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HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ > アーカイブ > カウンセリング > 7ページ目

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
カウンセリング 7ページ目

行動を変えるために

私たちの人生は、習慣の複合体と言えます。

習慣は、行為・行動の繰り返しによって築きあげられます。

 

 

フロイトは、『反復強迫』という概念で、意識下に抑圧されたものは、行為の繰り返しとして表

現されるとしました。

たとえそれが自身を傷つける行為であっても、意識下に刻まれたものにより、自分でも意味

が分からぬまま、その行為を繰り返してしまうのです。

 

 

ACの生き辛さはまさにここにあります。

では行動を変えていけるためには、どうしたらいいでしょうか。

行動の目的を自問自答してみるのです。

 

 

ある行動をとった時に、「何のためにそうしているのか?」を問うてみるのです。

ダイエットのためのウォーキングも、何のためのダイエットかを考えると、好きな恋人により愛

されたいという目的が見えてきます。

  

 

高級車を購入するために懸命に働くのも、何のためかと考えると、経済力を誇示したいと

いう意思が見えてきます。

その経済力の誇示もまた、自分の存在意義を認めさせるという目的があります。

 

 

いずれも、「何のため?」を繰り返していくと、より本質的な目的に行き当たります。

愛され、認められ、受け入れられることが今必要な状況にあることが見えてきます。

 

 

母親が子どもの世話を過剰にやき、自立心を削ぎ、自分を頼らせることでわが子から求めら

れている実感を得るという目的をはたそうとする場合があります。

このケースも背後にあるのは、必要とされることを必要としている虚無感です。

 

 

目的には、必ず価値観が関わってきます。

何に価値を見いだしているのか、何を優先的に大切なものと認識しているのか。

それによって、目的が定められます。

 

 

そして、その価値の充足の基準にしているものは何か?

先の例では、容姿(体重)であり、収入、車であり、わが子の依存度が充足を測る基準になっ

ているのです。

 

 

行動を変え、なおかつ継続させていくためには、目的が明確になっておかなければなりませ

ん。そして、基準が変わらなければ今まで求めていたものを求め続けるだけで、行動の変化

は現れません。そのためには、価値観そのものを変えていくしかないのです。

 

 

私たちが身に備えている価値観は、低年齢期に親や周囲の大人たちから刷り込まれたもの

が多く有ります。中には、誤った価値観もあります。

「いい高校、大学に行かなければろくな人間になれません」という価値観に嫌悪感を抱き、高

校受験直前に不登校をして、学歴放棄で親の価値観に挑んだ少年がいました。

 

 

価値観は、根底から行動に揺さぶりをかけます。

意識下に抑圧されるものもまた、価値観によってしまい込まれてしまったものです。

生き辛さを感じるとき、自身の価値観を客観的に見直してみることが、回復への一助となって

いきます。

あなたがこのブログを読んでいる目的も問い直してみてください。

 

 

『ニート・ひきこもりエンパワー教室』
https://www.interbrain.co.jp/course/empowerment/

 

AC(アダルトチルドレン)、次世代AC(ACに育てられた子どもたち)の回復援助活動の中
から開発された自己創造技法 『自心観』ゼミナール
https://www.interbrain.co.jp/adultc/

 

NPO法人地球家族エコロジー協会付設心理教育カウンセリング・オフィス
ふぉーらむ北辰
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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自己とのコミュニケーション

私たちが生きていく中で抱える苦悩は、人間関係に集約されると思います。

自分を他者に理解してもらい、他者の思い、動向をまた自分が把握できれば、関わりあいは

円滑にいきます。

 

 

そのためには、自分の意志を主張、表現でき、互いの感情交流のためのコミュニケーション

が必要になります。

しかし、このコミュニケーションがうまく取れないという生き辛さを感じている人も少なくないの

ではないでしょうか。

 

 

コミュニケーションに苦手意識をもっている人に多いのは、話下手で、気の利いた会話ができ

ないことがその原因と思っていることです。

実際そうでしょうか?

口数が少ない人でもけっこう交友関係が広い人がいます。

 

 

それは、コミュニケーションが単に言葉だけで支えられているものではないからです。

コミュニケーションの目的は、相互理解のための自己表現他者受容です。

そこから信頼関係を構築していきます。

自己表現ができるためには、表現する自分を知らなければなりません。

そのためには、他者とのコミュニケーションの前に自己とのコミュニケーションをはからなけ

ればなりません。

 

 

自己との間にも、他者との間にも信頼関係を構築していくためには自己開示が必要ですが、

その自己開示を妨げているものに次の三つがあります。

 

 

ひとつが〈シャドー〉です。

これは、自身が否定する、自我と正反対の悪(影)です。

例えば、誰にでも人の幸福を喜ぶ心とねたむ心とを持ち合わせています。しかし、ねたむ心

は、自分でも受け入れ難いですから、下意識に押し込んでしまうのです。

魔がさした」と言いますが、この魔がシャドーです。

 

 

つぎに〈コンプレックス

これは単に劣等感ではなくて、無意識の中のこだわり、囚われです。

誤った信念といえます。

親からの刷り込みや、期待にかなった場合だけの条件つきの愛情により、偏った思い込み

が生じるのです。

 

 

三つ目に〈ペルソナ

外部に順応するための、本来の自己を隠す仮面です。

偽りの自己と表現できます。

 

 

これらのものが自己を縛り、本来の自己を見えにくくしていることに気づくことが大切です。

自己とのコミュニケーションがはたせ、創造的・肯定的な心破壊的・否定的な心を統合で

きることで、他者とのコミュニケーションも自然に取れるようになっていきます。

 

 

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主体的に生きる

自助というテーマhttp://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2009/02/post-e4b7.htmlでお話

しした時に、主体性にふれました。

 

 

小人閑居して不善をなす』(大学)という言葉もありますが、空虚さは依存を招き、主体性を

喪失します。

AC(アダルトチルドレン)の特徴のひとつが、この空虚さともいえるでしょう。

成育過程において、愛着欲求や、承認欲求が満たされず、その埋め合わせのために、人間

関係において自己制御がはたらかなくなります。

 

 

主体性とは何か。

ここでは、自己と自己以外との関係性という視点から、環境との対比で説明してみましょう。

 

 

主体性が発揮できている状態とは、

周囲・環境・条件に振り回されず、流されず、支配されない

周囲・環境・条件に対して常に働きかけ、創り変えていく

すべてを受け入れ味わう

という状態です。

  

  

別の側面から申しますと、自己判断・自己決定・自己責任ができている状態です。

自分自身の存在現実(選択、感情、行動、幸福)に責任をもって生きる。

主体性を発揮するということは、自分の人生や行動の原因をつくる責任が自分にあるという

ことを自覚するということです。

 

 

自己否定感が強い人間は、責任を負うことを極端に避けようとします。

失敗やそのことで周囲からはじかれてしまうことへの恐れからです。

責任転嫁は、他者への依存です

 

 

責任を負うと言うことは、自由がきかず、ストレスがかかるような気がしますが、実際は、その

ことにおいて、主導権を握れるということです。決定権があるということです。

 

 

自己責任の自覚は、思考停止を防ぎ、現実受容を促します。

受容に関しては、前回もお話ししました。

自分が責任を持とうが持つまいが、人生からは責任をいやがおうでも取らされるものです。

ツケがちゃんと回ってくるのです。

 

 

だったら、主体的に生きていくことで、よりよい人生を創造していった方がよいのではないでし

ょうか?

 

 

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行動の意味を知り、自分を変える!

生き辛さを感じる生き方の根底には、否定された自己があります。

身近にいる他者の基準、期待にそえなかった時、受け入れられなかったという疎外体験をも

っています。

 

 

その基準、期待は適性だったのでしょうか?

その是非を確認する以前に、そこで生き残りを図るためには、その期待にそわざるを得なか

ったのでしょう。

ありのままの自己を否定された痛みと、偽りの自己を演じなければならなかった痛みと二重

の苦悩を抱えています

 

 

生き辛さというのは、その「場」「状況」にふさわしくない行動、ふさわしくない心の状態が起こ

るということです。

なぜそうなるのかを考えてみましょう。

私たちは、意識しないままその状態を繰り返しています。

 

 

その状況にふさわしく意識をはたらかせることで、主体性を取り戻せます。

主体性を発揮することで、新たな選択が取れるようになるのです。

 

 

すべてのものは成長する方向へ向かっています。

成長は変化でもあります。

変化する自然の状態の中で、変化を拒み、認めないことこそが苦悩の原因と言えます。

変化することを恐れないことです。

 

 

自己変化を拒むものは、セルフ・イメージです。

これに関しては以前にも述べています。
http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2009/02/post-b922.html

 

 

硬直化、固定化した心に変化をつけるためには“気づき”が必要です。

硬直化、固定化は執着、偏りを生み、偏ったそのままで安定しようとすると、いびつに自我が

歪みます。

 

 

気づきから反省し、そこから学び、決意を固め(決心)、実行する。

そしてまた、あらたな気づきを得る。これを繰り返していくことです。

自己変革するためには、めんどうくさく感じることを率先して実行してみましょう。

日頃使わぬ筋肉を使うとコリが生じます。

それと同じように、めんどうくささを感じるということは、これまで実行していない証拠です。

だからこそ変わることができるのです。

 

 

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自助について その2

前回自助グループに関して、私なりの見解をお話ししました。

ACや不登校、ひきこもり当事者家族の自助グループ、親の会などが思った効果が現れない

のには、もう一つ理由があります。

 

 

それは、当事者のみの集まりになると、情緒的な共感はできても、現状の生き辛さを解消し、

より良く生きていくための手立てが見えにくいということです。

そもそもなぜ生き辛さを感じているのか。

それは、あらゆる事象をとらえる時の選択肢が限定され、偏っているからです。

自身の経験への意味づけに多様性がないからです。

 

 

これを霊性の未発達と申します。

人間は「意味への意志」を発動させることができます。

意味を付与し、行動力の源泉とします。

それが人のもつ「霊性」というものです。

 

 

AC、不登校、ひきこもり、その親が抱えている問題は、精神性の問題ではなく、霊性の問題

なのです。

生きていくことへの意味を見いだせず、生きがいの喪失魂の呼吸不全とも言える状態で

す。

 

 

自助グループには、息を吹き返せるほどの気づき覚醒が必要です。

そのためには、当事者同士だけの交流では得られにくいのです。

 

 

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心に栄養をあたえる

日々の生活の中で、「すばらしい」という言葉を発する機会が増えてくれば、とても豊かな時

間を過ごすことができます。

なぜなら「すばらしい」の表出は、気づき発見への感動の場であるからです。

 

 

また、人に素直に「ありがとう」と言える自分になっておきたいものです。

ありがとう」と言う機会を得るということは、人から何か手助けを受けた時です。

つまり支えてもらったことに感謝する場面で「ありがとう」は出てきます。

  

 

人から手助けを受けるといっても二通りの意味があります。

情けをかけられて「かわいそうに」という場合と、「あなたのために一肌脱がせて下さい」と協

力される場合です。

もちろん、後者の意味で「ありがとう」が言える自分でありたいと思います。

 

  

人から協力してもらえる自分になっておくためには、かねてから人から「ありがとう」と言われ

る自分にしておかなければなりません。となれば、当然自分を成長させることが出来ます。

人からの協力を得られる。人の役にたつことが出来る。成長出来る。一石数鳥です。

  

 

そしてもう一つ。相手の意思に関係なく、何らかの恩恵を受けたと感じた時、感謝の気持ちが

出てきます。パストラルケアのキッペス博士は「あたりまえのことも与えられた恵みと感謝

来る心性を霊性」と定義しています。

 

 

霊性は新たな発見への感動、そしてエゴを超えた謙虚さを司るものです。

先の「すばらしい」も「ありがとう」も相手の存在の絶対肯定の言葉でもあります。

いずれも「かけがえのない」という意味がそこに込められています。

だから、この言葉をかけられていやな気持ちになる人はいません。

  

 

あなたは、すばらしい!」「あなたに、ありがとう!」と言う機会を増やしていきましょう。

そして、他者へも自分へも、

ねぎらい、なぐさめ、認め、励まし、ほめる

ことが大切です。

 

 

心に栄養をあたえるために、

今日も一日よく頑張りました。ご苦労さまでした

失敗しても大丈夫。私は信じています

私にありがとう!」

よく克服しましたね。見事です。えらい!」

と自分にも言い聞かせてあげましょう。

 

 

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変わるものは

自分の現在の生きにくさが、親との関わりに起因していると自覚している状態にある人を

アダルト・チルドレン(AC)と申しますが、中には、これまでのトラウマがこれからも一生自分の

生き方に影響を与えていき、トラウマの呪縛から逃れることは出来ないのだろうという絶望感

に襲われている方も少なくありません。

 

 

自己の苦悩を分析するために、心理学やACに関する書籍を読みあさり、そこに記述されて

いる事例が、あまりにも自分自身の生い立ちと酷似しているがために、自分の苦悩の源泉が

読み取れ、客観視できることで一瞬の救いを得られていることもあるのですが、分析から次

の具体的な解決法が分からず、笑顔が戻ったのもつかの間、再び苦悩の淵に舞い戻りま

す。

 

 

さて、実際このトラウマを越えることは出来ないのでしょうか。もちろん越えられます。

先ず大切なことは、その影響を認知することです。どのような過去の出来事から、どういった

影響を受け、自分の中にどういう傾向(反応様式)が強められてしまったのかを知ることです。

 

 

ここで誤りやすいことは、出来事にからんだ相手に対する感情(怒り、恨み、嫉妬など)が思い

出され、そのことに囚われてしまうことです。『人を呪わば穴二つ

自身の中にある幻影を見ず、事実何が出来ない状態になってしまっているのかを観察するこ

とが大切です。

  

  

不安、怖れから身を守るために身につけてしまった、生きにくい行動パターンを分析し、新た

な姿勢・態度を選択できるようになるための訓練を実行することで、人はトラウマを超えること

ができるようになるのです。

 

 

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アダルトチルドレンの自覚

私の所には、不登校やひきこもり・ニート以外にも、一般の社会生活を送っている方からの相談

もあります。会社員、OL、主婦など。

これらの方たちは、自身が「AC(アダルトチルドレン)であったか」という自覚に至った人たちで

す。

 

 

アダルトチルドレン(AC)とは、斎藤学先生の著書(『アダルトチルドレンと家族』)の中で、

自らの生きにくさの理由を自分なりに理解しようと努める人がたどりつく、ひとつの自

」と説明されています。

これは、診断のための医学用語でもなければ、人を誹謗中傷するためのレッテルでもないと

そえられています。

 

 

私自身、ACとの出会いは概念からの出会いではなく、まさに当事者との出会いでした。しか

も、その当事者たちのほとんどが、自分がACであることの自覚にいたっていない人たちだっ

たのです。

 

 

関わってきたそれらの人たち全てに共通してある特徴を感じていました。

似ている」「おそろしく似ている

これが最初の感覚でした。

 

 

そこには決まって、それぞれの家族の存在があったのです。

それまでの親との関わりの中で、歪められた自己像をもっていました。

親からの置き土産によって、成人してもなお、痛みに支配される生き方を強いられていたの

です。

 

 

私は、親の状況から彼ら、彼女らの苦悩の訳が見えてきていました。

それを本人に自覚させることで、結果、家族トラウマからの回復がなったのです。

 

 

先の著書でACの概念を知り、これらの状態がまさにアダルトチルドレンであることの認識に

いたりました。

斎藤先生は、「人はこの自覚を用いて、より有効で自由な自己をつくり、その自己を保護

するのです」と述べられております。

これは、私にとってまさに実感でした。

 

 

私は以前のブログ http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2008/06/post-a460.html 

でも、ACであることの自覚は大きなメリットがあることを述べました。

不登校、ひきこもり・ニートはもとより、いじめ、非行、家庭内暴力、DV、幼児虐待など、すべ

てが、歪められた自己像からのものです。

 

 

今、何らかの生きにくさ、生き辛さを感じながら生活しているのならば、アダルトチルドレンと

いう自覚を得ることが、解放への第一歩であるでしょう。

それは真の自己への目覚めの一歩ともなるのです。

 

 

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自分であるための自信

前へ向かう意欲がでません

なぜだろう?

自分に自信がないからです

 

 

こういった言葉はこれまで何人から聞いたでしょうか。

自信は確かに、行動の起爆剤になります。

 

 

ではなぜ自信がもてないのか。

その理由のほとんどが、

身に備わっているものがない

持っているものがない

達成した成果がない

といったようなものです。

 

 

つまり、知識、才覚、実績などがなんにもない。

ナイナイづくしだから、見劣りして自信がもてない。

 

 

以前「信念とは?」 http://forum-hokushin.weblogs.jp/blog/2008/06/post-1c61.html

と題して述べたこともありますが、

自信とは、これからの自分の可能性、成長を信じることです。

 

 

ですから、今ある知識、才覚、実績を基準に自信をもとうと思っても、もてるまでに時間がか

かります。

今すぐにでも自信をつけようと思ったら、先ず(目標)を明確にもつことです。

できればその志は、誰が聞いても「それは素晴らしい!」と思えるような内容がいいですね。

 

 

平和や豊かさ、環境改善など、個人的な満足ではなく、社会の満足に寄与できるような目標

がいいでしょう。

その方が、高い志をもっている自分というものを肯定できるようになります

志に自分を引っ張りあげてもらうんです。

もちろん、自分が興味のある、楽しめるもの。生きがいにできるようなものです。

世間の目を気にしたカッコつけの目標ではダメです。

さらに、その志に向かって、達成するために日々邁進していくのです。

 

 

そうすれば、そんな自分に自信をもつことができます。

なぜなら、将来大きく成長できる可能性があるからです。

これからの自分に自信をもつことができるようになります。

 

 

もちろん、そこまでの間、日々邁進していくというのは、小さなハードルの低い目標を数多く立

て、それを一つ一つクリアしていくことです。

それが確証のない未来を信じる根拠となり、信念にまで発展します。

 

 

過去の結果をどういう態度で受け止め、未来に向けてどういう姿勢で望むかに自己存

在の真価が問われます

これからの成長を基準にすることで、今すぐにでも自信をもつことが出来るのです。

 

 

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セルフイメージの初発

トラウマは解消したいが、そのための改善行動ができないということをよく聞きます。

また、不安がったり、怒りを何かに向けることには一所懸命なのですが、その不安や怒りを

取り除くことには、不熱心な人たちを多くみます。

 

 

こういった場合、何が障害要因となってしまっているかを考察することが大切です。

改善のための行動を妨げている要因です。

 

 

一般的なのが、うまくいかない、失敗することへの恐怖心です。

そもそも「きっと、失敗してしまうだろう」と思うネガティブな思考が大きな障害要因となってい

ます。

 

 

このネガティブな思考はどこからきているかというと、それがセルフイメージです。

自分が自分をどう想っているか。

このセルフイメージが非常にネガティブなものになっています。

否定的なセルフイメージがあるために、「自分はどうせ失敗する」という思いが、行動を起こす

前から出てくるのです。

 

このセルフイメージがどのように形成されるかというと、その始まりは、乳幼児期です。

自分の存在が周囲(親)から、好意的に受け入れられている、愛されているという実感、身近

な人間は安心して信頼できる、周囲は安全な環境であるといった実感を得られていれば、健

全なセルフイメージが構築されていますが、そうした実感が得られていなかった場合、セルフ

イメージは歪んでしまいます。

 

 

このことが、土台、基礎となり、その人の一生に影響を陰から与えます

 

 

特に親から与えられる不適切なセルフイメージは、本人も気づけぬまま、人格形成に口をは

さみ続けます。

 

 

親がわが子をどうみるかは、親の資質、経験・体験からの価値観、つまり親自身の世界観

からでしかみることができません。それは親の器量でしかはかれないということです。

だからこそ、不適切、不適格なセルフイメージを与えられていることが少なくないのです。

 

 

しかし、そのことに気づけずに、また気づいても、そのセルフイメージを後生大事にしてしまっ

ています。

 

 

乳幼児期はまだ未成熟なために、親から与えられたセルフイメージに対して、無批判に無抵

抗に受け入れています。それは無理もないことです。

しかし、私たちはそれをどこかで見直すべきなのです

成熟した今の自分であれば、それに抵抗することも否定することもできるはずです。

自分自身の器量を拡大することで、健全なポジティブなセルフイメージを構築することがで

きます。

 

 

不安や恐怖から脱するためには、そのための行動を取らなければなりません。

苦悩の中に留まっているのは、セルフイメージに原因があることをお話ししました。

そして、この不安、恐怖そのものがセルフイメージから発せられているものなのです。

 

 

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