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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 家庭問題 16ページ目

出世間

この子のひきこもりに取り組んだことで、初めて夫婦になれたような気がします

この子のお蔭で、家族がまとまりました

わが家の一大事も悪いことばかりではありません。多くのものを得ることができました

 

 

これらの言葉は、家族支援を行っていく中で、しばしば聞かれる言葉なのです。

いずれも、目の前の厳しい現実に立ち向かっていった家族がたどりついた心境です。

私はこの言葉を聞くたびに、家族の蘇生力、絆の尊さに感動します。

 

 

不登校やひきこもりに限らず、様ざまな「問題」が長期化する背景には、『世間』というものがあります。

この『世間』という言葉は、もともと仏教の言葉です。

俗世間を表す言葉で、社会一般を示しているように使われていますが、「社会」とは違うものです。

 

 

政治家や財界人などが何らかの嫌疑をかけられたとき、しばしば「自分は無実だが、世間を騒がせた

ことについては謝罪したい」と語ることがありまが、この言葉を英語やドイツ語などに訳すことは不可

能だそうです。(『「世間」とは何か』阿部謹也著)

世間は社会ではなく、自分が加わっている比較的小さな人間関係の環なのです(同書)。

 

 

長期化の背景にある「世間」とは、“世間の目”です。

相談機関に足を運ぶまでに、事態が起こって一年以内ということはまれです。

だいたい数年を経過しています。

数年前に一度当協会に相談に来られ、再訪されるケースもあります。

一度足を運んだだけで、具体的な解決行動まで踏み出せず、さらに期間が過ぎての再訪です。

もちろん、事態がさらに深刻化したために、切羽詰って来られたわけです。

 

 

なぜこのように、解決のための具体的な行動に出るまでに時間を要するかというところに「世間の目」

つまり、世間体がかかわってくるのです。

もちろん子どもが学校に行き渋りだしたり、部屋に閉じこもりがちになっても、しばらくは様子をうか

がっているものです。

しかし、「どうもこれはただ事ではないな」と思い出してからでも、なかなか動き出せないものです。

 

 

「うちの地域じゃ、離婚だって話せないぐらいです」

「親戚にすら黙っています」

親から「出歩くな」と言われたひきこもり青年からの話もありました。

実の姉にも10年以上の妹のひきこもりを黙っていた母親もいました。

 

 

これらはすべて「世間体」を考えてのことです。

全国組織のひきこもり親の会の提言にも以下のような内容がありました。

『引きこもりを形態としてとらえると「世間体」が悪く隠しそのことに因り、内在化させ深め、エンドレス

の悪循環に陥る。身体で例えれば“肺炎”だよと病状と割り切り解釈すれば「世間体」も悪くなく

病気なのだから、施療に取組み回復へ向かい、中間施設や社会参加への道が開かれる。

これが欧米での世界標準のやり方だ。日本の全関係者もそろそろ腹をククッテ行こう!』

 

 

いかがでしょうか?

あなたをこの提言をどうとらえられますか?

「そうそう、病気だったら世間体は保てるわ」とお考えですか?

肺炎ならまだしも、実際この団体が病名としてあげているのは、

気分障害(うつ)、社会恐怖症、強迫神経症、パニック障害、PTSD、ADHD、摂食障害、躁うつ病、

自閉症、広汎性発達障害、統合失調症と精神障害などのてんこ盛りです。

わが子が何かを思い煩っているだけで(病気でもないのに)、世間体をごまかすために、これらの病気

だからと割り切れますか?

 

 

「世間体」を気にするのは、先に例であげたように日本人の民族性だと思いますので、「一切気に

しないこと」とまでは申しません。

私自身、何事にも「世間体」を一切気にしていないかと言いますと、そう言い切れるほど自信はありま

せん。

ただ、「世間の目」をはぐらかすために、問題をすり替えてしまのは新たな問題を生じさせてしまい、

道が開かれるどころか危険ですらあります

 

 

私が、病気ではなく長きに渡ってひきこもっていた青年たちと対していて感じるのは、彼らもまた、

過剰に「世間の目」に怯えています。

これに関しては、当事者向けのブログで述べていますので、こちらも読んでみられてください。
http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2009/04/post-bdea.html

 

 

仏教用語で「世間」と合わせて「出世間」という言葉があります。

これは、“世間を超えた”といった意味です。

ですから、世間を無視するとか、否定するといったことではありません。

「世間体」をとりつくろうために問題をすり替えるのは、無視や否定と同じです。

世間を超えるというのは、世間の通念をわきまえた上で、次元を変えるという意味です。

 

 

例えば、「家出」と「出家」では全く意味が違ってきます。

同じ家を出る行動ですが、その目的から全く次元の違う話になります。

タイでは、男性は一定期間出家する慣習があるそうです。家族のために徳を積む目的です。

家出されては気が気ではありませんが、出家であれば家族の幸福のためですから、皆喜ぶのです。

常識という言葉で表現すれば、「出世間」というのは、常識ではあっても、決して常識ではない

ということです。

 

 

私は、この「出世間」という考え方を勧めます。

たとえ「世間」の誤った誤解偏見があったにせよ、無責任な批評、風評に迷わされるのではなく、

わが子の何を守ってあげるべきかをよくよく考えるということです。

わが身の「世間体」を優先させ、わが子のこれからを粗末にしていないか

わが子の成長と可能性を大切にするための行動を選択していくことが世間を超えるということです。

近視眼的なとりつくろいの行動ではなく、大局観でわが子の行く末を幸福にする行動をとることです。

 

 

「世間」の認識、理解の足りなさが分かれば、世間の声の誤りにも寛容になれるはずです。

「世間」に申し開きが立たないことは、世間への迷惑よりも自分の利益を優先させてしまう行為では

ないでしょうか。

それこそが、人目をはばかる行為です。

わが子の不登校、ひきこもりは決して人目ををはばからなければならないことではありません

 

 

世間を超える出世間の視点をそなえるために良い方法をお教えしましょう。

「世間」に“さま”をつけてみてください。

世間さま」です。ニュアンスが違ってまいります。

「世間」に対してだったら、「ばつが悪い」という風になってしまいがちですが、

世間さま」に対してでしたら、「お天とうさまが見てござる」の如く、畏れ畏(かしこ)み、天に恥じない

行動という風になります。

出世間を心がけてさえいれば、無責任な「世間の目」に動じることはないのです。

 

 

 

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舵取り役の逆転

先日こういう質問を受けました。

「支援がうまくいかない場合はありますか?」

「どんな場合が結果を出せませんか?」

 

 

もちろんうまくいかない場合があります。

初期のころの苦い失敗体験もあります。

 

 

うまくいかないというか、時間がかかってしまうケースに多いのは、家庭の中で親と子の立場関係が

完全に逆転してしまっている場合です。

 

 

当協会の支援法では、当たり前の話ですが、ご両親に深く関わってもらいます。

当事者本人だけに現状改善を促しません。

当人も自分だけが問題視されては納得がいかないことでしょう。

ですから、ご両親に積極的に意識改革、行動改善に取り組んでもらい、これまでのわが家の歴史の

流れに変化をつけていただきます。

 

 

ですが、ここで本来舵取り役であるはずの親と子の立場が逆転してしまっていて、親が現状改善の

主導権を握れていない場合があるのです。

かといって、子どもの方が現状改善の主導権を握っているわけではありません。

子が握っているのは、現状維持の主導権です。

 

 

この背景にあるのは、長きに渡って子の意志(動きたくないという)を尊重し過ぎたために、意に反した

ことを今さら言い出せなくなっていることと、多少なりとも、これまで子どもの意志に寄り添えず、負担

を与えてしまって今の不登校やひきこもりがあるのだろうという自己反省から、これ以上負担をかけ

ることをためらい、わが子がいやがることを言えなくなってしまっていることです。

 

 

子どもからメモで指示された買い物をしてくる親。

部屋に食事を届ける親。

外出時の運転手代わりになっている親。

鍵のないドアを開けられないでいる親。

声をかけることもできなくなっている親。

などなど。

 

 

昼夜逆転して寝ている子どもをおこさないようにと、他の家族が息をひそめている家庭もありました。

仕事から疲れて帰ってきた家族の方が、足音にも気をつかっているのです。

 

 

これまでの生活パターンに変化をつけさせるためには、「めんどくさい」「おっくうだ」という事をあえて

させていかなければなりません。

負荷のかからないことをやらせても、何の意味もありません。

 

 

何らのはたらきかけもないまま、「相談所に行ってみる?」「家に来てもらう?」といきなり切り出す親

御さんもいます。

あたかも断わってもらうことを期待しているかのようです。

すんなり「うん、行ってみようか」というはずもありません。

これは、無意識の内に親御さん自身が、変化することをためらっているのです

でも、それは認めがたいことですから、子どもがいやがっているということを行動に移せない口実に

してしまうのです。

人間心理の悲しさです。

 

 

不登校やひきこもりが長期化すると、いつのころからか当事者の生活スタイルを中心に家族の生活

がはこばれるようになっていきます。

こちら(支援者)から本人へのはたらきかけを指示しても、実行に移すまでに非常に時間がかかりま

す。ようやく実行できたかなと思うと、「本人がいやがっています」と頓挫します。

最後には、「本人のやる気が出るのを待ってみます」となります。

そしてまたここへ来て再び見守り(長期化)が始まるのです。

 

 

家庭運営の舵取り役は、あくまでも親です。

どうしたらいいか、どこへ行けばいいのかをわが子に尋ねる親もいます。

子ども自身分からないからもがいているのに。

 

 

現状改善、問題解決の主導権を握るためには、学ぶしかありません。

何が必要で、何を優先させるべきかを的確に判断できるようにならなければなりません。

学ぶことで理解でき、理解することで、わが子の痛みに寄り添うことができるのです

 

 

 

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訪問支援が目指すもの

訪問支援(アウトリーチ)について述べてまいりました。

訪問支援がはたす役割、意味は何かを考えるためには、そもそもひきこもりの支援に必要なことは

何かが明確になっていなければなりません。

 

 

私が関連図書の紹介を乞われた時にお薦めしているものに『ひきこもりと家族トラウマ』があります。

著者は、多重人格研究の第一人者である服部雄一先生です。

この書の内容は、当協会がこれまで行ってきた指導理念を理論的に裏づけするような内容であり、

現場から入ってきた経歴の私としては、臨床家、研究家の立場の方からエールを送っていただいた

ような気がして、とても心強く感じた本です。

 

 

一部抜粋させて頂きますと、「ひきこもりを見る場合、日本人と外国人は目のつけどころが違います。

多くの日本人は「外に出ないこと」「働かないこと」だけを問題にして、専門家も含めて、トラウマ性の

症状-人間不信、対人恐怖、自殺願望、不眠、感情マヒ-に目を向けません

こうした症状を無視すると、ひきこもりは働きもせずに部屋でテレビゲームばかりする怠け者に見え

てきます。

これに対して外国人は、ひきこもりが何年も人を避けて部屋に閉じこもったり、自殺願望をもったり、

人間不信や感情マヒの症状があることに注目します。」(109P)
 

 

 

私はかねてより、不登校・ひきこもりの問題”は何か?ということを相談者の方に問いかけています。

つまり、学校に行っていないことや、ひきこもっている、その状態が最優先で解決すべき問題なのか

を、自問して頂いています。

 

 

「訪問支援活動(アウトリーチ)」https://www.interbrain.co.jp/blog/2009/03/post-88.phpでお話した

名古屋の支援施設のテレビ放映に関しても、この本の中でふれられており、海外専門家たちが絶句

していることや、「これは治療ではない。しかも親のためのものだ。本人のためのものではない

(108P)といった言葉が記されています。

私がこの女性に強い憤りを感じたことは、やはり当たり前のことのようでした。

 

 

この名古屋のひきこもり支援施設「アイメンタルスクール」は入塾生を死亡させた事件を起こした施設

です。こういう事件があると、「いったい何をしたいのかな?親も含め、当事者たちをどうするつもりだろ

う?」と考えてしまいます。問題をどこに置きたいのだろうかと思ってしまいます。

 

 

部屋(家)から出す。家族から離す。集団(社会)生活をさせる。暴力(自他への)を止めさせる。

働かせる。精神病院へ入れる。根性(子も親も)を叩き直す』こういったところが問題として扱わ

れているような印象を受けます。

確かに表面的な課題としては、これらも有りますが、要は何故こうなったか。

それには必ず“訳”があるということです。その“訳”を解消し、さらには、より良く生きていきたいという

意識が生まれれば、結果として上記のことがらは改善されているということです。

 

 

プロセスや手段を目的化してしまうと、本質的な解決から遠ざかります

精神病理を原因にしたてたいといった動きも見られますが、確かに一部病理性がある事例もあります。

であっても、薬を飲ませること、入院させることが目的となっては同じことです。

本人に病気を受容させ、治療への積極性を促し、さらには症状、障害をかかえながらの生き方の充実

(QOL)を模索させていくことが大切だと思います。

そのためには、病人と認めてもらっただけでは解決にはなりません。

 

 

訪問支援の目的はなんでしょう。訪問することが目的となっては意味がありません

いきなり訪問して、声をかけたからといって何の解決にもなりません。

もちろん、本人の了解もないまま強引にドアを開けることは、絶対にあってはならないことです。

 

 

私が訪問する場合は、最初の訪問は必ず日時を伝達します。外出ができる青年の場合は、留守を

される場合があります。それでいいんです。こちらが招かれざる客ですから、本人のテリトリーへの

訪問に対しては、最低限の礼儀をつくすべきです。そしてまた、本人の了解がない場合、絶対にドア

を開けないことを約束し、ドアノブにも手をかけません。これらを徹底することで、当事者は安心して

ドアの向こうにいるようになります。

 

 

訪問支援の目的は、私の場合、当事者に自身のひきこもりがわが家の問題だけではすまなくなって

しまったと認識させる意味があります。わが家の問題である内は、親も子もゆったりかまえてしまい

ます。

第三者が介入することで、社会を意識させることが出来るのです。

 

 

福岡市でも訪問支援事業が取り組まれているようですが、訪問に関して本人の強い拒否がないこと

が条件となっています。斎藤環氏が懸念していたように、支援法が確立されていない現時点では、

それが賢明でしょう。

しかし、本人の強い拒否がない状態であれば、逆に訪問支援の必要はないと思います。

つまり、訪問をせずとも本人が動き出せる可能性が高いということです。

そもそも、訪問支援がどーしても必要なケースというのは、むしろ本人が強く拒否するような場合と

も言えます。

 

 

結論として、訪問支援(アウトリーチ)は、必要に迫られて行うべきもので、安易に話し相手になるため

といったような形で下準備(ここが重要)もないまま行うことは避けるべきだと思っています。

訪問支援法の確立は、実は訪問支援をしなくてもいい方法の確立でもあるのです

どうやって訪問すればいいかを考える前に、どうやったら訪問をしなくてもすむかを考えてもらい

たいものです。

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
https://www.interbrain.co.jp/topics/2009/01/post-3.php

 

 

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何のための訪問支援?

前回の訪問支援の記述に対して、支援団体の主宰者の方からコメントが入りました。

同伴支援ということを提示しておられます。詳しくはコメントをご覧下さい。

 

 

大変すばらしい取り組みだと思います。

私がかねて申しておりますように、ひきこもりは生き方の病です。

ですから、様ざまな生きざまに触れさせることはとても有意義なことなのです。

 

 

支援者としての私自身、何ものかを分析し、型にあてはめ、期待値に近づけるといったような支援法

をかねて取っておりません。

青年たちにアドバイスしている内容は、全て自分で人体実験(笑)して効果があった改善法だけを伝

えています。自分をより良く成長させられる生き方を提案しています。

ですから、こちらの期待値に近づけるというよりも、彼らがどう化けるか(笑)を楽しみにしているので

す。いろんな化け方があって、“らしさ”が出てくればいいんです。

 

 

ニート層に関して申しますと、なぜ彼らが健全な職業意識、就労意識が育っていないかというと、

社会の中で働くということに関して、手本となるような、憧れとなるような仕事人が周囲にいなかった

仕事に対して、やりがいや生きがいをもって取り組んでいる大人がいなかったということがあげられ

ます。

残業で遅く疲れ果て、グチをこぼし、休日も接待ゴルフでいない会社員の父親に育てられ、「絶対に

会社員にだけはならない!」と言った青年もいました。

 

 

私が訪問支援をする場合というのは、どーしても自室や家から出られないとか、頑固に意地をはっ

ている(笑)場合だけです。 “どーしても”のみです。

しかし、この“どーしても”が当協会の場合は、前回にもお伝えしていますように、意外(?)に少ない

んです。

 

 

たとえ長期のひきこもりの場合でも、訪問まで至らずに、本人が動き出します。

もちろんそれは、やることをやればの話です。

 

 

では何をやるのかということですが、

それは家族の当事者本人への真の寄り添いです。

うわべだけのまやかしの寄り添いではなく、誠の真の寄り添いです。

それが何かは、是非〈たらちねサポート〉https://www.interbrain.co.jp/topics/ へ参加してみてくだ

さい。

 

 

前回ご紹介した調査結果で、ひきこもり経験者、その家族の相談スタッフの対応を期待している理由

として、「専門性や資格よりも、ひきこもりのことを理解し真剣に取り組んでくれる人を相談相手として

望んでいることを示している」とありました。

これについても私は、ひきこもり長期化の一因であると述べました。

その理由をお話ししましょう。

 

 

何でも経験者が一番の理解者であるというのは、うなづけると思います。

確かにそうです。

しかし、こと“ひきこもり支援者、問題解決者に経験したことだけで適正か?”となるとちょっと

違ってくるんです。

精神科医の斎藤環氏がやはり、「経験者が向いているとは限らない」といった見解をお持ちである

ことは、前々回https://www.interbrain.co.jp/blog/2009/03/post-88.php ご紹介しました。

 

 

私は、別の理由で同じ意見をもっています。

どういう理由かといいますと、

ひきこもりになる青少年たちは、あらゆる事象をとらえる時の選択肢が非常に限定され、偏っている

のです。自身の経験への意味づけに多様性がないです。それは、親ごさんも同じです。

だからこそ、傷つき、そして、ひきこもるという行動しか選択できなかったのです。

こちらのブログhttp://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2009/03/post-2a61.htmlも参考にして

みてください。

 

 

ですから、ひきこもりを経験したからとか、わが子のひきこもりを経験したからとはいっても、必ずしも

相談者、支援者に適性とは言い難いのです。

 

 

不登校、ひきこもりの問題解決の際に大切なことは、一般的解答ではなく、あくまでも特定解を見い

だすということです。

特定解というのは、「この子にとっては」という視点から導きだされるものです。

一人一人資質も、家族背景も、成育歴も違います。

経験者であっても、それは「自分の場合はそうだった」に過ぎません。

自分がそうだったから、他もそう」ではないのです。

 

 

よく、勉強熱心な親ごさんが、いろんな関連書を読み「結局どうすればいいか分からない」と判断に

困ったり、当事者が書いた本を読み「自分には参考にならない」という感想をもらす当事者たちは、

誰にでも当てはまるような一般解を期待するから分からなくなるんです。

特定解を導き出すというところになると、自身の経験だけでは追いつかない部分があるのです。

 

 

こういったところからも見えてくる問題は、「ひきこもり支援に何が必要か?」といったところが

不鮮明なまま、様ざまな論議がされたり、思いつき支援策が講じられていることです。

安易な訪問支援が及ぼす弊害はないのか、訪問せざるを得ない場合のその目的は?などにも関連

することですので、次回までこのテーマに言及しようと思います。

 

 

ひきこもり無償支援活動〈たらちねサポート〉事業
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地球家族エコロジーとは?

時折、協会の名称について尋ねられる時があります。

今回はこの法人名について少しお話ししましょう。

 

エコロジーとありますので環境団体のようですが、これは、“大いなる大自然に生かされている

ことへの感謝”を表わしています。

私たちは、すべて他からの恩恵を受けて生きています。だからこそ、“あたりまえの事をも与え

られた恵み”と感謝できる心性が必要です。

そして、生活するということは、その恩に報いていく行為です。よって、自己責任に基づいた報恩

としての行動が求められます。

 
 

また、家族エコロジーというのは、家族というものは、循環(円環)的な因果論により、家族それぞれが

影響しあっていることを表わしています。

つまり子どもの変容は、母親だけが原因とか、父親だけが原因とかではなく、循環と調和の絶妙な

バランスを維持している生態系(エコロジー)のように、連なりあう家族が互いに影響を及ぼしあっている

のです。

 

今や環境問題も一国の範囲の問題ではなく、地球規模へ拡大していっています。

世界の国の人々は、大地を共有しています。遠く離れた国に居ても、足を踏ん張っている大地でつな

がっています。まさに分析心理学のユングが提唱した集合的無意識のように人類を連なりあう存在と

しているのが、「地球」の大地です。

古来大和民族は、太陽をお天道さま、大地をうぶすな(産土)さまと大自然への畏敬の念をもって呼称

し、自戒の規範としておりました。

地球家族は、連なりあい、互いの自立性を保ちながら支えあい、活かしあって生きていく、大地(大自

然)に根ざした生き方、共生(Normalization)の家族を表現しています。

 

今回始まった〈たらちねサポート〉https://www.interbrain.co.jp/topics/2009/01/post-3.php は、

これまでの「ゆにわの会」https://www.interbrain.co.jp/yuniwa/ の実績を踏まえ、当事者が部屋

から出られないような状況からでも、両親のはたらきかけにより、動き出せる方法を公開するものです。

協会名に込められた理念の実際化として運営されるものです。

 

 

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誰の問題か

ひとつの家族の中で、ひきこもりなどの問題がおこった時に、「誰の問題なのか」つまり「当事者は、

誰なのか」ということが大切な視点となってきます。

 

家族療法などでは、IP(Identified Patient)という言葉があります。『患者と見なされている人』と

いった意味あいで使用されています。

一般的には、ひきこもりや不登校の子供たちが、まさに患者(?)とみなされてしまっているわけです

が、当室では、家族そのものがIPつまり、問題を発生させている当事者ととらえています。
 

 

ところが、その当事者は、親は「この子の問題」ととらえ、子供は、「親が悪い。親の問題」ととらえ、

つまり、双方が互いに自分以外の問題ととらえていることが多いのです。 

こうなると問題解決からますます遠ざかります。

 

自分自身の生き方、人生の中で生じているという認識に乏しく、互いが自分の人生の中に、不可抗力

的に他者の人生が入りこみ、被害を被ったという認識が強いようです。

ですから、親は「子が変わらなければ」と、子供は「親が変わらなければ」とそれぞれが、相手が変わ

らなければ、問題は改善しないと主張します

 

中には、「私たち親がカウンセリングを受けても、本人が動かなければどうにもなりませんし」と言う親

もいます。当然事態は長引き、より深刻化します。

主体性を欠いた相手まかせの依存的姿勢になっていることに気がつけないようです。

この共依存関係がひきこもり家庭の特徴とも言えます。
 

 

ひきこもりも不登校も当人が動けないことが前提です。だから当然家族が動くしかありません

それなのに「本人がいやがるから」と、現実認識を避けさせてしまうことが少なくありません。

親がどう動く事で、子供を動かしていくかに知恵をはたらかせなければなりません。

親もまた現実認識を避けてしまっていると言えます。

 

 

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受け入れることの困難さ

問題解決を考える時、先ずその問題を「受容」するということが大切になって参ります。 

受容」というのは、受け入れることと、引き受けることです。

つまり、目の前の現状をありのままに受け入れ、両目でしっかり見て、そらさないということです。

 

如実知見」という言葉があります。如実に知見する。先入観などを挿まず、深く“観る”。

観察洞察するということです。

そして、我が子を通した“自分自身の問題”として、自己の責任として引き受ける。

無益な犯人探しに時を費やすのではなく、互いが「問題解決の主体者は自分である」という意識を

しっかりともつということです

 

長期の引きこもりのご家族のご相談を受けておりますと、長期化する要因が見えて参ります。

大きな要因としては、子どもの問題を通して、家族の問題、自身の生き方の問題に行き当たるから

です。

 

夫婦の問題、嫁姑の問題、親自身の生い立ちの問題、親の立場を離れた個人としての生き方の問題

などに向き合うことへの恐れが、現状を「受容」することを阻んでしまいます。

 

それは、それぞれが穏やかな安寧な暮らしを望んでいるからでもあります。

その問題に向き合うことが、一時暮らしの中にゆらぎが起こることへの不安があるからです。

変化することへの怖れとも言えます。

 

しかし、ここで認識しておくことが必要なことがあります。それは、今まさに目の前にあるわが子の

不登校、引きこもり自体が、家族それぞれが、その穏やかで安らげる安寧な暮らしを求めた経過の

中で、生じた“ぬくもりの争奪戦”の爪痕だということです。

 

人は今がどうあれ、現状にしがみつき、変化していく状況に抵抗しようとします

問題に向き合うことでの一時のゆらぎは、まさに“一時”のことであり、親と子が互いに現状を「受容」

できるようになることで、共に求めた安寧な暮らしが実現できるのです。

 

 

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身近にあるひきこもり

 

今日は、私の会計事務所時代の税理士の先輩と話をする機会がありました。

数年ぶりの再会で懐かしい思い出話も聞けました。

そんな中、「顧問先にもひきこもりがいるんだよね」と話があり、あらためて、どこにもごく身近にこの

問題があることを実感しました。

 

かねて、ひきこもり当事者対象の講演会でなくても、必ずといっていいほど講演の後に話しかけてこ

られる方がいて、「ウチの近所に・・・」とか「私のオイが・・・」といった話が聞かれます。

それほど、日常的な生活のそばに“ひきこもり”という現象が起っているのです。

 

この先輩からも、不登校児童やひきこもり青年たちにいったい何をしていけばよいのか、何ができる

のかといった質問を受けました。

 

一般的には、<病院へ連れて行く=薬を飲ませる>といったことがイメージされているようですが、

何が問題であるのかが見えていない状態と言えます。

甘えを失くす?

やる気を出させる?

頭がおかしい?

それを治す薬でもあると言うのでしょうか。


精神科医の斉藤学氏はその著書の中で次のように述べています。

学校制度を支えている教師たちの中にも、学校に来ない子を見てあわてたり、障害児と決めつける

人がいて、そこに過剰な心理療法主義に冒されて、社会というものが見えなくなった精神科医や治療

者がそろうと、現在の登校拒否問題の図式が一応できあがります

・・・むしろ治療の必要のない子たちが入院させられ、向精神薬を服用させられ、病院でしか暮らせ

ない人たちになってしまうことの害の方が恐ろしい』(家族依存症)

 

この著書は、16年も前のものですが、この傾向はいまだに強いことは、私も日々の活動の中で常に

感じています。

もとより私は医者ではありませんので、相談者に病理性がうかがえた場合は、連携している病院

(精神科)にお願いしています。治療ルートにのせることで、事態の改善が見られ、社会参加できた方

もいるのは事実ですが、多くは治療を必要とする状態ではない子たち、青年たちです

 

では、何が彼らに必要なのかというと、それは訓練です。

社会へ健全な適応ができるようになるためのトレーニングです。

もちろんその時に大切なことが、かかえているトラウマの解放、昇華です。

 

不登校、ひきこもりの一要因にもなっているそれぞれのトラウマをそのままにして、生きていく力を

回復させることは困難です。

当事者たちに必要なことは、癒しではなく活かしなのです。

 

 

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環境・条件を整える

現在、私が定期的に訪問しているご家庭が二軒ほどあります。

もちろん最初の相談時には、ほとんどのご家庭が当事者の青年たちは動けない状態の中での

スタートなんですが、当協会の場合、ほとんどの青年たちが自分の意志で出てまいります。

 

それは、本人たちも好き好んでひきこもっていないということ。

できるものなら普通に過ごしたいと思っているから。

だから、動き出せる理由を与えてあげることで、自然動けるようになるのです

 

それでも動けない場合のみ、直接自宅への訪問をかけます。

でもその数は、圧倒的に少ないのです。

 

その中でよく「うちの子は頑固ですみません。」と恐縮される親御さんがおられます。

「親が言っても、どうにもなりません」と。

親御さんたちは、わが子の意思を直接的に変えようとしてしまっています。そして、それが出来ない

ことで悩んでいます。「何故学校へ行ってくれない。働いてくれない」と。

言っても聞いてくれない。だから結局何もしないで長期化していっています。

 

他人の意思を自分の思うように変えることは、原則無理なことです

人間の行動は、環境・条件によって、変わってくるものです。

特に人間関係における行動は、相手の姿勢・態度によって大きく変化します。

わが子をより良い方向へ促すためには、そちらへ導くための水路を作る必要があります。言わば、

条件づくりです。環境・条件を整えていくことで、しむけていくわけです。

そのためには、戦略・戦術と絶え間ない創意工夫が必要です。

「言ってもしませんから」これではあまりにも知恵が無さ過ぎる。

 

先ず親自身の言動と、姿勢・態度の見直しが必要です。説教で動かそうとしていないか。言行一致

しているか。

「愛情や真心こそ大切では?」という声もあります。しかし、知恵のない愛情は、目が曇り、子どもを

主体性や自立心を欠いた人間に育ててしまいます。もちろん、愛情のない知恵は、子どもから感情を

奪ってしまいます。愛情と知恵をもって、より良い状態にしていくために、環境・条件を整えていくこと

が、子どもに気づきと自覚を促し、成長させていけるのです。

 

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大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

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【熊本出張相談会】

2月05日 (要予約 0120-870-996)
熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  2月04日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

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力強い青年たちの言葉

今日「ゆにわの会」を行いました。

今回はサプライズで、親御さま方に内緒で青年たちを招待しました。

5人の30代の男性たちです。

自分の親、そして他の親御さんたちの前で、それぞれの心もようを語ってくれました。

 

当協会に最初に訪れた時のこと。最大の緊張です。

自分の中でそれぞれに心の整理をし、勇気をふりしぼってやってきたこと。

カウンセリングに通いながら、少しずつ現れた心の変化。

家族への感謝、これからの目標。

 

初めての経験で、手元にメモを携えてきたものの、話す時になったら手元を見る余裕もなく、思う

ままに一所懸命話してくれました。

見事でした。

 

多数の親御さんの前で心の内を話すことはもちろんのこと、自分の親の前でというのは、かなりの

緊張だったと思うのですが、皆はっきりとした口調で、素直な気持ちを吐露してくれました。

終わって、それぞれの親子ががっちりと握手をして、互いをねぎらい、励ましあいました。

 

五人の青年たちは、皆それまでの苦悩のトンネルから脱し、互いが次のステップアップへ向かう、

友人、同士です。

親御さま方も、友人が横に並ぶわが子の姿にとてもうれしそうでした。

 

この青年たちも、決して短くない期間動けずにいました。

しかし、誰一人私は、自宅にまで訪問していません。

皆自分の意志で当協会を訪れたのです。

 

なぜそれができたと思いますか?

親御さんが動いたからです

わが子の状態を、しっかり理解しようと努めたからです。

理解していけば、親として何をすべきなのかが、見えてきます。

わが子の心の痛みの意味が見えてきます。

 

真摯に現実に向き合った親子は、必ず前へ歩めるようになるのです。

 

接客業のバイトをしている青年がいます

営業職を探している青年がいます

 

自分の心にかかっていたくもりを払いのけたら、本来の自分の可能性に気づけるんです

ひきこもりは病気だから医者しか治せない

10年もひきこもっていたら、もうあきらめるしかない

 

家族が現実から目をそらし、逃げていてはもうそれまでです

 

どれだけ多くの普通の子どもたちが、病人にしたてられてしまったことでしょう。

明日にでも脱することができる子が、飛び出す機会を奪われてしまっているでしょうか。

 

時折、当事者本人からのSOSがあります。

しかし、当協会までたどり着くことが出来ないケースは少なくありません。

なぜか。

両親の理解、協力が得られないからです

 

ただの甘え、ただのひきこもり。自分で動けば(働けば)いいだけのこと。

手助けするも何もない。

誰でも嫌なことを我慢して生きている。

我慢から逃げるやつは弱い人間だ

 

我慢に我慢を重ねて、もう我慢できなくなって倒れてしまったことに気づいてあげてください。

 

何ものかに挑戦するために必要な勇気は、理解者や応援者がいるからこそ出てくるものです。

青年たちは、それが親であるはずだということを疑っていなかったのですよ。

それに気づけていましたか?

  

 

 

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