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解決支援者の現場日記 トラウマ: 2018年1月

「8050(7040)問題」の危うさ


事態の解決を焦る前に、現状のこれ以上の悪化を防ぐことが先決です。

〈8050(7040)問題〉が叫ばれ、「親が死んだらどうしよう?」なる

名称の団体もあるようです。




50才の引きこもりを80才の親が支えるといった問題ですが、長期化を

止められず、追いつめられた家庭をどう救済できるかといった風潮に

なってしまっていますが、まったく勘違いをしてしまっていることが

あります。




長期化は、不可抗力ではないということです。

防ぎようのない、どうすることもできないことではないのです。




先ず、親御さんが認識しておかなければならないことは、長期化がより

進めば、当の本人の中では、引きこもるという自分の生き方を親は容認

してくれているとなっているということです。

そう取られてもいたし方ありません。なぜなら、引きこもりを止める

適切な取り組みをほとんどしていないからです。

「いい加減働け!」「出て行け!」は、もちろん適切なはたらきかけ

ではありません。

事態の悪化です。




背を向け、沈黙(無視)を続けるわが子に「なすすべも無く」と放置して

しまっていれば、あきらめて容認してくれていると取られても文句も

言えません




私がいつも例えるのは、引きこもり現象は、体重が200㎏近くにもなり、

ベッドから降りることもままならず、働くことなど到底出来なくなって

しまっているニュースに出てくるような人のようなものです。

「お医者さま、助けてください」「働けないので生活を援助してください」

と言っていますが、体重はいきなり200㎏にはなりません。

そこまでになる間、その増加にもちろん本人も家族も気づけています。

にもかかわらず、さらに食事を必要以上に摂取することを続けているの

です。

つまり、事態を放置してしまったということです。




〈8050問題〉は、大変気の毒な最優先で救済しなければという問題では

ないのです。

そこまでになる前に、充分、防げる問題なのです

いよいよどうにもならなくなってからのどうしようを考えるより先に、

今も日に日に進行している目の前の引きこもりにクサビを打つことに取り

組むべきです。


そのためには、自力で食事を調達し200㎏になったのではなく、毎日3食

たっぷりの食事を供していたのが自分たちだったということに親御さんが

早く気づくことです。






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思っている通りになっているだけ

もひとつおまけのジェームズ・アレンの言葉です。

「人々は、自分の思考を隠し通せるものだと思い込んでいる。しかし、

それはまず、習慣として速やかに具現化し、続いて環境として具現化する」





現状の改善のためのはたらきかけを始めても、「思うように動いてくれない

ですねぇ」と、ため息をもらす親御さんが多いものです。

そもそも他人(わが子)が、こちらの都合にあわせて動いてくれるはずも

ありません。




人生、自分の思うようにはならないことの方が多い(だから、悩む)のですが、

かねて思っているとおりにはなっているものです。

つまり、割合ですね。どれほど思っているか。本気かということです。

「良くなったらいいなあ」とは時々思っていても、それ以上に「でもどうせ

ムリだろうし」と思っている時間が長ければ、良くなるはずもありません。

本音が「ムリだ」だからです。




不登校でも引きこもりでも、ある程度の期間になってしまっていると、

「困ったなぁ」「何とかしたい」とは言葉に出しても、本気で何とかしよう

という状態になっていないことは、少なくありません。

「えっ?、そんなばかな」と思われるかも知れませんが、日常の生活を見て

いるとそれが分かります。

これまでの習慣が、ほとんど変わっていないのです。

〈わが子は学校に行かない〉〈いつも部屋にいる〉という日常が前提になった

生活が、毎日繰り返されています。





わが子の今の在りようは、両親の価値観の総和です。

価値観から、考え方が生まれ、行動を促し、その人の生きる環境(人間関係も)

を創ります。

考え方も行動も、継続されることで習慣となります。

習慣になれば、意識しないでもそうしてしまいます。




何ごとも、現状を変えるためには、現状を招いた習慣を変えなければ、何も

変わりません。


ですから、これまでの価値観、考え方、習慣のままでいれば、時々「学校へ

行かないかなぁ」「働きださないかなぁ」と、思ったところで、本音の自分

が思っている通りの現状になっている
ということです。

「どうせ言っても、動かないから」と。

恐るべし。





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