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解決支援者の現場日記 : 旧ブログ 教育 10ページ目

やる気より、より大切なこと

不登校にしても、ひきこもりにしても子どもたちの過ごし方を見ていると、非常に怠惰に映ります。

中には、数ヶ月と入浴もしていなかったり、食事やトイレ以外、動いていないのではと思われるぐらい

自室で物音も立てないといった例があります。

やる気が出ないのは、うつ病ではないのかと心配される向きもあります。

 

 

では、やる気さえ出ればひきこもりを脱せられるとお考えですか?

実は、そうはいきません。

 

 

「よーし、やるぞー!」とはいかないまでも、就労や社会参加の希望をもっている青年たちは、少なく

ありません。

ですから、やる気が全くないわけではないのです。

 

 

やる気が解決の要と思っていれば、やる気を待つ。当事者のやる気に依存することになります

長期化の原因が、実はここにあるのです。

 

 

また、支援専門家の中にもこの考えが多いようです。

ある団体では、10年近くも当事者に関わりながら、アルバイトすら一度も経験させられていなかった

り、またある団体では、自宅から施設へ通うようになったのはいいのですが、ただ好きな事をさせた

り、レクリエーションに参加させたりという単なる居場所の提供だけをしている所もあるようです。

いたずらに時間を経過させたところで、青年たちの不安や怯えが消えるわけではありません。

仮になんとかアルバイトでも始められても、すぐにつまづき、さらに怯えや不適応感を強めてしまっ

ているケースもあるようです。

医療機関のカウンセリングに数年真面目に通って、結局はカウンセラーからさじを投げられた青年

もいます。

これらはいずれも、やる気に頼った支援(?)を行ったためです。

 

 

何事もやる気が大切と思われがちですが、やる気よりも大切なことがあります。

それは、やり方。方法、手立てです。

 

 

車で例えますと、駆動力であるエンジンが「やる気」です。

エンジンがあれば車は走るでしょうか?

タイヤがないと走れません。

逆にエンジンはなくても、タイヤがあれば押せば前へ動きますし、坂道であれば押さなくても動きます。

ですから、前へ進むためにより大切なものはタイヤなのです。

このタイヤにあたるのが、何かと言うと「やり方」です。

 

 

やり方は、手順です。

手順通りやっていけば、下手でも結果は出ます。

料理のレシピ通り、作っていけば、みそ汁のつもりが、カレーになることはありません。

不安や怯えを解消させる方法を実践すれば、確実に緩和されます。

仏教に「抜苦与楽(ばっくよらく)」という言葉があります。

苦を除き楽を与えるという意味です。

不安や怯えが無くなれば、やる気(楽)が出てきます。

 

 

ヘッドライトは進行方向を照らす光ですが、これは「希望」です。

希望をもてるためには、具体的な解決策、また、社会参加に必要な様ざまなスキルを身につける

ための方法(訓練法)を示してあげられなければなりません

「頑張れ!」とよく言いますが、何をどう頑張ればよいか(具体的解決策)が分からずに言っていると

すれば、それは無責任なものです。

 

 

ハンドルにあたるものが、方向性を決める「目標

そして、エンジン(やる気)に必要なガソリンが、家族の理解、信頼、寄り添い、支えです。

 

 

当事者本人のやる気に任せる、やる気を待つ支援は、支援ではありません。

支援者自身が、当事者に依存している「共依存」の状態です。

共依存の関係になれば、支援者自身がひきこもりの長期化を促進してしまうことになるのです

 

 

 

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親の意識改革

昨年春から続けてきたひきこもり無償支援活動たらちねサポート

福岡、北九州、熊本の3エリアでスタートしましたが、現在は福岡、熊本で開催しています。

北九州は、かなり長期の事例が多かったのですが、参加者が継続しないこともあり中止しています。

熊本は、メディアの掲載状況がよく、毎回必ず新規の参加者があり、少しずつ定着できればと願って

います。(各社の皆さまありがとうございます)

福岡は、メディアの掲載がなかなか出来ず、口コミやサイトからの参加に限られてしまっています。

(地元メディアの方、ご協力お願いします)

 

 

この催しは、一般的な当事者家族会と違い、ひきこもりや不登校への理解を深め、長期化を防ぐため

の学習の時間や、参加者同士の交流会の時間で構成されていますが、一度の参加で終わる方も

少なくないのです。

 

 

民間の専門機関が主催しているものですので、具体的な手立てを毎回提供しているのですが、毎回

継続して参加されている方に、一度で終わる方の何に応えきれていないと思われるかを尋ねてみ

たことがあります。

 

 

その中で、印象深かったのが、「この会では、私たち親は、宿題を投げかけられていると思います。

これまでは悩める問題だと認識していましたが、これは宿題です。きっと、インスタントなマニュアル

的なものを期待してきた親御さんが一度で終わるんだと思います」というご意見でした。

「なるほどなぁ」と思いました。

 

 

当協会の支援法は、方法論以上に現状に向き合う姿勢・態度を重要視しています。

単に復学させたり、仕事に就かせたりすることを目的としていないからです。

小学生の不登校から、40代のひきこもりまで支援している経験から、安易な対処法では、より深刻

な事態を後年招くことを見てきているからなのです。

 

 

以前にも、当協会を知ってから、実際に相談に来られるまでに数年を要した親御さんから「ここへ

来るには、親としてよほどの覚悟がないと行けないと思って、数年かかりました」と言われたことが

あります。

サイトの中の記事を読み、そう感じられたそうです。

私自身、最初に「腹ククリが必要ですよ」とよくご相談者に申し上げています。

子どもより先に自分が動くことが腑に落ちない親御さんが、一度の見学で終わられるのでしょうか。

 

 

こちらが宿題という表現を用いたわけではないのですが、参加者の方が宿題という意識になられた

ことは、大きな気づきです。

 

 

「困ったなぁ、どうしよう?」というところから、学んだことを家庭へ持ち帰って、考え、実践し、答を

見い出していくという意識へ変化していくことが、解決への道を開きます。

 

 

宿題を解くためには、親御さん自身が、自分の生い立ちから振り返らなければなりません

なぜ、わが子にそのような関わり方しか出来なかったかその意味を知るためには、必要な工程なの

です。

 

 

子育てにおいては、親の自己愛の問題が大きく反映されます。

親御さん自身が、自分が育てられた過程で健全な自己愛が育っていないと、子どもにかける期待で

それを満たそうとはかったり、親密な関わりがなかったために、わが子への接し方が分からないで

いるといったケースがあります。

自分自身を知ることで、わが子の抱えているものに気づけるヒントを得られます。

 

 

また、こういう気づきを得られた親御さんもいました。

「子どもをどうかしようではなく、親自身の問題、責任と受け止めた方が、結果的には楽になれる

自分が動けばいいから」

 

 

この親御さんは、それまで色々な所へ相談に行っても、結局「信じて見守りましょう」で、何らの

進展も得られぬまま、時間だけが経っていったそうで、「親から先ず動くことが先決だということに、

初めて気づかされた」とおっしゃっていました。

「困った子だぁ」ではなく、ある問題を抱え困っている(苦悩している)子どもと認識しましょう

だから、親が困っていることではなく、わが子が困っていることを一緒に解決してあげることが、親御

さんの行うことです。

 

 

私がよく例えるのは、ゆで玉子です。

水に入れたままで、いくら待ってもゆで玉子にはなりませんよね。

水を温めお湯にしない限り、ゆで玉子にはなりません。

見守りの状態が水に入れたままの状態です。

子どもを問題視し、子どもを何とかしようという働きかけは、玉子に直火をあてるようなものです。

いずれも、おいしいゆで玉子になりません。

現状を改善するためには、親御さんがホットになって動き出すしかないのです

 

 

インスタントのマニュアルを期待する親御さんは、習得していくという認識も薄いようです。

すぐにどうにかしてほしいのでしょう。

月に一回(無料なので)の行事ですが、回を重ねている親御さんは、学びが深まり、意識変革が確実

に進んでいます。

交流会の席では笑顔や笑い声さえ出て、当事者同士でこその本音の意見交換、和やかな充実した

時間を得られています。

 

 

地縁血縁のつながりが希薄化している昨今、共有の問題縁によって支えあえる環境を提供して

いければと考えています。

 

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わが子への引け目

わが子の今の状況に、自分たちの関わり方が大きく影響を与えてしまったという自覚、反省心が強い

親御さんほど、現状改善のために必要なことでも、子どもに強く促せないことが多く有ります。

いわゆる引け目を感じているのです。

 

 

そもそも自分たちが適切な関わり、対応ができず、今の不安を与えてしまったのに、その不安に負け

ないよう、勇気を出して前へ進みなさいといったことを強く言えないのです。

罪責感といいましょうか。

心情的には分からなくもありません。

 

 

しかしです。

今、何をすべきか、より優先させるべきかを考えてみてください

目的は、現状の改善問題の解決です。

 

 

反省心が強い場合、あらかた後悔にいきついてしまいます。

多くが悔やんでしまっていますので、嘆き、煩悶しています。

これでは、当然わが子に毅然とした態度で向き合うことができません。

 

 

ですから、反省に留めておくということです。

「反省」は、「こうしたら、こうなった」という原因と結果の再検討ですから、意思のはたらきです。

しかし「後悔」は、ただの感情です。

 

 

感情の処理は、とかくその場しのぎの対処法を取りやすいものです。

後悔は罪悪感を招きやすく、贖うという発想に至ります。そうすると、罪滅ぼし的に、わが子の要求を

無条件に聞き入れる(自己犠牲)といった対応を取りがちです。

そのことがかえって、現状をいたずらに長期化させ、事態を深刻化させてしまいます。

 

 

そもそも、その場その場の自己の感情の処理を優先させてしまうような関わりを、これまでわが子に

対してしていなかったを振り返ってみてください。

自分が不安になるのがいやで、子どもが様ざまなことに挑戦させることを阻んだり、夫婦間のことで

のいらだちを子どもにぶつけたり、愚痴をこぼしたり、自分の思うように子どもが動かないことでの

もどかしさを感情的にぶつけたり、その都度、現状の改善よりも気分の慰めを優先させていなかった

でしょうか

 

 

「反省」は、過去から学び、気づきを深化(進化)させ、現状改善に大きく寄与します。

現状の改善、問題の解決のためには、主体的に責任を負っていくことを感情処理より優先させなけ

ればなりません

 

 

その際、「責任をもつ」というように考えてください。

後悔からの罪悪感を抱いてしまうと、「責任を取らされた(罰があたった)」と感じ気分がなえてしまい

ます。

自ら責任をもつというのは、そのことにおいて解決のための主導権を握るということです。

 

 

過去の罪の償い、ましてや贖いではなく、親としての責任をもって、わが子が抱えている問題の解決、

現状の改善に主体的に取り組まなければなりません。

 

 

ですが、「これまでを振り返ると、どうすることがいいのか自分の判断に自信をもてない」という言葉

が返ってくるようです。

子どもの不登校やひきこもりによって、自尊心をなし崩しにされた親御さんの偽りのない本音です。

だからこそ、後悔ではなく反省猛省が必要なのです。

 

 

適切な判断、意思決定、適確な対応ができるために、過去から学び、気づきを深めていくことが求め

られます

もちろん、自分だけの考えにならぬよう、理解を深めていくために他者からも学び、同じ轍を踏まない

ようにしていかなければなりません。

わが子の親としての大任からは、一生降りることはできないのですから。

 

 

 

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木を見て森を見ず

私は、ご相談者に対してよく、「困っておられる問題は何で、どうなってほしいのですか?」とお尋ねし

ます。

 

 

すると、決まって不登校の場合は、「学校に行ってほしい」

ひきこもりのご相談の場合は、「閉じこもらないで、早く働いてほしい」

と返ってきます。

 

 

これは当然のことだと思いますが、それらは、いずれも結果としての状態にしか過ぎません。

それ自体を目的としてしまうと、学校へ行けていないこと、ひきこもっていることだけが問題視されて

しまいます。

 

 

不登校もひきこもりも、確たる理由があってのことです。

その理由の方が問題として扱われるべきなのですが、それはなおざりにされ、どうやって登校させ

ようか。どうやって働かせようか。と、ただそれだけになってしまっていることが多いようです。

または、「病気だろうから、どうやって病院に連れて行こうか」となります。

 

 

もちろん、理由、原因の部分に関しては、本人に尋ねても充分に答が返ってこないことが大半です。

時おり、原因を探ること、犯人探しに時間やエネルギーをかけることは、無意味だから、解決に集中

すべきといった見解も耳にします。

 

 

解決に力点を置くことは、もとより大切なことなのですが、重要なことは「何をもって解決とするのか

ということです。

そこを間違えますと、取り組んだ結果が、すべて裏目に出ます。

 

 

本人が原因を話してくれないことや、分かりにくいこともあって、「解決志向」といった名目で原因の

解明がなおざりにされていることが実態のようです。

登校や就労が解決と見なされてしまうと、さらに問題を深刻化させてしまう結果となります

 

 

不登校もひきこもりも、原因になっているものは、複合的にいくつもの問題が重なり合っています。

そして、その出処は、かなり時代をさかのぼります。

つまり、学校に行かなくなった、ひきこもりだした直前のことではないということです。

 

 

例えば、これまでに私はこういった経験もあります。

両親がわが子の問題に対し協力体制が取れず、私が父親の実家のご両親(当事者の祖父母)に

お会いしなければならないことがあったのですが、なんと嫁入り当時の話までが飛び出し、「うちに

は相応しくない家柄だったから、最初から反対だったんです」といった嫁(当事者の母親)への批判

までが出てきました。

さも孫のひきこもりの原因が、嫁(母親)にあるかのような物言いでした。

 

 

この両親が、わが子のひきこもりに対して、協力体制が取れなかった背景には、こういった結婚

当初からの歴史が関わっていたのです。

 

 

このように、不登校やひきこもりを招いた子どもたちのストレスに対する脆弱さや、自己否定感の

強さも、その背景をひも解いていく必要があるのです

 

 

私たちは、自分の中に有る、ある「前提」に立って、物事を推し進めます。

表面に現れた現象だけを見ているだけでは、その意味を読み取れませんし、そこだけを「けしからん」

と、たしなめても、「前提」が変わらない限り、同じ事を繰り返します。

 

 

「自分のとる行動は誤っている」

「自分は周囲から求められず、居てはいけない」

という前提があれば、止まり、身を隠すことしか選びません。

 

 

木(不登校・ひきこもり)だけを見るのではなく、森(家庭・家族・世界観)を見ていかなければ、本質の

問題が未解決のまま、まさに根腐れを起こしていくのです。

 

 

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笑いのない家庭

私は、不登校問題に関わりだした当初、不登校児童専門家庭教師として、当事者家庭へ訪問してい

ました。

100%家庭へ出向いていたのです(家庭教師ですので)。

 

 

この体験が、後のひきこもり支援にも活きてきました。

当事者家庭に共通する特徴を知る環境にあったがために、昨今全国的に取り組まれようとしている

アウトリーチ(訪問支援)を逆に必要としない支援法を構築できたのです。

自宅へ出向き本人への直接的な働きかけをしなくても、ほとんどの当事者たちが、自分の意志で、

出向いてくることを可能にしたのです

 

 

未だ訪問支援の方法が構築されないまま、見切り発車的に進められているようですが、親子関係に

亀裂が生じる危険性をはらんでいますので、慎重に進めてほしいものです。

 

 

ある相談者から、精神科医に訪問を依頼したところ、ロープをもってこられ、怖くなったという経験を

伺ったこともあります。

 

 

では、私が当時から感じていた当事者家庭の共通の特徴のひとつをお話ししましょう。

それは、笑顔が少ない家庭ということです。

ユーモアが家族間のコミュニケーションの中にないのです。

 

 

これは、不登校やひきこもりが始まってからということでは、もちろんありません。

いざ、そういう状態になれば、家族から笑顔が消えるのは、無理も無いことです。

そうではなくて、それ以前からの家庭に笑顔が少ないのです。

 

 

ユーモアは、人間関係に温もりを与え、緊張を緩和させる潤滑油になります

ユーモアは、ゆとり思いやりから生まれます。

 

 

笑う門には福来たる」という言葉もありますが、わが子から笑顔が消えた背景を考えてみましょう。

ゆとり」をキーワードに振り返ってみるのです。

 

 

お子さんを妊娠した時、生活に「ゆとり」がありましたか?

経済的にももちろんそうですが、特に精神的に、わが子の誕生を待ちわびる「ゆとり」がありましたか?

誕生を迎え、子育てを楽しむ「ゆとり」がありましたか?

健康的にも「ゆとり」がありましたか?

学校に上がり、成績に一喜一憂せず、健やかな成長を見守る「ゆとり」がありましたか?

子どもの反抗期を包み込む「ゆとり」がありましたか?

子どもの個性を尊重できる「ゆとり」がありましたか?

子どもの悩みに、耳を傾ける「ゆとり」がありましたか?

夫婦が互いに敬い、労いあう「ゆとり」がありましたか?

 

 

「ゆとり」の数が少ないだけ、笑顔が少なかったはずです。

心に「ゆとり」を生むためには、豊かさを養うことです。

 

 

心が豊かであることは、様ざまなことを感じ取れるということです。

生活の中に面白み楽しみを見出してください。

関心をもって、好奇心をはたらかせて捉えてみれば、必ず感謝できるうれしさも得られます。

 

 

わが子の不登校やひきこもりからも、心の豊かさがあれば、「気づかせてくれてありがとう。気持ちが

分かってうれしい」という意識になれます

 

 

赤ん坊のころは、目の前に顔を近づけて、微笑みかけていたはずです。

赤ん坊は、両親や周囲の笑顔を見て安心します。

そして、微笑み返してくれます。

もう一度、そのころを思い出して、実践してみてください。

 

 

福は笑うから来るのです。

喜び事(福)があったから笑うのでは、ありません。

笑えない状態でも笑い飛ばして前へ進んでいくから、笑える状態になっていくんです

微笑みは、心の温熱療法なのです。

 

 

 

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絆のねじれ

不登校やひきこもりの過程で、親に対しての暴力や暴言があると、「親子の間で信頼関係が無くなっ

てしまっている」と、悲嘆される親御さんも少なくありません。

親子の絆が切れてしまったということでしょう。

 

 

しかし実際は、多くの事例で、切れてしまっていることはあまりありません。

ねじれているだけなのです。

 

 

もちろん、国会ではありませんが、ねじれたままにしておくことは、よくありませんので、積極的に

解していく必要はあります。

 

 

そもそも、どこからこの“ねじれ”が生じたかといいますと、主に親と子の立場の違いから生じたもの

です。

 

 

一例を上げますと、親からわが子へ愛情というボールを放ったとします。

親側からこのボールは、愛情としか見えていません。

しかし、受け取る側の子どもからすると、侵入であったり、強制であったり、支配コントロール

映っている場合があるのです。

 

 

こういった場合は、親が愛情をかければ、かけるほど、子どもは負担に感じます。

親が気がつかない間に、“ねじれ”が酷くなっていくのです。

 

 

養育する側(立場)の親と、養育される側の子どもでは、その立場の違いから、求めるもの、思惑が

それぞれ違ってきます

販売側と消費者側の思惑が違うようにです。

 

 

子どもたちが親に求めるものに承認欲求というものがあります。

承認というのは、「期待」と「信頼」です。

自分に期待して欲しいし、信頼されたいということです。

 

 

こう言いますと、「わが子ですから当たり前です。期待しています」と言葉が返ってきます。

しかし、ここでも“ねじれ”が生じる危うさがあるのです。

 

 

子どもたちが求めているのは、ありのままの自分に期待して欲しい、信頼して欲しいということです。

では、親御さんが言っている期待とは、どう違うのでしょうか?

 

 

ここで、「期待」というものには、二通りあることを述べてみます。

親でも計りがたい、わが子の可能性に対しての期待と、「こうなって欲しい」という親の自己都合に

基づいた期待です。

 

 

「わが子に期待するのは、当たり前じゃないですか!」

という場合、この自己都合に基づいた期待であることが少なくないのです。

であれば、子どもが望む「ありのままの自分に期待してほしい」というものとは、違ってきています。

条件づき(親の都合)ではなく、そのまま期待してほしいというのが子どもの願いです。

ここから、“ねじれ”が生じてしまうのです。

 

 

「あなたのためを思ってのことだよ」と、子どもに何かを促す時には、本当にわが子のためと思って

のことかを見直してみてください

わが子のためではなく、自分のためになってしまっている場合があります。

「この方が安心よ」と言いながら、自分が安心したいからというのが本音の場合があります。

 

 

私も学生のころから、父親が公務員だったこともあり、「公務員になりなさい」と幾度となく言われて

いました。

私は、自分には到底向いていないと思い、会社員生活を6年で辞め、こともあろうに自営業を始め

ました(笑)。

さぞかし、両親は心配で、不安でたまらなかったでしょう。

しかし、結果私は、苦労こそしてきましたが、生きがいをもってやってこれました。

両親の望み通り、公務員になっていたら、ストレスがたまって退職していたかもしれません。

 

 

子どもの個性にあった方向に、進ませてあげた方がその子にとって幸せなんです。

たとえ、親の方は少々心配するようなことででもです。

 

 

子どものありのまま、まるごとそのままを認め、可能性に期待しようではないですか。

自分の思うように動かそう、変えようとすれば、強制やコントロールしてしまうことになります。

このように、親の都合を優先させ、子どもを利用することを“関係の乱用”と言います。

これは、心理的虐待につながります。

 

 

 

そうでなくても、子どもは親の都合、思惑を顔色や言動から読み取り、健気にそれに答えようとします。

なぜなら、愛されたいからです。

自分を抑えこんだり、押し殺してでも、親が求めているものに答えてきた子たちが、倒れてしまうので

す。

 

 

以上のように、親と子では立場が違う分、互いの意志が正確に伝わらない場合があります。

ここから、絆のねじれ現象が起こるのです。

 

 

子どもたちが、たとえ拳を親に振り上げようとも、絆が切れてしまっているわけではなく、「気づいて

欲しい」という一心で、ねじれた絆を解したい一心で、やっていることです。

子どもたちは、ただただ安心していたいんです。

「ここにいていいんだ」と。

 

 

 

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大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

詳細は https://www.interbrain.co.jp/counseling/ 

 

【熊本出張相談会】

 

9月1日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

9月2日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

  

 NPO法人地球家族エコロジー協会
福岡県大野城市つつじヶ丘6-4-21
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わが子が教えてくれる生き辛さ

 8年ほど前から、地元の福祉センターで、不登校・ひきこもりの無料相談を行っています。
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予約制ですが、予約を入れても当日お越しにならない場合もあります。

電話でキャンセルの連絡も無いことも少なくありません。

 

 

また、ひきこもり無償支援活動「たらちねサポート」も同様に、参加予約が入ったにも関わらず、

連絡無しに不参加の場合もあります。

 

 

電話での問合せで、「ひきこもりの相談にのってもらえるんですか?もう長いんですが」

(当協会)「はい、親御さんさえ動かれたら、ほとんど解決できますよ」

(ご相談者)「検討してみます」

で終わられる方もおられます。

 

 

「??????」で、「いったい何を尋ねたかったんだろう?」と、不思議な思いです。

また、ご連絡頂いた時が、たまたま他の指導でお話をお伺いできず、後の時間を指定してかけ直して

もらうようお願いしたのですが、そのまま電話が入らないということもあります。

 

 

こういったところを見ますと、それだけぎりぎりの状態で、やっとの思いで電話をしてきているのだと

思います。

 

 

不登校、ひきこもりの解決の鍵を握るのは、一にも二にも親御さんです。

本人のやる気を待ったり、「本人の問題だから」と、わが子の現状改善のみを期待している場合は、

確実に長期化します。いや、しています


 

 

お子さんのありのままを認め、現状の受容を促しますと、激しく抵抗を示されることがあるのですが、

特に暴力を受けていたり、暴言を吐かれ、隷属されるような状況にある親御さんの場合は、多いです。
 

 

現実のありのままを認めるというのは、何も子どもの求めるままに応えるということではありません。

受容するということも、あけらめ、本人の好きにさせることではありません。

起こっていることそのままをしっかり見て、目をそらさないということです。

現状をどれだけ親御さんが受け入れられるかが、解決のための要となります

 

 

ともすると、親としての自尊心が崩れ、わが子へはたらきかけることに、全く自信を失くしてしまって

いる場合もあります。

また、何らかのはたらきかけを試みたものの、子どもが全く反応を示さなかったり、反対に激しく抵抗

を現した場合、自身の力の及ばないことに自信を失うこともしばしばです。
 

 

 

しかし、実は親御さんが、この無力を悟ることが重要なのです。

そのことが、これまでわが子を、無意識の内にコントロールしようとしていたこと、また、互いが理解

し合えるだけの充分なコミュニケーションがはかられていなかったことに気づかせてくれます。

 

 

ひきこもりの子どもたちの足踏みは、そのまま、上記に記したような親御さんたちの状況を反映して

います。

なぜ、子どもは動けないのか。

自身の心に尋ねてみて下さい。

 

 

自己信頼を得られず、あいまいな未来に挑戦出来ないその恐怖感は、わが子からの抵抗に、

親としての自信を失いかけている今だからこそ、理解できるはずです。

 

 

思うようにならない(生きられない)苦悶を子どもたちは、ひきこもるという行動で示してくれています。

その痛みを理解し、寄り添うことができた家庭が、絆を取り戻しているのです。

 

 

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大野城市総合福祉センター 午前10時~正午 (要予約 0120-870-996)

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8月5日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

8月6日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

  

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親の承認の意味するもの

子どもたちが、親に対して求める最大のものは、「承認」だと思われます。

 

 

「承認」とは、期待信頼です。

親から期待されたい。信頼してほしい。ということです。

 

 

どの親御さんでも、「わが子に期待せず、信頼しないなどあるはずがありません」とおっしゃいますが、

実は、子どもが望んでいる期待と信頼は、どうやら親御さんが思っているものと少々違っているよう

なのです。

 

 

ここに、同じ承認でも、他人からの承認と親からの承認の意味合いの違いといったことが関わって

きます。

 

 

他人からの承認は、何らかの成果、結果つまりは実績に対してこそ得られるものです。

ですから、それを得るためには時間もかかりますし、実力が必要です。

 

 

では、親からの承認は何に対してなのでしょうか?

これが他人と同じように、何らかの実績、てがらに対してであれば、子どもたちはおり場を失くして

しまうでしょう。

 

 

先ほど申し上げた、子どもが望む期待と承認と親のそれとの違いは、子どもたちがありのまま、その

ままの自分に期待してほしい、信頼してほしいと思っているのに対して、親は、自分の期待通りになっ

てほしいし、そうでなければ信じません。となってしまっていることが多いのです

つまり、親の望み(エゴ)という条件つきで、認めますよ、愛しますよ。と、なってしまっています。

 

 

これでは、子どもたちが望む承認欲求は、満たされません。

親が承認してあげられるのは、存在そのものです。

「何をしたら」という条件つきではならんのです。

何をしようが、そこにいるそのままを認め、愛してあげるのです

そうでなければ、子どもたちは親の期待に応えなければ愛されない(価値のない存在)と解釈して

しまいます。

 

 

存在は、命そのものです。

そこに息をして、生存しています。

命(存在)を尊べば、子どもたちは、その命をどう活かすか、どうはたらかせるかを考えることができ

ます

 

 

人間は、生活していく生き物です。

「生活」とは、生命を活かしていくことです。

生命(存在)を活き活きさせることです。より価値あるものにしていくことです。

 

 

親からの存在の承認をもらえていない子どもたちは、生きていく根元が空洞化しています。

あたかも耐震構造が不十分なビルのようなもので、少しの揺れ(ストレス、アクシデント、トラブル)に

もろくも崩れ去ります。

脳や骨の空洞化が、どれだけ甚大な影響を身体に与えるかを想像してみられてください。

 

 

自分自身がここにいていい理由、いなければならない理由、必要とされている実感を得られなけれ

ば、社会の中で人と関わりあいながら生きていく意味を見い出し得ません。

 

 

いくら「学校に行きなさい」とか「仕事をしなさい」と言われても、存在そのものを肯定してもらえて

いない(愛されていない)と感じている子どもにとって、虚しさを感じるばかりでなく、その場からも必要

とされていないということを感じることに恐怖する状態にあっては、「それ以前の問題なんだっ!」と

叫びたい思いなのです。

 

 

「承認」というものは、“存在”と“はたらき”に対して与えられます。

はたらき(成果、実績)に対しては、主に他者がそれをなし、評価します。

親だからこそできることは、存在に対してです。

親が、この世にわが子の存在を在らしめた張本人だからです。

存在を在らしめた者から、存在を否定される矛盾のむごさを分かって下さい。

 

 

 

 

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敬いを失うと

愛の反対は、憎しみではなく無関心」というマザー・テレサの言葉があります。

無関心が意味するものは、「必要ではない」ということです。

 

 

子どもの成長、子どもの親への語りかけに充分な関心を親が示さないでいると、子どもは、自分が

親から愛されていない。大切にされていないと受け止めてしまいます

親からすら求められない自分は、価値のない存在だと解します。

 

 

しかし、愛も時にわが子の自由を奪います。

それは、「敬い」を忘れている時です。

 

 

相手の存在、立場を尊重し、敬意を表していれば、適切な愛を与えることができます

 

 

親が子どもに敬いの姿勢を見本として示していれば、子どもも他者に対して敬いの姿勢を保てる

ようになります。

 

 

父親が母親に対して、妻として、母親として、最低限の敬意をもって関わっているか。

家事をしてもらうお手伝いさんにしてしまっていないか。

 

 

母親が父親に対して、夫として、子どもたちの父親として敬意をもって関わっているか。

あてにもならず、頼りにもなならない、不甲斐ない人として子どもの前で扱っていないか。

 

 

わが子を一つのの人格をもった、意志のある人間として接しているか

 

 

社会生活の中においては、、互いが様ざまな立場役割をもって関わりあっています。

ですから、人格がどうこうの前に、相手の立場に対しての最低限の敬意を表し、接していく姿勢は、

決して忘れてはなりません

 

 

最近は、友達親子とか、教師と生徒との関係も、友達みたいな先生になりたいといった風潮も見ら

れますが、親は親であって、教師は教師です。

親、教師の立場と友人の立場は違います。

その立場、存在に相応しい態度、敬意がもてない大人に育ってしまいます

 

 

敬うという行為は、尊重し、大切にするということです。

人に対してだけではありません。

道具(物)や、功績、伝統などにも敬意を表すことはできます。

 

 

子どもたちは、自分の関心に関心をもってもらいたいものです

わが子に対しての敬いの姿勢があれば、存在をしっかり確認し、声を聞く態度が常にもてるはずで

す。

 

 

敬いと愛の中で育てられた子どもは、健全な自己愛に基づく自尊心自己信頼感が育ち、自他を

大切にでき、様ざまなストレスに対しての柔軟な適応力も養われていきます。

 

 

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【熊本出張相談会】

 

7月6日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

7月7日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

  

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問題に対処できない

生活の場面で起こる様ざまな問題は、起こってくれなければそれにこしたことはないと思いますが、

自身の思考や行動の誤りに気がつけない分、必ず何かは起こってしまいます。

 

 

健康のことを考えてみれば分かり易いと思いますが、日々の食生活や生活習慣の偏り、運動量など

によって、何らかの体調不良が起こります。

健康増進のための知識をもって、また定期健診などでまめに体調管理をしていれば、早めの予防

ができると思いますが、なかなかそこまでやれている人は少ないと思います。

 

 

こういうように、予防として、先ず問題は起こらないようしていく努力と、もう一つには、起こった時の

対処の仕方が大事になってきます。

 

 

不登校、ひきこももりの長期化という面で、特に対処の仕方が問題となりますが、問題というものは、

認知されてこそ浮かび上がってきます

これは、認知されなければ問題は発生しないということでは決してありません。

問題は発生していても、解決の対象として捉えられないということです。

 

 

よく、困った事態が起こっても、それを改善すべき問題と認識できていないことがあるということを

前回のブログでもお話ししました。

 

 

また、「どうしていいのか分からなかったら、そのままになった」という声もよく聞かれます。

「どうしていいのか分からない」といった場合、分かる人に尋ねる

分かるための情報を得られる場所に行くことが、先決です。

 

 

しかし、その人や場所さえ分からないという方もおられるようです。

今は、何らかの情報を調べるということに関しては、インターネットを中心に色々な手段があります。

最低限、そういった活用できる知識は必要です。

今知らなければ、覚えていくぐらいの努力は心がけてもらいたいものです。

わが家の一大事を解決するためなのですから。

 

 

子供たちは、自分が不登校やひきこもりになった時に、それに対しての両親の対処の仕方に不満を

持ってしまっていることが、少なくありません

 

 

なぜ動いてくれなかった」と、数年経過し訴えます。

その時に親から出てくるのが、「どうしていいのか分からなかった」です。

 

 

体調不良に際して、病院へ速やかにいけない場合の理由としてあるのは、重い病気であることを

知らされたくないという不安感があります。

子どもの不登校やひきこもりを前にしても、先のような対応が取れないというのは、ひとつには、

自分の家庭が、他からの支援を受けなければならない状態にあるということを認め難いというのが

あります。

 

 

それから、わが子を問題視されたくない。また、自身の子育てを否定されたくないといった理由があり

ます。

 

 

そういった気持ちが無意識に(?)にあれば、動かないことを選択します。

問題に対して、認識しなければ、放っておけば消えて無くなるのではといった幻想を抱いています

 

 

しかし、現実は、問題をさらに深刻化させ、ひきこもりを長期化させます

 

 

これまでにも実際の事例としてこういうケースがありました。

5年ほど前に一度こちらへ相談に来られたにも関わらず、その後具体的な動きをされず、結局子

どもから「なぜ動かないんだ」と激怒され、「解決してくれる所を探せーっ!」と連日のように責め

立てられる状態になってしまっていました。

暴力行為もあり、再度来られたというしだいです。

 

 

5年の間に親は完全に子に隷属され、本人は、母親の口を通してでないと、第三者に意思表示が

できない状態でした。

親を手足として使い、自分の言葉も母親の口で語らせるのです。

 

 

このように、いざ問題が生じた時、親が手足を動かす具体的な行動を起こさなければ、子どもたちは、

落胆し、やがて絶望から怒りに変わります。

 

 

暴力にたいしても、じっと打たれ耐え忍ぶといった対応をしている場合がありますが、これはあまり

感心出来ません。

 

 

子どもたちの暴力行為は、ほとんどが何らかの訴えです。

言葉という手段をうまく利用できない子が、暴力という手段を選びます

つまり、目的は親に苦痛を与えることではなく、訴えに気づいてほしいのです。

 

 

それなのに、ただじっとしていられたら、火に油をそそぐようなものです。

訴えを読み取ることが必要です

ただ、もとより言葉でうまく自己表現ができない子ですので、親から尋ねても答えてくれないことも、

決して少なくありません。

 

 

そのことが動けない(かない?)理由(口実)になっている場合がありますが、話してくれなければ推察

していけばいいのです。

仮説を立て検証していくのです。

 

 

理解を深めていき「こうではなかろうか?」という仮説のもとにアプローチをかけていきます。

それに対しての子どもの反応から、真偽を確認していくのです。

 

 

叩けよ、さらば開かれん!求めよ、さらば与えられん!」です。

問題に対しての対処の仕方が子どもから試されているのですから。

 

 

失敗しない親が信頼されるのではなく、失敗に適切に対処できる親が信頼されるのです

 

 

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7月6日 (要予約 0120-870-996)
熊本市総合保健福祉センター 

 

7月7日 (要予約 0120-870-996)
和水町中央公民館

 

  

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