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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 家族問題 17ページ目

環境・条件を整える

現在、私が定期的に訪問しているご家庭が二軒ほどあります。

もちろん最初の相談時には、ほとんどのご家庭が当事者の青年たちは動けない状態の中での

スタートなんですが、当協会の場合、ほとんどの青年たちが自分の意志で出てまいります。

 

それは、本人たちも好き好んでひきこもっていないということ。

できるものなら普通に過ごしたいと思っているから。

だから、動き出せる理由を与えてあげることで、自然動けるようになるのです

 

それでも動けない場合のみ、直接自宅への訪問をかけます。

でもその数は、圧倒的に少ないのです。

 

その中でよく「うちの子は頑固ですみません。」と恐縮される親御さんがおられます。

「親が言っても、どうにもなりません」と。

親御さんたちは、わが子の意思を直接的に変えようとしてしまっています。そして、それが出来ない

ことで悩んでいます。「何故学校へ行ってくれない。働いてくれない」と。

言っても聞いてくれない。だから結局何もしないで長期化していっています。

 

他人の意思を自分の思うように変えることは、原則無理なことです

人間の行動は、環境・条件によって、変わってくるものです。

特に人間関係における行動は、相手の姿勢・態度によって大きく変化します。

わが子をより良い方向へ促すためには、そちらへ導くための水路を作る必要があります。言わば、

条件づくりです。環境・条件を整えていくことで、しむけていくわけです。

そのためには、戦略・戦術と絶え間ない創意工夫が必要です。

「言ってもしませんから」これではあまりにも知恵が無さ過ぎる。

 

先ず親自身の言動と、姿勢・態度の見直しが必要です。説教で動かそうとしていないか。言行一致

しているか。

「愛情や真心こそ大切では?」という声もあります。しかし、知恵のない愛情は、目が曇り、子どもを

主体性や自立心を欠いた人間に育ててしまいます。もちろん、愛情のない知恵は、子どもから感情を

奪ってしまいます。愛情と知恵をもって、より良い状態にしていくために、環境・条件を整えていくこと

が、子どもに気づきと自覚を促し、成長させていけるのです。

 

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2月05日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  2月04日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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力強い青年たちの言葉

今日「ゆにわの会」を行いました。

今回はサプライズで、親御さま方に内緒で青年たちを招待しました。

5人の30代の男性たちです。

自分の親、そして他の親御さんたちの前で、それぞれの心もようを語ってくれました。

 

当協会に最初に訪れた時のこと。最大の緊張です。

自分の中でそれぞれに心の整理をし、勇気をふりしぼってやってきたこと。

カウンセリングに通いながら、少しずつ現れた心の変化。

家族への感謝、これからの目標。

 

初めての経験で、手元にメモを携えてきたものの、話す時になったら手元を見る余裕もなく、思う

ままに一所懸命話してくれました。

見事でした。

 

多数の親御さんの前で心の内を話すことはもちろんのこと、自分の親の前でというのは、かなりの

緊張だったと思うのですが、皆はっきりとした口調で、素直な気持ちを吐露してくれました。

終わって、それぞれの親子ががっちりと握手をして、互いをねぎらい、励ましあいました。

 

五人の青年たちは、皆それまでの苦悩のトンネルから脱し、互いが次のステップアップへ向かう、

友人、同士です。

親御さま方も、友人が横に並ぶわが子の姿にとてもうれしそうでした。

 

この青年たちも、決して短くない期間動けずにいました。

しかし、誰一人私は、自宅にまで訪問していません。

皆自分の意志で当協会を訪れたのです。

 

なぜそれができたと思いますか?

親御さんが動いたからです

わが子の状態を、しっかり理解しようと努めたからです。

理解していけば、親として何をすべきなのかが、見えてきます。

わが子の心の痛みの意味が見えてきます。

 

真摯に現実に向き合った親子は、必ず前へ歩めるようになるのです。

 

接客業のバイトをしている青年がいます

営業職を探している青年がいます

 

自分の心にかかっていたくもりを払いのけたら、本来の自分の可能性に気づけるんです

ひきこもりは病気だから医者しか治せない

10年もひきこもっていたら、もうあきらめるしかない

 

家族が現実から目をそらし、逃げていてはもうそれまでです

 

どれだけ多くの普通の子どもたちが、病人にしたてられてしまったことでしょう。

明日にでも脱することができる子が、飛び出す機会を奪われてしまっているでしょうか。

 

時折、当事者本人からのSOSがあります。

しかし、当協会までたどり着くことが出来ないケースは少なくありません。

なぜか。

両親の理解、協力が得られないからです

 

ただの甘え、ただのひきこもり。自分で動けば(働けば)いいだけのこと。

手助けするも何もない。

誰でも嫌なことを我慢して生きている。

我慢から逃げるやつは弱い人間だ

 

我慢に我慢を重ねて、もう我慢できなくなって倒れてしまったことに気づいてあげてください。

 

何ものかに挑戦するために必要な勇気は、理解者や応援者がいるからこそ出てくるものです。

青年たちは、それが親であるはずだということを疑っていなかったのですよ。

それに気づけていましたか?

  

 

 

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社会資源としていま私たちにこそできること Ⅳ

どういうことでも組織が大きくなっていくと、いいも悪いも影響力が出てきます。

そして、当然ながら組織の先導役の意思が組織の動きに反映していきます。 
 

ある家族会の機関紙にこういう表現がありました。

 

“引きこもりの七~八割に惹起・増幅する病理への抜本的対策”

提言として

引きこもりを形態としてとらえると「世間体」が悪く隠しそのことに因り、内在化させ深め、エンドレス

の悪循環に陥る。

身体で例えれば“肺炎”だよと病状と割り切り解釈すれば「世間体」も悪くなく、病気なのだから、施療

に取組み回復へ向かい、中間施設や社会参加への道が開かれる。これが欧米での世界標準のやり

だ。日本の全関係者もそろそろ腹をククッテ行こう!」とありました。

 

この組織は、団体名自体に病名をつけているだけに、設立当初から、その動きには一抹の不安を

感じていましたが、とうとうその不安が現実化してしまったようです。

“急がれる世界標準(医療)の基本導入をも!”

“米国、英国、オーストラリアの先進対策”
 

 

<引きこもりの七~八割に惹起・増幅する病理>が本当であれば、何故医者でもない私の所に来る

長期ひきこもり(中には、家庭内暴力も有ります)の青年たちのほとんどが、薬も服用せず(あたりまえ

ですが)、周囲とのコミュニションを回復していくのでしょうか。

 

世界標準、先進対策とは何なのでしょう。

米国では、18歳以上の女性の10%、男性の4%が抗うつ剤を服用しているそうですが、FDA(米食品

医薬品局)の報告では、抗うつ剤が自殺衝動を強めるとして、薬の添付文書に強い警告を表示する

よう指示しているそうです。
 

 

親の世間体のために、病気でないわが子を病人にしてしまうという親の姿勢をこの団体は、

どう受け止めているのでしょう。

<日本の全関係者もそろそろ腹をククッテ行こう!>と言っていますが、腹のくくり方を間違っておら

れるようです。

 

先の提言は、「病状と割り切り解釈する」のではなく、ひきこもるという行為が、家族病理の症状

とらえるべきなのです。

風邪をひいて咳きが出る。

その咳きを止めるのではなく、風邪を治すことが原因療法です

 


私の講演や講座には、行政、民間の支援活動しておられる方の参加も少なくないですが、先日もある

講座受講者(支援従事者)から、

多くが病気といった考えがあり、自身も違和感を感じています。

そうではないということを伝えていく方法はないのでしょうか」というご意見がありました。

「だからこそ、私はこういう講座(家族援護士養成講座)や講演会を主催し、啓蒙活動をしている

のです。」とお答えしました。

 

各種アディクション(嗜癖)の当事者たちの自助クループは、医療で改善されなかった重篤な依存症が

改善されたりというような目覚しい成果があるのですが、本来その自助グループであるはずのひきこ

もり家族会の多くは、その改善を逆に妨げてしまっているように感じています。

 

だからこそ、これまで当協会が運営しているSHG(自助グループ)である「ゆにわの会」のノウハウを

活かして、ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉を行っていかなければと考えるに至ったの

です。詳細は、トピックスhttps://www.interbrain.co.jp/topics/2009/01/post-3.phpをご覧ください

 

 

この団体は、全国的な組織であるだけに、大変脅威を感じます。

今後は、家族援護士の皆さんと共に、より強く警鐘を鳴らしていかなければと思います。

 

 

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社会資源としていま私たちにこそできること Ⅲ

オバマ米新大統領が20日就任演説を行いました。

皆さんも聞かれたことと思います。

よその国のこととはいえ、何かこちらも勇気をもらえるすばらしい演説でした。

世界の経済不況と争いが一日も早く解決されればと祈るばかりです。

 

演説の中で心に残った言葉がありました。

新たな責任の時代」です。

 

当協会では、家族問題の解決のための姿勢として、二つのことをあげています。

〈一切感謝〉〈自己責任〉です。

 

要旨だけを述べますと、

〈一切感謝〉ができると現状を受容できます。

不足や不満だけを感じていれば、目をそらしがちになります。

現状をありのままに観察し、そこから与えられたもの(恵み)を感じ取ることができれば、自ずと感謝

の気持ちが生じます。

不登校やひきこもりといったわが子のメッセージから与えられたものを読み取ってください。

 

〈自己責任〉というのは、自分の後始末は自分ですることです。

それは他人に尻拭いをさせないことです。

ですから必ず義務が関係してきます。

親としての義務は、養育教育があります。

 

「養育」によりわが子を安全にし、「教育」により安定を与えます。

そして二つがそろうことで、安心が得られるのです。

また、わが子に安全安定安心を与えることが親の義務とも言えます。

 

はたせなかった義務の後始末を他者やわが子にさせてしまっていないでしょうか。

母性がはたすべきこと、父性がはたすべきことがなおざりにされ、夫が妻を、妻が夫を互いに責め

あっていませんか?

互いが責めあうのではなく、自己反省し、許しあい、補いあえば、無益ないさかいをすることもないの

です。

 

自分の中で、自分の代でおさめておかなければならなかったものを、わが子に引き継ぎ、持ち越して

しまったものはありませんか?

自分が満たされず、埋め合わせが未だできないている心の隙間を、わが子を思うままにすることで、

埋めようとしていませんか? 

愛すことよりも、わが子から愛されたいと思っていませんか?

 

それらはすべて、自己責任をはたしていないことです

 

オバマ新大統領は、「国民の信念と決意が、国が頼りとするところだ」と述べました。

信念決意

これは、行動を起こし、成果を出すために必要なことです

 

そんなことぐらい分かっている!

よく聞く言葉です。

分かっているつもりでも、行動が伴っていなければ分かっていないのと同じです。

本当にわが子に寄り添い、わが子の苦悩を除き、現状を改善しようと決意(腹くくり)ができてこそ、

様ざまな障害にもあきらめず、家族の絆の再生をやり遂げるのです。

 

私たちは、これまでの支援実績から、ひきこもる当事者たちの声を翻訳して、家族に伝えることができ

ます。

そのことで、今わが家に何が起こっているのかを知ることが出来、何の責任をはたすべきなのかが

分かってきます。もちろん、それからもとても困難な道のりが待っています。

 

しかし、オバマ新大統領の言葉にもありました。

われわれが、自身に、国に、世界に、喜んで義務を持つという認識、困難な任務に身をささ

げるほど精神を満足させるものはないとしっかりと認識することだ

と。

私たちも信念をもって、社会的ミッションと心得て、支援活動を続けていこうと決意を新たにしました。

 

 

 

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引きこもり打開したい

年が明け早々に傷ましい事件が起こりました。

昨日、千葉県市川市欠真間(かけまま)で、17歳の通信制高校一年が父親を刺し殺した事件です。

調べに対し、この少年は「引きこもりを打開したくて刺した」と供述しているとのこと。

 

中1の後半から不登校だったそうですが、昨日のTVニュースでは、小学生のころは、明るくクラスの

人気者だったと報じられていたようです。

今朝の新聞には、事件前日にインターネットの掲示板に本人と思われる書き込みがあったと記されて

いました。 内容は、

 

愛する父を殺そうと思っています

明日にはすべて結果が出る

これは一時的な衝動。人間としては決して父を嫌ってはいない。いや嫌ってはいるけれど

 

以前のブログhttps://www.interbrain.co.jp/blog/2008/11/post-64.phpで、私は、芹沢俊介氏の

「引きこもるという情熱」の中で、氏が引きこもりの失敗と称して、自らが主張する「正しい引きこもり

ができなかったら、凶悪犯罪者にもなってしまうといくつかの事件を引き合いに出し述べていることに

対して、一部のメディアや氏のような評論家たちが、ひきこもり=犯罪者予備軍といった誤ったイメージを

社会に与えていることに強い憤りを感じるということを述べました。

 

また、https://www.interbrain.co.jp/blog/2008/11/post-65.php で私は、昨年3月に岡山駅のホーム

であった18歳の少年による突き落とし事件にふれ、少年と父親との関係が事件を誘引したことについ

て述べました。

 

今回のケースでも、少しずつ詳細が明らかになっていくでしょうが、事件の当事者がたまたま不登校や

ひきこもりであったということで、不登校、ひきこもりが、事件を起こし易いといったことではまったくあり

ません。

 

しかし現実には、こういった事件が報道されると、「下手に本人に説教したり、刺激するのは良くない

から、黙ってほっておいた方がいい」といった軽薄な考えに至ってしまうことも少なくないようです。

 

先のhttps://www.interbrain.co.jp/blog/2008/11/post-64.php で私は、ただ待つことは、問題の

見送先送りにしか過ぎないことをお話ししました。

これはかえって、事態を深刻化させ、結果的にこのような事件を誘発させることになりかねません。

今回の少年が言っているように、まさに衝動的にです。

 

少年は、「人間としては決して父を嫌ってはいない」と記述していますが、

「決して父を嫌ってはいけない」という意味が込められているような気がします。

その後に「いや嫌ってはいるけれど」とあるからです。

愛する父」とも言っています。

 

ニュースでも、父親とは決して仲が悪かったわけではなかったように報じられていました。

「嫌ってはいけない」と思えるほど、父親に対して感謝や慕っていたところがあったのではないでしょう

か。

その一方で、うとましく思えるところがあったのでしょう。

岡山の事件の少年のような、父親への信頼感の裏返しだったかも知れません。

 

今回の少年は、引きこもりを打開したいことを動機として述べています。

であれば、この父親が引きこもりから抜け出せない理由になっていた可能性があります

 

父親が抜け出せない理由に?

怪訝に思われた方も多いかも知れません。

 

しかし、実は“ひきこもり”という現象は、親と子の共同作業によって長期化するのです。

つまり、わが子がひきこもり、「思うようにならない」「親亡き後この子はどうなるだろうか・・・」と苦慮し

いる親自身が、長期化に一役も二役もかっているということなのです

 

かねての支援活動の中でも、第三者の介入が始まり、まさに本人に変化が現れだしたとき、親がその

変化を留めようと障壁になる場合があります。

これをオートパイロット現象と言います。

ひきこもりの状態から変化が始まろうとすると、これまでのひきこもりの元の状態に自動的に戻そうと

してしまう現象です。

 

わが子がひきこもっていることがあたりまえ自然な普通の状態となってしまっているのです。

そこから外れると自動操縦(オートパイロット)で元に戻すのです。

もちろん、親にはその自覚はありません。

だからこそ、怖いのです。

 

 

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新年あけましておめでとうございます。

年が明け、今年もゆったりと正月休みを過ごすことができました。

長女、二女は、休みもなく仕事でしたので、末娘を連れ実家の熊本へ帰りました。

今年は、3月に長女夫婦が自宅のすぐそば(徒歩一分)に引っ越してきます。

どうやら40代で孫ができそうです。

3月には父の七回忌。

不思議なもので、長女も結婚、自立してからの方が心理的により近くに感じます。

家内も娘の嫁入り道具を買い揃える時とても楽しそうでしたし、今は婿と一緒に遊びに来た時、とても

うれしそうにしています。私もなんとなく楽しみにしている自分を感じています。

父も離れて暮らしていましたが、亡くなってからがより近くに感じることがあります。

おかしなものです。

そばにいる時には気づけず、離れてこそ分かることがあるようですね。

人間の「間」というものは不可思議なものです。

今年も現場からの様ざまな様子を書き綴っていきたいと思います。

 

 

 

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不登校・ひきこもりの解決とは?

私共のような施設に対して、どういった支援をしてもらえるのかといった質問があります。

恐らく、この質問の裏には、「学校に戻してくれるのか」「部屋から出してくれるのか」「就職を見つけて

くれるのか」といった期待が含まれていると思います。

それに応えることを目的としている支援施設もあるでしょう。

「あたりまえではないか」と思うかも知れませんね。

しかし、私共は、それはプロセスの通過点ととらえています。

 

学校に戻す、部屋から引き出すを解決したと見なしてしまうことは、とても危険なことです

本人なりの何事かの理由があってその状態になっているわけですから、その理由を解決しない限り、

たとえ表面上学校に戻ったり、外出できても問題は残されています。

 

機能不全家族の定義には、「家族機能が適切にはたらかず、問題解決能力が低いので、家族の

発達的、状況的危機に際して、的確な対応ができない家族」とあり、いくつかあるその特徴の中には、

家族の問題を解決するためのコミュニケーション・スキルが劣っている〉〈家族に他人が入り込むこ

とへの抵抗感が強く、地域・社会、友人などとのかかわりが少なく、閉鎖的で孤立している。家族が

危機的状況に直面した際、周囲から支援が受けにくい〉といったものがあげられています。

 

最も感じることが、問題解決能力ということです。

解決以前に、何が問題かという状況把握からが十分でありません。

このことは何も当事者家族だけではなく、「引き出し人」と言われている支援者側にも見られることも

あります。

だから、まさに引き出すことに懸命になるのでしょう。

 

私たちは、どれらの問題が複合的にあいまってその状態を導いてしまっているのかを探っていきます。

けっしてどの家庭もひとつきりではありません。あたりまえの話であり、逆に問題のない家庭などあり

得ないでしょう。

もし、「わが家には何も問題なし」と思っている家は、地下のマグマがその出口を見つけて勢いよく噴出

すのを気づかずにゆったり過ごしているようなものです。

 

どういった問題が先ずあるかを端的に知る方法があります。

それは、わが子の不登校、ひきこもりを前にして、解決のために家族の一致協力がはかられているか

を見てみるといいのです。

必ずといっていいほど、足並みが揃っていません。両親間にもかなりの温度差があります。

この辺りがより本質的な問題であり、改善要素なのです。言ってみれば、ここが子どもの不登校、

ひきこもりを誘引したようなものです。

 

私共が支援していく過程では、先ず当事者本人以外での不具合を調整していくことから始める場合も

少なくありません。

目の前の状態を受け入れられず、親の方が情緒不安定となり、子どもに対して適正な対応ができない

状態にある場合があります。ある時はうつ。ある時はPTSD(心的外傷後ストレス障害)といった状態の

時もあります。重度の共依存状態で、支援の妨げになる場合もあります。

こういった場合は、先にこれらの問題を解決していくことから始めなければなりません。

 

不登校、ひきこもり・ニートの解決のためには、「問題を解決していく」といった視点が重要です。

単に傷ついた心を癒していって、元気を回復させるという考え方では、長期化していくだけです。

ましてや、「出口の見えない病気、障害だからあきらめるしかない」といった考えは、断じて持っては

ならぬと私は思っています。

この世にかけがえのない存在として生まれてきた子どもたちの、その生きている意味、尊厳性を失わ

せることは誰であっても許されるものではありません

漠然とした問題を整理し、具体的にひとつひとつ解決していくのです。

子どもたちから投げけられた問題を読み解き、囚われた価値観を解放していくことで、家族再生、人生

の取り戻しがかなっていくのです。

 

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『たけしの日本教育白書』から

先日テレビ番組で『たけしの日本教育白書』がありましたが、ご覧になった方も多かったと思います。

かなり長時間の番組でしたので、ビデオに録画しておいたものをようやく観ることができました。

 

その中で、今年3月に岡山駅のホームであった18歳の少年による突き落とし事件が取り上げられて

いました。列車を待っていた38歳の男性が、突然背中を押され線路上に転落。列車にはねられ死亡

したという事件です。

 

番組では、加害者少年の父親のインタビューと、事件後その父親に宛てられた少年からの数十通の

手紙が公開されていました。

 

その中で印象に残った箇所を考えてみます。

この少年が事件の動機、きっかけになったのは、父親のある言葉だったと述べていました。

もう頑張らんで、できるところからやったら

この言葉に対して少年は、「お父さんにとってはなにげないことだったかも知れないけど、俺は

傷ついた。これが一番痛い言葉だった」と述懐しています。

恐らく視聴者の多くが、「これぐらいのことで何を傷つくのだろう?」と感じたことと思います。

ここで大切なことは、その言葉が誰から発せられ、言葉を受けた者にとって何を意味していたかなの

です。

少年は、「間違いなく見放す言葉だった」と述べています。

 

私は何を頑張ってきたのか。お父さんは何を見てたんですか?

「『勝手に自分の好きな所(会社)を選んで、きたえろと言われた時、本当に孤独になってしま

った。唯一のつながりだったお父さんとの関係を絶たれて、何もすがるもののない自分は

どうすれば・・・・・

だからやけを起こした

 

少年の言葉からも分かるように、少年と父親の関係は決して悪くなかった。

少年は小学校から中学校にかけていじめにあっていたようです。そのため、父親は少年を守るため

に外で遊ばせず、ゲームを与え過保護になっていた。

少年は「お父さんが友だちより好きだった」と言っていたそうですから、よほど頼りにしていたので

しょう。

 

その父親から、見放されたと感じたのですから、絶望以外のなにものでもありません。

少年は勉強ができる「よい子」だったようですが、自分をクズ、ゴミと言い「12歳で置いてきたもの

がある。勇気というものを置いてきた。とりえが必要だった。誰かに必要とされる。だから

大学に行く」と進学の希望をもっていました。

しかし、経済的理由から大学進学を断念せざるを得ず、自暴自棄になってしまったのでしょう。

 

なぜ勉強を頑張っていたのか。大学へ進みたかったのか。

父親は気づくことができなかったのです。

 

不登校、ひきこもりの青少年たちもいじめを経験した者が少なくありません。

いじめは周囲から疎外され、人間の尊厳性を揺るがされる体験です。

自分が周囲から求められて(愛されて)いないと思い込まされた人間は、自身を肯定することができな

くなります。人や社会に怯え、身を潜める生き方を選びます

人を殺せば刑務所に行ける

少年にとっての居場所は、そこにしかなかったのでしょうか。

 

お父さん、お母さん、私の変わるべきところは有りますか?教えてください」と少年は結んでい

ました。

 

 

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子育てにとっての父親とは?

家庭の中での「父親不在」と言われて久しいですが、相談業務、支援活動を行っている中での実情を

お話しましょう。

講座・講演会、相談窓口に尋ねてこられるのはほとんどが母親です。

極端な場合、最初の相談から、第三者介入を始め、問題解決に至るまで、一度も顔を出さないといっ

た父親もいます。

母親からの相談を受けていて、時折涙を流したり、解決行動が鈍かったりする場合、あらかた父親(夫)

の無理解、非協力が背景にあります。子育てにおいての孤立感を感じているのです。

「なぜ私だけが・・・」「この子はあなたの子でもあるのですよ」

子育ては母親の仕事でしょうか? 

子育てには養育教育があります。

父親たちの言動を聞いていますと、家族のために働いて生活の糧さえ与えていれば役割を果たして

いると思っていることが多いようです。

誰のお蔭で食っていけてると思っているんだっ!」という言葉にそれが端的に表れています。

しかし、『人はパンのみにて生くるにあらず

精神的な飢えを与えないことと、教育が必要なのです。

父親が担う教育とは何でしょう。

社会の中で活躍している立場としては、社会に適応できる人間になるための教育、社会へ踏み出す

勇気を与える教育、大人に成長できる教育などが、父親なればこそというものだと思われます。

社会の「厳しさ」を教えることは大切ですが、「厳しさ」はイコール苦悩ではありません。

苦労はあっても、それがそのまま苦痛や不快ではないんだということを教えなければなりません。

ですが、ただただ社会は辛くて苦しいと言わんばかりの表情を家庭で見せている父親がいるようです。

「厳しさ」の一つは、「人生ままならない。思う通りにいかないこともある」ということです。

耐えること、我慢することを教えていなければ、こらえ性のない子に育ってしまいます。求めるものを何

でも与え、好きなだけゲームもさせるといった関わり方では、思うに任せない時、常に不平不満を言

い、動かなくなります。

大人に成長するということは、好き嫌いで動くのではなく、必要性で動けるようになるということ

もあります。いやでも、必要とあらば動くことです。

思う通りにいかない時は、創意工夫です。「どうやったら、より成果をだせるか

そう考えれば、ゲーム感覚で取り組めます。

厳しくとも、思い煩うのではなく、その過程を楽しめます。心地よい疲れもあることを教えるべきです。

将来に向かって夢と希望を抱き、社会という荒波に挑戦していける姿勢を身につけさせることが大切

です。

社会への適応は、人とのおつきあいが中心になりますが、わが子とのおつきあいが十分にないようで

す。「わが子とのコミュニケーションの取り方が分からない」と言う父親も少なくありません。

中には「父親というものは、やたらしゃべらないものだ」と自己納得している場合もあります。

営業職や接客業をしている父親でも、仕事上のお客様へのおもてなしはできても、家族へのおもてな

しが出来ておらず、気づかないところでクレームがあがっています。

社会生活は「立場」と「立場」のおつきあいです。相手の立場への共感能力が求められます。

共感能力を育てられてこそ“おもてなし”ができるようになります。

そして、父親の役割として最も大切なことは、家族を安心させることです。

家庭の運営最高責任者として、舵取りを間違わないようにしていくことが担うべき最大の役務ではない

でしょうか。海図も羅針盤も船員を気遣う船長もいなければ、船員(家族)は皆途方に暮れます。

 

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熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
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不登校、ひきこもり~明と暗

25歳の青年からのうれしい報告です。

来春定時制高校を卒業し、就職も内定をもらいました。

高校2年から不登校が始まりやがて退学、ここに至るまで幾多の試練を家族で乗り越えてきました。

昨晩、自宅へ訪問しました。

ご両親は、全てのガラスが割られた戸、幾つもの穴の開いたフスマや壁をあえてそのままに残しておら

れました。親子で自戒するためだそうです。

幾度と無く親子の衝突もありました。部屋へ閉じこもり会話もほとんどない時期もありました。

今回の訪問は実は初めての訪問でした。

定時制高校に入学する前からこの青年とは関わっています。当協会の支援法では、ほとんどのケース

で、自宅へ訪問しないで当事者たちが動き出します。それはご家族が動くからです。

青年たちの心の傷(家族トラウマ)、痛みへの共感、理解を徹底するからです。

不登校、ひきこもりを病気や障害としてしまう傾向がまだまだあります。

「子どもを信じて黙って見守る」「病気だから治療しかない」と考えるのは、一番楽な方法です。

楽をしますから、もちろん事態の改善ははかれず、より深刻化します。

現実から目をそらさず、真正面からわが子と向き合った親だからこそ、その苦悩の何倍もの喜びを得

られるのです。

この親子も本来の親子の絆を取り戻しました。

定時制高校に入学してからは、無遅刻、無欠席、生徒会活動と早朝からのアルバイトを両立させて

います。荒れていた時期からは想像もつかないような成長ぶりです。これが本来の彼の姿なので

しょう。

ある30代後半の青年のご家族からも、雇用先からの契約継続が確定したという連絡が入りました。

このまま正社員登用になってくれればと、ご家族と共に祈るところです。

この母親も、病気、障害として福祉の生活援助を期待するというあり方に納得できず、最後まであきら

めず、わが子と向き合った結果、互いの自立の喜びを味わうことができました。

人は社会的な生き物です。社会は共生共存共栄の世界です。互いが助け合い、支えあう世界

です。社会の中で他者と関わり合い、他者と違う独自性を自覚しながら、役に立っている、必要とされ

ているという実感を得、そして人を愛すことができてこそ生きていることに喜び、感謝を感じられるので

す。

本当の病気、障害(現実は非常にまれ)でない限り、適切な親御さんの関わり方があれば、ほとんどが

本来のその子の状態に回復します。決してあきらめないでください。

絆は気綱です。母体と胎児がへその緒でつながっているように、結んだ、つないだ気(心)の綱をほどか

ないでいてほしいのです。

 

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