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HOME > 解決支援者の現場日記 : 旧ブログ > アーカイブ > 2008年8月

解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 2008年8月

多問題家族

熊本、福岡の講演を終えました。

熊本は今回、高校教員の方や教職を退職された方などのご参加がありました。

私の講演や講座などには、時折当事者家庭以外の教育現場や、相談現場に関わっている

方などの参加があります。

そういった方々の講演の感想を聞いておりますと、それまで感じていた不登校やひきこもり

に関してのイメージとかなり違ったということをよく聞きます。

それは、不登校やひきこもりといった現象が起こる根っこの部分に焦点をあてた話が多い

からだと思います。

とかく、不登校問題は「どうやって登校を促すか」「どのくらい刺激しないでいた方がいいのか」

とか、ひきこもりは「どうしたら働くのか」「病院へも連れていけないしどうしたらいいのか」など

の話題に終始しているようです。

それらのことを考えるためにも、どうしてわが子がこうしているのかの意味、理由が分かって

いなければ的確な答えは出ません。

今回の講演でもひきこもりを終わらせるためには何が必要かをテーマにお話ししましたが、

そもそも「ひきこもり」とは何かを先ず考えて頂きました。

一般的には、過保護による甘え、病気でおかしくなった、変わったところでは「霊にとり憑か

れている」と占い師や宗教関係者から言われたなどがあります。

甘えと見れば、説教、勘当騒ぎとなりますし、病気と見れば、治すのは薬であり医者。

本人が診療を受けなければどうにもならない。

霊の仕業であれば神頼みで終わってしまいます。

では実際はどうなのか。

病気は子どもたち本人ではなくむしろ家族の方だということです。

不登校もひきこもりも家族病理の症状として現れています。子どもたちは、ひきこもるという

行為で家庭の病理を治療しているのです

とり憑かれているのは霊ではなく、連綿と続いてきた家族、一族の“しきたり”という呪縛です。

家族としての機能が果たしえていない「機能不全家族」という表現がありますが、それよりも

多問題家族」といったとらえ方の方が実態を端的に表していると思います。

不登校、ひきこもり、ニートの症状が出る家庭には、複数の改善を要する問題を抱えている

ということです。

複合的にそれらの問題が重なり、それがわが子の逸脱行動に集約されたということです。

ですから、「わが子のひきこもり(不登校)が解決したら、わが家は全て問題無しか?」と問いか

けてみるといいんです。そうでないことが必ず分かりますし、その他の問題の中に、わが子の

ひきこもりの原因が見えてきます。

わが家を含めて問題の無い家庭はありません。要はその問題に気づけたか、どう対処したか

がまさに問題なのです。また問題は、機が熟してこそ表面化します。

子どもが学校に通っているから、働いているから何も問題無しということにはなりません。

「子どもを問題児と見られたくなかったから相談にも行けなかった」ということを聞きます。

子どもたちは問題児ではなく、わが家の問題、課題を教えてくれる存在です

子どもたちが問題を提起してくれることで、それまで気づけなかった、気づかないふりをしてい

た家族関係が浮き彫りになります。

子どもたちが示してくれることに真摯に向き合うことで、わが家がより安らぐ場所、和みあえる

空間となるのです。

次回は、講演の中でもお話しした家族にできること、親にしかできないことについて述べてみましょう。

 

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ママの不幸は僕のせい

http://www.asahi.com/national/update/0821/TKY200808200380.html
6歳、捨てられてもたたかれても母をかばった

埼玉県で3月幼児3人が置き去りにされ、内2歳の子が死亡した事件で、保護責任者遺棄致死傷
の罪に問われた母親の初公判の記事です。 (asahi.com)

この記事で胸が痛むのは、次男の餓死はもとよりですが、こんな虐待を受けていても「本当に全部

ボクが悪い」と母親を長男がかばっていることです。

子どもにとって親の存在は、無条件で自分を受け入れ愛してもらえるはずの存在です。だからこそ、

子どもたちは、その愛が無条件ではないということに気がついた時、命をかけてその条件にかなおう

と必死になります。痛々しいほどです。

親からの承認を得られない自分は、無価値な存在となってしまいます。

子どもたちは、親の期待や欲求を読み取ることに懸命になり、いつの日か自分の欲求に気づけなく

なってしまいます。

偽りの自分を作り上げ、それを真の自分と錯覚してしまうのです。

やがて偽りの自分だと気づいた時、もぬけの殻の自分に戦慄し、他者の視線に恐怖し、ひきこもって

しまいます

自分の真の欲求を知りたくても、すり替えられた欲求を満たすことに奔走してきた子どもたちは、発展

的な行動を誘発するだけの欲求を感じる取ることができず、強迫的行為を繰り返し、自己を破壊して

いきます。

これまで出逢った不登校、ひきこもりの青少年たちの多くが、低年齢期の親との関わりを話して聞か

せてくれました。

「ほめてもらったことがない」

「ありがとうって言ってもらえなかった」

「何をするにも否定された」

といったようなことばかりです。

「親にとっていい子の時とわがままを言った時の親の態度の落差が激しかった」

「この家で安全に暮らすためには、親の期待を読み取るしかなかった。でも他の兄弟とは違い、

僕にはそれに応えきれるだけの能力はなかった」

これらの状態の子どもたちが、存在証明をかけて、親にとって気づきやすいよう痛みを与える

メッセージを送り始めます。

不登校、ひきこもり、家庭内暴力、非行行動、いずれもが自分の存在に気づいてもらうための

精一杯の主張です。

それらは親を疲弊させ、今さらながら存在に気づいてもらえても、かえって存在を容認してもらえる

結果とはなりません。しかし、気づいてもらえるだけでも命がつながる思いなのです。

ありのままを認めてもらえず、期待にそえなかった子どもたちは、親の不幸を自分のせいだと思い

込み、偽りの自己から脱却できぬまま人生が制御不能となってしまうのです。 

 

 

家庭教育講演会
『ひきこもりの終わらせ方』 8月23日(土) 熊本市
『脱ニート・ひきこもり』    8月24日(日) 春日市
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現実拒否が奪ってしまうもの

ひきこもりの長期化が問題になっています。

「本人が動き出すのを待っている内に何年も経ってしまいました」 親の弁

「いつかきっかけが出来て動けるようになると思っていたら・・・」 当事者の弁

いずれにも共通してあるのは、主体性の欠如。他者への依存です。

「早くこうなったらいいなぁ」という願望は、とかく幻想になりやすく、その分現実をありのままに

見据えることを忘れてしまいがちです。現実拒否であり、前回お話しした「否認」です。

この現実の否認がもたらすものは、不正直さや素直さの欠如です。自分を欺いてしまって

います。この自分に対しての不誠実な態度は、謙虚さを欠く結果となり、自己の見解への拘り、

囚われを強めます

これらのことが、成長させるための学びの姿勢を奪ってしまいます。

また、親はわが子を自立させられないでいることで自分を否定し、子はひきこもっている自分を

否定しています。人は、自分をどう見ているかで、それに相応しい対応しか取りません。

自分を否定していれば、自分をぞんざいに扱います。

そのことも自分を成長させるための学びの姿勢を損なう要因になっているのです。

自己の見解への拘り、囚われは新たな気づき阻みます。

気づきがなければ、考え方は硬直化し、状態は固定化慢性化していきます。

これがひきこもり長期化のメカニズムなのです。

 

 

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感謝と受容

いかなる問題も解決のスタートラインに立つために重要なことは「受容」です。

現実から目をそらさずに、現実からスタートするということです。

わが子が不登校になる。わが子がひきこもる。これらをありのままに見ることです。

「〇〇だから仕方がないんだ」と都合のいい理由づけをしたり、「親として失格だ」といった過度の

罪悪感で親自身がひきこもってしまうのではなく、起こっている問題をそのまま受け容れるのです。

しかし、この現実は苦痛を伴うだけに、なかなか受け容れられません。本人も同じことです。

否認」のもう一つの理由は、

それは、これまでが否認することが通常的にあったからと言えます。

不登校やひきこもりが生じてしまう機能不全家族では、感情や苦痛を否認することが家族間の

暗黙のルールとなってしまっています。

感じたことや思うことを自己主張することを許されずにきました。

ですから、目の前の現実を受容することには不慣れで、臆病になっています。

では、どうすれば少しでも受容できていけるでしょうか。

「我に艱難辛苦を与えたまえ!」までにはなれなくても、せめて「目の前の苦悩も与えられた恵み」

と受け止めてみることです。

恵みということは、その先に「豊かさ」が待っています。

その豊かさは、自己の成長であり、家族の絆の深まりです

であれば、感謝の気持ちが生まれるはずです。

感謝があれば、恵みとして何かを学べるはずです。学ぶためには、謙虚に現実からの問いかけに

答える姿勢が必要です

その姿勢が出来た時、受容も自ずと出来てきます。

不登校、ひきこもりとは言っても、わが子の命をとられたわけではありません。消息がつかめない

わけでもありません。無事であるわけです。

でもこの無事であることがあたりまえになっていて、わが子がここに居てくれることに感謝すること

を忘れていなかったでしょうか?

足るを知る者は富む」(老子経)

「あたりまえのことをも与えられた恵み」と感謝できる姿勢が傲慢さを抑え、謙虚さを養ってくれます。

おかげさまで、ありがとうございます

この言葉が「受容」の姿勢を作ってくれます。 

 

 

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お盆の帰省

昨日は、亡き父と先祖のそれぞれの墓所へお参りに行ってまいりました。

行き帰りの途中、車の渋滞を見ながら思いました。

「故郷へ帰る慣習はいつまでも残しておくべきだろうなぁ」って。

原風景」という言葉があります。皆さんの原風景にはどういうイメージがありますか?

今ある自分の原風景は、どこにどのようにしてあるでしょうか。

私は、今目の前のわが子の不登校やひきこもり問題の解決のために、「原家族」を振り返ること

を勧めています。ひきこもり問題などを解決するためには、少なくとも三代はさかのぼる必要が

あります。つまり、当事者の祖父母の代です。両親がそれぞれどのような生い立ちをしてきたか。

特に親との関わりがどうだったかを振り返ります。

また、当事者からしておじやおばにあたる両親の兄弟関係。

わが子との関わりにおいては、両親の親、兄弟との関係、「原家族」がまさに原風景となります。

この家(一族)に誕生し、家族との人間関係を営んできた。そこには、受け継がれた家族神話

あり、家族内だけで支持されてきた偏った見方が、様ざまな抑圧を生み、家族本来の機能を歪め

てしまったことに気づくべきでしょう

墓前に手を合わせ、生命の初発に立ち戻って感じてみてください。先祖あってのわが身です。

わが子の生命の在りようを大切にしてこれたでしょうか。

生命への感謝があれば、その目的・役割に気づくことができます。

わが子の個性(目的・役割)を大事に育てられたでしょうか。尊重できたでしょうか。

家族」に生じている問題は、「家族」の反映です。

故郷へ帰り、幼きころの心象風景に想いをはせてみてください。

きっと、置き忘れてきた何かに気づけるはずです。それがわが子の問題を解く鍵となるのです。

「困った時は、原点に返れ」です。

 

 

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不登校の増加に思う

8日の新聞に「不登校」の増加の記事が出ていました。小中学生が07年度は計12万9254人で、

2年連続で増加。特に中学生は過去最高を更新したようで34人に1人にあたり、どのクラスにも

1人はいるという状況のようです。

文科省は、06年10月にここ福岡県であった中2のいじめによる自殺が社会問題化したこともあり、

「嫌がるものを無理に行かせることはない」と考える保護者が増えたことなどが増加の理由とみて

いるそうです。

実際そうなのでしょうか?

私は、この2年が特別増えたわけではなく、それまでが体調不良が伴えば、不登校ではなく病欠

扱いにしたり、保健室登校を出席扱いとしたりなどの数字操作で強引に減らしていただけと思って

います。不登校が減る要因が見当たりませんので、減少するはずがありません。

スクールカウンセラーの配備や適応指導教室の設置が功を奏しているとの意見が多分出てくる

とは思いますが、実際には機能していないことが実状です。

相談を受けていて03年ぐらいから保護者の意識に変化が出てきだしたことは感じていました。

特に05年後半から何かが大きく変わった気がします。ですから、06年のいじめ自殺の影響とは

別の何かがあることを私は感じています。

この記事を書いている途中、たまたま見た統計資料で、20歳から29歳の自殺者数の推移で、

03年、05年と急に増えているというものがありました。統計局のものです。

これらも何か関係があるのでしょうか?

何がどう変わったかというのは、正直はっきりとしたものは言えません。

ただ、「様子を見ていればそのうち・・・」との楽観論から不登校が長期化し、「もうどうにもならない」

との悲観論からひきこもりが高齢化していっている気はします。

いずれも、保護者が動かなくなってきたと言えるでしょう。

いや、動けないのかも知れません。怖くて。何を恐れているのか。

うかつに刺激してしまうと、思い余って自殺されたり、家庭内暴力やわが子から殺されることをです。

青少年の傷害、殺人事件、特に親族殺人などの年間推移の統計資料を詳しく調べてみると何かが

推察されるかも知れません。

思春期の子どもへの関わり方に苦慮している親御さんたちの話はよく聞きます。また、支援活動の

中でも、「子どものいやがる事は厳しく言えない」とか「いやがる顔は見たくない」「きらわれたくない」

といった声もよくあります。

総じて考えると、対応が分からず事態を見送ってしまっているということなのでしょう。

しかし、であるならば対応策を知るための積極的な動きがあってもよさそうだがと思うのですが、この

動きが実は鈍くなってきているのです。学ばない親たちの増加。

ここには、親自身の生き方の問題が反映している気がしてなりません。

 

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コミュニケーション不全の根本にあるもの

ニートやひきこもりの青年たちが、「やりたいことが見つからない」「何の仕事をしていいのか分か

らない」といったことを口に出すことがよくあります。

こういったこれからの進路のことを思い煩っている場合に、家族もどう答えてあげたらいいのかを

迷ってしまっていることが多いようです。

やりたいことが分からないというのは、自分の欲求に気づいていないということですので、これま

で自分の欲求を抑えてきたか、経験の絶対数が少ないか、自分と向き合う機会が少なかったか、

欲求を正直に伝えられる友人や家族がいなかったというのが主な原因です。

これらの背景にあるのは、他者(主に親)の欲求を満たすことを優先させた。周囲の評価に過敏に

なり、自分の本音に問いかけることがあまりなかった。本音に不正直な分、他者の声にも耳を

傾けることを避けてきた(頑固、不誠実)。などです。

これらは実は、そのまま他者とのコミュニケーションを阻害する要因でもあるのです。

「やりたい仕事が見つからないからまだ働けない」という言い訳の場合、本音では、職場での人間

関係に不安をもっていたり、面接という場で、他人から評価されるといった場面を恐れているといっ

たケースが少なくありません。

自分が周囲から求められている、必要とされているといった確信がもてず、また周囲に対して懐疑

的で信頼できない状況にあるこれらの青年たちは、決して人を身近にすることはありません。

親密になることを避けるのです。なぜなら、からっぽの自分をさとられることに怯えているからです。

自分がここに在るという確信がもてない青年たちは、自己受容できず、他者やモノに依存、隷属する

生きかたをし、さらにそういった生きかたしかできない自分を否定することを繰り返します。

コミュニケーション力を回復するためには、真の自分と出会い、自己を再構築することが必要なの

です。




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とかくこの世は縁しだい

 “縁”というものを普段考えられたことがあるでしょうか。

私たちは様ざまな縁によって、様ざまな出会いがあります。

この「出会い」の良し悪しで、幸不幸が決まります。

何かの病気に罹っても、名医との出会い、良薬との出会いがあれば治ります。

勤め先との出会いも同じです。やりがいのある仕事を長く続けられる幸運に恵まれるのも縁です。

人間と書きます。この間をとりもつのが縁です。

運のいい人は、人と人との縁を大事にしている人です。

私の好きな言葉があります。確か柳生家の家訓だったと思います。ご紹介しましょう。

小才は、縁に出会って縁に気づかず

中才は、縁に気づいて縁を活かさず

大才は、袖すり合うた縁をも活かす

ご縁を大切にしようとかねてから心がけていると、自然活動的になります。

自分の足を使って、人や情報との出会いを作ろうとします。

今は便利な時代です。インターネットであらゆる情報も得られます。でも、そういう時代だからこそ、

足を運び、自分の五感で確認するといった姿勢が必要です。

心・気・体」の調和はとても大切ですが、なぜ肉体に五官が備わっていると思いますか? 

五官で感じることで心に変化を起こすためです。心に変化が起こらなければ、行動を変革すること

はできません。

不登校・ひきこもり・ニートは、自分を成長させ幸福にするために大切な縁を放棄している状態です

それは機会を失うことでもあります。また、家族が外部との接触を拒み家族境界を明瞭にすること

で、問題解決のために必要な縁をわが子から奪ってしまうことになるのです。 

 





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親が変われば子は変わる?

 「先ず親が変わらなければ」という言葉は、よく聞かれますが、いささか言い古されたきらいがあり

ます。こういった言葉が出ていても、「変わろうとしているのだろうか?」と首をかしげたくなることは、

決して少なくありません。恐らく、「変わらなければ」とは言っても、何をどう変えればいいのかが、

全く分かっていないのだと思います。中には、色々な相談窓口へ行ったり、講演や研修を受けた

だけで、変わったような気になっている方も多いようです。耳学問が一種のトランキライザー(精神

安定剤)になっているケースです。

当事者家族の集まりなどで、一生懸命他者に「親が変わらなければ」と勧めている方を拝見したり

する場合がありますが、そういう人にかぎって、10年近くもわが子の問題解決は出来ていなかった

りがあります。

どう変わっていけばよいのかと言いますと、わが子へ気づきを与えられる変化が必要だということ

です。当人に気づきがなければ、親がどう変わろうと子は変わりません。

わが子に気づきを与えるためには、先ず「親自身の問題として受け止めてくれるようになった」と

感じてもらえることが必要です

「学校の責任」「先生が悪い」「親がダメだと思っている世間の偏見が悪い」「格差社会が悪い」など

と言っている内は、何も変わりません。

なぜ学校へ行かないのか、なぜ働かないのかとかいった理由が分かり難いだけに、とかく原因分析

をしてしまいがちですが、同時に「こうなってほしい」といった未来像へ向けた解決志向の視点が

大切です。そのために、どういう状況になったら解決したと見なされるのかを明確にする必要があり

ます。

単に学校に戻ったり、働き出したりが解決ではないことは、これまでにもお話しております。

不登校、ひきこもりが無くなったら全て問題はなくなるのかを考えてみられたらいいです。

解決志向は、今何が出来て、何が出来ないでいるのかを明瞭にしていきます

 できないでいることをできるようにしていくことを実行していかなければなりません。

また、うまくいかなかったやり方を何度も繰り返さないことです。意外にこれが多いものです。

状態の改善は望んでいても、そのために自身の方針を変えることには抵抗を感じるのです

それがたとえ誤っていも。

「生きかたの見直し」これが、「親が変われば子は変わる」の真意です。





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ひと育て家庭ゼミナール
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家族援護士養成講座
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【毎週月曜日無料相談会】

大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は http://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

【熊本出張相談会】

熊本市青少年センター(熊本市新屋敷1-18-28)を使用させていただきます。
熊本市内近隣地域はご自宅までお伺いもできます。(交通費実費/熊本市役所からの距離による)

 

八代市厚生会館  8月12日 (要予約 0120-870-996)

相談料3千円

 

NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
http://www.interbrain.co.jp


よりそい

先日のある相談者の話。

「親があれこれ心配して、色んな施設を本人に紹介してもなかなか自分から行こうとしない」

何度も何度もこういったことを繰り返し、疲弊しているご様子がよくうかがえました。

しかし、これは当たり前のことです。

「病院に行こう」「カウンセリングを受けてみない?」「合宿に参加してみない?」

なぜこれでは本人達が動かないと思いますか?

よりそいが全くないからです。

本人達の状況に対する理解がないからです。

親は、一応の促しをしたことで、親としてやることはやったという安心感を得ようとしてしまいがちです。

その結果がどうあれ、何もしていないわけではないのだと。あとは本人の意識だからと。

自分の状況が分からず、知らされた施設がどういう場所かも知らず、カウンセリングなど受けた経験

もない子に何を判断させようとしているのでしょう。

本人にとって、何が問題で、何が必要で、どこにそれがあるのかを明確に示せなければ、判断の

しようがありません。

よりそうためには、相手の立場に立ってみる、相手の身になってみるという姿勢が必要です。

自分がどういう促しをされたら動きたい気持ちになるのかを考えてみましょう。

最初の相談の席にしゃにむに本人を連れてきたがる親御さんも少なくないです。

「子どもは連れてこれないんですがよろしいでしょうか?」

これもまた、よりそいに欠けています。

親を横にして何を話させようと考えているのでしょう。また、わが子を横にして、全て聞かせよう

とでも考えておられるのでしょうか。

連れてこれなくていいんです。連れて来ない方がいいんです。

よりそえばその理由はわかるはずです。

 

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