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解決支援者の現場日記 トラウマ: 2025年5月
ひきこもり・不登校~トラウマの世代間連鎖②
前回述べたように、親は知らず知らずのうちに、
自身が抱えてきた未解決の問題により、
わが子への関わり方に影響を受けていたわけです。
同じ『原初からの叫び』(アーサー・ヤノフ著)の中に、
こういう記述もありました。
『満たされない要求は、生涯を通じてある力を及ぼし、
関心のありかを方向付け、
そうした要求を満たそうとする動機付けを行う。
満たされない要求は、苦痛を伴うので、
意識に登らぬよう押し殺されている』
『満たされない要求は満たされるまで、
他のあらゆる人間活動に優先する』
子どものころからの未充足の欲求により、
成人し、親という立場になってからも、
その影響下にあったわけです。
例えば、自身親から認めてもらえずにきた母親が、
自分がわが子を立派に育てることで、親を見返し、
認めてもらいたいと子どもに厳しく関わり、
これに夫にも認めてもらいたいというのが重なれば、
さらに輪をかけて過干渉が強まり、
子どもをコントロールしようとしてしまうのです。
つまり、親との間での未充足の問題を、
わが子や配偶者との間で、
充たし解消しようとしてしまうのです。
親は、ひきこもり(不登校)現象を理解し、
問題行動がトラウマからの影響であることを認識し、
適切な対応をはかれるようにしていかなければなりません。
しかし、目の前のわが子のありさまに圧倒され、
時に感情的な態度をとってしまう場合も起こるでしょう。
だからこそ、ひきこもり現象の背景にあるもの、
そこに何が起こっているのかを知る必要があるのです。
そこには、親自身の未解決のトラウマ的問題があり、
わが子の問題行動により、それが炙り出されることで
感情の混乱が誘引されてしまうのです。
昼夜逆転やゲーム依存などの自堕落な生活ぶりだけを問題視しても、
対応を誤り新たなトラウマを与えかねません。
子どもの「変わりたいけど、変わりたくない」の
両価的な心理を踏まえた適切な援助が必要なのです。
ですから、先ずわが子へ与えてしまった家族トラウマを探り、
そこから親自身の未解決の問題の解消にも取り組まなければ
ならないのです。
夫婦の関係の中で何を修復しようとしたのか?
親子の関係の中で、どうすることで何を得たかったのか?
埋め合わせのために、度を越してしまったことがなかったか?
静かに、自分の心に尋ねてみてください。
この「現場日記」では今、ポツポツとこれまでの支援の歴史を振り返っておりますので、
しばらく内容はそれぞれ次回へ続いてまいります。

※現在、オンラインでの無料相談も承っております。(スマホ、タブレット可)
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【毎週月曜日無料相談会】【毎週火曜日若者おしごと相談室】
大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996
詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/
引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
https://www.interbrain.co.jp
(NPO法人 地球家族エコロジー協会)
2025年5月29日 06:38
ひきこもり・不登校~トラウマの世代間連鎖①
前回、見えない痛み(傷)について述べましたが、それが分かったとき、
あることに気づいたこと、それをお話ししましょう。
実は、子どもたちが抱えていたものと同じものを、
親自身が抱えていたということです。
子どもの誕生からの生い立ちを振り返りながら、
子どもの発育・発達に影響を与えたであろうことがらを見返している最中に、
親御さんが、自身のことを語り始めることが少なくなかったのです。
つまり、親自身にも未解決のトラウマ的問題があったのです。
私は、不登校やひきこもりの原因もそうですが、
常に、「なぜそうしたのか?」ということに強い関心がありました。
いいだの悪いだのの問題ではなく、なぜそうせざるをえなかったのか。
子育ても同じです。
過保護だの過干渉だのと、誤りを責め、責任を押しつけ合うことに
終始するのではなく、なぜそういう関わり方しかできなかったのかが
重要なのです。
なぜか。
繰り返さないためです。
理由、原因が分かっていなければ、当然、再び繰り返してしまいます。
「実は私自身が・・・」と、切り出された親御さんたちの話を伺っている
ときに「アッ!」と思い出したのが、20歳のころに買い求めた一冊の本です。
精神分析医アーサー・ヤノフの『原初からの叫び』です。
思えば、この本との出会いが、私の支援活動の原点のような気がします。
副題には、「抑圧れた心のための原初理論」と記されています。
この本の中で、次のような記述があります。
『親の要求は、子供にとっては暗黙の命令となる。
子供は両親の要求の渦の中に生まれ出てくるものであり、
生活が始まったほとんどその瞬間から、それらを見出すための苦闘が始まる』
『ありのままの自分では、愛してもらえる望みは持てない
という絶望感を原初的な苦痛と呼ぶ』
親御さんたちは、無意識にわが子に与えてしまっていた絶望感を、
自らも経験していたことに気がついたのです。
この「現場日記」では今、ポツポツとこれまでの支援の歴史を振り返っておりますので、
しばらく内容はそれぞれ次回へ続いてまいります。

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(NPO法人 地球家族エコロジー協会)
2025年5月25日 03:37
ひきこもり・不登校~見えない痛み
さて、「原因」についてですよね。
これに関しては、ブログ《存在の痛みへの寄りそい》の
『生育環境が与える根源的不安感』でも述べておりますので、
そちらもご覧になってみてください。
ここでは、自分でも認識できていない原因について述べてみたいと思います。
「自分でも認識できていない原因」というのは、どういうことかといいますと、
原因と結果のつながりが理解できていないということです。
つまり、結果としての現状の生き辛さの原因(過去の傷つき)が
自覚できていないのです。
前の晩に飲み過ぎて、翌朝二日酔い、これは原因と結果が分かりやすいですよね(笑)。
ところが、青年たちが抱える生き辛さの原因は、かなりさかのぼるのです。
最後に、きっかけになる出来事によって倒れてしまったのは、
それまでに、ストレスに対しての耐性が充分に備わっていなかったからです。
これまでの蓄積で特に人間関係に対しての怯えを抱えています。
人間関係は信頼というものが最も大切ですが、
自他に対する最低限の信頼感を「基本的信頼感」と言います。
それがいつそなわるのか。
それは、胎児期の9ヶ月間を含む33ヶ月間と言われています。
その期間に常に応答されているという体験が、養育者、ひいては
人間は信頼できるものだという確かな感覚につながり、
生きる姿勢の基礎となるのです。
したがって、この期間特に母親のスキンシップや応答性などに問題があると、
「自分は大切にされ愛されている」という自己信頼や
自分をとりまく世界に対する信頼が育たないのです。
その結果、自己像や人生観に歪みが生じ、対人関係等に不具合が
生じやすくなります。
子どもが元来もつ遺伝的な素質に、養育者のあり方が加わってできた反応態度を
「基本的な構え」と呼びますが、次のような4つのタイプがあります。
①自他肯定
②自己否定・他者肯定
③自己肯定・他者否定
④自他否定
肯定は、基本的には、
(1)私は生きることを保証されているという安心感
(2)私は生きていくことができるという自分の能力に対する自信
を意味します。
この4つの構えにその後の人生体験を通して強化された人生のプログラムを
「脚本」と呼びますが、個人の人生の最も重要な局面で、その行動を
左右するのです。
まさに、「三つ子の魂百まで」なのです。
これらを原体験として、その後10歳くらいまでの様々な体験から、
自己像や人生観が形作られていくのです。
青年たちの多くは、④の自他否定になってしまっています。
そういう意味から言うと、青年たちは知らないことで傷つけられているのです。
ですから、原因を問われても、知らないことは答えようがないのです。
このことが分かったとき、私は同時にあることに気づきました。
そのことが以降の独自の支援法の構築につながったのです。
(続く)
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2025年5月16日 05:18
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