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HOME > アダルトチルドレンからの回復~私は私でありたい : 旧ブログ > アーカイブ > 不登校 > 8ページ目

アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい : 旧ブログ
不登校 8ページ目

自分を離れる

過度な自己否定感をもってしまうと、自分の言動や行動に自信をもてないどころか、

口を開けば、人を怒らせ、動けば迷惑をかけ、そこに居るだけで、周囲に不快感を

与えてしまうような気がしてしまいます。



これから始めることに対して「うまくいくだろうか?大丈夫だろうか?」と心配するよ

りも、「大丈夫にしていく」という意識をもって、そうなるための条件を揃えていくこと

に一生懸命になることが大切なように、「人に迷惑をかけないかなぁ?」と心配する

暇があったら、どう役に立つか、貢献できるかを考えてみましょう



周囲からの評価に過度に依存する状態にあると、結果としての評価ばかりを気に

してしまい、肝心の評価を得るための実力を養うことがおろそかになってしまって

いることが多いようです。



「実力」というのは、何も人よりも秀でた能力ということではなく、自分が望む他者

からの評価に見合うだけの実際能力ということです。

英会話も出来ないのに、外資系企業で働きたいというのは、無理な話です。



「自信がないから」「心配だから」「怖いから」「いやだから」「めんどくさいから」

これらは、全て自分の感情、自分だけの都合です。



そもそも自分に自信がもてない、自分を否定的にとらえ愛せないのは、人から求め

られている。必要とされているという実感が得られていないからです



では、求められる自分になるためには、どうすればいいのか?

それが、「役に立つ」ということです。



「役に立つ」という発想、視点をもつと、毎日の過ごし方が変わってきます。

「どうすれば役に立てるか?」を考える場合、先ず自分が何ができるかです。

やれることには、二通りあります。

今の自分でもやれることと、これからの自分がやれるであろうことです。



今の自分でもやれることは、新な知識や技能を備えなくても、現状の自分がすぐに

できることです。



これからの自分がやれることは、今はまだできないけれども、何らかの学習、訓練

を積むことで、できるようになることです。

例えば、車の運転です。

今は免許はなくても、自動車教習所へ通って、所定の訓練を重ね免許を取得すれ

ばできますね。



さらには、役に立とうと思えば、苦手な分野では難しいですね。

ですから、自分の得意分野を改めて意識することができます

最初から人よりも秀でておく必要はありません。

自分の中で、より得意なことを探せばいいんです。

そして、それをさらに磨いていく。



先ほどの、今はまでできないことの中には、得意というわけではないけれども、

興味があってやってみたいことも加えておくといいと思います。

「好きこそものの上手なれ」で、興味、関心があれば、上手くなってきます。



こうやって、「役に立つ」という発想をもつだけで、自分を客観視できますし、常に

成長上達を心がけることができるようになります。



向上心をもって、努力を続けている人間の周りには、自然と人が集まります

大人しかろうが、引っ込み思案だろうが、周囲がほっておきません。



また、「役に立つ」という発想、視点で一番得られること、まさに自分にとって役立

つことは、「どうやったら人の役に立てるか?」ということで、他者の立場に立って

ものごとを考えられるということです。



「何を人は求めているか」

「何をしたら喜んでくれるか」

「どうしたら助かるか」

などを自ずと考えます。



それは、自分を離れる。自分だけの欲得、都合から離れられるということです。

自分に執着することで、人は悩み、煩悶します。

高い所へ登ると、周囲全体が見渡せ、見えるものが違ってきます。

自分を離れ、人の役に立つという発想は、いわば心境の高まりですから、目の前

の些細な事に囚われなくなってくるのです。



最後にひとつ申し添えておきますと、役に立つことが、自分にとっても楽しめる、

嬉しいと感じれられる。もっと言うと、面白いと感じることのできるものでないと

いけません

自己犠牲的な役立ちは、長続きせず、どこかで破綻します。

犠牲を伴う親切は、相手も喜べないのです。



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自分に厳しい?

 あなたは、現状の改善を考えて日々を暮らしているでしょうか?

 

 

漫然と生き辛さを感じながらも、その理由を問うこともなく、何事に対しても意欲が

出ないままになっていませんか?

 

 

なぜ今、その行動を取ってしまっているのかを考えてみてください。

 

 

悩み、惑い、時には、怒りを顕にしてもがいていても、そこから脱することに積極的

ではない理由を考えてみましょう。

 

 

人のとる行動は、本人にとっては、その方が都合のいい方を選んでいます

快、不快、苦、楽で言うと、快や楽を取ります。

これは、あくまでも本人にとってですので、傍目の印象とは必ずしも一致しません。

 

 

例えば、自虐的に自分を貶めている場合、とても痛々しく、見るに忍びないようで

すが、周囲からの期待のプレッシャーを感じたくなかったり、期待に応え過ぎよう

としてしまう自分を知っているので、それを防ぐためだったり、新たな事に挑戦し、

失敗して傷つきたくなかったりの理由で、そうしていることがあります

周囲に期待させないためです。

「こんなダメな人間は期待する価値はありません」というわけです。

 

 

自己卑下は、自分に厳しいからこそのようにように見えますが、上のような理由で、

実は自分に逃げ場を作ってしまっています

 

 

「ダメな自分を許せない」とも言います。

 

 

しかしこれも、実は、許してしまうよりも楽だからです。

「許す」という行為は、他者でも自分でも難しいものです。

自分を許さないことの方が、なぜ楽かといいますと、許すということは、改めること、

やり直すことを認めることです。

もう一度、現状改善のための挑戦を認めることです。

この挑戦が出来ないのです。

なぜか?

 

 

失敗する可能性もあります。そのことで傷つきたくないからです。

だから、挑戦をしなくていい理由(大義名分)が欲しい。 

それが、自分を許さないということなのです。

 

 

表面的には、自分に厳しいように映ります。

しかし、本当の意味での克己心自制心から来たものではありません。

 

 

他者を許し難いというのは、この逆です。

他者には、何度もやり直しをさせたいのです。

失敗することはあってもです(自分じゃありませんからね)。

許せば、やり直しをしないでいいということになります。

それでは納得できない。

 

 

こういった理由で、他者も自分も許すことの方が難しい。

許さないことの方が楽なんです

 

 

自身の行動の意味を問う時に、「自分が今している行動(何もしない事も)は、

自分にとって、どういう得があるのか?

やろうとしないのは、どういう不都合(苦・損)があるからなのか?

を自らに問いかけ、本音で答えることが大切です。

それが、現状改善を困難にしているのであれば、積極的に改めていくべきです。

 

 

 

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欲求の実現

自分が自分でいられない状態というのは、自分の欲求を周囲に要求できず、結果、

何一つ実現できないでいる状態とも言えます。

欲求を実現していければ、ストレスを感じることも少なくなります。



四苦八苦の一つにある「求不得苦(ぐふとっく)」というものが、まさに求めて得られ

ぬ苦悩です。



では、欲求を実現していくためには、何が求められるかと言いますと、それが人の

協力やサポートを必要とする場合、要求として表さなければなりませんので、次の

ようなことが求められます。



先ず、要求する意欲があるかということです。

実現させたい欲求はあっても、他者へ要求することをためらうことも多く見受けら

れます。

恥ずかしい

めんどうだ

断られたらどうしよう

などの感情が出てくると、ほとんど要求するところまで行き着きません。

当然周囲に意志は伝わらず、実現はありえません。



次に、要求できるためのスキルがあるかということ。

要求のためのスキルとして、欲求を伝える技術と、受け入れ了解してもらえる

説得力が重要です。



欲求を伝える技術では、何をこちらが求めているのかを正確に伝えなければなり

ませんので、自分自身が、本音の欲求を正確に把握しておく必要があります。



そのためには、欲求を整理し、手段に囚われず、目的をはたせるように、絞り込

んでいかなければなりません



車(でドライブ=手段)が欲しいのか、楽しい時を共有できる友人や恋人(目的)が

欲しいのか、そこを見誤ると、車(手段)は手に入れられても、真の満足は得られ

ないということになります。



また、受け入れ了解してもらえるためには、信頼作りが大切です。

そのためには、相手の話、意見にしっかり耳を傾けることです。



聞くことが、とても下手な人をよく見かけます。

「自分はあまり興味のないことだから・・・」と、相手の話を上の空で聞いてしまって

います。

たとえ興味、関心のない内容でも、聞くマナーとして、「今私は、あなたの話に

とても関心をもって聞いています」という姿勢・態度が大切です。

それが相手を尊重し、敬う礼儀です。

礼を欠いては、信用、信頼は得られません。



傾聴する時に重要なことは、その話や意見の内容から、相手の価値観を読み取る

ことです。

相手の価値観を尊重する姿勢を示せば、人は好感をこちらに持ってくれます。



相手の価値観に合わせた要求の形を取れば、了解を得やすくなります。

動機や目的をより重要視する価値観の相手か、実績、効果を重要視する価値観か、

誠意や熱意などを重要視する価値観なのかなどで、自分が欲しいもの、成し得た

いもののどこを相手にアピールするかを変えるのです。



これらを主体性をもって実行していくことが、自分が自分でありえることができるた

めの要件なのです。


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回復のために

何でもそうですが、そのことにおいて理解が足らなければ、能動的に関わり合うこ
 
とが、できないままになります。
 
ACからの回復をはかる際も、ACへの理解、もっと言うならば、人間理解をしてい
 
かなければなりません。
 
 
 
 
 
無知は、不安や恐怖を招きます。
 
仏教では、「無明」と言って、知に明らかでないから、執着を断てず、迷いを生ずる
 
と示しています。
 
 
 
 
 
人は様ざまなものに執着(アディクト)します。
 
その中でも感情想念に対しての囚われは、現実を見失わせ、迷いを深めます。
 
主観的な空想、幻想の中で、事実を歪め、誤った行動を誘引してしまうのです。
 
 
 
 
 
ですから、知によって理解すべきことの一つは、適切な現実認識のもとに、できる
 
ことと、できないことの明確な区別です。
 
 
 
 
 
ACの状態に対して特に感じるのは、コントロールできないものをコントロールしよう
 
として、無力感を感じ、その他のできることに対してまで、積極性を無くしてしまっ
 
ていることです。
 
 
 
 
 
他者の意志や感情を自分の期待するようにコントロールしようとはかります。
 
「私を受け入れなければならない」
 
「私を愛さなければならない」
 
「私を見捨ててはならない」
 
といった具合にです。
 
 
 
 
 
今日の天気をコントロールできないように、他者の心は、勝手にコントロールは
 
できません。
 
 
 
 
 
愛情も容易に相手への執着を招き、自他の自由を奪いかねません。
 
相手の成長を促してこその愛情ですが、とかく親は目がくらみ、わが子により
 
すがり拘束してしまいます。
 
これも無知(無明)からくるものです。
 
 
 
 
 
主観的な想念に囚われ易いのは、現実に対しての否認があるからです。
 
否認は正直さや素直さを欠き、他者からのアドバイスも聞きいれられず、ますます
 
迷いを深めます
 
 
 
 
 
無知(無明)というのは、道理に暗いということです。
 
原因、結果の法則』が物事の道理です。
 
事実としての原因がちゃんと有って、現実の結果が出ているわけですから、現実
 
を直視する。受容することで、不安や迷いを克服できるのです。

 
 
 
 
また、努力の空回りも、さらに無力感を増幅させます。
 
努力や頑張りは、やればいいというものでもありません。
 
頑張りは、頑固に我を張ることでもあります。
 
 
 
 
 
方向性の誤っていないことと、方法が誤っていないことが前提です
 
改善、回復、解決のために、方向性や方法が間違っていれば、結果は出ません。
 
闇雲(衝動的、強迫的)に行動するのではなく、常に目的をもって、「あるべき姿
 
ありたい姿」を明確に描き、誤りを確認しながら、適切な方法を実行していく。
 
 
 
 
 
方法は、技法です。
 
具体的な技法を習得せぬまま、ありたい姿を夢に描いているだけでは、回復は
 
望めないのです。
 


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本来の自分でいられるための、もうひとつの道

世の中のものは、全て陰陽の二元論で成り立っています。

男と女、表と裏、天と地、右と左、生と死、意識と無意識などです。



生きていくことは、何かを選び取ります。

すると、選ばれないものが出てきます。

人のもつ価値観というものは、その人の中での優先順位の基準になります。

何ものかをより優先させ、それ以外を後回しにしていきます。



これらの判断、行為・行動によって、選択されたものに私たちはこだわってしまい

がちです



自身を審判し、罪悪感から「悪」と見なされたたものは、抑圧されシャドーとなり、

かくあるべき」「ねばならない」と見定められたものは、コンプレックスとなり、

認知に偏りを生じさせます。



偏りは、そのまま固定化するとやがて変容し、本来の命のはたらきが出来にくく

なっていきます

命のはたらきというのは、“個性”です。

生来の天分が活かされず、生き辛さを感じ、トラウマを招きやすくなります。



シャドーやコンプレックスが、新たなネガティブな思考・想念を生じさせ、感情や

行動のバランスが崩れ、トラウマを抱えるような不本意な出来事に遭遇してしま

うのです。

そして、これらのことが、再びシャドー、コンプレックス、トラウマを強め、負のサイ

クルを繰り返すのです。



偏りや歪みを生まないためには、どちらか一つといった二者択一思考ではなく、

両方を活かすwin-win(相互利益)、第3の道を模索していくことが大切です。




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トラウマとシャドー

前回に続き今回は、シャドーについて述べてみましょう。

シャドーとは、自分自身が否定する受け入れがたい自分の中にある悪(影)の存在

です。



人生は選択です。

一方を選び取り(肯定)、選ばれぬ(否定)もう一方は、影に回されます。



興味深いのが、経典の中に、釈尊迦が悟りを開いた時の悪魔との問答が記されて

いるのですが、これがまさに釈尊の中のシャドーを表しているものと思われます。

なんじ不死安穏にいたる道を  さとり得たりとするならば

去れよ、なんじひとりゆけよ

なんのために他人におしえるか

と悪魔(シャドー)のささやきです。



生老病死の人生の苦を解脱する志を立て、まさに悟りを開き、それを克服した

釈尊の心に、「どうせ難解な悟りを理解できる者などいない。一人でその喜び

を味わえばいい」というもう一方の自分があったのです。

解脱の智慧を得た釈尊でさえそうですから、凡夫の私たちの中にこのシャドー

が存在しても何の不思議もありません。



このシャドーが、まさに影から影響を及ぼす場面が、人と関わる場面です。

相手の中に自分のシャドーが見えてしまうと、相手に嫌悪感を感じてしまいます

親子の間では特に、遺伝的な類似性が多い分、相手にシャドーを投影してしまう

ことがあります。



シャドーもコンプレックスも、トラウマを招く体験を誘引してしまい、それがまた新た

なシャドー、コンプレックスを生じさせるといった悪循環が起こります。

これがトラウマ体験の再現です。



シャドーもコンプレックスも意識と調和させていくことが大切です。

シャドーは、自己の反面、裏の自己です。

コンプレックスは、自己をある方向へ向かわせる趨勢です。

それは抑圧を伴っています。

意識から何らかの理由ではずしてしまっています。

ですから、シャドー、コンプレックスと意識を調和させていくことで、本来の自己

に統合されていくのです。



調和させるとは、シャドー、コンプレックスと意識が相補的であることを自覚し、

受け入れ、偏りを調整し手なずけていくことです。




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トラウマとコンプレックス

成人してからの生き辛さに影響を与えるものが、過去のトラウマであることはよく

論じられるところですが、もちろん生き辛さを招くものはそれだけではありません。




その他にコンプレックスシャドーの影響といったものもあります。




コンプレックスについて最初にお話ししましょう。

コンプレックスとは、一般的に使われる場合「劣等感」という意味合いで使用され

ますが、ユング心理学でいうところのコンプレックスは、無意識の中の過度なこだ

わり思い込み誤った信念といったものを指すものです。




誰しも大なり小なり自分独自のこだわりをもっているかと思います。

ともすると、そのこだわりが自分らしさと勘違いしてしまっている向きもありますが、

生き辛さを招くような自分らしさであれば、とっとと捨てましょう。




こだわりの多くは、人生早期に家庭内(親から)で刷り込まれたものが少なくあり

ません

ある判断をする時に、どうしても決まってそうしてしまう事があるのです。




「おまえは3日と続かないなぁ」など言葉で刷り込まれたものもあれば、父親に

何でも判断を仰がなければならないし、口答えするものではないと状況から刷り

込まれた場合もあります。

親の期待に充分に応えられなかった場合の親の落胆ぶりが顕著ですと、ありの

ままでは愛してもらえない存在なんだと、自分の価値をおとしめてしまうことも

あります。




こういったことがあると、自分をどうしても肯定的に受け止められない、自虐的、

自滅的なこだわり、コンプレックスを抱えてしまいます

コンプレックスは、意識下から常に当人に影響を及ぼし、理性での制御もきかなく

なるのです




このコンプレックスを外していくためには、その出処を探り、誤りであったことを自覚

し、新たな自己像を構築していくことが必要です。




次回は、コンプレックスとも深く関連するシャドーについて述べてみましょう。




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住めば都

慣れというものは怖いものです。

それがどんなに不快であっても、一旦慣れてしまうと、そうでないほうが居心地が

悪くなる。

腰が落ち着かないと言うのでしょうか。



否定されて育ってくると、褒められたりしても、かえって違和感を感じてしまう。

不慣れなのです。

自分らしくないような気がして、避けてしまいます。



刷り込みは、育った環境と親からの繰り返された暗示によって、染み付いていま

す。

環境からの影響も大変大きなものです。

静かな環境で育った子、騒々しい環境で育った子では、自ずと気質が違います。

海辺で育った子、山に囲まれて育った子。それも違います。

たくさんの兄弟の中で育った子、一人っ子でも違います。

その環境は、自分にとって通常であり、あたりまえの世界です。

そこで生きていくことに慣れています。



でも、通常正常とは限りません。

逆に例外が異常とも限らないのです。



わが家の中のあたりまえは、正常とは限らず、時に誤った価値観をもたせてし

まいます

しかし、その誤りを正常と思い込むことで、生き辛さを感じてしまうのです。

また、わが家の中では異常なこととしてタブー視されていたことが、実は正常な

ことであったということも多いものです



刷り込まれたものは、意識下から、私たちの行動を左右します

何かを選び取る時、より好む、また、好まないにそれぞれ影響を与えています。



アルコール依存症やDVの父親をもつ娘が、結婚相手に同じような男性を嗅ぎ

わけ結婚するといったことは、よく聞かれることです。

もちろん、結婚する時には「父親のような男は絶対好きにならない」と誓ってい

るにもかかわらずです。



父親の臭い(体臭ではありません〈笑〉)に慣れているので、自然引かれてしまい、

母親の姿を見て育っているので、無意識に母親のふるまい、生き方をなぞって

しまっているのです。怖ろしきかなです。



異常が通常化されてしまうと、あたかもそれが正常とみなしてしまい、違和感無く

それを受け入れてしまいます。

生き辛さかどこから生じてしまっているのかが分からないでいるのは、あたりまえ

の中で刷り込まれたものによるものだからです



人は自己イメージ(認識)通りの種を蒔き、それを育てます。

ところが果実(結果)を収穫する時に「えっ、これメロンじゃないの?」と驚きます。

カボチャの種を蒔いているにもかかわらずです。



種苗の選別をもう一度見直してみてください





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ミュンヒハウゼン症候群

この病気をご存知だろうか?



病気を創作もしくは既に罹患している病気を殊更に重症であるように誇張し、病院

に通院・入院する。一つの病気の問題が解決、虚偽が見破られたり、小康状態に

陥ると更に新たな病気を作り出す。重篤な患者と見せかける為に自傷行為や検査

検体のすり替え、偽造工作と言ったものを繰り返し行うことがある。

ケガや病気という口実を利用して周囲の人間関係を操作することを目的にして

同情をかったり、懸命に病気と闘っている姿を誇示する。(ウィキペデイア)

傷害の対象が自分ではなく、わが子などの代理のものに向けられたものが代理

ミュンヒハウゼン症候群です。



人は、周囲から承認され、賞賛されることに渇望する生き物です。



病気や怪我をすると気弱になり、周囲の優しさが何ものにも変え難いほどの

甘美な心地よさを与えてくれます。

私も子どものころ病気をした時、母親の看病がうれしくて、いつまでも病気で

いたいと思ったりしたものです。



代理ミュンヒハウゼン症候群は、わが子の病気を懸命に看護し、周囲の人間

から献身的看護に対して賞賛される快感を手放せなくなるのです。

代理~の場合は、わが子を本当の病気にしてしまうことだってやってしまいます。

それほど、承認、賞賛は人を惑わせてしまう危険をはらんでいます。



自分を傷害の対象とするミュンヒハウゼン症候群に酷似しているのが、不登校、

ひきこもりです。

そしてその家庭で生じる親子間の「共依存」です。



子どもは、自主性を放棄し、親に身の回りの世話をやかせることで、愛されている

という実感を得ようとします

愛されることが、生きのびるために必要なのです。



また、親はわが子から頼られ、自分がいなければ生活すること自体ができない

ほどに自分を必要とされることで、自身の存在価値を確信したいのです。

まさに必要とされることを必要としているのです。



いずれも、世話をやかせる、世話をやくことでそれぞれをコントロールしようとしま

す。

周囲の人間関係を操作することを目的とする点で、ミュンヒハウゼン症候群と同じ

です。

承認の病と言えるでしょうか。

 

 

これらは全て、空虚感から生じる歪みです。

アイデンティティ(存在意義、価値)を保護する殻が破れ、中から自己が溢れ出し、

その隙間(空虚)を埋め合わせるために、執着依存が生じるのです。

人間のもろさかも知れません。




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人たる所以

人が人たる所以は何かを考えた時、それは意味への意志をもっているということ

ではないかと思います。



私たちは、自分自身の周りのものに自分なりの意味づけをして、そこから様ざまな

ことを読み取っていきます。

その内容次第で、ある時は傷つき、ある時は歓喜します。



反射的な反応行動を取る動物たちは、本能のプログラムによって行動しますので、

同じ状況に対しても、どの個体もほぼ同じ行動を取ります。

ですが、私たち人は、一輪の花を見てもそれぞれ違う行動を取ります。

この意味づけをつかさどるのが、人のもつ“霊性”です。



ひきこもりという現象を見た時に多くの人が、「頭がおかしくなったんじゃない

か?」と思いがちですが、ほとんどの青年たちは、自分が誰かも言えますし、どこ

に居るのかも把握できています。

計算も出来ますし、語学ができる子、パソコンを巧みに操れる子もいます。

つまり、精神性には問題、ましてや障害などありません。

問題があるのは、霊性の部分です



自分は何ものからも求められぬ、価値のない生き物、モノ以下といった絶望的な

意味づけしかできない状態になってしまっています



アイデンティティ(存在意義=存在の必要性としての意味)の構築の際に、親から

善悪による規制を受けてしまっているために、悪しき行いをした自分は、価値の

ない存在だという思い込みのブロックがかかってしまっているのです。



とかく親の言うところの善悪は、自分の都合に合わせ、都合いいことは善、悪い

ことは悪としてしまいがちです。



子どもは、親の期待(都合)に応えられなければ「自分はいい子ではなく、価値が

ない」と思い込みます。

ここから、誤った不健全なアイデンティティを構築してしまうのです。



健全なアイデンティティを構築するためには、善悪ではなく、楽しい、うれしい、

面白いを基準に考えてみましょう。

つまり、自分が心から喜べるもの。そのことが自分のアイデンティティ(役割)を

構築するためのヒントになるのです。



笑顔で喜べるものこそ、自分にとって意味あるものだからです。




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