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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 教育 12ページ目

両輪がそろわない

先日テレビを観ていると、「婚活」ならぬ「離活」といったものがあるそうです。

離婚のための活動のことです。

 

 

熟年離婚という言葉も一時流行りましたが、あまり流行ってほしくない言葉ですが、現実は身近でも

実際に聞かれます。

私自身ご相談者に「離婚されたらどうですか?」と口に出したことも実はございます。

ほとんどは母親に対してです。

 

 

相談の場に訪れるのは、ほとんどが母親です。

仕事があるなしではなく、日曜日でさえ父親が来られないことが大半です。

「ウチだけでしょうねぇ、主人が一緒に来てくれないのは・・・・」と嘆かれますが、「いえっ、ほとんど

です」とお答えしています。

講演や親の会でも父親の参加はめずらしく、父親へのグチで花が咲く(笑)場合もあります。

 

 

何がそうさせているのでしょうか。

よく聞かれるのが、「子育てはオマエ(母親)に任せていたんだから、オマエの責任だ」という言葉

です。

 

 

わが子を育てていくことを母親のみに任せるということはどういう意味なのでしょう。

その子の親として、その父親は何を親の役目と心得ておられるのでしょうか。

もしかして、働いて生活の糧を得ていくことで、務めを果たしているとでも思っていらっしゃるので

しょうか。

 

 

そう言えば、「誰のお蔭で食っていけてると思うんだ」という言葉も時おり聞かれます。

まっ、最近は「あなたの稼ぎが少ないから苦労するんでしょう」と恐妻からバカにされ、ひそかに離活

始める夫も増えてきているともれ聞くに及んでいますが(笑)。

 

 

それはさておき、先のような発言を平気でする父親は、「人はパンのみにて生くるにあらず」という

ことをご存知ないのでしょう。

わが子は金魚とは違います。

鉢に餌を放り込むだけでは、健全に育たないのです。

 

 

犬だって躾が必要です。

まして最愛のわが子、かけがえのないわが子に食事を供しているだけで、親としての務めを果たせ

ていると勘違いしていては、離活の対象となってしまいかねません。

 

 

ある心理療法家が「躾は、人生の受難を減らす方法である」と述べています。

言い得て妙です。

 

 

親の責任として、養育はもとより教育が必要です。

ヒトは教育によって人間と成っていくのです。

 

 

わが子の不登校やひきこもりに向き合えないタイプの父親に多いのは、家族に対して支配的な父親

他者(家族も含む)に関心をもてない父親のようです。

 

 

支配的な父親は、家族をコントロールしたがります

コントロールすることで、安心を得ようとしています。

それだけ情緒的に安定できないものを抱えている場合があります。

 

 

例えば、父親自身が自分の父親から安心を与えてもらえていなかったようなことです。

他をコントロールすることでしか自分を立てていられないのです。

 

 

また、関心を他に向けられないタイプの父親は、わが子との距離感をもてないままになっています

わが子に対しての厳しさや優しさの感覚が分からないでいるのです。

わが子との距離が近づき過ぎると、厳しさが威圧的となり、優しさがおもねるようなものになります。

距離が離れすぎれば、当然関心がおよびません。

 

 

このタイプの父親は、自身の親との間に身体的、情緒的スキンシップ、交流があまりなされていない

ことが多いようです。

無関心(ネグレクト)は、虐待とも位置づけられているほどです。

 

 

支配されたり、関心をはらわれなかった子どもたちは、自尊心自己信頼感が育っておらず、数々

の人生の受難に遭遇しています。

 

 

適切な躾(人生の受難を減らす方法)を与えられなかった子どもたちは、大海も知らず、金魚鉢の

ような狭い世界でしか生きられなくなってしまいます

 

 

ひきこもりの多くが男性ですが、その青年たちからの話に父親のことが多いことを知ってもらいたい

ものです。

母親をなじる父親に対して、「なぜまだ分からないんだ。アンタ(父親)のせいで俺はこうなったんだ

と罵倒した青年もいました。

 

 

青年たちは父親も求めています。

いや、父親を求めています。

自身の非を潔く認めて、詫びることのできる父親

適切に認めて、肯定してくれる父親

家族の精神的支えという意味でのリーダーシップを取れる父親を待ち望んでいます。

 

 

世のお父さま方、是非気がついてあげてください。

お願いします。

 

 

 

 

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自然と共に生きる

昨夜は満月でした。

月に限らず、朝日や夕日を観ると何か落ち着きます。

 

 

しかし、同じ月でも所が変われば狼に変身します。

かのマイケル・ジャクソンもスリラーのPV映像の中で、狼に変身していました。

日本は、お団子を供え、手を合わせます。

他国の人から見たらどう感じられるのでしょうね。

 

 

大分前に読んだ藤原正彦氏の『国家の品格』という本の中で著者は、こういった日本人の特質を

論じています。

 

 

論理だけでは世界は破綻するといった自説の中で、論理の出発点を正しく選ぶために必要なものは、

日本人のもつ美しい「情緒」や伝統に由来する「形」であると述べています。 

その中でも、自然に対する繊細な感受性をあげ、取分け、虫の音を楽しむことは、欧米はもとより、

中国や韓国にもない習慣だということを紹介しています。 

 

 

以前角田忠信教授の『日本人の脳』で、日本人の脳は、情動の働きが左脳(言語脳)で扱われ、自然

界の音(虫の音、川のせせらぎ等)なども外国人と違い、左脳で処理することを読んだことがあります。

これによって、俳句や短歌などの文化も生まれたのでしょう。

 

 

四季のはっきりとした環境に暮らす日本人は、自然に対する畏怖心や跪く心をもち、自然と共生する

生き方を行ってきた民族です

 

 

近代は、生活そのものが欧米化し、このような日本人が誇るべきものが失われていっているようです。

当協会では、前回お話ししたように『生かされている命に支えられて生きている自覚(エコロジー)を

信条とし、それなしでは存在しえないものへの感謝を基とした生き方』を指導理念としています。

 

 

バックボーン(精神的支柱)という言葉がありますが、現代の家庭の中には、精神的大黒柱

失われているような気がしてなりません。

 

 

現在、来年1月、2月に実施される福岡県の事業~青少年の健全育成サポーターが手をつなぐ~

がんばれ!「ふくおかっ子応援団」フォーラムの準備を進めておりますが、福岡県の少年非行は

全国的にも高水準です。

子どもたちの心の荒廃は、家庭が源です。

 

 

フォーラムの分科会の中で、どういう家庭の状況から不登校やひきこもりが起こってしまうのかを

元当事者の親御さんたち自らが演じる事例劇https://www.interbrain.co.jp/lecture/を公演する

予定です。

 

 

今こそ、自然と共生してきた日本人本来の感性を呼び起こし、生命を中心においた心の教育が必要

な気がしてなりません。

 

 

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見えないものを観る眼を養うためには

わが子の痛みに寄り添えるためには、「見えないものを観る眼」が求められます。 

心は臓器ではありませんので、見えません。

生理学的に脳を解剖したからとて、子どもが感じている心の痛みをそこに発見することはできません。

だからこそ、見えるものだけしか認識しない態度では、痛みに共感できようはずがありません。 

 

 

観るであって見る でないのは、見るは感覚器官のが見ているだけで、意志がなければ見えてい

ません。

観るは、心ので観ているのです。

「見えないものを観る」というのは、背景から読み取っていく観察洞察していくということです。

 

 

観音さまがありますね。

観音というのは、観世音菩薩の略です。

世音(衆生の声)を観て(聴いて)救済する仏さまのことです。

大慈大悲の妙智力といって、慈悲(母心)の象徴です。

 

 

学校に行っていないことや働いていないことだけを見て

「いいかげんにしなさい!心配かけないで!」ではなく、わが子の声無き声を読み取っていくのです。

 

 

「見えないものを観る眼」を育てることができる魔法の言葉をお教えしましょう。

お蔭さまで、ありがとうございます」です。

 お蔭さまというのが、背景(に居る人たち、諸条件、環境)です。

 

 

私たちは、見えないところの多くのものから支えられ生きています。

それらのすべてに感謝し、決して一人では生きてはいけないことの自覚が大切です。

「お蔭さまで、ありがとうございます」とかねてから口に出す習慣をもっていますと、自然と見えない

背景にまで心を配る姿勢が身につきます。

 

 

私がこの言葉を提唱しているもう一つの理由は、ストレス学説を提唱したカナダのハンス・セリエ

博士が、ストレスに克つ方法として、「それは東洋の感謝の原理です」と述べたことに起因します。

日本流で言えば、これが“お蔭さま”の思想なのです。

 

 

生かされている生命に支えられて生きていることへの感謝(エコロジー)をベースに、あたりまえの

ことをも与えられた恵みと感謝できる心性、即ち人間だけが持ち得る“霊性”というまさに人間らしさを

発揮し得れば、ひきこもりのみならず、現代人の心の荒廃を食い止めることが出来ると確信します。

 

 

これまでの支援経験から言っても、「おかげさまです」と謙虚に感謝の気持ちをもてない。なんでも

あたりまえと思っている親御さんたちほど、子どもだけをどうにかしようとしたり、子どものゆったりと

した成長を待てず、子どもの声なき声を聞けず、「~してやったのに」という恩着せがましい愚痴が

多いようです

 

 

「愚痴」という言葉は、もともと「智に蒙昧で愚か」という意味ですが、まさに智恵が足りないから愚痴

が出るのです。

愚痴・責任転嫁・自己正当化」は、確実に状況を悪化させます。

 

 

子どもは植物のように、環境を整え、それぞれの個性を活かし育てていくものだと思います。

決して親の都合で子どもの個性を埋没させてはならんのです。

循環と調和が自律的に保たれた大自然に対する謙虚さを失った人類が、地球規模の環境破壊を

招いてしまいました。

大自然の恵みを受け生かされていることへの自覚と感謝がない親御さんほど、自然の子である

わが子を思うように支配、コントロールしようとしてしまうのです。

 

 

 

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苦悩を苦労に変える

当然のことですが、わが子が立ち止まってしまい自分の殻の中に閉じこもってしまうと、どの親御さん

も疲弊しているものです。

わが子でありながら思うにまかせないいら立ちと、先の見えぬ不安から、憔悴しきっています。

無理もないことではあるのですが、どうにか少しでも緩和させることはできないでしょうか。

 

 

私共は、親御さん方に勧めていることがあります。

日々の苦悩を苦労に変えていくということをです。

苦悩」は、思い煩い、悩むことです。

まさに「煩悩」です。

そこには痛みが伴います。

 

 

苦労」は、その後に何らかの達成がありますから、きつくても辛くないのです。

では、苦悩を苦労にするためには何が必要かと言いますと、「」です。

達成すべく「志(目標)」があれば、過程での難儀はあっても、辛くはありません。

思い煩うこともないのです。

前へ歩むことにおいて、迷いがないのです。

 

 

目の前のわが子の問題を苦悩ととらえれば、痛みを伴いますので、どうしても避けようとします。

受容ができず、長期化するのです。

 

 

苦労は避けてはいけません。

苦労(手間)は、かけないと何事も成就しません。

米という字は、八十八の手間がかかるという意味があるそうです。

苗を植えただけでは、豊かな実りは得られません。

害虫を除き、雑草を刈り取るなどの手間をかけなければなりません。

 

 

子育てはまさに手間をかけずして、何の実りがあるでしょうか。

北九州、福岡、熊本のエリアでの「無償支援活動たらちねサポート」を実施している中でも感じる

のが、この苦労(手間)をいとう親御さんが少なからずおられるということです。

 

 

わが子の状態を理解し、寄り添うために学びを深め、子どもに意識づけをしていく行動をまず親から

始めることを煩わしがるのです。

わが子の問題を片付けてくれる代行屋とこちらを思っておられるのか、無償の支援でも動かない親は

動かないようです。

だからこそ、長期化するのでしょうが。

 

 

古歌にこういうものがあります。

世の中に 迷いのあるこそ 宝なれ 迷いなければ さとることなし

わが子に笑顔が消えたときこそ、わが子が元気に笑ってくれる有りがたさに気づけます。

人生には捨てるものなしです。

親としての在り方に気づかなければならないことがあるからこそ、わが子が苦悩してくれているので

そのことに気づけたとき、わが家のひきこもりが解決していくのです。

 

 

 

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責任からの逃避

ある新聞に「引きこもる大人たち」という連載があっていました。

この中に40歳の男性の事例がありました。

 

 

高校卒後、28歳で国立大へ入学したものの退学。

夜間に編入するもそこでも退学。すでに30歳を過ぎていた。

これまでにもバイトや就職も経験してきたが長くは続かず、資格勉強も現在やっているそうだが。

 

 

社会や政治の批判を延々と繰り返してきた男性は、親にも怒りの矛先を向けてきたとのこと。

大学合格がどんなに大変だったか。どうして努力を認め、ほめてくれなかったか

ここまで追い込んだのは親だ

 

 

親はそんな息子に対して、

「でることはいろいろやったけど、息子はなかなか変わらない。自分たちが育てられたように育てて

きただけなのに・・・」

「働け」と何度も厳しくしかった父親は、「神様はこういう人間もつくるんだな」と最近漏らしたとのこと。

ひきこもり家庭によく見受けられる風景です。

 

 

ここで気がついていただきたいことは、

「息子はなかなか変わらない。自分たちが育てられたように育ててきただけなのに・・・」

この「自分たちが育てられたように育ててきただけ」 ここが問題なのです。

 

 

自分が育てられてきた親の子育てを無批判に継承することは、決してよい選択とは言えません

例えば、両親のどちらかが親と早くに生死別し、係わり合いが少なく育った場合、自分自身も

子どもとの係わり合いが極端に少ない場合がよく見受けられます。

これは、生死別でなくても、肉体的にも精神的にもふれあいが少なかった場合も同じです。

 

 

子どもは親の背中を見て育つ

子どもは自然に育つものだ

これは、親の傲慢さ以外の何ものでもありません。

 

 

「自分も親とそんなに会話をしていたわけではないけど、ひきこもりなどなかった」

こういった声も当事者の親御さんからよく聞かれます。

親との情緒的交流が少なかったことなどから、成人してからの人間関係に支障をきたすことが

少なくないのですが、もちろんみんながひきこもるわけではありません。

子育てにこそ大きく影響するのです

自身の親との関係からの影響が自覚できていないのです

 

 

 また「息子はなかなか変わらない」と言っています。

これも子どもを変えるのではなく、親自身が変わる必要があります

子どもが変わってくれないとしたら、親が少しも変わっていないからです。

 

 

親自身がなかなか自分たちの側にも責任があることを認めたがりません

責任を負うことに対して、あたかも非難されていると取ってしまうからです。

 

 

「親御さんにも責任があるのですよ」と言うと、「私たちが悪いと言うんですか?」

と憤慨なされる方も少なくありません。

責任を負うべきと言っているだけで、「悪い」なんて一言も言っていないのです。

 

 

大学合格がどんなに大変だったか。どうして努力を認め、ほめてくれなかったか

ここまで追い込んだのは親だ

というのは、おそらく本音でしょう。

 

 

わが子が抱えた傷を理解しようと取り組み、痛みに寄り添うことなしに、現状に対してだけ叱責

すれば、子どもはますます自分の世界へ閉じこもります

 

 

この父親は、「神様はこういう人間もつくるんだな」とつぶやいたそうですが、責任を押し付けられた

神様もお気の毒です。

 

 

人は、他人に責任をもっていけなくなると、運やツキのせいにします。

神様までもっていっては救いようがありません。

責任から逃避し続ければ、最後には自分の人生から責任を取らされることを肝に銘じるべきです

 

 

 

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日本理化学工業

先日たまたまテレビを観ていましたところ、すばらしい企業の紹介があっていました。

日本理化学工業株式会社というところです。

 

 

この会社は、「ダストレスチョーク」の国産化に初めて成功し、唯一の文科省あっせんチョークとして

指定されているそうです。

 

 

この会社の何に感動したかと言いますと、昭和35年より重度障がい者2名の雇用から始まり、

昭和50年、国の心身障害者多数雇用モデル工場1号を川崎に設置したのを機に「障がい者と

社会をジョイントする」経営方針を貫いていることです。

 

 

現会長の大山泰弘氏は、当時障害者の方の仕事に対するひたむきさの理由が分からないでいた

そうです。

ある時、お寺の導師の方にそれを相談したところ、「あたりまえではないですか」と言われ、びっくり

しその訳を問うたそうです。

 

 

その導師は、人がひたむきになれるのは、四つのことが満たされた時。

それは、

人に愛されること、人にほめられること、  

人の役にたつこと、 人から必要とされること、の4つです。

働くことによって愛以外の三つの幸せは得られるのです

と答えられたそうです。

 

 

それを聞いた大山氏は、それまでの工程に人を合わせていた非効率を悟り、人(それぞれの能力)に

工程を合わせていく方法に切り替え、性能の高い機械、治具の工夫、生産工程の細分化と単純化

などによって、品質・生産性・管理面で高い水準を維持できるようにしていったのです。

 

 

社会は人、会社は人、組織は人とよく言われますが、はたしてその「人」のそれぞれの持ち味

どれだけ尊重できているでしょうか。

 

 

理化学工業で働く障害者の方たちは、自分たちでも役にたつことができ、ほめられ、必要とされる

ことに生きがいを感じ、仕事へのひた向きさを発揮されたのです。

これは、誰にでも共通することです。

 

 

導師は「働くことによって愛以外の三つの幸せは得られる」と説いていますが、それに対して大山氏

は、「その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う」 と述べています。

私も全く同感です。

 

 

私はかねて、働くことは、「傍を楽にすること」と伝えています。

つまり、人に喜びを与えることです。

 

 

また、働きは役割を担うことですので、役に立つことで、自分の存在価値を高めることでもあります。

このことで自尊心が高められ、アイデンティティ(自分らしさ)が確立されるのです。

 

 

自分の個性が活かされると、人はイキイキできます。

心はウキウキうれしくなります。

そんな人間は、周囲の人から愛されます。

自分もまた人を愛することができます。

これからを憂えてばかりいて心を沈めている人間は、何の行動もとらず、ただただ心配あぐねて

います。

 

 

わが子をほめてきたでしょうか?

必要としてきたでしょうか?

かけがえのない存在であることを伝えてきましたか?

周囲の役に立てる人間であることを実感させてあげられるだけのことをしてきましたか?

 

 

人を愛することのできる子に育てていくことが、私たち親の務めではないでしょうか。

 

 

 

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高校での講座

福岡県青少年問題地域講座で某公立高校へ出向きました。

約50名の先生方を対象に不登校の背景をお話しさせて頂きました。

アンケートの内容をいくつかご紹介しましょう。

 

 

親の無関心が、子どもに存在価値がないと思わせ、夢や目標をもたなくさせる。
こんな風にならないように関心をもっと高めたいです。
私も子どもが3人いますが、親としてのかかわりを改めて気をつけたいと思いました。

 

躾の場で、存在自体への否定が二度と失敗したくないという気持ちにさせ、結果何にもチャレンジ
しなくなる。自己否定して辛い思いをしている生徒に自己肯定できるように修正を手伝いたい。

 

日頃から「一人一人の生徒をしっかり見て本当に必要な支援をしていかねば」と思いながらも、
無力な自分に「まだまだやれることはあるよ」とメッセージをもらったような気がします。
と言いながら、教員としての目以上に、我が子たちへの「親としてのまなざし ありかた」を全力で
考えてしまいました。誰より今日のお話で救われたのは、うちの子たちかも知れません。

 

何より講演が終わったあと、職員の誰と話しても「何より“我が子”に対する自分のダメさに
気づいた」という親としての思いが強かったので、「これは是非保護者の皆さんにも届けたい」
「私たちも教員としてではなく親として一緒に学ぶ場を設定してはどうか」と思い、さっそくPTA担当の
先生に言いにいきました。

 

私も次男が高校2年時に不登校となり、とても悩んだ時期がありました。今日のお話をその時期に
保護者として聞かせていただくことができていたら、子どもの気持ちももっと早くよく理解できてい
たのではないかと思います。
保護者の接し方、考え方が変わらないと子どもは自立して自分の人生時計をすすめることが
できないのです。
不登校の子どもをかかえている保護者に対してアドバイスしていただく場を設定していただけない
でしょうか。

 

 

学校で講演をおこなった場合、きまって先生方は、途中から生徒のことではなく、わが子のこととして

聞いてしまうようです。

それぐらい、どこの家庭でも充分起こりうるようなことなのです。

 

 

私がお話しする内容は、全て実例であり、当事者の子どもたちから聞かされた生の声です。

だからこそ、聞かれる方たちは皆怖くなるのです。

 

 

高齢者に聞いて頂く機会では、「自分たちは子育てが終わってもう間に合わないけど、孫のために

母親たちに話して聞かせます」といった感想が多いです。

 

 

私どもは不登校・ひきこもりの予防啓発のための講演活動もおこなっておりますので、色んな場

で子どもたちの叫びを聞いて頂けたらと考えています。

日頃子育から遠いお父さんたちにも是非聞いて頂きたいことがありますので、お声をおかけください。

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わが子に蒔きおく種

 臨済宗中興の祖と称される江戸中期の禅僧白隠慧鶴施行歌というものがあります。

一節をご紹介しましょう。

 

 

今生富貴する人は  前生に蒔きおく種がある

利口で富貴がなるならば  鈍なる人はみな貧か

利口で貧乏するを見よ  この世は前生の種次第

多くの宝を譲るとも  持つ子が持たねば持たぬもの

少しも田畑譲らねど 持つ子はあっぱれ持つものぞ

 

 

ほんの一部の抜粋ですが、私はかねての支援活動の中で特に考えさせられる箇所があります。

それは、

 多くの宝を譲るとも  持つ子が持たねば持たぬもの

少しも田畑譲らねど 持つ子はあっぱれ持つものぞ

という部分です。

 

 

白隠禅師は、経済的なことで表現していますが、人並みはずれた能力があったからとて、必ず

幸福になれるかというとそうではない。 

親がわが子に財産を残したからとて、それに相応しい器の者でないと身上つぶしてしまう

お金など残さなくても、持つべき子は自力でしっかり財を成す。

わが子の繁昌祈るなら  人を倒さず施行せよ

と、わが子にはをのこすべきことを諭しています。

 

 

私が考えさせられるというのは、徳をのこすことはもとよりですが、わが子にのこす(植える)ものは、

自尊心自己信頼感であるべきだと思うのです。

自尊心自己信頼感が健全に育っていなければ、学歴をつけてあげようと親が努力して(それこそ

お金をかけて)も、不登校になったり、高学歴でも就職面接すら行けない。

また、せっかく大きな会社に就職できても、仕事のミスや上司からの叱責ひとつで、ひきこもりに

なってしまうことだってあるのです。

 

 

逆に自尊心自己信頼感が育っていれば、どんなトラブルやアクシデントに見舞われても、なん

とか解決してしまいます。

親身になってくれる協力者もいるからです。

 

 

私たちは人生早期の発達段階で、自身の人生の“前提”が決定されてしまっているようです。

しかもそれは、養育者に完全にゆだねられているのです。

 

 

前提とは何か?

自分が生きていく環境は、信頼できる人たちと安全に暮らせる環境であり、自分は周囲の人たちか

ら、愛され、求められると自分を信頼していける人生か、常に裏切られ、傷つけられることに怯え、

自分が生きていっていい理由、意義を見いだせない人生かということです。

 

 

どちらの前提で人生をスタートするのかが、養育者の関わり方によって決められてしまうのです。

そして、この前提をプログラムされたことには、本人は気づけず、特に否定的前提は、成人してのち

もあらゆる場面で手を出し、口を出し、本人を脅かします

 

 

ストレスに対しての脆弱性や、常に印象、憶測、気分で物事を判断し、否定的結論から前向きな

行動をとらない癖が身についてしまうのはこの前提のせいなのです

 

 

自分を信頼できれば、親から自立することができます

家族だけとの人間関係に依りすがり、自分の世界に閉じこもる行動は、自分を信頼できずにいる

からです。

 

 

誤った前提を与えてしまったわけは、養育者(親たち)が、自身の人生の初期に満たされなかった

欲求を子育てにおいて無意識の内に満たそうとしてしまったためです

それは、不適切で不健全なわが子への関わりとなり、存在に対してのダメージを与えてしまうの

です。

 

 

自尊心自己信頼感という種さえしっかり植えていれば、

少しも田畑譲らねど 持つ子はあっぱれ持つものぞ

で、親に与えられなくても必要なものはすべて自分で手にしていける人生を送ることができるように

なるのです。

 

 

 

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ビジネスマナー講習

今日は、プロの講師を招いてビジネスマナー(接遇)講習を行いました。

私はかねてから青年たちにコミュニケーションの手立ては、言葉だけではないということを伝えていま

す。

 

 

不登校児童でもひきこもり青年でも、共通してあるのがコミュニケーションスキルへの苦手意識です。

対人交渉が思うようにできない理由に“うまくしゃべれない”“気のきいた話ができない”といったことを

あげます。

しかし、実際の場面では自分を他者へ伝える方法は、言葉ばかりではないのです。

 

 

言葉以前に大切なことは、姿勢です。

どういう姿勢で他者と関わっていくかということです。

先ず、相対する相手の人格や立場、もっと言うと存在そのものへの敬意を示す姿勢が無ければ、

どんな言葉を連ねても、好意ををもって迎えられることはないでしょう。

 

 

袖すりあうも他生の縁」ということわざがありますが、そこで出会った縁はかけがえのないもの

です。

人との出会いは、出会おうと思って出会えるものではありません。

だからこそ、相手を尊重するという姿勢が必要なのです。

これをマインドマナーというそうです。

 

 

言葉以外のコミュニケーション手段で次にあげられるのは、表情態度身だしなみです。

笑顔も無く仏頂面で対していては、好感を与えることはできません。

 

 

顔には沢山の表情筋があります。

女性講師ならではの、表情筋の鍛え方、フェイス・エステを教えて頂きました。

私は、かねて青年たちには「笑う門には福来る」で、鏡を見て笑顔を作り、最高の笑顔を筋肉に

覚えさせなさいと言っています。

うれしいことがあってから笑うのではなく、笑顔にしていると、笑える状況になっていくものです

 

 

 清潔で明るい服装をして、背筋を伸ばし、胸を張っていれば、自信ありげで爽やかなイメージを

与えることが出来ます。

天を仰げ、胸を張れ!」です。

 

 

仕事柄決して信じてもらえないのですが、私は無口な人間です(笑)。

決して社交的とは言えず、積極的に自分から声をかけていくということを必要以上にしていく性格

ではありません。

しかし、これまで交友関係で悩んだことはほとんどありません。

父親が転勤族でしたので、転校もたくさんしましたが、その土地に順応するのは決して遅くはありま

せんでした。

 

 

私が取った方法は、服装や持ち物、態度で自分をアピールする方法です。

音楽にはまっていた時期には、ギターや音楽雑誌を片手に、いかにもバンドマンという格好をして

いましたし、武道で体を鍛えていた時には、体形を誇張する服を着ていました。

そのせいか、人相のせいか分かりませんが、けっこう後輩には怖がられていたようですが(笑)。

 

 

格好を見て、周囲からけっこう同じ音楽好きが声をかけてくることがありました。

その時、その時、自分が何に関心、興味をもっているかを折々にアピールしていました

こうやって、自分から声をかけなくても人が寄ってくる工夫をしていたのです。

人は、他人の関心ごとに関心があるものなのです。

 

 

態度としては、やはり礼儀ですね。

年齢や立場をわきまえて、礼をつくすということは社会生活の中で最も大切なことです。

礼儀作法というものは、ひとつの文化です。

文化は習慣であり、伝えられてきたより良く生きるための生活の知恵です。

ですから、それにのっとっていれば、性格や状況がどうあれ、人に不快や迷惑をかけることは最低限

ありません。

 

 

うまく気のきいた話ができないから人間関係が上手にできないのではなく、礼儀をわきまえていない

ことで、他人を不快な気持ちにさせ、人間関係が構築できないでいることが多いようです。

武道で言う「礼に始まり、礼に終わる」がやはり大切です。

これらをビジュアルマナーというそうです。

 

 

今の時代、多様化した価値観の中で様ざまな選択肢が用意されています。

その中にあって大切なことは、自己主張です。

自分が何を考え、何を感じ、何を知っているのかを周囲に伝えきれることは、身につけておかなけ

ればなりません。

もちろん、一方的にもの申すわけではなく、協調的で発展的な自己主張アサーションです。

そのためには、聞く姿勢(傾聴)アクティブ・リスニング大切です。

 

 

私は先に書いたように無口ですので、聞き上手になることに努めました。

「あなたの話に関心をもって耳を傾けています」という態度を示していれば、相手は勝手に(笑)話し

くれるものです。

相手に大切な情報を正確に伝える。これをテクニカルマナーというそうです。

 

 

 コミュニケーション・スキルへの苦手意識から、「話し方教室に行った方がいいでしょうか?」と言う

青年たちは少なくないのですが、言葉は表現の一手段に過ぎないということ。

それ以外の表現法の重要さを知ってほしいために今回講習を実施しました。

今後もひとつひとつのマナーをより詳しく指導していく予定です。

 

 

 

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9月29日 (要予約 0120-870-996)
八代市厚生会館  

 

9月30日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

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行為が象徴するもの

相談者からの最初の訴えは、

学校へ行かないのですがどうすれば行きますか?

ひきこもって何も動こうとしないのですが・・・

親に対して暴力行為や暴言があるのですが、どうすればいいでしょう

といったものがほとんどです。

 

 

こういった状況の場合、先ず必要な視点は、これらの行為・行動には意味があり、何ものかを象徴

しているということです。

 

 

なぜ自分の部屋に閉じこもったり、暴れたりしたくなるかを斟酌せず、表面の行動だけをたしなめ

ようとしても解決にはつながりません

 

 

中には、「時期がくれば落ち着く(動き出す)から待ちましょう」と医療機関から助言されたり、暴れる

度に警察に通報していたケースもありました。

 

 

不登校やひきこもりの青少年たちにある傾向は、

強迫性反復性衝動性貪欲性です。

 

 

自分の見識に囚われ(貪欲性)、周りが何を言ってもそこから離れることができません。

強迫性というのは、無意識に動いてしまうことで、「わかっちゃいるけど、やめられない」の世界です。

気づいたらもうそうしています。

 

 

あきれるほど同じ不安を繰り返したり(反復性)、登校しない過ごし方、外出しない過ごし方を今日も

また繰り返します。

 

 

行動の多くは、明確な意思、計画に基づいたものではなく、その場の感情に突き動かされた(衝動性)

行動です。

 

 

人間の行動は、欲求に基づき促されますが、学校に行かない、対外的な生活をしないといった行動

は、その行為自体を望んでいるのではなく、本質的な(本心からの)欲求が見えなくなったことからの、

代替行為であり、隠れた本心の象徴行為と言えます。

 

 

ですから、その行為・行動がいくら繰り返されても、本心からの欲求が満たされることは無く、延々

その状態を変化させることはありません

 

 

では、隠れた(隠された)本心とは何でしょう。

 

 

例えば、学校環境は、管理評価の象徴です。

集団生活の中で、他者との比較で優劣をつけられます。

個々の独自性を尊重されるよりも、校則などにより標準的な枠組みへの矯正、学習能力による

序列化で、固有の名前のようにそれぞれの存在価値を確かめあい、認めあうのではなく、成績や

出席番号のような数字での管理がなされています。

 

 

そういった環境で、いじめなどによる疎外体験や「必要とされたい」「認められたい」といった承認欲求

が十分に満たされなかった子どもたちは、管理、評価の象徴の場を離れ、独自的な生き方を模索し

ます。

 

 

また、あるがままを許されなかった子どもたちは、親の期待に応えることでの存在意義しか見いだせ

ず、そのことに挫折したことに罪悪感を感じながら、社会からの「求め」に耐え、役割を担い、責任を

負うことなど到底できることではないのです

 

 

わずかな失敗によっても、評価をおとしめられる恐怖を抱えた青少年は、一切のしくじりから逃れる

ために不行動(ひきこもり)を選択するのです。

 

 

 

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