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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
教育 3ページ目

アダルトチルドレンへの処方箋~運命の享受

トラウマ研究で興味深いものがあります。

逆境に強い子」の特徴としてあげられているものに、

敏しょうで人づきあいがよい

コミュニケーション能力が高く、知的に高い

みずからの運命に積極的で、打開に向けて取りくむ

というものがあるというのです。

 

 

また、ベトナム戦争の戦闘体験下でも、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を

発症しない個体の特徴としてあげられているものに、これと非常に類似した

積極的対処能力

高い社会性

内的倫理性

という内容があり、みずからの運命に直面化し、強引にでもその意味を見出し

孤立せず、他者と共同で目的に向かって戦い、他者をも守るなど妥協せぬ高い

倫理性をもち続ける者、言い換えれば人である誇りを泥沼の戦闘の中で失わな

い人間と説明されています。

 

 

これらから見えてくるものは、いかなる状態でも、自身の運命を享受し、みずから

の人生を創造していける人間が、ストレス耐性が高いということです。

 

 

ここで思い出されるのが、「逆境の心理学」とたとえられるフランクル心理学です。

フランクルは、アウシュビッツの強制収容所で、明日にもガス室に送られるといった

全ての自由が奪われた極限状態の中で、「いかなる状況の中でも、自分自身が

どんな態度をとるかというのは自由である」と示唆しました。

 

 

自分の人生には、実現されるべき意味が必ずあり、それを探し出す指標の一つと

して、「態度価値」を提示しています。

 

 

これは、自分に与えられた運命に対してどういう態度をとるか、その生きる姿勢に

よって実現されていく価値のことです。

与えられた運命にどういう態度をとるかによって、その人の人生の真価が問われ

と言うのです。

 

 

まさに、先のトラウマに強い人間の特徴にもある、運命に対して意味を見出し、

積極的に取り組んでいく態度が、これにあたるのでしょう。

 

 

ACの苦悩は、「なぜこの親の子として誕生したのか」といった苦悩ですが、ここに

こそ、その現実に対して、どういう態度で向き合うか、自由意志による態度選択

自己の人生の真価が表れるのです。

 

 

あなたは、自身の運命を享受できていますか?

 

 

 

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アダルトチルドレンへの処方箋~愛すること働くこと

精神分析学のフロイトは、「健康な人間にできることは、愛することと働くこと

と喝破しました。

 

 

自分自身が今、健康な状態にあるかの目安にしてもいいかと思います。

あなたは、今どうですか?

健康ですか?

 

 

「愛すること」というのは、特定な相手に対して「好き」という恋愛感情みたいなもの

ばかりではないと思います。

自然を愛するとか、芸術を愛するとか、故郷を愛するとか。

大切に守りたい」といった感情だと思います。

 

 

それと同じように、「働く」というのも、職業に就くという意味だけではないと思いま

す。

役にたつ」という意味あいではないでしょうか。

実際、大切にしたいものがあれば、それを温存していくために何か役立ちたいと

思いますし、大切にしたい人がいれば、まさにその人のために役に立ちたいです

よね。

 

 

私たちが何かを行動しようとする時に、自分のためよりも誰かのためにといった

感情が、強い動機づけになることは普段ありますね。

小さいころは、お母さんやお父さんのためにと、喜ぶ顔を見たくてお手伝いをしたり

とか経験ありませんか?

 

 

何か少しでも役立てることができれば、私たちは周囲から求められます。

必要とされることは、承認欲求が充たされます。

自分自身の存在の意義を自覚することができます

また、必要とされるということは、大切にもしてもらえます。

つまり、愛されるということですね。

愛されると嬉しいですから、感謝の気持ちも出て、さらに相手を愛せるようになり

ます。

 

 

「働く」ということも、どういう風に相手にはたらきかけ、役に立っていくか考えて

みましょう。

 

 

ある職業に就くということは、実はこの「役に立つ」ということが、容易にできる

手立てとなりえます。

職業というのは、その職種を通して必ず、何らかの社会的役割を担っています。

つまり、役に立っているのです。

商品やサービス、役務などを提供することにより役立っているからこそ、対価を

得て、存続できているのです。

ですから、自分の力で役に立つ自信がなくても、何らかの職種に携わることで、

役立つことができるのです。

 

 

企業には、事業目的企業理念といったものがあります。

これは、いわば動機です。

何事も、事を行うときには、その動機が大切です。

動機は、意欲の継続に大きく影響します

 

 

よく「やりたい事が分からない」という理由で、とどまっている若者たちがいますが、

自分のやりたいことが見えない間は、他人(企業)の動機に乗っかっていればいい

んです。

「これはすばらしい」と思える動機の仕事に就いて、その職種での社会貢献を

体験しながら、自分の意識を高めていくんです。

自分に正直に向き合って、自分の人生を懸命に生ききっていないから、自分の

やりたいことすら分からないでいるんです

高い動機を「」と言います

高い動機は、必ず社会性を帯びています。

 

 

他人の高い動機(志)にあやかって、自分を高めていってください。

そうすれば、自分の本当にやりたいことが見えてきて、大切にしたい(愛する)

ものができて、そのことのために役立ち(働き)たいと思えてきます。 

 

 

次回は、働くことがACからの回復にもいかに有効かをお話ししてみたいと思います。

 

 

 

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アダルトチルドレンへの処方箋~自他の区別

あなたは自分を生きていますか?

 

 

これは、あなた自身の欲求や感情を偽らず、自分を尽くして生きていますか?

という問いかけです。

 

 

もちろん、「はい、いつも自分の欲求だけで生きています」では、ただのジコチュウ

です(笑)。

そうではなくて、あなたが日ごろ求めていたり、正しいとか間違っていると思って

いることは、本当あなた自身からのものですか?

他人の欲求価値基準を自分のものと勘違いしていることはないですか?

 

 

バウンダリー(境界線)という概念があります。

自分と他者を区別するものです。

 

 

この境界線が不明瞭だと、他人の感情に大きく動かされたり、他人の内面に

軽はずみに侵入したりして、トラブルを招いてしまうことが多くなります

 

 

こういった傾向の背景には、自身の親との関わりあいがあります。

最も多いのが、わが子にかける期待感から、親がわが子を自身の延長とみなす

ケースです。

自分が果たせなかった夢をわが子に託したり、わが子を生きがいとしてしまう

ものです。

この場合、子どもは親の使命を負った子となります。

自分が実現させたいことではなく、親が実現させたいことに奔走することになり

ます。

自己判断自己決定ができなくなり、依存的な生き方が身についてしまいます。

また、親の価値観を押しつけられ、アイデンティティ(自分らしさ)を構築できず、

誰の前でも「自分」がありません

 

 

別なケースでは、親が適切な責任を負わず、

あなたのために我慢しているのよ

おまえのせいで

といった言動が多いと、子どもは自分自身の存在に対して、罪悪感や羞恥心を

感じて生きるようになります

 

 

親の期待に応えた時だけ愛情をそそがれた子どもは、愛されんがために常に

他者の欲求に反射的に応え、自己を出さないようになってしまいます

 

 

いかがですか?

あなたは上のような子どもになっていませんでしたか?

これらは、親がわが子との間の境界線を越え侵入してきたケースです。

 

 

境界は、互いの存在の独立性を保証するものです

境界を侵入され、自他の区別が曖昧になってしまうと、一個の人格をもった一人

の人間としての価値を認められず、自尊心自己信頼感が育ちません。

責任の所在も分からなくなり、負わないでいい責任を負おうとしたり、負わなけれ

ばならない責任を他者に転嫁しようとします

 

 

あなたがもし、他者の感情に過敏に反応してしまったり、自他の欲求の区別が

つきにくい。自分にどうしても自信をもてないようでしたら、上記のような親子関係

がなかったどうかを振り返ってみてください。

 

 

境界線は、自分を孤立化させるものでは決してありません。

混ぜ合わせるのではなく、互いを活かしあうためのものです。

孤立を恐れ、境界線を失くしてしまうと、支配された生き方を招いてしまいます。

 

 

 

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アダルトチルドレンの処方箋~ありたい姿⑥

ひとつの生き方の理想となりえる自己実現者の特徴を人間主義心理学の

マズローからあげて参りましたが、今回まで紹介してみましょう。

 

 

マズローは、自己実現者は、豊かな社会感情をもつことをあげています。

彼らは、他人の喜びや悲しみへの共感ができ、他人との一体感が人一倍強い

のです。

 

 

ユング心理学では、人類共通の意識層として、集合的無意識という心の深層

領域を提唱していますが、自己実現者の社会的関心は、見知らぬ他人にまで

及び、まさに「人類の一員」という意識があるのです。

 

 

子どもたちへの道徳的教育の中で、「人さまにご迷惑をかけないように」という

言葉がよく聞かれます。

迷惑をかけないことは、もとよりですが、もう一歩進めて、「人さまのお役にたつ

ように」と伝えてもらいたいものです。

 

 

迷惑をかけないだと、「邪魔をしない」にとどまってしまいがちです。

役にたとうと思えば、「どう役にたとうか」ということで、他者の立場に立ち、何を

することで助かるか。

喜んでもらえるか。

と自ずと共感的な姿勢が身につきます。

 

 

人は、結局は自分のことで悩む」と言われます。

自分の周りに壁を作り、自分だけのことで悩んでいれば、自己の殻の中に閉じ

こもり、社会という視点をもてなくなるのです。

近江商人の「三方よし」に習い、自分、相手、社会に役立つための生き方

勧めていきたいものです。

 

 

次に、自己実現者は対人須関係の中で、自ら進んで他人に信頼をおき、相手が

こちらの信頼に応える態度を引き出そうとすることをあげています。

主体的な信頼こそが、相手の信頼を呼び起こすというわけです。

 

 

期待効果」という言葉がありますが、「こう思うから、そうなる」という事。

アダルトチルドレンの多くは、元々にせよ、対人関係での傷つきがあったからに

せよ、相手を疑ってかかる傾向が強いようです。

 

 

信用できないのでは」「裏切られるのでは」という観念が、先に立つようです。

ですから、往々にして実際にそうなることが多いのです。

相手への不信感や警戒心が、表情、姿勢、態度に表れるからです

 

 

類は友を呼ぶ」という格言もありますが、自己実現者が親交を深める相手は、

自ずと同じように自己実現している人が多いとマズローは、

述べています。

 

 

互いが自然と親近感をおぼえやすいということと、あえて自分が成長できるよう

そういう人物を選んでいるということです。

ですから、自己実現者は、決して広い親交があるわけではありません

 

 

春先に必ず流れてくる「一年生になったら、友達百人できるかな?」という歌を

諸悪の根元、対人恐怖を招く洗脳の歌と私はかねて言っております(笑)が、

「友達はたくさんいなければならぬ」なんて考えは、捨てた方が賢明です

前回述べましたように、自己実現者は、躊躇することなく孤高を保つことが

できます

 

 

人は、自身の人格の投影によって、類似性の高い相手を選択する可能性が高い

のです。

自分自身が、「自分は人から信頼されるにあたらない」「きらわれている

陰で笑われている存在だ」と否定していれば、その気持ちが他者に投影され、

相手からそう思われていると信じ込み、人を身近にすることはできません。

 

 

自己実現者が、主体的な信頼を相手に向けられるのは、高い自尊心自己

信頼感をそなえているからです。

その健全な自己愛は、人間愛のあらわれであり、人間尊重の精神が土台に

あります。

 

 

マズローは、自己実現者は、民主的な性格構造をもっているとして、その行動

特徴を「階級、教育、職業、政治的信条、民族、出身地、皮膚の色などによって

人を差別することがなく、誰とでも友好的になることができる」と述べています。

 

 

表面的な社会的評価を超えて、共通してある本質の人間性を問うのです。

行為、行動は、場合によっては非難されることはあっても、人格そのものは否定

されるべきものではないという立場に立っています。

 

 

また、「何か自分の知らないことを教えてくれ、自分のもたない技能をもつ人々に、

見せかけ無しに率直な尊敬と謙虚さを示すことができる」という特徴も述べていま

す。

 

 

地位や肩書きに関係なく、自分が成長できるために人から学ぶ謙虚さや素直さを

そなえているのです。

 

 

健全な自己愛、自己肯定感が育っていない場合、特有の傲慢さが見え、素直さ

や正直さを欠き、周囲の家族でも辟易することが少なくありません。

 

 

「鶏が先か、卵が先か」ではないですが、過去のトラウマがあったから、人を信頼

できないのか、そもそも人を信頼できないところがあったから、トラウマを抱える

ことになったのか。

その両方があろうかとは思います。

いずれであっても、主体的に他者を信頼できる生き方ができるようになっていき

ましょう。

 

 

 

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アダルトチルドレンの処方箋~ありたい姿③

今回は、自発性、主体性についてお話ししましょう。

私がアダルトチルドレンの方々と関わってきて、一番実感するのが、自発性

主体性が損なわれているということです。

自分自身の内面を表現することへのためらいや、怯えを一様に抱えています。

 

 

このことは、長きわたって感情や欲求を抑圧してきたことを示しています。

感情や欲求を表出することは、傷つくことであり、危険だと判断しているからです。

 

 

したがって、慢性的な不全感を抱え、ものごとの受け止め方や考え方に柔軟性

ありません。

そのことから怒りの感情が生じた時にも、健全な表明ができず、うっ積させ、破壊

衝動や暴力行為に及んだりします。

 

 

マズローは、自発性の高い人間は、『愛し愛される能力』に優れていると、特徴

をこう述べています。

 

 

自他を隔てる壁が比較的薄く、自己の感情はすぐ他人に浸透し、また

他人の感情は容易に感じ取ることができ、互いに共感をもつことができる。

つまり、他人と同一化し、共通の感情に生きることが可能なのである。

このような分け隔てのない人格特性は、周囲の人々にも温かい感情を感じ

させる」と。

 

 

愛し愛される能力』が充分でないと、人から遠ざかり、また、いじめなどの対象に

なってしまう場合もあります。

では、この自発性が発揮できないのがなぜかと言いますと、健全なアイデンティ

ティの未構築ということに関わってくるのです。

アイデンティティは、自己が自己であり得るということですから、他でもない自分

らしさの自覚です。

 

 

自他を区別できる自己の特性を認識できていれば、自ずと自然に沸き起こる感情

も表出できますし、意思表示や態度、行動で明確に自分を表現できます。

これが自発性です。

 

 

ここで、自発性に関連して、対人交渉の際に出てくる“譲れる”“譲れない”の

問題について論じてみましょう。

 

 

他者と協調性を保ちながら、自身の要求を実現させていくためには、相手と自分

との意見、希望の違いの間で、折り合いをつけていかなければなりません。

その時に、どこまで妥協し、譲るか、譲らないかが問題となります。

 

 

自発性の高い人間は、譲れない範囲は、自身の存在の根幹に関わるほどの大事

に限られ、非常に小さく、譲れる範囲をできるだけ大きくもち、「大事のために小事

を譲る」という姿勢ができています

 

 

大事に関しては、決して妥協することなく、社会環境の慣習的なものに対しても

挑戦する態度を示します。

自身の中に、アイデンティティを支える自己規範をもっているからです

周囲の評価に惑わされないのです。

 

 

一方、自発性が低い人間は、譲れないものまで意思表示を避け、結果譲ってしまう

といった状態を招いてしまいます。

 

 

周囲の評価に対して過敏であり「きらわれたくない」という理由で、安易に自分の

意志を押し留めます

もちろん、満足感は常に得られず、「させられた」という被害者意識が強まります。

これは、主体性の放棄という状態です。

 

 

それでは次に、主体性に関して述べてみましょう。

「主体的に生きよう。行動しよう」というような表現がされることがありますが、

“主体的に”というのは、具体的にどのような状態でしょうか。

 

 

主体性を考える時というのは、必ず自分以外の他との関わりあいの中でのことです

から、「他」というものを人を含めて「環境」と捉えてみると分かりやすくなりますの

で、環境との関係性から主体性を定義しますと、

 

 

1.環境に振り回されず、流されず、支配されないこと。

2.環境に対して常に働きかけ、創り変えていくこと。

と定義できます。

 

 

マズローは、自己実現しつつある人は、自律的で環境から独立していて、次のよう

な行動特徴をもたらすと述べています。

 

 

第一に、厳しい逆境や欲求不満に対しても、これに耐えることのできる能力

をもっている。

 

第二に、名声、名誉、権威、地位などといった社会的評価に依存しない。

 

第三に、建設的な社会批判の態度を持っている。環境に対して、主体的

創造されるべき対象と認識している。

 

 

いかがでしょうか。

皆さんも主体性を、かねてから発揮できておられるでしょうか?

 

 

先にも述べましたように、内的規範、指標をもてている場合は、社会的評価などの

外的評価に依存することはなくなります。

日本特有の「世間体」も外的評価です。

 

 

自発性や主体性に欠けた状態では、常に被害者意識に支配され、責任転嫁し、

周囲に依存的になるばかりではなく、非難や愚痴が多くなります

 

 

これらのことが、ストレス(逆境)に対しての脆弱性も招き、止まるという行動を選択

するのです。

目の前の問題を解決するための取り組みにも積極的になれず、不安や痛みからの

回避だけに終始してしまう反応的な生き方になってしまうのです。

 

 

 

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アダルトチルドレンの処方箋~抑圧の果て

生命は、欲求とも言えます。

生命は欲求を抱き、それを充たしていくことで、維持していこうとします。

 

 

私たちの心は、その欲求の充足具合に基づき、様ざまな感情が表出します。

もし、この欲求そのものや、それに伴う感情の表出が、何ものかに妨げられることが

あると、私たちは、それらを意識下へ抑圧してしまいます。

 

 

例えば、自分が欲するものが、親にとっては不都合なものであったりすれば、それを

親は拒絶するでしょうし、笑い声や、泣き声を煩わしく感じる親であれば、

「うるさいっ!」と恫喝するでしょう。

 

 

欲求や感情の表出が、傷つき(痛み)を伴うものであれば、私たちはそれを回避しよう

とします

結果、意識下にしまいこんでしまう(抑圧)のです。

意識に上らせておけないのです。

辛いから。

 

 

しかし、抑圧されたものは、意識から外されたというだけで、消えて無くなったわけ

ではありません。

やがて、腐敗し、悪臭を放ち、その臭気は、人格の雰囲気を作り出し、意識下から、

私たちの行動、生き方にまで手を回してきます

感情や行動は、制御不能状態となり、望まぬ結果を招いてしまいます。

 

 

また、現実の否認は、シャドーを生みます。

愛されなかったという思い込みや、親を恨んでしまう自分を受け入れられず、同じよう

に裏(影)へ隠してしまいます。

 

 

表面をとりつくろうペルソナ(仮面)と、シャドー(影)、そして、コンプレックス(思い込

み)はセットです。

 

 

シャドーコンプレックスを腐敗させないためには、否認せず受容することです。

そして、さらに昇華(質の転換)させていくのです。

 

 

意識下に抑圧されたものが多ければ多いほど、行動は反射的になり、心は反応的

で、あたかも催眠術にかかったように条件づけられ、生き辛くなってしまいます。

私たちは、様ざまな状況に対して、主体的に対応できることで、自分らしく生きていく

ことができるのです。

そのためにも、楽観的な生き方を心がけてみましょう。

こちらもどうぞ。

 

 

 

 


自分探しの盲点

価値観の多様化した時代は、あらゆる分野で選択肢が増加していることでもあります。

携帯電話でも分かりますが、色、機能、形態さまざまです。

選択肢が増えれば、迷うことが自ずと増えます。

 

 

職種、結婚も基本自由選択です。

ですが、自由であるがゆえに求められるのは、選択、判断基準です。

ここにおいて軸となる「自分」というものが必要となります。

 

 

現代は、自己喪失の時代とも言えるでしょう。

三万人を超える自殺者、詐欺の横行、依存症の増加、いじめ、幼児虐待、DV、ひきこもり

など、どれも自分を見失ってしまった果ての状況です。

 

 

そんな中で、「自分探し」といったものがよく聞かれますが、やや向かう方向を誤ってしま

っているようでもあります。

 

 

どこか知らないところに「本当の自分」というものがいて、その自分を探し出すといったニュ

アンスのものや、その反対に自分のやりたいことが分からないから何もできないといった

全く後ろ向きなものまで見受けられます。

いずれも、いつまでも自分を探し当てることは、叶わないでしょう。

 

 

自分のやりたいこと、欲しいものが分からないというのは、あまりにも生きることに対して、

不真面目過ぎます

 

 

意欲」というものは、五官で感受したものが、美しいとかすばらしいとか、価値づけられ、

我がものにしたいと欲することです。

ですから、五官を通して様ざまなものに触れる必要があります。

「分からないから何もできない」では、いつまで経っても意欲は出ません。

心を揺さぶり、情感を刺激しなければなりません。

 

 

あなたは、これまでに感情を表出することを抑えられてきたのかも知れません。

感じることが危険である環境にいたのかも知れません。

 

 

だとしたら、安全な環境を確保し、紅葉で山が赤や黄色と色とりどりになっていると

いった感覚だけでなく、「なんと美しいのでしょう」といった感情を呼び覚ますのです。

料理を食べても「甘かった。辛かった」ではなく、「なんとすばらしい至極の味なので

しょう」と。

 

 

また、何かを見たり、体験した時に「楽しい!」とか、「嬉しい!」というそういった感情

を感じ取るのです。

 

 

長きに渡ってあなたは、感情を忘れ、感覚だけに頼って生きてきたかも知れません

それは、センサーと同じで、単なる反応的な生き方しかできません。

 

 

自分探しは、外に求めるのではなく、自分の内側を充実させるのです。

既に身に備えているものがあります。

 

 

これまでの人生で、どういう環境にいたか。どういう経験、体験をしたか。

褒めれたことは何か。得意なことは何か。

身につけたスキルは何か。

言われて嬉しかったこと。してもらって嬉しかったこと。

やっていて楽しかったこと。熱中したこと。

どんな人との出会いがあったか。

影響を受けたことは。

 

 

こういったことを振り返り、今あるものをさらに磨いていくんです。

「好きこそものの上手なれ」で、楽しい、嬉しい、すばらしい、素敵だ、美しいと感じられ

る方向の体験、経験をさらに加えていくのです。

 

 

それでも何をやってよいのか戸惑う場合は、じっとしていないで、人の役に立つこと

始めてみてください。

様ざまな形で人の役にたっていき、何を周囲から期待されたいかを感じ取っていくの

です。

どんな期待に応えている自分が、ありのままの自分でいられるのかに気づいた時、

本当の自分に出会えます

 

 

 

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できないのではなく、やらないだけ

支援者の立場からアドバイスをしておりますと、よく聞かれるのが、

やろうと思うのだけれども、なかなかできない」という言葉です。

この場合、ほとんどが、まだ本気でやろうと考えていないのです。

 

 

何事も行動につながるためには、本気になることが必要です。

本気ということは、現状への不満に対して、いらぬ条件をつけず、改善、

解決することを心底望んでいるということです。

 

 

いらぬ条件をつけずというのは、

〇〇が変わってくれなければ・・・」とか、

〇〇が足りないから・・・」とか、

状態がきびしいから・・・」とか、

できない理由をあげて言い訳とせずにということです。

 

 

そもそも状況が、自分にとって、改善し難いことだから、不満がつのって

いるわけであって、すんなりいきにくいのは当たり前のことです

「状況がもっと良ければ変えられるのに」というのは、おかしな話です。

簡単に変えられるのであれば、はなから不満は溜まりません。

 

 

結局、不満やグチをこぼしながらも、現状に甘んじるのか、そのままには

しておけないと、積極的に自分から動いていくのか二つにひとつです。

 

 

最も多いのは、「(自分ではなく)誰かが動いてくれれば」という他人まか

せの対応です。

 

 

特に、不満を感じる現状をつくったのが、特定の誰と位置づけている場合

は、その人が変わらなければ、何も変わらない(改善しない)と思い込ん

でいます

 

 

これでは、どこにも主体性がありません。

その誰かに依存しているわけですから、その不満の矛先である人物に

結果、隷属しているのと同じです

自分が良くなるのも悪くなるのも、その人次第ということですね。

人生の主体者としての自分は、どこにあるのでしょう。

 

 

また、何が足りないとか、何が難しいからできないではなく、その足り

ない条件などを揃えていくことからが、自分が行っていくことなのです

改善、解決のために必要な条件は何で、その条件を揃えていくため

には、何からどう始めていけばよいのか。また、協力者がいる場合は、

その協力者との交渉も必要です。

 

 

結果というものは、必要な条件が整った時に現実化するものです

既に今ある条件も活かしていくという発想も必要です。

もっというと、悪い条件だと思われるものも、見方を変えて活用していく

ことも大切です。

 

 

結果を出すために必要な条件も分からぬまま、また、既にある条件を

度外視したまま、不足への不満ばかりをもらしていることが多いようです。

 

 

現状への不満があれば、先ず、本気で変えようと決心しているか、その

ために新たな事へチャレンジすることをためらっていないか、失敗する

ことを過度に恐れていないかを問いかけてみてください。

グチやボヤキは、自分や周囲のやる気をそぎます

 

 

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自分を離れる

過度な自己否定感をもってしまうと、自分の言動や行動に自信をもてないどころか、

口を開けば、人を怒らせ、動けば迷惑をかけ、そこに居るだけで、周囲に不快感を

与えてしまうような気がしてしまいます。



これから始めることに対して「うまくいくだろうか?大丈夫だろうか?」と心配するよ

りも、「大丈夫にしていく」という意識をもって、そうなるための条件を揃えていくこと

に一生懸命になることが大切なように、「人に迷惑をかけないかなぁ?」と心配する

暇があったら、どう役に立つか、貢献できるかを考えてみましょう



周囲からの評価に過度に依存する状態にあると、結果としての評価ばかりを気に

してしまい、肝心の評価を得るための実力を養うことがおろそかになってしまって

いることが多いようです。



「実力」というのは、何も人よりも秀でた能力ということではなく、自分が望む他者

からの評価に見合うだけの実際能力ということです。

英会話も出来ないのに、外資系企業で働きたいというのは、無理な話です。



「自信がないから」「心配だから」「怖いから」「いやだから」「めんどくさいから」

これらは、全て自分の感情、自分だけの都合です。



そもそも自分に自信がもてない、自分を否定的にとらえ愛せないのは、人から求め

られている。必要とされているという実感が得られていないからです



では、求められる自分になるためには、どうすればいいのか?

それが、「役に立つ」ということです。



「役に立つ」という発想、視点をもつと、毎日の過ごし方が変わってきます。

「どうすれば役に立てるか?」を考える場合、先ず自分が何ができるかです。

やれることには、二通りあります。

今の自分でもやれることと、これからの自分がやれるであろうことです。



今の自分でもやれることは、新な知識や技能を備えなくても、現状の自分がすぐに

できることです。



これからの自分がやれることは、今はまだできないけれども、何らかの学習、訓練

を積むことで、できるようになることです。

例えば、車の運転です。

今は免許はなくても、自動車教習所へ通って、所定の訓練を重ね免許を取得すれ

ばできますね。



さらには、役に立とうと思えば、苦手な分野では難しいですね。

ですから、自分の得意分野を改めて意識することができます

最初から人よりも秀でておく必要はありません。

自分の中で、より得意なことを探せばいいんです。

そして、それをさらに磨いていく。



先ほどの、今はまでできないことの中には、得意というわけではないけれども、

興味があってやってみたいことも加えておくといいと思います。

「好きこそものの上手なれ」で、興味、関心があれば、上手くなってきます。



こうやって、「役に立つ」という発想をもつだけで、自分を客観視できますし、常に

成長上達を心がけることができるようになります。



向上心をもって、努力を続けている人間の周りには、自然と人が集まります

大人しかろうが、引っ込み思案だろうが、周囲がほっておきません。



また、「役に立つ」という発想、視点で一番得られること、まさに自分にとって役立

つことは、「どうやったら人の役に立てるか?」ということで、他者の立場に立って

ものごとを考えられるということです。



「何を人は求めているか」

「何をしたら喜んでくれるか」

「どうしたら助かるか」

などを自ずと考えます。



それは、自分を離れる。自分だけの欲得、都合から離れられるということです。

自分に執着することで、人は悩み、煩悶します。

高い所へ登ると、周囲全体が見渡せ、見えるものが違ってきます。

自分を離れ、人の役に立つという発想は、いわば心境の高まりですから、目の前

の些細な事に囚われなくなってくるのです。



最後にひとつ申し添えておきますと、役に立つことが、自分にとっても楽しめる、

嬉しいと感じれられる。もっと言うと、面白いと感じることのできるものでないと

いけません

自己犠牲的な役立ちは、長続きせず、どこかで破綻します。

犠牲を伴う親切は、相手も喜べないのです。



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欲求の実現

自分が自分でいられない状態というのは、自分の欲求を周囲に要求できず、結果、

何一つ実現できないでいる状態とも言えます。

欲求を実現していければ、ストレスを感じることも少なくなります。



四苦八苦の一つにある「求不得苦(ぐふとっく)」というものが、まさに求めて得られ

ぬ苦悩です。



では、欲求を実現していくためには、何が求められるかと言いますと、それが人の

協力やサポートを必要とする場合、要求として表さなければなりませんので、次の

ようなことが求められます。



先ず、要求する意欲があるかということです。

実現させたい欲求はあっても、他者へ要求することをためらうことも多く見受けら

れます。

恥ずかしい

めんどうだ

断られたらどうしよう

などの感情が出てくると、ほとんど要求するところまで行き着きません。

当然周囲に意志は伝わらず、実現はありえません。



次に、要求できるためのスキルがあるかということ。

要求のためのスキルとして、欲求を伝える技術と、受け入れ了解してもらえる

説得力が重要です。



欲求を伝える技術では、何をこちらが求めているのかを正確に伝えなければなり

ませんので、自分自身が、本音の欲求を正確に把握しておく必要があります。



そのためには、欲求を整理し、手段に囚われず、目的をはたせるように、絞り込

んでいかなければなりません



車(でドライブ=手段)が欲しいのか、楽しい時を共有できる友人や恋人(目的)が

欲しいのか、そこを見誤ると、車(手段)は手に入れられても、真の満足は得られ

ないということになります。



また、受け入れ了解してもらえるためには、信頼作りが大切です。

そのためには、相手の話、意見にしっかり耳を傾けることです。



聞くことが、とても下手な人をよく見かけます。

「自分はあまり興味のないことだから・・・」と、相手の話を上の空で聞いてしまって

います。

たとえ興味、関心のない内容でも、聞くマナーとして、「今私は、あなたの話に

とても関心をもって聞いています」という姿勢・態度が大切です。

それが相手を尊重し、敬う礼儀です。

礼を欠いては、信用、信頼は得られません。



傾聴する時に重要なことは、その話や意見の内容から、相手の価値観を読み取る

ことです。

相手の価値観を尊重する姿勢を示せば、人は好感をこちらに持ってくれます。



相手の価値観に合わせた要求の形を取れば、了解を得やすくなります。

動機や目的をより重要視する価値観の相手か、実績、効果を重要視する価値観か、

誠意や熱意などを重要視する価値観なのかなどで、自分が欲しいもの、成し得た

いもののどこを相手にアピールするかを変えるのです。



これらを主体性をもって実行していくことが、自分が自分でありえることができるた

めの要件なのです。


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