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解決支援者の現場日記

< ひきこもり・不登校~何が解決を阻むのか③  |  一覧へ戻る

ひきこもり・不登校~何が解決を阻むのか④


ニュースタートの二神氏は、

「家族をオープンにし、外部の力を借りる」という主張が、

家族内で問題を抱え込ませる主流の考え方

(例えば「まずは家族の会話から」「信じて待つ」といったもの)

に浸透しなかったことに無念さを感じていたわけですが、

私は、氏と同じ思いもありますが、加えて、

訪問をせずとも、意識づけをすることはできるということを、

なかなか信じてもらえないことが、歯がゆいばかりです。




前回、親子ともども両価的な意識があることをお伝えしました。

「変わりたいけど、変わりたくない」

「解決したいけどこのままでもいたい」


それはなぜか。




親御さんたちは、わが子がいつかその内動き出すことを

信じているのでしょうが、

社会へ戻れることを本気で信じておられるのかな?と、

疑ってしまうような状況がよく見受けられます。




「何を言ってもダメ」と言いながら、

自分から動き出すのを信じて見守るというのは、矛盾しています。

「解決したいけどこのままでもいたい」という心理は、

解決するためには、もちろん自分(親)が解決のための手立てを

打っていかなければなりません。

先ず、どこかに相談にいくことからですが、それからも

わが子に何らかのはたらきかけをしていかなければなりません。

それが不安、いや怖いのです。




当事者たちも同じです。

「変わりたいけど、変わりたくない」 のは、

変わるためには、新たなことに挑戦していかなければなりません。

それが恐怖なのです。




失敗して傷つきたくないからです。

傷つくくらいなら、現状のままの方がまだましということです。

新たな痛みを受けたくはないのです。

「うまくいくはずがない」としか思えないのです。




親御さんは、「信じている」と言うよりも、

思い込み、執着、わが子のやる気への依存です。

やる気のなさを嘆いてているそのわが子に頼ってしまっているのです。

何かおかしくありませんか?




訪問をせずとも動き出せるというのは、

支援者の私が面倒くさがっているわけでも、

魔法をかけているわけでもありません(笑)。

どうしても必要な時には、海を渡っても訪問しております。




親御さんが、自身の問題と受けとめ、自ら先に動き出すからです。

この子の問題ではなく、わが子、私の子の問題だから、

問題の主体者は私、自分自身

「私が私自身の問題を解決していく」といった意識になることで、

子どもに変化が起きてくるのです。




何ごとも信じるためには、

自身の疑いを確認すること(見誤っていないか)が必要ですが、

自身の見識から一旦離れ、確認することを怠り、

疑いをそのままに長期化している家庭が少なくないようです。






この「現場日記」では今、ポツポツとこれまでの支援の歴史を振り返っておりますので、

しばらく内容はそれぞれ次回へ続いてまいります。



 




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引きこもり・不登校・発達障害の相談解決
 NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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ひきこもり・不登校~何が解決を阻むのか③


私は、二神氏と同じように、「親離れ、子離れ」は

確かに必要なことだとは考えているのですが、だからと言って、

物理的に話せば、つまり、親元から出せば自立心が芽生えるとは、

考えていません。




なぜなら、実際、相談者の中には、

家から出して一人暮らしをさせて久しい家庭もあるのです。

一人暮らしをさせれば、自立心が出てくるだろうとの目論見です。

ところが、そのまま引きこもっているので相談に来られたのです。




一人暮らしとはいっても、すべて親がかりです。

家賃、光熱費、食費諸々、収入がありませんので当然です。

ひきこもる場所が実家の自室からアパートに移っただけです。

実質、親の経済的負担は増しています。

目論見は大失敗ということです。




アパートに食事を定期的に運んでいた家族もありました。

それでも家にはいてほしくないということなのかも知れません。

悪質業者(引き出し屋)に数百万円も支出してでも、

なんとかしてほしいという家庭もあるくらいですから。




私は、当事者たちの声を聞く限り、

親抜きでは本質的な解決はできないと思えたのです。

対症療法ではなく、原因療法を行わなければ繰り返してしまうと。




支援の始めが、不登校児専門家庭教師ということで、

100%家庭に訪問していた経験が、後の支援に役立ちました。

家庭に訪問していたことが、訪問せずとも

当事者たちを動かせる手立てを見出せたのです。




「親離れ、子離れ」させるために、

単に物理的に距離をおかせるのではなく、

なぜ互いが離れられないでいるのかというところに踏み込み、

解決をはかっていったのです。




簡単に言ってしまえば、共依存状態です。

つまり、愛されることを必要とする子と、

必要とされることを必要とする親
の間に生じる呪縛の関係性です。




子は、世話をしてもらうことで愛されていることを実感しようとし、

親は、かいがいしく世話をやくことで

わが子から必要とされている実感を得ようとするのです。

また、子どもは、親から支配されてきたという思いから、

世話をさせることでコントロール欲求を満たそうとします。

たとえ物理的に距離をとったとしても、

この共依存の呪縛が解けない以上、

互いが相手を手放そうとしないのです。




このことは何を意味しているかと言うと、

子は、「変わりたいけど、変わりたくない」という

両価的な意識があるように、

親もまた、「解決したいけどこのままでもいたい」

という意識があるのです。

このことが長期化の一因でもあることを知ることが、

支援には必要なのです。




さて、ではなぜこのような心理になってしまっているのか、

次回述べてみましょう。





この「現場日記」では今、ポツポツとこれまでの支援の歴史を振り返っておりますので、

しばらく内容はそれぞれ次回へ続いてまいります。



 




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ひきこもり・不登校~何が解決を阻むのか②


前回ご紹介したニュースタートの二神氏は、

ひきこもりは解決できる問題であることを実績で示し、訴えてきた

わけですが、それが当事者家庭へ充分に届かなかったということです。

閉鎖の理由、詳細は分かりかねますが、

長きにわたり若者たちの社会的自立を支えてきた方だけに、

これからも何らかの形で関わり続けて頂きたいと強く願うところです。




二神氏は、「親離れ、子離れ」が必要ということで、

親元から離すことで自立を促していました。

ここは、「親離れ、子離れ」 という点では同じ考えなのですが、

私と手法の違いがあります。




二神氏は、家族で抱え込まず、支援者に頼れば

「ひきこもりの7割は自立できる」ということを、当事者家庭や関係者に

なかなか信じてもらえなかった無念さがおありなのだと思いますが、

私は、アウトリーチ(訪問支援)が必要ないということを、

なかなか信じてもらえないという歯がゆさを同じように感じています。




この「アウトリーチ(訪問支援)を必要としない」支援法というのは、

これまで述べてきた私の支援経緯、当事者たちからの声から

構築されたものなのです。

訪問が面倒くさいとか、最初から動ける当事者だけに対応しているでは、

もちろんありません。

支援家庭は、ほとんど長期化しているケースばかりです。

10年を超すケースもめずらしくありません。




なぜ訪問せずとも、本人が親御さんに伴われて、出て来るのか。

なぜかをお話しする前に、是非これまでの「現場日記」を

さかのぼってご購読頂けたら幸いです。

そのヒントがつかめるでしょう。





この「現場日記」では今、ポツポツとこれまでの支援の歴史を振り返っておりますので、

しばらく内容はそれぞれ次回へ続いてまいります。



 




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ひきこもり・不登校~何が解決を阻むのか①


当事者の青年たちが自身が知らないことで、

傷つけられていたことが分かったとき、あることに気づき、

それが当協会の支援法の構築につながったと前に述べましたが、

そのあることが何かを『トラウマの世代間連鎖①②』で説明しました。




親は、わが子にとっての親ではあっても、

自身の親からすれば、もちろん子どもではあり続けるわけです。

ですから、親が自身子どものころからの未解決の感情の問題

抱えていれば、それがわが子との関りに大きく影響し、

現状のひきこもり(不登校)問題を招いてしまったのです。

ここから、家族再生によるひきこもり(不登校)支援法が、構築されました。




千葉県の支援団体にレンタルお姉さんで有名な

『ニュースタート』さんがあります。

30年間の活動を通じて、2000人あまりの若者を

社会に送り出してきた実績があります。

ところが今年12月で活動を終えられるというのです。

私は一昨年出版された代表の二神氏の著者

「引きこもりの7割は自立できる」を購読しておりましたので、

それを知った時には驚きました。




二神氏によると、「家族を開く」というアプローチが、

残念ながら必ずしも浸透したとは言えなかったと。

氏は、家族だけで問題を抱えていても解決はしないことを

強く提唱していましたが、

そのことが、当事者家庭に伝えきれなかったと。




その理由として、引きこもり支援業界に大きな影響力をもつ

精神科医の斎藤環氏の「まずは家族の会話から」という指導、

そして、KHJ全国家族会の「信じて待ちましょう」

「見守っていれば必ず彼らは自分から動き出します」という指導、

これらの〈家族で抱え込んで問題解決を図ろうとする大きな流れ〉を、

突き崩すことはできなかったと「非常に残念である」と述べておられました。

同じ支援者として、ニ神氏の無念さが十分伝わってきました。





この「現場日記」では今、ポツポツとこれまでの支援の歴史を振り返っておりますので、

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ひきこもり・不登校~トラウマの世代間連鎖②


前回述べたように、親は知らず知らずのうちに、

自身が抱えてきた未解決の問題により、

わが子への関わり方に影響を受けていたわけです。




同じ『原初からの叫び』(アーサー・ヤノフ著)の中に、

こういう記述もありました。


『満たされない要求は、生涯を通じてある力を及ぼし、

関心のありかを方向付け

そうした要求を満たそうとする
動機付けを行う。

満たされない要求は、苦痛を伴うので、


意識に登らぬよう押し殺されている

 


『満たされない要求は満たされるまで、

他の
あらゆる人間活動に優先する



 
子どものころからの未充足の欲求により、

成人し、親という立場になってからも、

その影響下にあったわけです。



 
例えば、自身親から認めてもらえずにきた母親が、

自分がわが子を立派に育てることで、親を見返し、

認めてもらいたいと子どもに厳しく関わり、

これに夫にも認めてもらいたいというのが重なれば、

さらに輪をかけて過干渉が強まり、

子どもをコントロールしようとしてしまうのです。

つまり、親との間での未充足の問題を、

わが子や配偶者との間で、

充たし解消しようとしてしまうのです。
 


 
親は、ひきこもり(不登校)現象を理解し、

問題行動がトラウマからの影響であることを認識し、

適切な対応をはかれるようにしていかなければなりません。




しかし、目の前のわが子のありさまに圧倒され、

時に感情的な態度をとってしまう場合も起こるでしょう。

だからこそ、ひきこもり現象の背景にあるもの、

そこに何が起こっているのかを知る必要があるのです。




そこには、親自身の未解決のトラウマ的問題があり、

わが子の問題行動により、それが炙り出されることで

感情の混乱が誘引されてしまうのです。




昼夜逆転やゲーム依存などの自堕落な生活ぶりだけを問題視しても、

対応を誤り新たなトラウマを与えかねません。

子どもの「変わりたいけど、変わりたくない」

両価的な心理を踏まえた適切な援助が必要なのです。




ですから、先ずわが子へ与えてしまった家族トラウマを探り、

そこから親自身の未解決の問題の解消にも取り組まなければ

ならないのです。


 
 
夫婦の関係の中で何を修復しようとしたのか?

親子の関係の中で、どうすることで何を得たかったのか?

埋め合わせのために、度を越してしまったことがなかったか?



 
静かに、自分の心に尋ねてみてください。





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ひきこもり・不登校~トラウマの世代間連鎖①


前回、見えない痛み(傷)について述べましたが、それが分かったとき、

あることに気づいたこと、それをお話ししましょう。




実は、子どもたちが抱えていたものと同じものを、

親自身が抱えていたということです。

子どもの誕生からの生い立ちを振り返りながら、

子どもの発育・発達に影響を与えたであろうことがらを見返している最中に、

親御さんが、自身のことを語り始めることが少なくなかったのです。

つまり、親自身にも未解決のトラウマ的問題があったのです。




私は、不登校やひきこもりの原因もそうですが、

常に、「なぜそうしたのか?」ということに強い関心がありました。

いいだの悪いだのの問題ではなく、なぜそうせざるをえなかったのか。

子育ても同じです。

過保護だの過干渉だのと、誤りを責め、責任を押しつけ合うことに

終始するのではなく、なぜそういう関わり方しかできなかったのかが

重要なのです。

なぜか。

繰り返さないためです。

理由、原因が分かっていなければ、当然、再び繰り返してしまいます。




「実は私自身が・・・」と、切り出された親御さんたちの話を伺っている

ときに「アッ!」と思い出したのが、20歳のころに買い求めた一冊の本です。

精神分析医アーサー・ヤノフの『原初からの叫び』です。

思えば、この本との出会いが、私の支援活動の原点のような気がします。

副題には、「抑圧れた心のための原初理論」と記されています。




この本の中で、次のような記述があります。

『親の要求は、子供にとっては暗黙の命令となる。

子供は両親の要求の渦の中に生まれ出てくるものであり、

生活が始まったほとんどその瞬間から、それらを見出すための苦闘が始まる』





『ありのままの自分では、愛してもらえる望みは持てない

という絶望感を原初的な苦痛と呼ぶ』





親御さんたちは、無意識にわが子に与えてしまっていた絶望感を、

自らも経験していたことに気がついたのです。





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