経験

もない子に何を判断させようとしているのでしょう。

本人にとって、何が問題で、何が必要で、どこにそれがあるのかを明確に示せなければ、判断の

しようがありません。

よりそうためには、相手の立場に立ってみる、相手の身になってみるという姿勢が必要です。

自分がどういう促しをされたら動きたい気持ちになるのかを考えてみましょう。

最初の相談の席にしゃにむに本人を連れてきたがる親御さんも少なくないです。

「子どもは連れてこれないんですがよろしいでしょうか?」

これもまた、よりそいに欠けています。

親を横にして何を話させようと考えているのでしょう。また、わが子を横にして、全て聞かせよう

とでも考えておられるのでしょうか。

連れてこれなくていいんです。連れて来ない方がいいんです。

よりそえばその理由はわかるはずです。

 

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