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解決支援者の現場日記 不登校: 2024年5月

ひきこもり・不登校~親と子は一心同体ではない②


次に、親が子どもに責任を負わせようとする例です。

これは、親が自分の感情や考えや行動に責任を持たず、子どもにその責任を負わせるパターンです。




例えば、子どもの成績や素行のことで、母親が父親に怒られたとします。

これ自体おかしいのですが、怒られた方の母親は面白くありません。

そこで、「あんたがゲームばかりして、しっかり勉強しないからお母さんがお父さんから怒られる

でしょう。イライラさせないで!」




父親が母親を怒るのも怒りを向ける対象を誤っていますが、母親が「イライラさせないで!」

というのも、子どもへの責任転嫁で誤っています。

「お父さんを怒らせるな」とか「お母さんを悩ませないで」と、子どもに言う場面は少なくない

でしょうが、これらは感情に責任をもっていない典型です。




怒りたくなければ、自分が怒らなければいいんです。

悩みたくなければ、自分が悩まなければいいだけです。

感情は、自身が目の前の事実をどう認識したか次第ですので、子どもの責任ではありません。

怒る選択をしたのは親自身です。

イライラしたくなければ、イライラしないような認識(解釈)をすればいいんです。




このように、責任の所在(誰が負うべきか)を明らかにすることは大切です。

如何なることも、それにどう対処するかは自分の責任です。

「あなたのせい」で終わらせていたら、自分の責任を果たせません。

「子どもがやる気を出して動こうとしないから」を、長期化の理由にしている親御さんも多い

ですが、それにどう対処していくかは親の責任です。

黙って見ていれば長期化するのは当たり前です。

長期化は、子どものせいばかりではないということです。




また、逆に責任の肩代わりも子どもにマイナスです。

自分でやれることまで親がしてしまえば、子どもは、これ幸いとばかりに何もしなくなります。

子どもの部屋まで、ルームサービスよろしく食事を運んでいる家庭もありました。

サラリーマンのお父さんでさえもらえないような額のお小遣いを、毎月子どもに与えている家庭も

ありました。

責任を果たすというのは、後始末、後片付けを最後までするということです。

これでは、自分で何も片づけられていません。




無用な責任を負わせれば、無謀な努力を強いたり、挫折感を味わわせたりで、

「こうしたのはオマエらだ!俺の人生返せー!」と叫ばせてしまう結果となります。

(続く)









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ひきこもり・不登校~親と子は一心同体ではない①


健全な自己愛が育っていない親は、わが子から愛されたい、守ってほしい(愛の逆流)という

思いから、わが子との「境界」を踏み越えてしまいます。




「境界」というのは、自分が他の人とは別の独立した存在であることを保証するものです。

ですから、それが侵されると双方に様々な不具合が生じてきます。

具体的にあげてみましょう。




親が子どもを仲間のように扱う例です。

これは、友達親子と言うと聞こえはいいですが、年齢に相応しくない情報を子どもに知らせる

ことです。

未成熟な子どもに、大人でないと分からないようなことを相談したりです。




よくあるケースは、母親が娘に夫(父親)や姑への愚痴を聞いてもらうといったようなことです。

あたかも子どもをカウンセラー代わりにしてしまっているのです。

以前にある青年が、「父親が自分を膝にだっこして転職の相談をされたことがあった」と

聞かせてくれたこともありました。この父親は転職が度々あったそうです。

膝にだっこできる年齢ですよ。困惑するのは当たり前ですよね。




こういう状況がありますと、子どもを「親は弱すぎて自分を守れない」と不安がらせます。

当然、自分に悩みがあっても、親には相談しようがありません。

親は、頼れる存在にはないのです。

親は親であって友達という立場の関係性ではありません。

立場をはき違えると、負うべき責任を負わず、子どもに無用な責任負わせることにもなります。

(続く)









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ひきこもり・不登校~親から子へ流すはずの愛情が・・・


かねての支援活動の中で、当事者であるお子さんへのアプローチを促した際に、なかなかできない

親御さんもおられます。

嫌な顔をされたり、背を向けられることへの抵抗感からでしょう。気持ちは分かります。




ですが、ここで考えて頂きたいのは、そのためらいがどこから生じているかということです。

「どういうためらいがありますか?」と尋ねますと、よくあるのが「子どもに嫌われたくない」

という答えです。

ここには、親自身の自己愛の問題があります。




親が子どもに愛されたい、子どもに自分を幸せにしてほしいと願う。

これを臨床心理学博士の西尾和美先生は、“愛の逆流”と表現しておられます。

本来愛情は、親から子へ流れるものですよね。

それを親が子から求めようとしてしまうわけです。




背景にあるのが、親自身が健全な自己愛が育っておらず、自身の心の傷を子どもを通して癒そうと

図ったり、叶わなかったことを叶えようとします。

このような状態にあれば、当然わが子から拒否されることは耐え難い苦痛であるわけです。




こうあることで、現状の改善のための促しがなかなかできないでいるのです。

本人は、動き出す(変化を起こす)ことへの強い不安(怯え)がありますので、現状維持を願っています。

そこへ「前へ進もう」という促しをするのですから、抵抗を示すのはあたりまえのことです。

それを受け止めきれないとなれば、一生のひきこもりとなるでしょう。

ましてや、「嫌な思いをさせるのはかわいそう」などと考えていたとしたら、一生ひきこもらせる

ことが優しさなのかを熟考された方がいいでしょう。




親自身の自己愛の問題から、“愛の逆流”が生じている親子の間で、どのような関り方があって

いたのかを具体的に述べてみましょう。

それが実は、ひきこもりを招いたひとつの要因にもなっているのです。

(続く)









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ひきこもり・不登校~子どもはわが家の救援者


私たちの身体は、ホメオスタシス(恒常性維持機能)によって自動調整されていて、生理的バランス

が保たれ健康が保持されています。




家族も同様に、このホメオスタシスが働いています。

具体的なケースとして、子どもたちの日常からの逸脱行動があります。

子どもたちは、不均衡を呈した家族の救援者として、“揺り戻し作用”を担っているのです。

モビールという部屋飾りがありますね。

それぞれの吊り飾りがバランスよく並べられ、全体の均衡が保たれています。

飾りのひとつが落ちただけで、全体が崩れてしまいますね。

それぞれが関わり合っているからです。

家族も同じですね。誰か一人でも不具合が出てくると、家族全体に影響が出てきます。




私たちは欲求があると周囲に要求という形で表わしますが、自覚できない欲求というものもあります。

それは何らかの理由で心の奥にしまい込まれ、充たされていません。

そういった場合、症状として現れます。

胃潰瘍などはその典型です。




不登校やひきこもりといった現象は、家族病理の症状であり、「治療的行動化」と言います。

発熱や嘔吐、下痢は、身体の中の毒を吐き出すための防御反応ですが、子どもたちはつまり、

わが家の病(バランスの乱れ)を無意識に治療しているわけです。

前回の記事もご覧ください。









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