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アダルトチルドレンからの回復
~私は私でありたい

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アダルトチルドレン~12ステップ【他力としての神】③


現状の自身の課題に取り組める勇気を得るために、不安や恐怖を招く性格上の欠点を改善

する方法を考えてみましょう。
 



ここで有益な概念に、日本に古より伝わる「かみながら」という生き方があります。
 
これは、「神さながらに」「神そのままに」といった意味あいで、神の在り方にならって

生きていこうという意味です。



 
前々回①で、「誠の道」という話をしましたが、まさに「神ならいの道」です。
 
「神様のように生きるなんて無理」と聞こえてきそうですが、こういうことです。
 
仏尊さまは、「誓願」を必ずおもちです。人間サイドから言うとご利益ですね。
 
どの仏さまも複数あります。

仏像の解説書や神社仏閣のご利益欄に記載されています。
 
様々な誓願がありますが、集約しますと「守り育てる」です。




神仏は、休む間もなくはたらき続けている存在です。
 
「はたらく」という意味は、「傍(周囲)を楽にする」という意味で、つまり役に

立っていくということです。
 
役に立つことは、苦(悲しみ)を除き、楽(慶び)を与えることです。
 
ですから、「神習い」というのは、自分の出来る(得意な)ことを活かして、人の

役に立っていけばいいんです。
 



仏の誓願を読んで、自分も人のためにしてみたいと感じた誓願を実践してみる

ことが、自身の欠点の改善につながります。
 
自分に成り代わって誓願を実践している人間をホトケホットケるはずがないでしょう。
 
神の在り方にならって生きている人間を神が守らないはずはないでしょう。



 
「◯◯することで役にたっていきたい」というのが、あなたの天命です。

天命があるから、誰しも天分(得意なもの)が与えられているんです。

天分を最大限活かせるものが天命です。
 
天命を歩んでいれば、迷いは少なくなります。
 
安心して生きがいのある天命を目指して生きていけるその安心を与えて下さるのが、

自分の心の中におく、自分なりの「神なる存在」です。

 




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アダルトチルドレン~12ステップ【他力としての神】②


「神に取り除いてもらう準備」とは具体的にはどういうことでしょうか。
 
取り除いてもらうのは、不安恐怖を招いてしまっている自身の物事の受け止め方

解釈の仕方です。
 



不安、恐怖は、煩悩を強化するものです。
 
例えば、無いことの不安や不満が強ければ、それを手にしたいという欲求が強くなります。
 
手に入れると、今度はそれを失う不安が出てきて、それに強く執着します。

そして、自ら苦悩を抱えてしまうのです。
 
煩悩(執着)は自身が強く握り込みしがみついていることを覚り、それを自ら手放すことが

求められるのです。
 



このステップでは、謙虚になり、苦悩を招く自身の性格の欠点を神に取り除いてもらう

ということでしょう。
 
謙虚に」とは、慢心を出さないということです。
 
「満は損を招き、謙は益を受く、これ乃ち天の道なり」(書経)という言葉もあります。
 
「神に取り除いてもらう準備」は、我を慎み、傲慢不遜な心を手放していくことです。
 
指をくわえて神(か何かに)に取り除いてもらうのを受動的に待つことではもちろんありません。
 
現状の自身の課題に取り組める勇気を得るために、不安や恐怖を招く性格上の欠点を

改善する方法を、我を出さず謙虚に、ひたすら、ひたむきに実践することです。

(続く)




 

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アダルトチルドレン~12ステップ【他力としての神】①


第6と7は、一緒に考えてみましょう。
 
「こうした性格上の欠点全部を、神に取り除いてもらう準備がすべて整った」
 
「私たちの短所を取り除いて下さいと、謙虚に神に求めた」
 



これはもちろん、言葉そのままには受け止めないほうがいいでしょう。
 
つまり、「取り除いてもらう」そうはなかなかいかないですね。
 
まあ、「無力を覚れ」から始まる12ステップですから、「自力は諦めよ」ということ

でしょうが、自力他力バランス調和だと思います。



 
これを見た時にすぐに頭に浮かんだのが、鎌倉仏教の浄土教です。
 
末法の世の乱れに救済の道を説いた「弥陀の本願にすがれ」です。
 
阿弥陀仏を信じた時点で救われるというものですね。
 
わが家の宗旨も浄土真宗ですから、浄土系の仏閣に参拝した際に、ご住職から、

「願い事はしないように」と言われたことがありました。
 
これは恐らく、「阿弥陀さまをひたすら信じれば本願で救われるから、自分の欲を

出さず、感謝してただ信じなさい」ということだったのだと思います。
 
しかし、煩悩まみれの私としましては、そうはいきません(笑)。

あれもこれもと・・・




この第6、7ステップは、依存を招いている人格の欠点を素直に認め、改めたいと願えば、

それができる神の力で叶えられる。それをひたすら信じなさいということでしょう。

より重要なことは、自力と他力のバランス、調和です。

信じると共に、自身がその力を受けるに相応しい「受け皿」となる。

そのためには、謙虚に自身をさらけ出し、人格を磨き上げるということです。

どう磨き上げるか。
 



こういう歌があります。
 
「心だに 誠の道に叶いなば 祈らずとても 神は守らん」

つまり、誠実な人格が大切ということですね。

信じることはもとよりですが、それ以上に大切なことは、道理に違わぬ状態にあれば、

自然、災いがよけて通り、幸いに近づくということです。

(続く)




 
 

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アダルトチルドレン~12ステップ【神との正対】④


「自分に対して」というのは、自身の内なる良知」に対してという姿勢を勧めています。

「良知」とは、16世紀明の時代の「陽明学」の中で示されたものです。
 
「陽明学」は、行動の哲学と称され「知行合一」という言葉の方が聞き及びかも知れません。



 
「良知」とは、人の心に先天的に備わる真実の本性、物事の是非・善悪・真偽を鋭く見分ける

ことのできる本能的な力〉
です。
 
王陽明は、「満街(街中)の人みな聖人」と言ったように、誰でもに「良知」があると示しています。
 
「そんな真偽を見破る力なんか自分にはない」と思うでしょうが、それは煩悩で曇っているからです。
 
煩悩が強化されるのは、不安恐れからです。



 
私はこの「良知」をと捉えています。タマシイ(ヒ)は、「賜りし霊(ひ)」という意味です。

大自然から与えられた生命の大元とでも申せましょうか。

心の内の是にして善なる天理の働きが「良知」です。



 
太陽(天)からの徳を目に見える恵みとして与えてくれる大地のように、「良知」に基づく生き方

(天理の働きの実践体現)が望まれます。
 
つまりこの第5ステップは、自身の胸に手をあてて、心のさらに奥にある魂(良知)に、自分の過ち

を素直に認めること。
 
「良知に恥じない生き方」自分と争わない、天と自分を味方につける生き方を実践してみましょう。





 

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アダルトチルドレン~12ステップ【神との正対】③


正直であるために必要な強い意志勇気をもてるためには、どのようにしていけば

よいでしょうか?




この第5ステップては、「神に対し・・・」とありますが、「天を相手に生きる」

いうことを心がけてみては如何でしょうか。

日本には昔から「お天道様が見てござる」といった倫理観があります。

天というのは、「道」まさに「道理」「法則」「秩序」の世界です。




西郷隆盛の言葉に「敬天愛人」がありますね。

「道は天地自然の物にして、人はこれを行うものなれば、天を敬するを目的とす。

 天は我も同一に愛し給ふゆえ、我を愛する心を以て人を愛する也」


現代文に訳せば、
「道というのはこの天地のおのずからなるものであり、人はこれにのっとって

 行うべきものであるから何よりもまず、天を敬うことを目的とすべきである。

 天は他人も自分も平等に愛したもうから、自分を愛する心をもって人を愛する

 ことが肝要である」





要するに、天地自然の道理のままに「天に恥じない生き方、天が味方する生き方」

をしていれば、自ずと正直でいられるのです。

(続く)




 
 

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アダルトチルドレン~12ステップ【神との正対】②


「正直」であるということは、自分を偽らない、ごまかさない、欺かないという

ことでしょう。

自分に正直でいられなければ、自分を信頼することができません。

自分を頼れないということです。

自分への信頼がなければ、他者を信頼することは当然できません。




この第5ステップは、自分の過ちを人に聞いてもらい認めるというハードルの高い

ものです。

聞いてもらう相手も吟味しなければなりませんが、当然信頼できる相手である必要

があります。

ここで自己不信があれば躓きます。

「自分の話など親身になって聞いてくれる人などいない」と思ってしまうのです。

「下手をすれば、過ちを責められるのでは?」と考えてしまいます。




正直であるためには、強い意志が必要です。勇気が必要です。

それらをもてるためにどうしていくかを考えていきましょう。

(続く)






 

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